リパラオネ/リパラオネ料理/パーレーリェト - 総合創作サークル「悠里」 | 言語中心世界観創作グループ

チリソースが添えられたパーレーリェト

パーレーリェト（理：parlerliet、淮：banfalé）とは、小麦粉をぬるま湯で練って作った比較的厚めの生地で、様々な具材を包んで茹でたダンプリングの一種。

目次

名称

　リパライン語でのパーレーリェト（parlerliet）は、「包む（parl）もの（-erl）を焼いたもの（-iet）」に由来する。本来 "-iet" は、直接加熱したもの（"lyxiet"「卵焼き」など）を指すため、この料理名は通常の語法ではない。このため、この料理はラネーメやリナエストに由来すると主張する料理研究家も存在する。
　ヴェフィス語のバンファール（banfalé）は、古典リパライン語の"banfu"（食肉）と"barl"（包む）に由来し、この料理の餡が肉を主体にしていることを反映している。ヴェフィス文化圏で作られるパーレーリェトには、肉餡が多いためであろうと考えられている。

概要

調理前のバーレーリェト

　ユエスレオネ連邦を中心に家庭でよく作られる料理の一つである。一般的にはみじん切りにした肉とスパイスを主体としたものが多いが、バネアートなどを包んだ甘いパーレーリェトも存在する。肉餡を主体とする主食的なパーレーリェトには、ヴェリード(velird）やヴランジェターネ(vrandzetarne）が添えられ、味変が可能であることが多い。生地の味付けは塩など単純なものが普通だが、前者のスパイスや香草を練り込んだりしたパーレーリェトも存在する。
　現世のペリメニや水餃子に似るが、生地が厚めのため、つるりと食べられる前者とは食べごたえは異なる。甘い餡を入れたパーレーリェトは南インド料理のKozhukkattaに食感等が似る。

消費・保存

　家庭では一気に作って、数日以内に消費される。茹でられたパーレーリェトは食べられなかった分を冷蔵庫などで保存され、再加熱することで食卓に提供される。保存が長いと再加熱の過程で、具が飛び出したりしたりするため、その場合はスープやソースなどを掛けることが多い。