Dinai toqnsunaq lan je moqtue karam Kas.
Fo semdis bur aqrtair di bwinz avtarar
Ehon syuntasaq: bwinz o Raqostsan en wavs’


これらの韻脚はおそらく彼女のためなのだろう。
彼らの原点回帰のための団結をめぐる戦いを
私は語ろう。一筋の糸のような彼らの正義を。


――Bwa H'ansum Ro'raaos - 1. Sokaunar'n Sukung Phaatar
正義ある処(有:Bwa H'ansum Ro'raqos)とは、ユーゴック語によって書かれた叙事詩。略称としてはbhrが用いられる*1


概要

ユーゴック語文学の中で最も長い叙事詩であり、ウェーヘリートル韻律Weqheriqtor)で書かれる。トイター暦530年以来のスステ時代におけるトイター教徒の戦役――すなわち、マフ=スカルムレイの暗殺事件以来の歴史を描く。作者はレイトル=クントイタクテイReitor=Kuntoitaktei、1409-1518)で、彼女はハグナンに住むシャスティであった。彼女はスケニウ・イルキスの主の五女であり、詩人かつ作家、学者であった*2。いわゆるスカルムレイ中心主義を掲げていた*3

枝葉末節

  • 「行く」という語に関して、通常なら "ikaphup" という語を用いるところを韻律の関係で "jei" を用いる*4
  • デュインにおけるユーゲ系リパラオネ人の英雄叙事詩『義の詩篇』の源流となった。
  • TRPG:ADCs『救済の聖女(悠里)』の描写に影響を与えている。「彼の最期を起こせ」(“Pu karn der johei!”)という原文をリスペクトし、処刑シーンで民衆が「彼女の最期を起こせ」と叫んでいる。

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最終更新:2025年05月06日 21:48