ブラーイェ(理:blarje)とは、複数の作品に登場する概念・存在。
概要
ブラーイェは
現代標準リパライン語で
「胎盤」を指す一般名詞である。しかし、古代から現代までの間に一種の神秘的な存在であるとして作品の中に登場することがある。本項では、一般名詞としての胎盤ではなく、左記の存在について解説する。
各作品におけるブラーイェ
アルダスリューレの行
zueu, <la mi'd naj veles dzarto lax dolum'st zueu ni fark darf da>
mal la aldas da firlex ny la l'
zueu, la tenpes da fal la lex'deu da darfen la farker i es alfal maleu harmie es lax la alfal la cirlass
me la l''s m'es la darfen la farker,
pi'en'deu xanal'deu fegardeu io darf m'is da malnef,
dotyrler lanermej klie niv liax ly「我が娘は砂塵使いのドルムに攫われたのだ」、
するとアルダスは次のことに気づいた、
つまりその砂塵使いの噂は人工に膾炙していて、
何が有名かというとそれは砂塵使いであるということだった、
東の公国辺境では砂嵐が酷くなり、
ラネーメの商人は来なくなったという、――
Leiju fon aldasryrle 37-42te leiju
アルダスリューレの行では、ブラーイェのという名前について言及はされないが「砂塵使いのドルム」(dolum'st zueu ni fark darf)として敵として登場する。伝統的な解釈では、これがブラーイェの原型なのではないかと考えられている。
レーネガーディヤ
mi lecu tals la akrapt’i la l'dyeu da fal xut.
berxa's sietiv farfelol'tjeu venalstan io.
ny la l'd liest io kjilf fal la fhasfail, dolum feus.
nyrlestenerstan'd la ferlk's es la blarje'c.その祝福を以下に語ろう
ベーシャは普通にその村落に住んでいた
そのとき、いつのことだったかドルムが現れた
かの不浄の名はブラーイェである――
Lerne.1:1 1:8
レーネガーディヤにおいては、ブラーイェという名が言及される。これは村落を襲ったドルムとして紹介される。主人公がアレフィスの祝福を受けている理由として、このドルムを撃退したという物語が語られる。
ボクたちの言葉が忘れられるこの世界は間違っているにおけるブラーイェは、
ウェールフープによって自動制御される巨大な砂像として登場する。伝承に登場するブラーイェはおそらく、上記の正史におけるブラーイェに影響されたものであると考えられ、砂像は別に制作されてこの伝承に由来して命名されたものであると考えられる。
以下は、各話における枝葉末節の情報である。
- #1
- 瀬小樽を守る魔導守護者の話である。シェオタル人が滅びようという時、悠久の時を越えて復活し敵を滅ぼす。シェオタル人を滅ぼそうとする憎悪と悪意のある者は、守護者たちによって薙ぎ倒される。
- #11
- サルニャフ=グスタフィスが伝承の継承者である。
- ブラーイェ伝承の始まりは倍良月村(瀬:Бэррагард)である。
- 伝承朗唱の一部
「Бларергэн снэник кле фал калцэнэнил да.」
「Шэоталэн вилгалнисо ёнус'ит лай
фвай лу нисзэ'с мак пэн шэлэрл да фал лест ат !」
- #19
- ブラーイェ伝承はシェオタルの各地域に伝わる国を守る守護者の伝統的な伝承である。
- #28
- ブラーイェ伝承の派生形にはブラーイェの実体を砂像として描写するものが多い。
- #34
- 攻撃してもその傷はすぐに癒えるという砂像の特徴はブラーイェ伝承の内容に含まれる。
- #38
- 『ブラーイェの自壊』
「ブラーイェはその身体を魔力的な粒子によって構成されていると思われる。この粒子は物理的攻撃を受けても、当初の魔法的命令に従って、自身を再構成する。ブラーイェの自壊には二種類の方法があり、一つは敵性民族と認識された民族の殲滅。もう一つは、魔法的命令に矛盾を発生させて自壊させることである。これにはシェオタルの血統を保持するものが呼びかけを行うことが一般的である……」
ブラーイェを起動する際には、シェオタル人が目的を命じて、ブラーイェ側が承認して起動する。ブラーイェが伝承に由来するものであるため、安定運用のためには古来からの命令を使う。
- #39
- ブラーイェはシェオタル人が近くにいれば、破壊行為を避ける。守るべき同胞を巻き込まないためにその動作を一旦止める。
- 伝承に描かれた停止の命令「С'пуснист ла бларести, со'д харк'с но'с мол нив да.」
最終更新:2024年12月28日 08:00