再教育もしくは適正化教育(理:kantiesko)とは、第一次社会主義ユエスレオネ時代に行われた市民への虐待・拷問の一形態である。


概要

再教育装置のモデルの一つ、強力な電流が
流れ、神経細胞に刺激を与えることで記憶
を失わせる
 ユエスレオネ革命からショレゼスコまでに連邦全土で広く行われた虐待・拷問行為である。連邦政府やその政策に反感を持つ一般市民を「教育」の名目として、拘束して再教育装置(理:kantieskaxm)と呼ばれる装置を付けて、記憶を消して連邦への忠誠を「教育」しなおすということが行われた。
 行為者は記憶を失っていることから、再教育が行われたことを覚えていないことが多かった。また、元あった人間関係ではなく当局が指示した別の住居や労働に当てはめられたり、社会票(第一次社会主義時代におけるユエスレオネの戸籍に相当する文書)の名前まで変わってしまっているケースなども存在した。このため、本人がこのような行為を行われたことを訴えることは少なく、過去を思い出すなどして虐待・拷問を訴えたところで再度再教育所に戻されるだけであるというトラウマを負ったまま生活する者が多く。当時から民主化以後も真相究明は遅遅としていた。
 しかし、民主化後は抑圧的な権力から解かれた民衆運動が盛んとなり、様々な事実が白日の下に晒されることになった。
 第三政変以後は、明らかに連邦憲法第二章の12条*1に違反している違憲政策であったとして問題となり、学生運動の中でも反社会党の傾向を持つ集団は示威運動の中で度々話題とした。
 ウォルツァスカイユ政権以降、憲法裁特別法廷において連邦革命時犯罪追求委員会による「継続解明事業」(理:atakarsergo)が行われ、関係者の一部は告訴されるなどした。

枝葉末節

  • Xelkenが同様の手法を昔から行っていたということが分かっており、ユエスレオネ革命以前はどのような国家でも行われていた手法だったようである。はふりの書には、Xelkenが再教育装置を用いているところが記述されている。

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用語 歴史 政治
最終更新:2024年10月30日 00:46

*1 国家による拷問と非人道的刑罰の禁止を宣言する条文