ブルミエント・チャウデ語
ヴェフィス語: Bloument-chauté
ブルミエント・チャウデ語:Blumient-Chaude
言語系統 リパラオネ語族
ヴェフィス語派
話される国 ヴェフィス共和国
話される地域
話者数 35万人以上
公的地位
公用語 なし
統制機関 ブルミエント協会(Le Tuhait Blumiado)
ブルミエント・チャウデ語(貴:L'haibn Blumient-Chaudado, Blumient-Chaude)とは、リパラオネ語族・ヴェフィス語派に属する言語のひとつである。ヴェフィス語フラッドシャー語と同様に古典リパライン語から派生した言語であるが、フラッドシャー語よりもヴェフィス語に近い地位にあるとされる。
 ヴェフィス共和国政府は長年「ブルミエント・チャウデ語はヴェフィス語のブルミエント・チャウデ方言であり、ブルミエント・チャウデ人というのは分離勢力による内政干渉である」という立場を続けていたが、2004年以降はブルミエント協会の努力により、マイヌシュ・ヴワ州の様々な場所でブルミエント・チャウデ語による情報が得られるようになり、州議会でもブルミエント・チャウデ語による答弁が認められた。しかし、公用語の地位はどこからも認められていない。


概要

 ブルミエント・チャウデとは、「宮廷国家」という意味を表している。これは中世ファイクレオネにおけるエスタール時代の宮廷文学の時代を指し示している。具体的な文献は殆ど残されていないが、8世紀以降にヴェフィス語と共に分岐した。おそらく、ヴェフィス系民族の一部が独自に発展した言語がこの言語であり、名前に残されている通り「公国」の宮廷で用いられた文学語であったことが見て取れる。
 近代に入って以降はヴェフィス近代市民革命の影響を強力に受けてしまい、ブルミエント・チャウデとしての伝統を厳しく取り締まられることになった。ヴェフィス共和国の教育方針も方言や少数言語を子供の害と見做して話させないようにしていた。教育現場では方言札として木の板が首に掛けられる場合もあった。この板が掛けられた生徒に対する体罰も恒常化し、深刻な人権侵害を起こした。現代に至るまで、大厄災以降のブルミエント・チャウデ語話者たちはヴェフィス共和国のマイヌシュ・ヴワ州(小島州とも)に集中して居住するようになっていたが、民族自決的な権利も、言語保全活動も行われていなかった。
 しかし、2003年に入ってユエスレオネ連邦東諸島共和国連合が接触して以降、このような状況を連邦が批判し続けたためにヴェフィス政府も方針を変更しつつある。
 2004年にブルミエント・チャウデ人であるリナ・クルーダシエが中心となり、ブルミエント・チャウデ語を教育や商業の場で使うことを促進することを目的に「ブルミエント協会」が結成され、それ以降はヴェフィス共和国内でも自治の範囲内で振興が行われているという。しかし、デュイン総合府で母語教育が回復した2025年以降も、ヴェフィス共和国はブルミエント・チャウデ語を公用語とは認めていない。

書記体系

 表記方法はブルミエント協会のリナ・クルーダシエ方式と古典的な表記方式、その他多数の変種が存在しており、一定していない*1。殆どは、ヴェフィス文字によって綴るが、一部の過激派はヴェフィス語支配の残滓としてデュテュスン・リパーシェ表記への移行を主張しているが大きな声にはなっていない。

関連項目

関連リンク

最終更新:2025年11月10日 11:39
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