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セパル (Separ):ウェパル (Vepar, Vephar)とも。悪魔学における悪魔。17世紀のグリモワール『レメゲトン』の第一書『ゴエティア』では42番目に記載される。地獄の29の軍団を率いる公爵。女性の人魚の姿で現れる。水域の支配、武器弾薬を満載した武装船団の誘導、召喚者の求めに応じて海に大嵐を巻き起こしたり船団の幻を出現させる、人の傷口を化膿させて蛆をわかせ三日で死に至らしめるといった力を持つ。
同じく『ゴエティア』に記載されている悪魔ゼパル (Zepar)と名前が似ているため混同されやすい。
ハルパス (Halpas):ハルファス (Halphas)とも。悪魔学における悪魔。17世紀のグリモワール『レメゲトン』の第一書『ゴエティア』では38番目に記載される。地獄の26の軍団を率いる伯爵。ヒメモリバトまたはコウノトリの姿で現れる。しわがれた声で話す。塔または町を建設し武器弾薬で満たす、軍勢を命じられた場所に送り込む力を持つ。
ブエル (Buer):悪魔学における悪魔。17世紀のグリモワール『レメゲトン』の第一書『ゴエティア』では10番目に記載される。地獄の50の軍団を率いる総裁。姿に関しては様々なパターンがあり、『ゴエティア』では 人馬宮のシンボル、『地獄の辞典』では星か車輪のような五本の脚を持つとされる。『地獄の辞典』第6版以降の挿絵ではライオンの頭と5本のヤギの足を体の周りに持つ姿で描かれており、これが一番有名な姿。ヒトデの姿とされることもある。自然哲学、道徳哲学、論理学、全ての薬草の薬効を教える。望ましい使い魔を授けたり、病の治療、特に病気の人間を健康体に戻す知識に通じているという。
シャクス (Shax, Chax):シャックスとも。悪魔学における悪魔。17世紀のグリモワール『レメゲトン』の第一書『ゴエティア』では44番目に記載される。地獄の30の軍団を率いる侯爵。コウノトリまたはヒメモリバトの姿で現れる。しわがれているが繊細な声で話す。召喚者の命に応じて人の視覚・聴覚・理解力などの知覚を奪う、金や馬を盗み出す、優れた使い魔を与えるといった力を持つ。また、神聖な事柄や悪魔達が守っていない隠された財宝のことを教えてくれる。召喚者に対し、忠実で従順であると約束するが、魔法陣の三角形の中にいない限り噓をつくという。
ザレオス (Zaleos):サレオス (Saleos)とも。悪魔学における悪魔。17世紀のグリモワール『レメゲトン』の第一書『ゴエティア』では19番目に記載される。地獄の30の軍団を率いる公爵。公爵の宝冠を被りワニに乗った雄々しい騎士の姿で現れる。見た目に反し立ち振る舞いは穏和。男女間に愛情を芽生えさせる力を持つ。
バルバドス:おそらくはバルバトス (Barbatos)。悪魔学における悪魔。17世紀のグリモワール『レメゲトン』の第一書『ゴエティア』では8番目に記載される。地獄の30の軍団を率いる伯爵にして公爵。トランペットを持った4人の王を従え、狩人の姿で現れる。魔術師の財宝の隠し場所を知っている、動物の言葉を理解する、過去と未来をよく知り、友情を回復する力を持つ。『悪魔の偽王国』によると堕天前は力天使または主天使とされる。『地獄の辞典』の著者コラン・ド・プランシーはバルバトスを ロビン・フッドの変形であるとみなしている。
なお、バルバドス (Barbados)だとポルトガル語の「髭の生えたもの」という意味の言葉となり、同名のカリブ海の国の名前の由来でもある。
オズ (Oze):オセ (Ose, Osé)とも。悪魔学における悪魔。17世紀のグリモワール『レメゲトン』の第一書『ゴエティア』では57番目に記載される。地獄の3または30の軍団を率いる総裁。ヒョウの姿で現れるが、その後人間の姿になる。召喚者に教養学を教え神学や隠された物事に関する質問に正しく答える、人間を変身させる、凶器をもたらすといった力を持つ。オセの力を受けた人間は自分が王や教皇であると信じ込んでしまうという。
オリアス (Orias):悪魔学における悪魔。17世紀のグリモワール『レメゲトン』の第一書『ゴエティア』では59番目に記載される。地獄の30の軍団を率いる侯爵。強壮な馬に乗り右手に二匹の大蛇を携えた蛇の尾を持つライオンの姿で現れる。惑星の在り処を知り、星の効能を教示する、人を変身させる、地位を与え友人や敵からの好意をもたらす力を持つ。星に関する力を持つため占星術と結び付けられることもある。
グラキヤ・ラボラス:おそらくはグラシャ=ラボラス (Glasya-Labolas)。悪魔学における悪魔。17世紀のグリモワール『レメゲトン』の第一書『ゴエティア』では25番目に記載される。地獄の30の軍団を率いる総裁。グリフォンのような翼を持った犬の姿で現れる。人文科学の知識を与える一方で殺人の達人であるとされる。過去と未来をよく知り人を透明にする力を持つ。
カスピエル (Caspiel):鬼神学に登場する精霊。ソロモン王が従える「ソロモンの精霊」と呼ばれる31の精霊の1体。17世紀のグリモワール『レメゲトン』の第二書『テウルギア・ゴエティア』では南方の大皇帝とされ、200人の大公爵と400人の小公爵を従えている。また、ヘブライ語の『第三エノク書』に記載される天使カフシエル (Qafsiel)はカスピエル (Qaspiel)とも呼ばれる。この天使は『天使ラジエルの書』にて月を司る天使とされている。
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