【非公式】冥王様が通るのですよ!Wiki

アルベインの杖

最終更新:

meioh_unofficial

- view
管理者のみ編集可
アルベインの杖

アルベインの杖は、スバロキア大帝国に仕えた『勇者』アルベインが残した、獄王ベルオルグを封印する杖である。本項では、帝国が開発した制御結界装置「竜杖」についても述べる。

由来と経緯

アルベインの杖は、覚醒魔装士アルベインが顕現させた武器型魔装に由来する。帝都アルダールに迫った獄王ベルオルグを封じるため、アルベインは自らの命を代償として、魔装の杖を核に封印を施した。

通常、武器型魔装は持ち主の死とともに消滅するが、この杖は封印対象である王の魔物の魔力を吸収し、封印の維持に転用する構造を備えていた。これにより杖の封印は半永久的に機能し、後世にはスバロキア皇室の管理下に置かれた。

帝国末期には、この封印を部分的に解放して獄炎を兵器化する竜の目覚め計画が立案され、杖を親機として16本の制御結界装置「竜杖」を子機として運用する仕組みが構築された。しかし最終的に流路術式が獄炎によって焼損し、封印は破綻。獄王ベルオルグが復活し、帝都アルダールの壊滅を招いた。

機能

アルベインの杖の本来の機能は、王の魔物を完全に封印することである。封印の仕組みは、対象の魔力を吸収して封印の維持に転用するもので、これによって所有者の死後も杖は消滅せず存続した。

帝国末期には、封印を意図的に緩めて獄炎魔法を外部へ放出する軍事利用が図られた。安定運用のため、親機たるアルベインの杖と16本の竜杖(子機)を連結する方式が採られ、竜杖は獄炎魔法を射出する砲台として機能した。

しかし、流路となる術式は獄炎の魔法魔力に耐えきれず焼損し、結果として本来の機能であった封印が破綻した。
ウィキ募集バナー