野原ひろし

「野原ひろし」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

野原ひろし - (2024/12/01 (日) 20:29:02) のソース

#image(hiroshi.jpg,width=300,title=日本のサラリーマンのド根性を見せてやるぜ!)

&font(22,b,i,#00008b){「俺の人生はつまらなくなんかない!}
&font(22,b,i,#00008b){ 家族がいる幸せを、アンタ達にも分けてあげたいくらいだぜ!」}

臼井儀人氏の漫画『クレヨンしんちゃん』の登場人物。
[[野原しんのすけ]]と野原ひまわりの父にして野原みさえの夫。
秋田県出身の35歳で、一人称は「オレ」。
担当声優は長らく[[藤原啓治>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:藤原啓治|]]氏が務めていたが、病気療養により2016年からは[[森川智之>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:森川智之|]]氏が代役に。
しかし藤原氏は声優業への復帰は果たすもひろし役には復帰する事なく2020年に死去したため、正式に森川氏が2代目となった。
父は「銀ノ介」、母は「つる」。
他に「せまし」という兄が居るも長らくアニメには登場していなかったが、2022年の30周年スペシャルでようやく登場を果たした。
&s(){みさえの妹むさえと同じく名前が酷過ぎると言わ[[ざるを得ない>お覇王]]}
|比較動画(1:06~)&br()&youtube(https://youtu.be/MoLo1C-aUSA?t=66){320,240}|

勤めている会社は「アクション商事」(アニメでは双葉商事)で、役職は営業二課の係長。
上司に部長(本名不明)、部下に川口、草加ユミ、鳩ヶ谷ヨシリンがいる。
ちなみに川口は当初アニメオリジナルキャラクターであり、後に原作に逆輸入された。
アニメではしんのすけが1等一億三千万円の宝くじを「父ちゃんの年収20年分」と発言するシーンがあり、
計算すると&b(){年収650万円(ボーナス込み16ヵ月分と考えると月給40万円)}というかなりの高級取りという事になる。
原作開始が[[バブル景気>car]][[真っ只中>ロボコップ]]だったため、妻子含む周囲から「安月給」扱いされていたが、
バブル崩壊後の長引く不景気により、[[今や視聴者から&b(){勝ち組}扱いをされている状況になっている>ホーマー・シンプソン]]。&link_anchor(*1){*1}

厳しくヒステリックな妻みさえとは対照的にのんびりとした性格。
おまけに父・銀ノ介譲りの女好きで、しんのすけと同じく美女に鼻を伸ばしてはみさえにげんこつやビンタを喰らっている。
だが、みさえが下ろした給料を紛失してしまった際は、「そんな事か」と笑って許した他、
拾ったライターで火遊びをして火事を起こしかけたしんのすけとマサオくんを咄嗟に助けた後、
二人を厳しく叱り付けてから「次からは自分を呼べ」と続けるなど、みさえと同様に良き大人としての一面もしっかりとある。
なんだかんだ言いつつもみさえのことは心から愛しており、
幼稚園のバザーイベントにて売れ残っていたみさえの手作りの不格好なマフラーを、彼女が席を外した間に来園してこっそり購入したり、
みさえのひまわり妊娠を期にすっぱりタバコ断ちするなど愛妻家でもある。
なお、女子からはあまりモテない反面、[[オカマ>イギス]]や[[同性愛者>阿部高和]]とは何かと縁があり、
映画『暗黒タマタマ大追跡』や『栄光のヤキニクロード』では彼らの力を借りながら奮闘する場面も。

そんな彼の最大の武器と言えば、何と言っても&b(){足・靴下の臭さ}だろう。
本人は鼻歌で「俺の靴下はジャスミンの香り~」とふざけて歌っているが、その臭いは&b(){対人兵器}として機能する。
しんのすけが下駄箱の掃除をした際に失神しかけた他、ウナギのつかみ取りにあたって水中にいたウナギが臭いを察して逃げ出した。
みさえは愛の力で耐えながら洗濯をし続けている。&s(){[[やっぱり愛だよね!>愛乃はぁと]]}
(東武百貨店池袋店がしんちゃん展を開いた際、ひろしの靴下をセガトイズが「ひろしのくつ下臭シート」として再現した事も。&s(){何故作った}
 しかも靴下消臭剤のパッケージにひろしの顔が使われてしまっている)
//商品名は「くつ下」ではなく「靴下」
TVスペシャル回や映画では話の規模も大きくなる関係上、臭さが超常現象レベルになっており、
-相手を失神させる武器として使用するが自分も耐えられずガスマスク常時装備、&br()終盤本人含め記憶喪失の家族全員がまともに嗅いだ事で記憶を戻す(TVスペシャル『[[クレヨンウォーズ>ダース・ベイダー]]』)
-味方陣営によって気絶に追い込まれた敵が、嗅がされた事で[[復活>リザレクション]]してしまう(劇場版『ブリブリ王国の秘宝』)
-ひろし自身が「なつかしさの匂い」で幼児退行状態になった際、&br()しんのすけが「今の臭い」と称して靴を嗅がせた事で正気に戻る&link_anchor(*2){*2}(劇場版『モーレツ!オトナ帝国の逆襲』)
といった、恐るべき効果を発揮。
また、剃られて生えかけの髭は大根を削り、時にうっかり自分の指を切ってしまうほど硬い。

#region(テーマパークに来たみたいだぜ テンション上がるなぁ~)
#image(昼メシ.jpg,width=200,title=俺は野原ひろしだ、誰が何を言おうと野原ひろしなんだ)
2015年からはまんがタウンにて塚原洋一氏によるスピンオフ『野原ひろし 昼メシの流儀』が連載開始。
某ロンリーグルメ漫画のようにひろしが様々な場所で昼食を食べるというものだが、&b(){何故か絵柄はリアル調。}
そのせいでひろしは[[目が死んでいる>聖徳太子]]ようにしか見えず、
上記のコマは&b(){「『ナポリタン』に『ピラフ』というコードネームの者を始末しようとしている[[暗殺者>アサシン]]にしか見えない」}と評判。
&b(){「自分を野原ひろしだと思いこんでいる一般人」}というニックネームを付けられ、
&b(){「俺は野原ひろしだ 誰が何を言おうと野原ひろしなんだ」}と言わせたコラ画像まで作られる始末。
また絵柄の違和感を抜きにしても、「なんで&s(){こづかいが少ないという理由から}愛妻弁当派のひろしが外食しまくっているんだ?」という批判もある。
ちなみに塚原氏は映画のルポ漫画などで原作に寄せた絵柄でキャラを描いており、何故『昼メシ』に限りこのような絵柄で執筆しているのかは謎。
『アクション仮面』(絵:西脇だっと)が本作以上にリアル調([[アメコミ]]調?)な事も考えると、原典と混同されないための縛りがあるのかもしれない。

#image(俺は野原ひろしだ.JPG,width=250,title=みさえに「すみません、人違いでした」なんて言われるバージョンもあったり…)

|[[ゆっくり考察>ゆっくりしていってね!!!]]みたいだぜ テンション上がるなぁ~&br()&nicovideo(sm34717716)|

なお、作者の塚原氏は本作が&s(){やや批判寄りに}ネタ扱いされている事を把握しているらしく、
氏自らが執筆した日本一ソフトウェアのゲーム『屍喰らいの冒険メシ』の販促漫画は本作のセルフパロディとなっている。
#endregion

#region(初代担当声優・藤原啓治氏に関する余談)
放送開始から20年以上に亘ってひろしを演じてきた藤原氏を代表するキャラであり、氏が演じるキャラ全般を指して&b(){「ひろし」}と呼ばれる事が多い。
その影響からか、劇中にて俳優や政治家などと役割を変えて本人の名を冠したモブが時折出て来たり、
Blu-ray版『逆襲のロボとーちゃん』のCMにおいて同氏が顔出し出演した事も。
また、本編では同氏が他作品で演じたキャラや作品のパロディが盛り込まれる傾向もあり、
次回予告では『交響詩篇エウレカセブン』のネタを披露したり、[[アイアンマン]]のコスプレをした回も(この回は既に森川氏に交代済)。
スパロボでは声優ネタで[[ドロシー(CV:矢島晶子)>ビッグオー]]から&b(){「父ちゃん…」}と呼ばれ、
『エウレカセブン』で演じたホランド・ノヴァクが「その&b(){声で}言うな!」とツッこんだ事もある。
|Blu-ray版『逆襲のロボとーちゃん』CM&br()&nicovideo(sm35548417)|

ネタ方面では、『[[キングダムハーツ>ソラ]]』シリーズの[[アクセル>アクセル(キングダム ハーツ)]]、『[[機動戦士ガンダム00>ガンダムエクシア]]』のアリー・アル・サーシェス、
『[[ジョジョの奇妙な冒険]]』のエシディシ、『[[戦国BASARA>戦国BASARA X]]』の松永久秀のように、
藤原氏が演じる悪役に何故か火や炎、熱などに縁のあるキャラが妙に多く、彼の名前をもじった&b(){「焼け野原ひろし」}という派生版も存在。
『[[とある魔術の禁書目録>上条当麻]]』の木原数多を演じた際には「[[野ォォォ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!>一方通行]]」とネタにされた事も。
(元々はサーシェスがアザディスタン王国首都を焼き討ちした事が由来(近代建築なので流石に「焼け野原」になってはいない))。
また、『アーマード・コアV』の主任を演じた際には、「主任」という名前がひろしの役職である係長よりも下の役職という意味でも使用されているため、
&b(){「ひろしが主任に降格された怒りで闇堕ちした」}とネタにされた事も。
国民的アニメの父親キャラの代名詞的存在というイメージから、『[[鋼の錬金術師>エドワード・エルリック]]』のマース・ヒューズ等、
他の作品で父親キャラとして出演する機会も少なくないものの、
氏がファンタジー系・バトル系の作品に登場する場合は戦闘狂な悪役の声を充てる事が多かった。
#endregion

#region(二代目担当声優・森川智之氏に関する余談)
森川氏に交代となった時期がちょうど『[[ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない>東方仗助]]』のアニメ放送中で森川氏が[[吉良吉影]]の声を担当していた事もあり、
&b(){「吉良吉影が野原ひろしと入れ替わった」「[[オラのとーちゃんはとーちゃんじゃないゾ>>https://dic.nicovideo.jp/a/オラのとーちゃんはとーちゃんじゃないゾ]]」}とネタにされた。
また『[[ニンジャスレイヤー]]』の主人公とも声が同じである上に、
&b(){「クレヨンしんちゃんの野原ひろしがニンジャに復讐していく話だと思ってください」}とほんやくチーム直々に作品説明がされており、
そっち方面でもネタにされている。
どちらも「父親」と「家族」が重要なポイントとなっており、
-片や妻と二人の子供に囲まれ、世知辛い世の中で懸命に生きる&b(){サラリーマン}
-片や妻と子供をニンジャに殺され、その後社会的にも名誉を失わされた&b(){サラリマン}
と対極に位置するとしか言いようがない。&s(){幸か不幸か[[仮面の下の涙を拭う様な>テッカマンブレード]]ネタはまだ無い}
ちなみに、吉良吉影が入れ替わった人物である川尻浩作は、命と顔を奪われて妻と息子の命も危ぶまれたが、
正体を知った息子の[[命懸けの行動>ジョルノ・ジョバァーナ]]によって守られ、偽者亡き後は行方不明扱いになった&b(){うだつの上がらないサラリーマン}だったりする。

余談だが、森川氏は藤原氏とも共演する機会が多かった他、
藤原氏から直々に&b(){「ひろし役を任せられるのはお前しかいない」}という旨の手紙を受け取ったの事
(であるので、当人同士の間では当初から代役ではなく二代目のつもりであったようである)。
また前述の『交響詩篇エウレカセブン』のホランド・ノヴァクやアイアンマンの吹替等、藤原氏の持ち役を数多く引き継いでいる
(ただしアイアンマンに関しては今の所藤原氏がフィックスとなっていたロバート・ダウニーJr.氏ではなく、
 別の役者が演じている若い頃のトニー・スタークに限られている為、正式に藤原氏の後を引き継いだとはやや断定しかねるが)。
#endregion

同じく国民的長寿アニメの先輩である『[[ちびまる子ちゃん>さくらももこ]]』でもまる子の父の名前が「さくらひろし」なので、何かと比較されがち。
&s(){あと、[[彼>ルーデウス・グレイラット]]の父親(転生後の方)も声が二代目ひろしで[[嫁とプロレスごっこに勤しむ様子>セクロス]]が描写されてたせいもあって時にネタにされる}
またニコニコ動画では、フリーゲーム『呪いの館』の主人公が野原ひろしに似た風貌である事から&b(){「[[ひろし]]」}の愛称で親しまれている。


&font(22,b,i,#00008b){「自分の子供に『くたばれ』って言う親がどこにいる!}
&font(22,b,i,#00008b){ 親は子供に『生き抜け』って言うもんだろうが!!」}

----
**MUGENにおける野原ひろし
#image(hiroshi.gif,title=出張・残業・朝一会議、何でも来いって気分になってきたぜ!!)
Hayabusa氏によるキャラが「MUGENでーたうpしおうぜ part4」にて公開中。
長年『呪いの館』の[[ひろし]]が彼の代役を務めていたが、満を持して本人のMUGEN入りとなった。
手描き[[ドット>ドット絵]]で作られており、ワイシャツに茶色のズボンというフォーマルな出で立ち。
ゴルフクラブで攻撃したり[[名刺を投げたり>マカオとジョマ]]とファンならニヤリとできる技もある一方で、
何故か&b(){ショットガンやグレネードランチャーを撃つ}技もある。&s(){[[格ゲー補正]]と言ってはいけない}
[[AI]]は搭載されていない。

余談だが、ニコニコMUGENでは[[上司>イグニス]]と[[部下>マキシマ]]に恵まれない「中間管理職」なポジションの人物達が[[報われない苦労人的な意味合いでネタにされる>クリザリッド]]中、
ひろしは「係長」という[[公式設定の中間管理職>プロデューサー]]でありながら、上司や後輩に恵まれている数少ない人物だったりする。


&font(22,b,i,#00008b){「なんだそんなことだったのー、いきなり踊りだすからもっとすげえことかと思ったぜ。}
&font(22,b,i,#00008b){ そりゃ一月分はちょっとキツイけど、また頑張って稼ぐさ!}
&font(22,b,i,#00008b){ 俺、みさえとしんのすけが無事ならあとはどうってことねぇって思うもん」}

***出場大会
#list_by_tagsearch_cache([大会],[野原ひろし],sort=hiduke,100)
#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[野原ひろし],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[野原ひろし],sort=hiduke,100)
}
//***出演ストーリー

----
&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}} 
とは言え、流石に[[バブル期>舞野舞]]でも35歳で月給40万円を安月給呼ばわりは&s(){[[思い上がったイケイケ女>美神令子]]でもなければ}流石に有り得ない。
「年収20年分」に関しては5歳児が[[てきとー>アンヘル]]に言っただけと思われる
(5歳児で「13000÷650=20」という計算が出来る事自体が無茶だし……でもしんのすけなら出来るかもしれない)。

同類として『サザエさん』の[[磯野家>磯野波平]]も、都心に下町が点在した昭和のノリのまま家を構えているため
([[葛飾区>両津勘吉]]や足立区あたりだと、昭和50年頃までは畑も多かった)、
今となっては「世田谷区桜新町に庭付き一戸建てなんて資産家だろ」と突っ込まれたりも(一説によると土地の資産価値は1億円以上)。

余談になるが、常に「現代」を舞台としている『サザエさん』や『クレヨンしんちゃん』とは違い。
-『三丁目の夕日』:昭和30年代
-『[[ちびまる子ちゃん>さくらももこ]]』:昭和49年(+静岡県清水市在住)
とこれらは年代が固定されているため、[[こういうツッコミ>春麗]]は起きていない。
&s(){『[[ドラえもん]]』の[[野比家>野比のび太]]は借家なのでノーカンって事で。それでも家賃が高いはずだが。&br()ちなみに、まる子の父親の方のひろしは&b(){職業不詳}である(モデルとなった作者の父親は八百屋だったらしいが、作中では少なくとも店はやってない)}

別の例としては『焼けあとの元気くん』は「父親が小学生の息子と娘に自分の子供時代(昭和20年代)を語っている」と言う設定だったが、
[[連載の長期化>島村ジョー]]に伴い「1940年頃に生まれたアラフォー?今年は2002年ですよ」と言う矛盾が生じたため、
『元気くんPART4』ではタイムマシンまで持ち出して[[設定変更を宣言した>デッドプール]]。
アニメ『[[ルパン三世]]PART2』(1977年)でも銭形警部の[[しつこさ>シグマ]]に対しルパンが「流石昭和一桁(1934年)生まれ」と揶揄っていたが、
PART3(1984年)ならまだしもPART4(2015年)以降では無理がある設定だろう。

&aname(*2,option=nolink){&color(red){*2}} 
その後、ひろしは黒幕・ケンとチャコを冒頭の台詞で諭しているので、
劇場版シリーズの「何気にこれが無かったらしんのすけ達がヤバかったもの」の1つである。

----
//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//|CV:藤原啓治|,|CV:森川智之|,父親,ヒゲ,日本人,サラリーマン,黒髪