#image(d_kabuto-3.jpg,width=450,title=漆黒のカブト) &font(20,b,i,black){「ボクは……2人もいらない……!」} &font(22,b,i,black){「塵になるのは……&font(26,b,i,black){キミだぁぁぁっ!」}} 2006年の特撮作品『仮面ライダーカブト』に登場する[[仮面ライダー>仮面ライダー1号]]の一人。本編終盤に差し掛かる第39話にて初登場した。 [[仮面ライダーカブト]]を始め、同作に登場するマスクドライダーシステム(仮面ライダー)の試作型として製作された、 いわば第0号というべき存在であり、カブトの変身者・天道総司に擬態した&b(){一介の[[ネイティブ>ワーム]]}が変身する。 [[リュウガ>仮面ライダーリュウガ]]同様の「主役ライダーと姿や能力が似た強敵のライダー」だが、こういったライダーが本編に出たのは彼が最初。 カブトの試作型という設定であり、黒い身体、黄色の複眼を除けば外見はほぼ同一。 ライダーフォームでは胸や肩に赤い線で電子基板のようなパターンが刻まれている。 マスクドフォームからキャストオフしライダーフォームに変身、クロックアップも可能など性能もほぼ同一だが、 携行武器はカブトの「カブトクナイガン」と異なり、劇場版『GOD SPEED LOVE』のライダー達が使用していたものと同じ 「ゼクトクナイガン」を所持している(この武器自体には特に詳しい設定はなく、実質的に単なる色違い武器でしかないが)。 必殺技は&b(){ダークライダーキック}であり、これも天道のものと動作・威力共に互角である。 また、時空間の狭間の世界と現実世界を自由に往来することが可能だが、 これはダークカブトの能力ではなく、変身者固有の能力らしい。 このように、ライバルキャラとしての条件はよく満たしており、文字通りカブトと同等の実力を誇る。 ……が、登場した時期が悪く、&b(){天道は既に強化形態のハイパーカブトを入手済みだった}。 その為、劇中ではほとんどの場面でハイパーカブト相手に一方的に敗北するという不遇な扱いを受けている。 #region(変身者について(終盤ネタバレ注意!)) #image(1161474000863.jpg,width=450,title=何故天道に擬態していたのかという理由は終始明かされません) &font(22,b,i,black){「ひより、もう苦しまなくていいんだよ。} &font(22,b,i,black){ ボクがアイツを消してやるから」} 上記の通り一介のネイティブに過ぎないが、便宜上&b(){「擬態天道総司」}と呼ばれることも多い(一部ファンからは「日下部総司」とも)。 天道と正反対に明るく無邪気な性格だが、善悪の区別が付かない。 ダーク系ライダーでありながら、オリジナルの天道が俺様キャラなこともあって「本物より善人かもしれない」と言われることも。 ただし、本編登場前に発売されたPS2版では邪悪な性格として描写されている。正に名は体を表す。 実は生粋のネイティブではなく、元々は普通の人間だったが、幼少期にネイティブに拉致され、 過酷な人体実験の末に同じネイティブへと改造されてしまい、その後も非道な目に遭い続けていた。 つまり、彼は平成では基本タブー視されていた&b(){「改造人間の仮面ライダー」}なのである。 その後、ネイティブと結託していたZECTにより、長期間に亘って渋谷の「AREA X」と呼ばれる地点に拘束され続けていたが、 ZECTの大幹部である三島正人によってハイパーゼクターの被験体とされた際、 日下部ひよりと出会った事でゼクターが暴走、共に時空間の狭間の世界に飛ばされた。 以後、自身の正体を知って世界からの拒絶を望んでいたひよりと共に過ごしていたが、 ひよりが天道の説得により現実世界へと帰還してしまったため、二人に憎しみを抱きその後を追った。 &nicovideo(sm11528672) ワームとの最終決戦の最中、天道と何度も交戦し彼の優しさに絆されかけるも、 その裏で、グリラスワームに変身した三島正人にダークカブトゼクターとライダーベルト(ダークカブト専用)を木っ端微塵に破壊されて変身が解除され、 生身で全人類ネイティブ化装置に組み込まれてしまう。 しかし三島の死後、ネイティブの指導者にして全ての黒幕である根岸の前に擬態を解いた姿で現れ、 天道と加賀美に後の世界を託すと根岸を道連れにして燃え盛る炎の中へ身を投じ、その不幸な生涯に自ら幕を引いた。 なお、今際の際に明かされた彼(と根岸)のネイティブとしての怪人態は一般の&b(){蛹ワーム}であり、 曲がりなりにも主人公の宿敵であった敵役の正体としては微妙ではないかという声もあるが、 設定上ネイティブはワームに比べて成虫になり辛いようで、 実際『カブト』本編に登場した成虫体ネイティブは、いずれも特殊な経緯を有している2体のみである。 #endregion 外部出演としては、『[[仮面ライダーディケイド]]』にてネガ世界のダークライダーとして登場した他、 『レッツゴー仮面ライダー』でも終盤で他のカブト系サブライダーと共に駆け付けている。 ---- **ゲームにおける仮面ライダーダークカブト [[PS2の3D格闘ゲーム>仮面ライダー#id_4d8f5ac6]]では、前記の通りTV版とは性格に違いがあり、 一人称も「僕」ではなく「俺」になっているなどほぼ別のキャラとなっている。 もっとも、このゲームは本編でダークカブトが登場する前の発売で、予定していた脚本が変更されるなどの事情もあったらしく、 仕方のない所ではあるのだが。 また、性能上の違いも幾つかあり、必殺技のダークライダーキックもカブトの回し蹴りから、 「素の踵落としで相手を押さえ付けたままベルトのギミックを作動させ、ライダーキックの発動と共に踏み潰す」というものに変化している。 &s(){本編のダークカブトが割と残念な扱いだった事もあり}こちらのダークカブトの方が好きと言うファンもいる。 &nicovideo(sm3185991) &font(22,b,i,black){「俺は全てを破壊する」} #region(『ガンバライド』におけるダークカブト) ファイズAF、クウガRUブラックアイ、WFJと共に第8弾からライダーフォーム参戦している。 スーパーレアで登場。ライダースキルの発動は難しいが、ステータスが高いためモノホンよりも使いやすかった。 第8弾のPVなどではファイズAFと高速戦闘を繰り広げていたりする。また、EXステージにもファイズAFと共に登場。 06ではライダーアビリティ「クロックアップ」が追加され再びSRとして登場。 必殺技はハイスピードカッター、スマッシュガン、ライダーキック。 演出技のライダーキックはPS2版とは違い、クロックアップを発動し相手の背後に超高速で回りこみ回し蹴りを決める技となっている。 他のカブト勢は必殺技の演出でクロックアップを使用しないため、06以前は唯一のクロックアップ使用ライダーだった。 なお、後にカブトがLR化され、[[キックホッパー・パンチホッパー>仮面ライダーキックホッパー]]・ザビーがLRで登場したため、 カブト出身ライダーで唯一レジェンドレア化されていないライダーとなってしまった。 シャバドゥビ弾のライダータイプは&font(b,#4b0082){&ruby(ヤミ){闇}}。 後継作の『ガンバライジング』ではバッチリカイガン2弾から参戦。LRで登場した。 ガンバライドではLRになれなかったので、シリーズ初のLR化である。 バーストライズ4弾でマスクドフォームがCPU限定で登場(ダメージを与えていくとマスクドフォーム→ライダーフォーム→変身解除となる仕様だった)、 バーストライズ6弾でマスクドフォームがSRでカード化された。 #endregion ---- **MUGENにおける仮面ライダーダークカブト #image(azuma DarkKabuto.gif) qzak氏の製作した[[カブト>仮面ライダーカブト]]を改変した、[[クウガ>仮面ライダークウガ]]製作者の吾妻氏によるダークカブトが存在。 元々はカブト用の改変パッチとして公開されていたが、2012年7月16日に単体化された。 音声・外見がダークカブト準拠に改変されたのは勿論の事、[[通常投げ]]の変更やクロックアップの仕様変更に加え、 アバランチラッシュに下段や対空の分岐が追加、カブトクナイガンの攻撃全般に飛び道具を弾く効果付加と、 qzak氏によるオリジナルのコンセプトを尊重しつつ、直接戦闘における動作を強化する方向性で改変が加えられている。 [[ボイス]]は主にPS2版のものを使用している。 [[AI]]は未搭載のようだが、DaMarioMemer氏による外部AIが公開中。 |DaMarioMemer氏AI&br()&youtube(https://youtu.be/3lsrzMmPT1U){320,240}| ***出場大会 -[[オール仮面ライダートーナメント]](おまけ) #co(){ #list_by_tagsearch_cache([大会],[仮面ライダーダークカブト],sort=hiduke,100) } ***出演ストーリー [[D:code]] ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //|CV:水嶋ヒロ|,仮面ライダー,悪役,スピードキャラ,偽者,カブトムシ,時間能力者,改造人間,角(額),黒色