#image(Licker.jpg,height=400,title=ハカイダーを彷彿とさせる脳剥き出し) CAPCOMが発売したゲーム『[[バイオ>クリス・レッドフィールド]][[ハザード>ジル・バレンタイン]]』シリーズに登場する生物。[[怪獣>リッガー]]ではない。 T-ウイルスによって[[ゾンビ]]化した人間が十分な栄養を摂取し続けた果て、突然変異(V-ACT)で進化したクリーチャーである。 筋肉の進化によって腐敗した皮膚が剥がれ、両手・両足には鋭い爪が生えている。筋肉強化と手足の進化によって[[天井や壁を這う>スパイダーマン]]事も可能。 [[長い舌>ベノム]]が特徴で、[[これで突き刺す攻撃>桃白白]]を得意とする。&s(){[[そんな長い舌じゃ邪魔だろう>ケンシロウ]]} また、ジャンプしながら繰り出す「飛び爪攻撃」は[[ラスボス>ウィリアム・バーキン]]の最強技を上回る威力を誇る。 目は退化しており視力は無いが、音に敏感。 脳までも露出した姿とは裏腹に防御力も高いが、シリーズを通してグレネードランチャーの[[硫酸>ディメトロドン]]弾が有効で、作品によっては一撃必殺である。 本来は[[B.O.W>ハンター]]ではなかったが、その強さに着目したアンブレラ社が後に改良を施して兵器転用した種類が登場する。 なお、リッカー(=licker)とは「舐める者」という意味で、命名したのは『2』で対峙したラクーン市警官である。 だが、前述のように攻撃には用いるものの、舐めた事はシリーズ中一度も無い(突き刺す様が舐めているように見えなくもないが)。 一部の攻略本などでは、爪の形状が似ている事などから野生の[[タイラント>タイラント(バイオハザード)]]として捉える向きもある。 #region(リッカーの種類一覧) -リッカー メイン画像の『2』及びリメイク版である『RE:2』等、ラクーンシティを舞台にした作品で登場した個体。 『2』では表編警察署の資料室前通路(正確にはその1つ前のフロアーの窓)、『RE:2』ではS.T.A.R.Sオフィス前通路で初遭遇となった。 脳が剥き出しになったグロテスクな容貌を、わざわざムービーシーンでじっくり見させて登場させるあたり、製作スタッフ気合の入りっぷりが窺える。 更にバイオ恒例の窓ガラスから突入させるビックリ担当キャラであり、多くのプレイヤーをパニックに陥れた。 &nicovideo(sm506807) 前作でのハンターに相当するキャラクターだが、『2』の時点では首狩りのような一撃即死技は持っていない。 先述の「飛び爪攻撃」もプレイヤーのHPが低い時は威力が下がり、使う頻度も少なくなるという救済処置がある。 &b(){しかしゲーム序盤から容赦なく出現するため}、武器が揃っていない状況で遭遇する確率が高い。特にシリーズ初心者にとっては強敵と言える。 目が見えないので発砲や走るなど音を立てる事をせず、リッカーに攻撃を加えず触れなければスルー可能(流石に至近距離を歩けば察知される)。 撃破するなら攻撃力が低く発砲音が出るハンドガンでは相性が悪すぎるので、ショットガンやグレネードランチャーで畳みかけるのがオススメ。 『RE:2』では体力面で大幅強化が施されており、マグナムを当てても倒れないタフさを手に入れた。 更にタイラントが部屋を超えて追いかけて来る仕様に変更されたので、タイラントに追われている最中にリッカーがいる部屋に逃げ込んでしまうと、 &b(){タイマンすら避けたいリッカーとタイラントが同時に襲ってくる悪夢}まで発生する。 走って逃げればリッカーが気づき、歩いて逃げればタイラントにボコボコに殴られる…と、追い詰められるレオンと[[クレア>クレア・レッドフィールド]]が続出。 熟練プレイヤーでも無限武器が無ければ、低難易度でもリッカーとタイラントを同時に相手にしないのが攻略の基本となっている。 『3』ではハンターが再登場したのでリストラされたが、リメイク版の『RE:3』では再び登場。 時系列の少し後になる『RE:2』で死体だった警察官が、リッカーの手にかかってしまう場面がある。 シリーズによって生皮が剥がれた人間だったり筋肉ムキムキのマッシヴボディだったりとデザインがまちまちだが、 現在は後者のデザインである事が多い。 -サスペンデッド #image(suspended.jpg,height=400,title=嬉しくないケツ) 『アウトブレイク』に登場するリッカーの亜種。リッカーに比べ、人間だった頃の面影が僅かながら見られる。 その場からは動かないが手下のリッカーを連れている上に、リッカーよりも更に長く舌を伸ばせる。 登場ステージのボス敵として脱出路に立ち塞がっている為、配下と分断した上で適切な位置から攻撃を加える必要がある。 サスペンデッド(=Suspended)とは「[[吊るされたもの>ホル・ホース]]」という意味。その名の通り、天井にぶら下がったまま戦う。 -リッカー改 #image(licker_custom.jpg,width=450,height=400,title=爪以外だと体色が薄緑になっている) 『2』『ダークサイド・クロニクルズ』に登場。 アンブレラ社がB.O.W化した個体で、通常のリッカーと異なり巨大な一本爪が特徴。 改と名前につけられているように攻撃力が増加、更に場所によっては複数体が同時に出現する強敵。 ただし目が見えないという欠点は改善されていないので、相変わらず音を立てずにスルーは可能。 またリッカー改はシナリオ後半に出て来るので、プレイヤーがゲームに慣れており強力な武器弾薬が揃っている事が多い。 他にもイビーやG成体などインパクトの強い新規&s(){アイドル}クリーチャーも登場、テコ入れされたのにゲーム中では少し影が薄い。 -リッカーβ #image(lickerβ.jpg,height=400,title=『ダムネーション』のMVP) 『5』『ダムネーション』で登場。トライセル社が改良した個体で、通常のリッカーより大型で首が太くなっている。 『5』劇中で「始祖ウイルス」を追加投与されることによって更なる性能アップが行われ、正式にB.O.W.となった。 この始祖ウイルス投与によって、「若干の嗅覚発達」と「繁殖能力の会得」という変異が起きており、 劇中ではその繁殖能力を遺憾なく発揮したためか、旧作では考えられないくらいの&bold(){大群で現れるという悪夢のような光景が拝める}。 反面、タイラントのように「心臓が露出する」という新たな弱点が発生してしまっており、 普段はうつ伏せで見えないものの爆発などでひっくり返すことができれば体術等で即死させることが可能となる。 『5』では「レッドハート」という換金アイテムを高確率で落とす事から倒す価値は高いが、 リッカーβも即死攻撃を繰り出してくるので注意。 『ダムネーション』に登場する個体は『4』に登場した従属種プラーガを寄生させる事で人間による制御が可能となっており、 作中では東スラブ共和国の反政府軍に所属するアレクサンドル・コザチェンコ等が使役する個体が登場。 終盤には[[タイラント]]相手に主人を守る姿が見られ、結果的に&b(){[[レオン>レオン・S・ケネディ]]と共闘する事になった}。 レオンも「B.O.Wに助けられるとはな…」と、複雑な心境を漏らしている。 #endregion &i(){(以上、pixiv百科事典より一部引用・改変)} ---- **MUGENにおけるリッカー #image(uMT7VtSmab6sHezf4EV51601971248-1601971338.gif,title=嬉しくないプリケツ) armin_iuf氏による手描きのリッカーが存在する。 ちなみにファイル名が&b(){「linker」}になっているが、上記の通り正しくは&b(){「licker」}である。 原作の鳴き声が[[ボイス]]に使用されている他、壁を這ってから飛びかかったり、舌を伸ばしたりして攻撃する。 [[超必殺技]]の壁を交互に飛び、連続で飛びかかって爪で引っ掻く攻撃は中々かっこいい。 [[並>MUGENキャラクターのランク付け]]程度の強さを持つ[[AI]]もデフォルトで搭載済み。 後述の大会には薙氏によるAIを搭載して出場しているが、そちらは公開されていない。 |参考動画&br()&youtube(https://youtu.be/UxvCt-Cn8Mo){320,240}| ***出場大会 #list_by_tagsearch_cache([大会],[リッカー],sort=hiduke,100) #co(){ ''更新停止中'' #list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[リッカー],sort=hiduke,100) ''凍結'' #list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[リッカー],sort=hiduke,100) } ***出演ストーリー [[MUGEN STORIES INFINITY]] ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //カプコン,バイオハザード,ゾンビ,兵器,爪使い