「ゴンと… 友達になりたい もう人殺しなんてうんざりだ」
伊瀬女史ボイス集(『JUMP FORCE』)
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代々暗殺家業を営むゾルディック家の三男(五人兄弟)。
一流の暗殺者ばかりのこの一族でも特にキルアは高い才能を持ち、三男でありながら両親含む家族の殆どから後継者となる事を期待されていた。
しかし本人は家業を継ぐ気はなく、家を飛び出し暇潰しのつもりで受けたハンター試験でゴンと出会い、生まれて初めての友達が出来た事から、
ゴンと共にハンターとして生きていく事を選ぶ。
単純で直情径行なゴンとは対照的に、冷静沈着でまず状況を的確に把握し、その上で極力危険を避けるよう行動を起こす。
ゴン曰く「ムチャ言う自分を止める役」。ただし相手が自分より少しでも格上だと逃げ腰になってしまう臆病さも持ち合わせている。
これは殺し屋として育てられた生活環境と長男・
イルミによる洗脳によるものでもあり、キルアが戦闘で死ぬ事がないように仕向けていたため。
その臆病さは、後に自力で洗脳を解く事で克服した。
また、坊ちゃん育ち故に金銭感覚が滅茶苦茶で、ギャンブルは弱い癖に引き際を見極められずに泥沼にハマるという弱点もある。
戦闘では暗殺者時代に叩きこまれた
暗殺術を主に使う。
後に念能力に目覚めてオーラを電気に変える発を習得してからは、それを組み合わせて戦うようになった。
特異系統は変化系
*1。
なお、変化系能力者がオーラを電気に変化させることは理論上可能ではあるものの、その性質故に常に帯電せざるを得ないため、
普通ならば数年は電撃に耐える修行が必要なので習得が非常に困難なのだが、キルアは幼い頃から拷問の訓練で日常的に電流を浴びていたため、
電気に耐えられるだけでなく、その経験から念能力者がオーラを変化させるのに必要な「変化させる対象の強いイメージ」を作れる下地があり、
当時は念能力者としては初心者だったにもかかわらず、持ち前の才能もあってわずか数日でこの能力を習得した。
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念能力 |
両手からスタンガンのように高圧電流を発する。
上方から敵の頭上に雷を落とす。
電気に変えたオーラを身体の末梢神経に直接流し込む事によって、超人的な速度での行動を可能にする。
自分の意志でリアルタイムに行動可能な「電光石火(でんこうせっか)」と、
予め自分にインプットし、 設定した状況への反射行動を自動的に行う「疾風迅雷(しっぷうじんらい)」の2種類がある。
脳による判断を中継しない分、行動速度は「疾風迅雷」の方が速い。
これらの能力はオーラを電気に変えて使うものだが、使う為には体に電気を充電しなければならず、
充電した分の電気しか使う事ができない( 「絶」状態になる訳では無いため、オーラが残っていれば電気技以外の念を使う事自体は可能)。
これは「制約と誓約(能力を上げる為に自らに課すルール)」だと思われる。
また、充電量を事前に把握する事ができないため不意の戦闘や補給の望めない長期戦では不利になるという弱点も抱えている。
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また、特注の合金で作られた重さ
50kg
の
ヨーヨーを武器として2つ所持している。
普段はポケットに入れて携帯しているのだが、100kgのものが入っててズボンがずり落ちたり破れたりしないのだろうか…。
読者からの人気が高く、キャラクター人気投票では3回連続で1位を獲得した一方で、
暗殺者としてのカッコイイ台詞
…であると同時にどこか一般人がイキってる武勇伝っぽくもある発言が多い事から、
作中屈指の厨二病キャラとしてネタにされている
(フォローしておくと、もちろん殆どはかっこつけて言っているわけではなくゾルディック家の暗殺者としての英才教育や実体験である)。
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外部出演 |
『 ジャンプスーパースターズ』ではサポートキャラとして、『ジャンプアルティメットスターズ』(JUS)ではプレイアブルキャラとして参戦。
属性は「知」。ヨーヨーの横方向の判定が鬼畜かつ隙が少なく、移動速度も早め。
さらに必殺技を当てる事で帯電(一定間隔で後ろに仰け反る)させる事が出来るため、非常に扱いやすいキャラとなっている。
『Jスターズ ビクトリーバーサス』のJアドベンチャーでは、ストーリー初期でゴンとはぐれて塞ぎ込んでいたものの、
後に両さんこと 両津勘吉の仕事の助手として拾われる事になる。
手先が器用で玩具に関しての知識が深い所を尊敬しており、師匠と呼んでいる。
戦闘では「念変質:絶」が強力で、操作している本人以外からは攻撃を仕掛けるまでロックオンも出来ず、影も形も見えない完全なステルスとなっている。
ただ、追尾するタイプのサポートや飛び道具には感知されるので注意が必要である。
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性能面は…… |
めっちゃ強い。
リーダースキル『雷掌』は、HP満タン時に闇属性の攻撃力が4倍になるというもの(当然闇属性のキルア自身も4倍)。
どういう事かというと、HPが満タン時に、リーダーとフレンドがキルアだった場合、攻撃力が4倍の4倍で16倍となる。
本作における攻撃力を4倍にするリーダースキルは、他のモンスターでは「コンボ○回以上」「HPが20%以下」など厳しい条件ばかりである。
しかし、攻撃力が16倍になったらボス含む大抵のモンスターの攻撃を一回も許す事なく倒してしまえるので、
HP満タンなど簡単に維持する事が出来る上、万が一攻撃を貰ったとしても、HPは満タンであるので耐える事が可能である
(逆に一度でも攻撃を受けてしまうと、キルアの回復力の低さ故に立て直すのが大変になる)。
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『JUMP FORCE』でもプレイアブルキャラとなっている。
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MUGENにおけるキルア=ゾルディック
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tigermask氏製作 |
『JUS』ドットのキャラ。
通常攻撃はリーチ・ 判定共に優れており使いやすい。
必殺技も頼もしい無敵と判定を持つものが多く、性能は低くはない。
ただし接近戦はあまり得意でなく、それなのに相手に近付く技が多いのが欠点。
また性能があまり良くない電撃技があり、よりによって操作時はこれが 暴発しやすい。
AIは未搭載。
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Petamynx氏製作 |
『JUS』ドットのキャラだが性能は原作再現ではなく、
一定時間性能アップ&オート回避する「疾風迅雷」が搭載されるなどアレンジされている。
AIもデフォルトで搭載されている。
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出場大会
*1
オーラの形状を変化させたり特殊な性質を発現・付与する事に長けた系統。
「オーラで物体を物質化する」具現化系と異なり物体を介さずともオーラだけで特殊な能力を実現可能で、
電気の性質を持たせるキルアの例以外には、ゴムとガムの性質や火薬の性質を発現するなどのケースがある。
使用者の発想次第で多彩な応用ができる系統だが、この系統の念能力者は、
総じてオーラを身体から離すのが得意な放出系及び遠隔操作が得意な操作系の適正が低く、
念能力だけでは中~遠距離への対応力・決定打に欠ける傾向にある。
最終更新:2025年02月26日 16:29