メイン画像の『2』及びリメイク版である『RE:2』等、ラクーンシティを舞台にした作品で登場した個体。
『2』では表編警察署の資料室前通路(正確にはその1つ前のフロアーの窓)、『RE:2』ではS.T.A.R.Sオフィス前通路で初遭遇となった。
脳が剥き出しになったグロテスクな容貌を、わざわざムービーシーンでじっくり見させて登場させるあたり、製作スタッフ気合の入りっぷりが窺える。
更にバイオ恒例の窓ガラスから突入させるビックリ担当キャラであり、多くのプレイヤーをパニックに陥れた。
前作でのハンターに相当するキャラクターだが、『2』の時点では首狩りのような一撃即死技は持っていない。
先述の「飛び爪攻撃」もプレイヤーのHPが低い時は威力が下がり、使う頻度も少なくなるという救済処置がある。
しかしゲーム序盤から容赦なく出現するため、武器が揃っていない状況で遭遇する確率が高い。特にシリーズ初心者にとっては強敵と言える。
目が見えないので発砲や走るなど音を立てる事をせず、リッカーに攻撃を加えず触れなければスルー可能(流石に至近距離を歩けば察知される)。
撃破するなら攻撃力が低く発砲音が出るハンドガンでは相性が悪すぎるので、ショットガンやグレネードランチャーで畳みかけるのがオススメ。
『RE:2』では体力面で大幅強化が施されており、マグナムを当てても倒れないタフさを手に入れた。
更にタイラントが部屋を超えて追いかけて来る仕様に変更されたので、タイラントに追われている最中にリッカーがいる部屋に逃げ込んでしまうと、
タイマンすら避けたいリッカーとタイラントが同時に襲ってくる悪夢まで発生する。
走って逃げればリッカーが気づき、歩いて逃げればタイラントにボコボコに殴られる…と、追い詰められるレオンと クレアが続出。
熟練プレイヤーでも無限武器が無ければ、低難易度でもリッカーとタイラントを同時に相手にしないのが攻略の基本となっている。
『3』ではハンターが再登場したのでリストラされたが、リメイク版の『RE:3』では再び登場。
時系列の少し後になる『RE:2』で死体だった警察官が、リッカーの手にかかってしまう場面がある。
シリーズによって生皮が剥がれた人間だったり筋肉ムキムキのマッシヴボディだったりとデザインがまちまちだが、
現在は後者のデザインである事が多い。
『アウトブレイク』に登場するリッカーの亜種。リッカーに比べ、人間だった頃の面影が僅かながら見られる。
その場からは動かないが手下のリッカーを連れている上に、リッカーよりも更に長く舌を伸ばせる。
登場ステージのボス敵として脱出路に立ち塞がっている為、配下と分断した上で適切な位置から攻撃を加える必要がある。
サスペンデッド(=Suspended)とは「 吊るされたもの」という意味。その名の通り、天井にぶら下がったまま戦う。
『2』『ダークサイド・クロニクルズ』に登場。
アンブレラ社がB.O.W化した個体で、通常のリッカーと異なり巨大な一本爪が特徴。
改と名前につけられているように攻撃力が増加、更に場所によっては複数体が同時に出現する強敵。
ただし目が見えないという欠点は改善されていないので、相変わらず音を立てずにスルーは可能。
またリッカー改はシナリオ後半に出て来るので、プレイヤーがゲームに慣れており強力な武器弾薬が揃っている事が多い。
他にもイビーやG成体などインパクトの強い新規アイドルクリーチャーも登場、テコ入れされたのにゲーム中では少し影が薄い。
『5』『ダムネーション』で登場。トライセル社が改良した個体で、通常のリッカーより大型で首が太くなっている。
『5』劇中で「始祖ウイルス」を追加投与されることによって更なる性能アップが行われ、正式にB.O.W.となった。
この始祖ウイルス投与によって、「若干の嗅覚発達」と「繁殖能力の会得」という変異が起きており、
劇中ではその繁殖能力を遺憾なく発揮したためか、旧作では考えられないくらいの 大群で現れるという悪夢のような光景が拝める。
反面、タイラントのように「心臓が露出する」という新たな弱点が発生してしまっており、
普段はうつ伏せで見えないものの爆発などでひっくり返すことができれば体術等で即死させることが可能となる。
『5』では「レッドハート」という換金アイテムを高確率で落とす事から倒す価値は高いが、
リッカーβも即死攻撃を繰り出してくるので注意。
『ダムネーション』に登場する個体は『4』に登場した従属種プラーガを寄生させる事で人間による制御が可能となっており、
作中では東スラブ共和国の反政府軍に所属するアレクサンドル・コザチェンコ等が使役する個体が登場。
終盤には タイラント相手に主人を守る姿が見られ、結果的に レオンと共闘する事になった。
レオンも「B.O.Wに助けられるとはな…」と、複雑な心境を漏らしている。
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