「余は空腹じゃ 馳走を用意せい」
一級隔離指定種に認定されている暗黒大陸出身の昆虫「キメラ=アント」を統べる王で、
女王によるバイオハザードが発生後、卵から生まれた他個体と異なり唯一胎生出産によって産み落とされた。
女王の腹を自ら突き破って誕生した直後、親衛隊である直属護衛軍と共に念能力者を喰う為に瀕死の女王を捨てて巣から旅立つ。
その後、独裁国家東ゴルトー共和国のマサドルデイーゴ総帥を殺害して国ごと乗っ取り、
全国民500万人の人間に号令をかけて「選別」計画を実行し、念能力者の軍隊を得ようと画策。
キメラ=アントを生態系の頂点として世界を掌握しようとした。
生まれながらの
暴君ともいうべき高いプライドと王としての自負を持ち、
口癖は「
二度言わすな」で自身への意見、命令への拒否、偽り、誤魔化しは断じて許さない。
自分以外の全ての生物を「餌」として認識しており、人間を家畜扱いしていたのはもちろん、
同種である兵隊蟻すらも平然と殺して喰らう程。
例外的に
直属護衛軍の三体にだけは家臣としてある程度の仲間意識を持ってはいるが、
意に沿わない行動を取った場合には自らの手で殺害する事に些かの躊躇いも抱かない。
しかし、「選別」が終わるまでの余興として将棋や囲碁の各種ボードゲームを学習しながら名人と対局していた最中、
軍儀打ちというゲームの王者であった盲目の少女「コムギ」との出会いがメルエムに大きな変化をもたらすことになる……。
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戦闘能力 |
直属護衛隊三戦士も含めた他のキメラ=アントを凌駕する圧倒的な身体能力と肉体強度を備え、
軽く触っただけで人間は粉砕され、キメラ=アントも雑兵であれば片手間の攻撃で殺害できる程。
さらに一般人では一挙一足すら目で追えず残像も残さぬスピードで動ける他、
人類最強クラスのネテロの攻撃も生半可なものではダメージを与えられなかった。
また、上記のボードゲームの戯れの際も人間の遊戯のルールは知らないため、ルールブック等を読んでルールを覚えてからの対局をしていたが、
いずれもルールを覚えて数時間のうちに東ゴルドーのチャンピオンを完膚なきまでに打ち負かすなど、学習速度も高い。
しかし、最大の特徴は食べた相手の「オーラ量」「能力」を丸ごと奪い取る能力である。
しかも、ただ奪い取るのではなく食った対象の能力を昇華させる事で更に強化してメルエムが使用可能。
メモリや六系統の相性も無視して念能力を行使できることから長らく特質系かと思われていたが、
2022年に開催された「冨樫展」にて公表された設定メモからメルエムは放出系の念能力者と明かされた。
なので、オーラを食うことで自分のものにできるのはキメラ=アント(の王)としての生物的特性・固有能力で、
それを自分も能力として反映、発現、出力できるのがメルエム自身の念能力なのだと思われる。
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MUGENにおけるメルエム
BlackJudai氏製作の『
JUS』風
ドットを用いた
MUGEN1.0以降専用の
ちびキャラが公開中。
高い機動力とコンボ性能を持ち、徒手空拳や尻尾による殴打などの近接戦に秀でた性能をしている。
超必殺技では
モントゥトゥユピーから継承した肉体変化による飛翔及びオーラを溜めて撃ち出す能力で攻撃する。
AIもデフォルトで搭載されている。
この他、Normandor氏製作のキャラも存在していたが本体の公開は停止されており、
現在は更新defファイルのみ公開されている。
出場大会
最終更新:2025年04月20日 07:14