ファイトフィーバー

「ファイトフィーバー」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ファイトフィーバー - (2010/12/14 (火) 22:14:09) の最新版との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#image(fightfev.png,title=ファイトフィーバー) #image(ffv.png,title=なぜに同キャラ?) **概要 当時韓国を主とするアジア圏向けにネオジオを普及する為にSNKが提携した、韓国に本社を置くビッコム社が開発した対戦格闘ゲーム。 1994年6月に稼働。 100メガショックシリーズに数えられるが、ROMの実容量は98Mbit。 とにかく、全てにおいて形容するのが難しいほどの設定と、どうにも作り込みが甘いせいで、NEOGEOの全タイトルでもダントツの"難解ゲー"として認知されている。 SNKとの提携もあって、効果音素材はSNKの対戦格闘ゲームの効果音集が使われており、[[非常に聞き覚えのある音>龍虎の拳]]が響く。 キャラクターも全員「テコンドー使い」であり、内容も「最強のテコン王を決定する」という、如何にもな感じとなっている。 このあまりにも独特な雰囲気や設定、内容も難解な為、MVSでも導入する所は少なく、また導入しても対戦格闘ゲームとしては御世辞にもいいとは言えないバランスのためすぐに撤去され、 このゲームの存在すら知らないNEOGEOユーザーも多い。 ---- **キャラクター 公式設定で''全員がテコンドー使い''になっているのだが、 素人目にはテコンドーどころか格闘技なのかも怪しいキャラクターが多々混じっている。 これはテコンドーという格闘技の懐の広さを「考えるな感じろ」ということなのだろう……。 なお、最終ボスは最強のテコン王になったプレイヤーに挑戦してくる自称カラテチャンプである。 -使用可能キャラクター >[[ハン・ベーダル]]、[[キム・フーン]]、[[ミユキ]]、[[ロッペンハイマー]]、[[ゴルリオ]]、[[チンタオ]]、[[マジック・ダンカー]]、[[ニック・コマンドー]] -CPU専用キャラクター(隠しコマンドで使用可能。ただし、デバッグが必要) >[[マスター・タエクック]](中ボス)、[[空手健児]](最終ボス) **システム 1レバー+4ボタン (弱強パンチ、弱強キック) 必勝技を使うと、ライフバー下に技名が表示される。 体力が減りライフバーが点滅すると超必勝技が使えるようになる。 注)このゲームでは"必殺技"ではなく"必勝技"で名称統一されている。 実のところ、上記の際立った特徴以外は目立った所もなく、あるとするならば ・全キャラクターが飛び道具を装備しており、一画面中に飛び道具が何個も出せる ・立ち通常攻撃の間合いが近距離・''中距離''・遠距離と三段階ある(しゃがみ攻撃には間合い無し) ・ダメージを受けている時、仰け反りモーションに入ったら強制で完全無敵となる ・ジャンプキャンセル(昇りジャンプ攻撃が当たると''強制的に''もう一回ジャンプし、攻撃ももう一回出せる)がある(バグ?) ・日本語表記が怪しい ・全キャラクター共通エンディング、しかも文字は全部ハングル というくらいである。 むしろ仕様としても首を傾げるような物ばかりが目立ってしまっている。 さらに必勝技が非常に出しづらい、ガードの切り替えが出来ない、その他いろいろあり操作性も悪い。 またCPUの反応が凶悪な部類に入るので、上記と相まってCPU戦の難易度は高い。 ちなみに第3項目に関しては理由があり、これを開発する前にビッコム社は対戦格闘ゲームのノウハウを得るために研修生をSNK本社に送り、そこで「餓狼伝説2」と「龍虎の拳」の開発に係わらせた。 「餓狼伝説2」も、仰け反りモーション中は完全無敵となるため連続技が存在せず、「龍虎の拳」も一撃重視でコンボが存在しないゲームのため、これらのノウハウを得て作ったため、この仕様になってしまったと言われている。 尚、SNKも一応は開発に協力しており、効果音素材の提供や、[[空手健児]]の声にリョウ・サカザキでお馴染みの臼井雅基氏を紹介したりしている。 とにかく、説明するより触れた方がその難解っぷりが理解できるという、ある意味難しい対戦格闘ゲームである。 ---- #region(close,なんとこのゲームには続編が存在した!) 極超豪拳(海外名はEye of Typhoon)という1995年発売の韓国製対戦格闘ゲーム。 3DO版とPC(MS-DOS)版が存在し、格闘ゲーム全盛期という事もあってか、 前作のファイトフィーバーと比べるとキャラ数やシステム、グラフィック等全ての面で強化されている。 個性溢れるキャラクターが多数登場(ただし前作のキャラはほぼ登場せず、ほとんどが新キャラ)し、 当時の格闘ゲームファンなら一度はプレイしてみたくなるであろう内容に仕上がっている。 もともとNEOGEOで出す予定で開発していたが、当時次世代機だった3DOでの発売に変更された(NEOGEO版は未発表)。 日本での販売は無く韓国での販売のみであり、現在は希少なため入手困難と思われる。 ↓参考動画 ほぼ別ゲー &nicovideo(sm6621679) #endregion ---- *MUGENでは こんなマニアックなゲームにも関わらず、なんと全キャラクターが存在する。 主に[[ゴルリオ]]や[[空手健児]]の活躍が目立つが、この独特なる世界観やキャラクター像、[[誤植]]等といった、 様々な濃い要素を兼ね備えた他のキャラクター達も、これからのニコニコMUGEN動画での活躍に期待できる …かも知れない。 また続編の『極超豪拳』からも、[[ムイ]]がMUGEN入りしてしまった。
#image(fightfev.png,title=ファイトフィーバー) #image(ffv.png,title=なぜに同キャラ?) **概要 当時韓国を主とするアジア圏向けにネオジオを普及する為にSNKが提携した、韓国に本社を置くビッコム社が開発した対戦格闘ゲーム。 正式名は『[[王中王>アーサー]] 』。1994年6月に稼働。 100メガショックシリーズに数えられるが、ROMの実容量は98Mbit。 とにかく、全てにおいて形容するのが難しいほどの設定と、どうにも作り込みが甘いせいで、 NEOGEOの全タイトルでもダントツの"難解ゲー"として認知されている。 SNKとの提携もあって、[[効果音>SE]]素材はSNKの対戦格闘ゲームの効果音集が使われており、[[非常に聞き覚えのある音>龍虎の拳]]が響く。 キャラクターも全員「[[テコンドー使い>キム・カッファン]]」であり、内容も「最強のテコン王を決定する」という、如何にもな感じとなっている。 このあまりにも独特な雰囲気や設定、内容も難解な為、MVSでも導入する所は少なく、 また導入しても対戦格闘ゲームとしては御世辞にもいいとは言えないバランスのためすぐに撤去され、 このゲームの存在すら知らないNEOGEOユーザーも多い。 周知のユーザーからは『FF』と[[略される>MUGENキャラクターニックネーム一覧#id_6414380d]]が、 同じ略称のゲームは[[Fatal Fury>餓狼伝説]]やら[[Final Fight>マイク・ハガー]]やら[[Final Fantasy>ウォーリア・オブ・ライト]]やら[[Fighting Fantasy>ポン]]やら一杯あるのでややこしく、原作の知名度以上に浸透していない。 更に格闘ゲーム以外では、Foo Fightersというバンドとか、[[それが名前の元ネタのプランクトン型スタンド>ジョジョの奇妙な冒険]]とか、 [[Fantastic Four>Mr.ファンタスティック]][[と呼ばれる>インヴィジブル・ウーマン]][[四人組の>ヒューマン・トーチ]][[宇宙忍者>ザ・シング]]のヒーローチームとか、[[某漫画家>エックス]]のホームページでも毎年[[クリスマス>クリスマスツリー]]になると、 &b(){「メぇぇぇ~~~リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーーースぅ!! ひゃーーーはっはっはっはっはぁーーーーっ」} と叫びながら目を血走らせる事でお馴染みのヴァジュリーラFFなる[[イレギュラー>VAVA]]とかもいたりする。 ちなみにヴァジュリーラFFはcesarsombra氏が海外名の「bit」名義で公開しているが、N64Mario氏の[[シグマ]]のスプライトを差し替えただけのキャラである。 ---- **キャラクター 公式設定で&b(){全員が[[テコンドー使い>メイ・リー]]}になっているのだが、 素人目でも[[テコンドーどころか格闘技なのかも怪しい>チョイ・ボンゲ]]キャラクターが多々混じっている。 これはテコンドーという格闘技の懐の広さを「[[考えるな感じろ>ブルース・リー]]」という事なのだろう……。 ただし、最終ボスだけは最強のテコン王になったプレイヤーに挑戦してくる(自称)カラテチャンプである。 -使用可能キャラクター >[[ハン・ベーダル]]、[[キム・フーン]]、[[ミユキ]]、[[ロッペンハイマー]]、[[ゴルリオ]]、[[チンタオ]]、[[マジック・ダンカー]]、[[ニック・コマンドー]] -CPU専用キャラクター(隠し[[コマンド]]で使用可能。ただし、デバッグが必要) >[[マスター・タエクック]](中ボス)、[[空手健児]]([[最終ボス>ラスボス]]) ---- **システム 1レバー+4ボタン(弱強パンチ、弱強キック)。 必勝技を使うと、[[ライフバー]]下に技名が表示される。 体力が減りライフバーが点滅すると超必勝技が使えるようになる。 注)このゲームでは"[[必殺技]]"ではなく&b(){"必&color(red){勝}技"}で名称統一されている。 実の所、上記の際立った特徴以外は目立った所も無く、あるとするならば +全キャラクターが飛び道具を装備しており、一画面中に飛び道具が何個も出せる +立ち[[通常攻撃>通常技]]の間合いが近距離・&b(){中距離}・遠距離と三段階ある(しゃがみ攻撃には間合い無し) +ダメージを受けている時、&b(){仰け反りモーションに入ったら強制で完全無敵}となる +ジャンプ[[キャンセル]](昇りジャンプ攻撃が当たると&b(){強制的に}もう一回ジャンプし、攻撃ももう一回出せる)が存在する(バグ?) +日本語表記が怪しい +全キャラクター共通エンディング、しかも文字は全部ハングル というくらいである。 むしろ仕様としても首を傾げるような物ばかりが目立ってしまっている。 さらに必勝技が非常に出しづらい、ガードの切り替えが出来ない、その他色々あり操作性も悪い。 またCPUの反応が凶悪な部類に入るので、上記と相まってCPU戦の難易度は高い。 ちなみに3番目の「仰け反りで完全無敵」に関しては理由があり、 これを開発する前にビッコム社は対戦格闘ゲームのノウハウを得るために研修生をSNK本社に送り、 そこで『[[餓狼伝説2>餓狼伝説]]』と『[[龍虎の拳]]』の開発に係わらせていた。 『餓狼2』も、仰け反りモーション中は完全無敵となるため連続技が存在せず、『龍虎』も一撃重視でコンボが存在しないゲームで、 この二作品のノウハウを得て作ったために喰らいモーション中無敵の仕様になってしまったと言われている。 喰らいモーションの終わり際1~2フレームで喰らい判定が復活し、連続技を繋げる事は一応できるようだ。 //TAS動画の解説より http://www.nicovideo.jp/watch/sm25614580 尚、SNKも一応は開発に協力しており、効果音素材の提供や、[[空手健児]]の声に[[リョウ・サカザキ]]でお馴染みの臼井雅基氏を紹介したりしている。 とにかく、説明するより触れた方がその難解っぷりが理解できるという、ある意味難しい対戦格闘ゲームである。 ---- **極超豪拳 #image(The_Eye_of_Typhoon.PNG,width=380) 『ファイトフィーバー』の続編的な作品。海外名は『The Eye of Typhoon』。 1995年に3DO版とPC(MS-DOS)版が発売された。 元々NEOGEOで出す予定で開発しており、日本国内においては1996年のAOUにマスターアップ版が出展されていたが、 残念ながらNEOGEO版は発売中止となり、[[当時の次世代機3DOでの発売>ストリートファイターII#id_174e0281]]に変更された。 日本での販売は無く韓国での販売のみであり、現在は希少なため入手困難と思われる。 格闘ゲーム全盛期という事もあって、前作の『ファイトフィーバー』と比べるとキャラ数やシステム、グラフィック等が大幅に強化されている。 個性溢れるキャラクターが多数登場し、当時の格闘ゲームファンなら一度はプレイしてみたくなるであろう内容に仕上がっている。 だが必殺技ではなく&b(){必勝技}で名称統一されているのは相変わらずであった。 また、[[くねくねした動きで回転アタックを仕掛けるデブキャラ>チン・シンザン]]、[[主人公の師匠で非常に小柄な坊さん>花諷院和狆]]といった、 なんとな~くSNKの香りがする様な、そうでもない様なキャラがチラホラ見受けられる。 というか、ムサシ・タロウ専用[[ステージ]]の背景に&b(){どう見ても[[某伊賀忍軍の人>服部半蔵]]にしか見えない人}がいるし。 //作品によって頭領だったりそうでなかったりするので表現を変更 #image(unknownninja.png,title=ナズェミテルンディス!) 本作独自のシステムとしては、解放する事で超必勝技が使用可能になる「秘伝書」が挙げられる。 解放時は[[ニュートラルポーズ]]が変化するため、ボス2名を除く各キャラに通常・瀕死・秘伝書解放時の3種類のニュートラルが用意されているという拘り様。 [[ゲージ]]や体力制限などの制約は無く、任意のタイミングで解放出来るものの、 超必勝技が所持している秘伝書の数だけしか使えない、という欠点も持ち合わせている(デフォルトの所持数は3本=3回)。 //プレイ動画を見た所、条件は不明ですが試合中に増やす事も可能な様です。 ただしテコンドーが成立したのが1955年頃であるのだが、 本作は&b(){まだテコンドーが生まれていない}1905年(日露戦争直後の「大韓帝国」だった時代)が舞台になっている。 当然テコンドー使いはおらず、主人公ホヤを始め、登場人物の多くはタイトルにもなっている「極超豪拳」なる武術の使い手である。 時代が違うからか続投しているキャラクターはおらず、タイトルも違うので、ストーリーとしての繋がりがあるかどうかも不明。 ***ストーリー >明の時代から伝わる極超豪拳と呼ばれる、謎の武術があった。 >しかしながら今では失われ、過去の伝説以外の何ものでもない。 >長い年月が過ぎ、中国や朝鮮などのアジア諸国は混乱の渦中にあった。 >極超豪拳の謎について聞いた欧米列強が、それを復活させようとしたのだ。 >このために、多くの罪なき戦士が殺され、極超豪拳の秘密の書が開かれようとし始めていた... >果たして誰によって、極超豪拳は蘇るであろうか。 &i(){(英語版Wikipediaより翻訳)} |OP。[[カラー>カラーパレット]]がゲーム本編と違う人がいるけど[[気にするな!>ジュラルの魔王]]&br()&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=gyOz7gXN0ak){320,240}|3DO版プレイ動画。ほぼ別ゲー&br()&nicovideo(sm6621679){320,240}| ***キャラクター -使用可能キャラクター >ホヤ、ロイ、[[サウリ>SAURI]]、チョホン、[[ワンチャン]]、[[ムイ]]、ハリー・ネルソン、トラロック、ダルマ大師、ムサシ・タロウ、[[ナターシャ]]、ジャキル・マルシアーノ -CPU専用キャラクター(それぞれ一度倒すと変身する) >パウエル少佐(中ボス)、[[古代神マヘーシュヴァラ]](最終ボス) ---- **MUGENにおけるファイトフィーバー&極超豪拳 こんなマニアックな2作だが、なんと『ファイトフィーバー』の全キャラクターがMUGEN入りを果たしている。 ……が、現在は後述の『極超豪拳』も併せ、死門氏製作のキャラが入手出来なくなってしまっている。 //ページが作られていないキャラがあるのは、次の項目の極超豪拳です。ファイトフィーバーは全員あります。 ニコニコMUGEN動画では主に[[ゴルリオ]]や[[ミユキ]]、[[空手健児]]の活躍が目立つが、 この独特なる世界観やキャラクター像、[[誤植]]等といった様々な濃い要素を兼ね備えた他のキャラクター達も負けず劣らず。 中でも[[マジック・ダンカー]]は各大会で優秀な成績を挙げ、知名度を上げてきた。詳しくは彼のページを参照。 ……しかし、いかんせん空手健児の知名度が高すぎ、大会でこの作品のキャラが登場すると「ケンジ勢」と呼ばれる事も少なくない。 作中唯一の非テコンドー使いなので、彼が代表扱いだと本当はおかしいのだが……まあ[[空手健児先生なら仕方ない>○○だからしょうがない]]。 正しく「テコンドー」と呼んでもらえる場合もあるが、そう呼ばれる時は大抵「[[お前のようなテコンドーがいるか>ケンシロウ]]」[[とい>ゴルリオ]][[う面>マジック・ダンカー]][[々で>ロッペンハイマー]][[ある>ニック・コマンドー]]。 |[[全員の活躍を見れる大会。>空手健児がシングルトーナメントを開催!]]&br()ここでもタイトルは健児先生である。&br()&nicovideo(sm12705025)| 一方、『極超豪拳』は死門氏製作の[[サウリ>sauri]]、[[ナターシャ]]、Envymask666氏製作のホヤ、ayacos氏製作の[[ムイ]]、 NGI氏製作の[[ワンチャン]]、amuro_raigundam氏製作のチョホン、BoyBoyz氏製作の[[マヘーシュヴァラ>古代神マヘーシュヴァラ]]がMUGEN入りしている。 サウリには5%オフ氏が、ナターシャとワンチャンにはNori氏が外部AIを製作しており、 大会でも『ファイトフィーバー』勢とはまた違ったインパクトを残しているが、 前述した死門氏のものをはじめ、現在はほとんどのキャラが入手不可となってしまっている。 //現状正規入手可能なのは恐らくワンチャン、チョホン、マヘーシュヴァラのみ キャラ以外では、ジャキルとサウリの専用[[ステージ]]がMadkaT氏によって公開されている。 ---- //タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください) //格闘ゲーム

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: