「この世界は滅んだりしない。絶対に」
1998年に放送された平成
ウルトラシリーズ第3作『ウルトラマンガイア』に登場するウルトラマン。
映像作品に登場したウルトラマンでは初の
地球出身のウルトラマンである(映像作品に限らなければ
彼
が最初)。
物語の主人公・
高山我夢(
たかやま・がむ)が変身する。
我夢はウルトラシリーズでは極めて珍しい「現場に出撃する戦闘要員ではなく、頭脳労働のアナライズ要員である主人公」であり、
序盤は特にガイアに変身するために現場に行くのにも苦労する、変身しても本来の運動能力が低いのでイメージ通りに動けない、
戦闘機を操縦するとGに四苦八苦する等の問題が描かれていた。
尤も、中盤以降は自らの努力や他の隊員の愛あるシゴキにより、身体能力も現場隊員に負けない位に成長した。
現場出撃の問題も、どさくさに紛れて最新鋭戦闘機を自分専用機にした後、「現場でのアナライズを行いサポートする」
という名目で解決している。
ついでにこの戦闘機は自作の高性能
AIによる自動操縦も可能であり、ガイアに変身中のアリバイ作りまでできるようになった。
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「ウルトラマンガイア」としてのプロフィール |
出身地:地球(地球が遣わした存在であるため便宜上)
身長:50メートル(ミクロ化も可能)
体重:4万2千トン
活動時間:不定(エネルギーが続く限り動ける)
飛行速度:マッハ20
走行速度:マッハ5
水中速度:マッハ1
潜地速度:マッハ1.2
ジャンプ力:1200メートル
握力:50000トン
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他形態のスペック |
V2
飛行速度:マッハ20
走行速度:マッハ5.5
水中速度:マッハ1.2
潜地速度:マッハ1.5
ジャンプ力:1200メートル
握力:70000トン
スプリーム・ヴァージョン
飛行速度:マッハ25
走行速度:マッハ7
水中速度:マッハ1.5
潜地速度:マッハ2
ジャンプ力:1500メートル
握力:120000トン
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ガイアの赤い光を収納した変身アイテム「エスプレンダー」(ちなみに我夢の自作)を天に掲げることで変身する。
地球原産のため明確な制限時間は存在しないが、エネルギー自体は無尽蔵というわけではない。
また、変身直後に大地に着地した際に周囲の土砂が吹き上がるという、巨大戦のある特撮ではお馴染みの演出があるが、
本作はそれがかなり激しい。
「ガイア=大地」と言うイメージにピッタリの為、本作を象徴する名演出と言う人も少なくない。
後述の『大決戦!超ウルトラ8兄弟』でもしっかりと再現されていた。
必殺技の「フォトンエッジ」は頭部から 鞭のようにしなる光の刃を発射するという、ウルトラシリーズ全体で見てもかなり異色の技。
青き海の巨人・ ウルトラマンアグルとは地球を守る考え方の違いから対立するも、
それは根源破滅招来体の策略と知り絶望したアグル=藤宮博也から光を受け取り上の画像のガイアV2にパワーアップした。
プロテクターが黒くなった他、アグルの技を使用することもできる。
ちなみにV1とV2を何も知らない人に見せるとV2の方がニセモノだと勘違いされる事が結構あったりする。
まあ、黒=ニセモノは定番だし、当時は黒を配色されている善玉ウルトラマン自体珍しかったから当たり前だが。 *1
更にV2から、最強形態であるスプリームヴァージョンにチェンジすることもできる。
上の画像では分かりにくいかもしれないが、このスプリームヴァージョンは通常時のV2に比べるとかなりガタイが良く、
その力は数万トンもある怪獣を、 片手で皿回しの皿のごとく回すほど。
劇中では一度この形態に変身すると一度も敗北どころかまともな苦戦すらしておらず
(苦戦したのはラスボスを含めてもたったの2回。しかもその内一つは光線技を使わないというハンデがあったのにも関わらずであり、
ラスボス戦も苦戦したのはほんの僅か)、
ファンの間では全ウルトラ戦士中で最強クラスの強さとも言われる。
しかし、他作品には さらにチートな奴が偶にいたりするが…。
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使用する技の詳細 |
ここではガイアの技の内、MUGENキャラに搭載されている技の原作での能力について説明する。
ガイアの使用する技は多彩な光線技とよく使う投げ技がある。
ガイアには形態変化として物語前半の通常形態、物語後半のV2、
物語後半にのみ使える強化形態のスプリームヴァージョン(以下SV)があるが、
SVでしか使えない技がいくつかある以外は、どの形態でも同じ技を使えるため、
技の解説は形態ごとに分けていない。
光線技は必殺光線として前半でよくとどめに使われた頭部から放つ光線のフォトンエッジ、
後半でよくトドメに使われた縦に構えた腕から放つ光線フォトンストリームがある。
トドメになる頻度は少なかったが多用された光線技、クアンタムストリームも代表的な光線技である。
上記3つの光線技がメイン技だが、相手や状況によって、
光弾を飛ばすガイアスラッシュ、冷凍光線ガイアブリザード、
光の刃を飛ばすシャイニングブレードなども使われた。
そしてガイアの大きな特徴は豪快な投げ技だろう。
前半でも多くの相手をガイアホイップなどで投げ飛ばしてきたが、
後半になるとガイアがSVに変身した後に相手に豪快な投げを連続で叩き込んでおり、
スプリームホイップやスプリームリフティングなどの投げ技を使用している。
他には打撃技として光をまとったパンチ技のスプリームパンチ、
技名がゲーム由来のガイアスピンクラッシャーなども使用する。
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光線技 |
光線技
周囲から光を体にチャージし、頭部から光の鞭のような光線を放つ光線技。
直撃した怪獣を粉々に吹き飛ばすほどの高い威力を誇る。
通常形態のウルトラマンガイアの最強技であり、ストーリー前半で多くの怪獣を撃破した。
その特徴的な攻撃動作と光線の動き、命中時のエフェクトなど演出が印象的で、
ガイアの大きな特徴とされる技である。
通常形態、V2、SVの全ての形態で使用されている。
腕をL字に組んで放つ赤い光線技。
発射を持続させる時間を調節可能で、長時間の連続発射も可能。
見た目は他のウルトラ戦士の必殺光線に近い印象だが、
当たった敵に効かなかったり、この技で分離させた相手にフォトンエッジでトドメなど、
フォトンエッジと比べるとトドメを刺すケースが少なく、少し威力が低い印象がある技。
怪獣戦では回避されたり失敗したりつなぎの技になりがちの技ではあったが、
10話では怪獣を送り込むための巨大な輸送船『ヴァーサイト』を一撃で爆散させる威力を見せていた。
また45話では強敵相手に勝機を作る活躍を見せた
両手を縦に構えて幅の広い光線を発射する光線技。
ガイアSVのみが使えるガイアの最強必殺技で、TV本編後半の数多くの強敵を粉砕した。
手から発射する三日月形の光弾。
主に牽制や素早い反撃に使われる飛び道具で、威力は低いが連射可能。
伸ばした両腕の先から冷凍光線を放つ。
使用回数は少ないが4話で火災の消火に使用し、35話では怪獣アルゴナを氷漬けにしている。
ガイアSVのみが使用する技で、高速回転する光のブレードを放つ必殺技。
TV版での使用は少ないが、32話、40話では敵怪獣を粉々に吹き飛ばし、
51話では敵ラスボスの第1形態へのトドメになった、強力な攻撃技である。
32話で空中から斜め下の地上の怪獣に向けて使用する、
51話で地上から斜め上の空中に向けて放つなどの使われ方をしていた。
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投げ技、打撃技 |
投げ技、打撃技
『ウルトラマン画報』が技名の出典の「ガイアホイップ」、「スプリームホイップ」、
両腕で相手を頭上高くに持ち上げてから投げ飛ばす「スプリームリフティング」などが存在。
ジャイアントスイングで相手を振り回してから投げ飛ばしたり、
片手で掴んだ相手を何度も左右に持ち上げては叩きつけダメージを与える技、
相手を片手で頭上に持ち上げたままグルグルと回転させてから投げ飛ばす技、
浴びせ蹴りのように相手を足でまきこんで投げ飛ばす技などを本編では使用していた。
MUGENでbakisimu氏改変版のガイアAに搭載されている「スプリームコンボ」は、
技名こそ本編にないが、これらの本編の投げモーションのイメージをつなげた技だと思われる。
光をまとったパンチで相手を攻撃する。
42話で使用し、ダッシュしながら相手にクロスカウンター気味にパンチを叩きこみ、
敵怪獣を粉々に吹き飛ばした。
43話ではジャンプして空中で突進するような形で敵の攻撃と交錯し、相手にダメージを与えている。
相手の攻撃が当たってもそのまま相手にパンチを命中させたこの42話、43話での使用シーンが、
MUGENキャラの技性能の元ネタになっていると思われる。
ゲーム作品「大怪獣バトルRR」で使用した新技で、アッパーカットで打ち上げた相手に対して、
ドリルのようにきりもみ回転しながら飛行して突進する。
ガイアはTV本編でも、体をきりもみ回転させて飛行突進し
敵の体を貫く「ガイア突撃戦法」という技で何度か敵を倒しており、
ゲームオリジナル技名ではあるが、TV版の描写を発展させた技だと言える。
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ストーリー |
1980年代、世界各地に天才児が次々と生まれるという出来事があった。
成長した天才たちはお互いにコンタクトをとり始め、
いつしかそのネットワークは「アルケミー・スターズ」と呼ばれる科学者の集まりとなった。
そして、やがて地球に「根源的破滅招来体」と呼ばれる存在が現れることを予測した彼らは、
国連と共同で汎地球防衛機構G.U.A.R.D.(対根源破滅地球防衛連合)を設立。
自分たちも研究を重ねることで破滅への対策を模索していた。
ある日、アルケミー・スターズのメンバーである大学生・高山我夢は粒子加速と自分の意識をシンクロさせることで、
地球の気持ちを知ることはできないかという挑戦をしていた。
実験の途中、我夢は龍のような巨大生物と戦う赤い巨人の姿を見る。
一方、地球に突如としてワームホールが発生。
ワームホールから現れた謎の結晶の中から宇宙戦闘獣コッヴが出現し、街を破壊し始める。
G.U.A.R.D.のエキスパート部隊XIG(シグ)が出撃するものの、
アルケミー・スターズの技術提供で作られた兵器ですらコッヴを倒すことはできず苦戦を強いられる。
自分たちのやってきたことは遅かったのか? 衝撃を受ける我夢は足元に現れた空間に落ちてしまった。
地中に吸い込まれていく我夢が見たもの。それは、粒子加速実験で見た赤い巨人だった。
地球を守るために巨人の力を受け取った我夢は実験中に見たものと同じ技を使いコッヴを倒す。
その後、分析担当としてXIGに入隊した我夢。
彼は地球の外から押し寄せる根源的破滅招来体の刺客や突然目覚めた地球生まれの怪獣たちと戦っていた。
しかし、我夢の前に現れた青き海の巨人・ウルトラマンアグル=藤宮博也は人類がいる限り地球が破滅から救われることはないと考えていた。
実際、我夢が見たものは破滅の象徴や脅威としての怪獣だけではなかった。
台風とともに大気中の汚染物質を浄化してゆく謎の自然コントロールマシーン、人間による環境破壊が呼び覚ました怪獣、
破滅と人類に対して様々な考えを抱く人間達。
それでも、人々を守りたいという思いを捨てなかった我夢は「ウルトラマンガイア」として戦い続け、ついにアグルとの直接対決に至る。
その戦いは引き分けで終わったものの、我夢は二人のウルトラマンの戦いが根源的破滅招来体によって仕組まれたものだったことに気付く。
ウルトラマン同士の戦いで放出されたエネルギーを使って開かれた特大のワームホールから顔を出す巨獣ゾーリム。
我夢から真相を知らされ、絶望の中に叩き落とされた藤宮は我夢にアグルの光を渡し、いずこへとその姿を消してしまう。
2つの光を手にした我夢は新しい姿「ガイアV2」と二つの光の力を最大限に発揮した姿「ガイア・スプリームヴァージョン」に進化し、
その強く大きな力でゾーリムを撃破した。
だが、藤宮との対立がなくなったとはいえ、我夢の前には様々な問題が立ちふさがった。
依然として続く根源的破滅招来体の攻撃、再び姿を現した自然コントロールマシーンとその正体、
地球生まれの怪獣との遭遇を通して見えてきた「地球に生きる者」としての彼らの姿、
根源的破滅招来体や怪獣を恐れるあまり地底貫通弾や惑星破壊兵器による怪獣狩りに走る人類。
それらを前にしながらも、我夢はXIGやアルケミー・スターズの仲間たちや、
戦う誇りを取り戻し、アグルV2として戻ってきた藤宮とともに前に進んでいった。
そして、根源的破滅招来体の最終兵器・根源破滅天使ゾグに一度は戦う力を奪われながらも、
人類と地球怪獣の力で再び立ち上がり、ゾグを倒した二人のウルトラマン。
ついに地球は平和を取り戻すのだった。
上の説明ならびにアグルの記事と合わせてみると話の流れがだいたいわかる動画 |
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本編で度々提示される人間の危うさや愚かしさ、怪獣も人間も同じ地球に生きる命だということを描いたエピソード、
地球そのものを破滅させようとする宇宙からの悪意にある意味地球全体で立ち向かっていったラストなど、
『
ウルトラマングレート』の終盤で描かれた「地球と向き合う人類とウルトラマン」を本格的に扱った作品であるともいえる。
ウルトラシリーズ自体、『ウルトラQ』から派生した比較的SF要素が強い特撮シリーズだが、
その中でもガイアは特にSF作品らしさを前面に押し出しており、シナリオや演出などと並んでSF要素の濃さも評価されている。
「僕たちは…破滅するために生まれたんじゃない…絶望するために生まれたんじゃない!」
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ところで「根源的破滅招来体」って? |
……いや、ふざけているのではなくて本当に分からないんです。
劇中で人類滅亡を望んでいることは語られたが、それ以外の具体的な情報が全くないのだから。
劇中で現れた怪獣のうち、地球外から来た者たちは便宜上「根源的破滅招来体」と呼ばれていたが、
後にあることに気づいた我夢自身によって「実際に暴れる怪獣 ≠根源的破滅招来体」と否定されている。
また、明確な意思を持って人類を破滅させようとしていた宇宙からの来訪者に関しても、
彼らは根源的破滅招来体そのものではなく、 あくまで尖兵にすぎないという扱いであり、
どこから来た何星人というようにはっきり名乗った存在も一度も登場していない。 *2
ラスボスのゾグもまた、上述の通りあくまで最終兵器(=道具)であって黒幕ではない。
そもそも「根源的破滅招来体」という名も人類側が付けた呼称であり、本来の名はなんというのか、
単独の存在なのか複数いるのか、普段はどこにいるのか、なぜ人類を滅ぼしたがっているのか、
最終兵器だったゾグを倒された後はどうなったのか、『ウルトラマンガイア』の放送が終了して、
15年近く経った今になっても明かされていない。
根源的破滅招来体の正体はウルトラシリーズ最大級の謎の一つなのである。
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クロスオーバーに関する話 |
「正体不明の根源的破滅招来体と、共に生きる仲間である地球怪獣」という設定の都合上、ガイアの怪獣は使い辛いらしく、
後述の『大決戦!超ウルトラ8兄弟』や『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』では、
「 ガイアは登場するのにガイアの怪獣は登場しない」という事態になっている。
前者はジャックとダイナの怪獣もいないのでまだいいが、後者は登場ウルトラマンの中で唯一対応する怪獣がいない。
一応「奇獣ガンQ」は登場しているが、プレイヤーキャラではなく 背景キャラ(前作『FE3』ではプレイヤーキャラ)。
近年は映像作品でも怪獣が作品世界観の垣根を超え登場するようになり平成怪獣も客演の機会が増えたが、
『大怪獣バトル』シリーズ及び『 ウルトラマンゼロ』シリーズ、『ウルトラマンギンガS』でも、
登場したガイア怪獣は相変わらずガンQのみといういささか寂しい扱いになっている。
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メタ的な裏話 |
メタ的なことを言えば、各話担当の脚本家にシリーズ構成の小中千昭氏が出した指示も、
「根源的な破滅と聞いて思い付いたものを敵にしてくれ」と一切型にはめないものだった事が語られている。
ストーリーや敵の多様性を出すために、あえて細かいところは決めなかったのだと思われる。
そのおかげで、「地球を対消滅爆発で消し飛ばそうとする反物質で構成された怪獣」、
「古代から生き続ける魔術師が使役する魔獣」、「対ガイア用我夢捕獲専用ロボット」
「 烏天狗のような超強敵」等、非常に斬新且つバリエーション豊かな敵が登場している。
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『ウルトラマンガイア』の派生作品・客演 |
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劇場版『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』 |
『ウルトラマンガイア』の劇場版ではあるが、この作品の主人公は我夢ではなく、普通の少年・新星勉。
『ウルトラマンガイア』は勉の住む世界のテレビ番組という設定
(第12話で本来の話とは全く違う話が放送されているので、我々の住む現実世界ではない)で、
彼がどんな願いも叶えるという赤い玉を見つけたことにより、
「ウルトラマンガイアの実在する世界」の我夢や怪獣が勉たちの世界に呼び出されたり、
いじめっ子(モデラー志望の怪獣マニア)が作った怪獣の人形が実体化し大暴れしたりするという流れ。
さらにラストバトルではピンチに陥ったガイアを助けたいという勉少年の願いにより、
前作・前々作の主役であった ウルトラマンティガ・ ウルトラマンダイナが登場、ガイアと共闘している。
なお、この映画の公開日とスプリームヴァージョンの初登場回の放送日は全く同じなのだが、
本作でのスプリームヴァージョンは本編と比べて結構細身になっている。 別名SV(スリム・ヴァージョン)
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ビデオ作品『ガイアよ再び』 |
ゾグとの戦いから一年が経ち、我夢は再び大学生活に戻っていた。
平和な暮らしが戻ってきたことによって、二人のウルトラマンの戦いも過去の物になろうとしていた。
しかし、地中で眠っていたはずの地球怪獣たちが再び活動を始め、
藤宮とG.U.A.R.D.は怪獣への処置の方針の違いから対立、我夢も準隊員の身分を与えられてXIGに舞い戻る。
それぞれ違った角度から真相を探る我夢と藤宮は、人間や怪獣とは違う者たち「リナール」、
そして、再び現れた根源的破滅海神ガクゾムに遭遇する…。
ちなみに他に発売された『 ティガ』、『 ダイナ』のOVと違い、唯一完全な続編作品だったりする。
一応『ティガ』も続編と言えば続編ではあるが。
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客演作品におけるガイアの活躍 |
映画『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』
「ウルトラマンがテレビ放映されていた世界」が舞台の作品で、
今回の我夢は主人公であるダイゴ(ウルトラマンティガ)の幼なじみという設定
(但しダイゴがティガを指して”見た事のないウルトラマン”と言った事から、
平成シリーズは放映されていない世界だと思われる)。
少年時代はダイゴやアスカ(ウルトラマンダイナ)と共にウルトラマンに憧れており、
「大きくなったら科学者になって、ウルトラの星へ行くための宇宙船を造る」という夢を持っていた。
実際に大きくなった我夢は『ガイア』同様に科学者としての才能に恵まれ、将来を期待されていたが、
その期待からくるプレッシャーに耐えきれずに科学の道から去り、
物語開始時点では横浜マリタイムミュージアムの学芸員になっている。
ウルトラマンメビウスと出会ったことで自分たちの世界に迫る危機を知ったダイゴの話を最初は真に受けなかったが、
「自分にできることを精一杯やる」意志を取り戻したダイゴの訴えやレナの呼びかけで昔の夢を思い出したことや、
『ガイア』の世界に住む別の自分の記憶を受け取ったことなどがきっかけでガイアの光を手にし、
ダイゴやアスカ、光の国のウルトラマンたちと協力して侵略者の脅威を退ける。
エピローグでは学界に復帰し、同じく学者だった藤宮とともに反重力推進装置を搭載した宇宙船を建造し、
ダイゴたちと共に宇宙(目標はM78星雲)へ旅立つ。
映画『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』
ウルトラ戦士達を封印してきた超時空魔神エタルガーによって封印されるが、
ギンガたちの活躍によって復活した。
その後はティガ、ダイナとともにエタルダミーのファイブキングと対決。
光線技を仲間と同時使用し相手を粉砕した。
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ゲーム作品 |
『ウルトラマン Fighting Evolution Rebirth』
PS2のゲームである本作では、ウルトラ兄弟とティガ、ガイア、コスモスが同じ世界に存在している。
夜の空港で再生 ブルトンと激突。バリアを張ってダメージが入らないブルトンに苦戦しているところにアグルが出現。
ガイアはアグルと協力して戦おうとしたが、アグルはブルトンが作り出した偽物であり、背後から攻撃されて窮地に陥った。
しかし、本物のアグルが救出に来ると形勢は逆転。ブルトンの体内空間でブルトンと戦い、撃破する。
この戦いは原作のクインメザード戦やガンQ戦を彷彿させるものになっている。
その後、アグルを倒したネオカオスダークネスの前に出現。戦いを挑むが、返り討ちにあう
(この戦いでは ネオカオスダークネスを倒しても復活するため、勝つことは不可能である)。
最終決戦ではネオカオスダークネスIIを浄化しようとするコスモスに力を貸した。
このゲームでのヴァージョンアップは、ティガやコスモスのタイプチェンジと違ってレベル1の必殺技になっている。
(FERでは各キャラに2つか3つの必殺技が設定されており、チャージしたゲージを消費して発動する。最大レベルの必殺技は一撃必殺技になっている)
そのため、ゲームの特徴であるド派手な必殺技演出の対象になっており、異様なまでにもりあがる筋肉を見ることができる。
『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』
特撮ヒーローRPGのこちらでは第1部『ウルトラマンガイアの章』の主人公であり、
原作通りに根源的破滅招来体の脅威に立ち向かう他、宇宙刑事ギャバンと協力して宇宙犯罪組織の暗躍を阻止したりしている。
また、この作品のエンディングは『ウルトラマンガイア』の最終回ラストシーンを再現したものになっており、我夢がトリを担当している。
CMにも我夢本人が出演しており、第1部はほぼガイアの本編をそのまんまなぞる内容だった上に、
ヒーロー集結後の最終章でもほぼ主人公的な扱いだった為、ゲーム自体が「スーパーウルトラマンガイア作戦」と揶揄されることもあった。
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番外?漫画『ウルトラ忍法帖』 |
今は亡きコミックボンボンで連載されていた『ウルトラ忍法帖』では異世界からの来訪者として登場。
ダイナ同様真面目な性格で高等身で描かれたウルトラマンでもある。
ガイアがメインを勤めた「虓魔王編」は 作中屈指のシリアス&ハード回とされており、
ガイア自身も仲間や両親 *3を虓魔王に殺されているなどハードな生い立ちを背負っている。
その反動か、作風がいつも通りに戻った回では「僕はギャグ漫画に向いていない…」と嘆いていた。
全体的な出番はかなり少なく、 作者にすら存在を忘れられてしまう事もしばしば。
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そして、20年後… |
我夢「僕は高山我夢。この世界の時空が、根源的破滅招来体によって歪められてしまった。」
我夢「このままでは、ガイアとアグルの存在も、本来の歴史の存在も消されてしまう。」
我夢「歪められた時空をもとに戻すためには、多くの人たちに、本来の歴史を記憶してもらう必要があるんだ。」
我夢「この映像を広めて、僕らに力を貸してほしい。頼んだよ。皆が頼りなんだ!」
20th記念企画として、現在Youtubeの円谷プロ公式チャンネルにて週一配信が行われている。
20年前の本放送と同じく水曜日の18:00に最新話配信。公開期間は次の話配信までのきっかり一週間である(『R/B』見逃し配信などと同じシステム)。
我夢曰く、
「20年たったのにこの期に及んで根源的破滅招来体が『歴史改変によるウルトラマンの消滅』を企んでおり、
対策として本来の歴史を周知することで改変に対抗する」とのこと。
上のメッセージも我夢からのビデオレターとして公開されていた。
とにかく、ガイアを応援するべく読者諸兄も配信を視聴してほしい。
1回RT作戦失敗して消滅→映画の赤い球でリスポーンしたけど
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MUGENにおけるウルトラマンガイア
muu氏により『
対決!ウルトラヒーロー』のガイア・スプリームヴァージョンのドットを用いたキャラが公開されている。
muu氏おなじみのネビュラコンボやスピリッツシステムを搭載している。
同氏製作のアグルと比較した場合、超必殺技を使った削りが弱めだったり当て身技がなかったりするものの、
アグルよりも体力が高く、当たった相手の動きを止める飛び道具を持っていたり、
XIGファイターの援護攻撃が
極端に背の低いキャラに当てやすくなっているなどの利点があり、優劣の付けがたい関係になっている。
フォトンエッジもしゃがんで使う技なので、四足怪獣や背の低いキャラにも結構当てやすい
特筆すべきは、弾速が極めて遅くかなり長い間画面に残る上に相手に当たっても消えないゲージ技シャイニングブレード。
自身の攻撃とで挟み撃ちにしたり吹き飛ばした敵に当てたりとかなり使いやすく、この技で戦局が決まることも珍しくない高性能技である。
超必殺技のフォトンストリームは非常に強力だが、使う前の隙が結構大きいのでうまく当てるのは難しい。うまく使いたい。
またアグルと同じく、自分の体力が少なくなるとライフゲージの点滅が始まり、
敵の体力を半分以下にすると劇中BGMの「ガイア大空中戦!!」が流れる。
さらにAIも10段階に調節可能なものが搭載されており、しっかり立ち回ってくれる。
AIレベルを調整する箇所で援護攻撃とBGMをオフにできるので、
動画使用時に別のBGMを流したい時などは調整しておくといいだろう。
またbakisimu氏による性能改変パッチが存在する。
通常攻撃の性能が強化される代わりに、スピリッツを含む他の部分の性能が抑えられているため弱体化気味の調整となっている。
SEの変更やカットインの追加など演出面でも強化される。
2015年1月17日の更新で改変パッチから単独のキャラとして動作するようになった。
出番は、3:16から。アグルとのコンビネーションは必見。
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地球には怪獣がいて、ウルトラマンがいる。
この美しい星を、私たちはもっと愛していきたい。
出場大会
削除済み
出演ストーリー
その他
*1
SV登場時点では黒系統が配色された善玉のウルトラ戦士はキング、ガイア(V2以降)、アグルくらいだった。
ちなみに2018年現在ではこの3人に加え、ジャスティス、
ネクサス、ビクトリー、
エックス、オーブ、
ジードが該当する。
なお、別形態や合体系も含めれば更に増えるがここでは割愛。
*2
正確には「フルータ星人」を名乗る者が登場したが、
これはXIGが紛失した怪獣の卵を拾い身代金をせしめようとした
鉄工所のおっちゃんや兄ちゃん達の狂言
であった。
*3
作中では完全オリジナルキャラクターを出すことは「禁じ手」として扱われている節があるらしく、回想で両親が描かれた際には、
「ガイアの父と母は、テレビの『ウルトラマンガイア』には出てきません。」(注:原文ママ)といった注釈が添えられていた。
ちなみに、仲間としてアグルも出る案があったらしいが、結局なかったことになってしまった。
作者である御童カズヒコ氏によると、本来ガイアと同時に出したかったのだが、
円谷プロから「アグルを出すのはしばらく待って欲しい」と言われ、結局タイミングを逃してしまったという。
現在はホームページにおいてラフスケッチが公開されている。