なお復讐貴はより殺人貴に似通ったNORMALスタイルを使って比較するとする。
また、作者が将来的に直すと発言しているバグ(永久コンボなど)や、AI対AI戦のことは考慮に入れない。
(なお、これらの文章はあくまで似たようなキャラを見比べると単純に面白いから比較するだけのものであり、
両キャラのキャラ的な優劣を図ったり、両キャラの作者に対して「~という点が弱すぎる・強すぎるから直すべき」
と間接的に発信する意図は全くないことを明確にしておく。
作者が求めるキャラもプレイヤーが求めるキャラも千差万別。みんな違ってみんないいのだ)
基本ステータスは、装甲は復讐貴の方が中パンチ一発分くらい硬い。
ダッシュやジャンプなどのスピードはほぼ同等。他のモーションもほとんど性能は同じ。
空中ハイジャンプは殺人貴専用だが、そんなに役に立つものでもない。
ノーゲージのコンボの威力は、殺人貴の方が「六兎」があるので僅か勝る(MUGENのダメージにして10~20くらい)。
しかし「画面端を背負った状態で空中投げ→急降下して追撃」は復讐貴しかできないので、どちらかというと復讐貴の方が強い。
投げからのコンボの威力はほぼ同等(250前後)だが、ゲージ回収率は復讐貴の方がかなり高い。
と思いきや、最新verの殺人貴は画面端でなくても上記の追撃が出来るようになった。
復讐貴の回収率は負けるが、ノーゲージでの立ち回りは殺人貴の方が互角以上か。
1ゲージを使用したコンボは、「蹴り穿つ死翔の脚」より強い「六鷹EX」を持つ殺人貴の方がちょっと有利。
だが、HEAT以上の状態なら復讐貴は「七風襲天」を使った威力・ゲージ回収率の高いコンボが可能。
HEATは1ゲージから可能で、しかも復讐貴は「HEAT発動で吹き飛ばす→七風襲天」というコンボができ、
ゲージ回収率も復讐貴の方が高いので、この分野ではせいぜい五分五分程度。
復讐貴は八穿・七夜・一風の移動攻撃技を遠距離で出したとき、失敗せずに別の技に移行するようになっているが、
追加攻撃が発動する距離だと、見てから前ジャンプするだけで全ての攻撃が簡単に避けられてしまう。なのであまり意味がなく、むしろ隙が大きくなっている。
使わなければいいだけなので普通は問題にはならないが、近距離で避けられた場合に反撃されやすくなったため、この点は多少弱体化している。
水月の性能は、Aは同等。B・Cは復讐貴の方が無敵時間と隙で勝っている。
攻撃判定の強さや無敵時間の有無は細かい違いがあるが、全体的に復讐貴の方が少しだけ優秀。
しかし、殺人貴にある「六鷹」の無敵時間が復讐貴に全く無い(EXにすらない)のは特筆すべき点。
もっとも六鷹を使わずとも、零異や二柳・三斧にシールドバンカーといった優秀な返し技が複数あるのであまり弱点にはならない。
なお復讐貴のシールドバンカーは、当身判定の持続時間が倍、なぜか投げ技まで返せる、やられ判定と不利時間がやや小さいなど殺人貴のものより性能がかなり高い。
後の点では、追加技のある復讐貴の方が殺人貴より大なり小なり有利になる。
特に瀕死時に使える「決死の一撃」は近距離のみガード不能・高範囲・高威力・高スピード・無敵・コストなし・シールド不能・追撃可能など、
コマンドが421623+startという複雑なものであることを除けば高性能な技。無条件で十七分割で追撃できるのも強い。
総合すると、殺人貴にも復讐貴に勝る点が全くないわけではないのだが、
全体的に『現行版』は復讐貴の方が性能が高い、と言っていいだろう。
両者ともに作者が性能の見直しなどを常に行っているため今後どうなるかはわからない。
両者ともに初期型に比べ良調整が加えられていっていることは事実である。
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