エアーマン

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エアーマン - (2018/12/05 (水) 15:08:57) の編集履歴(バックアップ)



「なんだ、お前、吹き飛ばすどー!」

ロックマンシリーズ第2作目『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』に登場する8大ボスの1体。
青い扇風機に手足の生えたような外見が特徴で、「1」のイエローデビルのように頭がなく人間でいうところの鎖骨付近に目がある*1


行動パターンは「6発の竜巻を三回出し、ジャンプしながら反対側へ移動してまた竜巻」を繰り返すだけなのだが、その竜巻が非常に厄介で、
複数の小さな竜巻を発生させる特殊武器エアーシューターは弱点武器であるリーフシールドさえ吹き飛ばしてしまう。
加えて、同時に風が吹いてロックマンが押し出されるため後ろに回り込んでバスター連射という策も通じない。
ステージの端が落下する崖じゃないことが救いだろうか。
その強さたるや、ニコニコでは「エアーマンが倒せない」という楽曲まで作られるほど。
まさしく2のボスでも屈指の強豪と言えるだろう。
+ ……と言いたいところだが
実際のところ、 そんな巷で言われるほど強くない。というかむしろ2の中では弱い部類である。
なぜかというとコイツ、竜巻こそ確かに厄介だしノーダメージを意識すると相当厳しいが、竜巻のダメージ自体はそれほどでもない。
ジャンプ以外の時もほとんど棒立ちであり、竜巻さえ避けた後にすかさずバスターを撃てば(ジャンプしなければの話だが)勝手にダメージが入る。
後ろに回り込むこともできないものの、竜巻と同時に発生する風を利用して
「後ろに回り込む→竜巻が移動するまでバスター連射→タイミングよくジャンプして避ける」
というだけでもダメージを受ける機会を十分減らせる。
これらのことから、残念ながら倒せないというほどのボスでもなく慣れてしまえば十分撃破可能のボスとなっているのである。

とはいえ、下手にノーダメージを意識したりするとやはり竜巻が厄介であり、初心者には上記のような攻略法も中々思いつかない。
かの「エアーマンが倒せない」は、そんな初心者の嘆きと考えれば決してエアーマンを過大評価しているような曲でもないだろう。

ロックマンが使用する場合は軌道がやや異なる竜巻を斜め上に三つ飛ばす。
バスターやジャンプで届かない敵を撃ち落とす場合はもちろん、至近距離で全弾当てて倒すというバスター連射より早いごり押しプレイも可能。

『スーパーアドベンチャー』では最後に戦う『2』のボスとして立ちはだかる。CVは古田信幸氏。
原作のようなジャンプではなくホバー移動をしながらエアーシューターを三発同時に撃ってくる。
たとえ負けてもトドメを刺される直前でエレキマンに救出されるかたちでコンティニューが可能。

アーケードゲーム『パワーファイターズ』にも敵として登場。
おなじみのエアーシューター以外にもゴミを吸い寄せて勢いよく発射するというダストクラッシャーのような技が追加されている。しかし相変わらず葉っぱに弱い。
ちなみに、原作でエアーシューターが弱点だったクラッシュマンが本作に登場しないため、クイックマンの弱点となっている。
一応こちらのエアーマンも喋るのだが、声優名が非公開となっている。

+ どこへ急ぐロックマン?ーー地獄へか?
有賀ヒトシ氏の漫画作品『ロックマンメガミックス』及び『ギガミックス』にも登場しており、肩幅の大型化など武骨なデザインにアレンジされている。
本格的な登場は『2』を再現した『R破壊指令』からであり、部下との協力で大型台風を巻き起こしながら、フラッシュマンと共にロックマンの前に立ちはだかる。
ロックバスターをエアーシューターで全て弾き返すなど戦いを有利に進めていたが、カットマン達がロックマンと合流したことで戦況は一変、部下を全て倒されてしまう。
その後は増援に現れたメタルマン、クラッシュマンと共にライトナンバーズと交戦するが、ロックマンの活躍で本命のスカル衛星作戦は失敗。
その様子を見て「これ以上戦う理由はない」と判断し、メタルマン達を連れて撤退した。この時ライトナンバーズを「戦士」と認めている。
武人肌の豪傑でありながら冷静さも併せ持ち、セカンドナンバーズのリーダー格として描かれることが多い。

「我らが主 ワイリー様の野望成就の為!!」

「邪魔になりそうな貴様を倒す!」


MUGENにおけるエアーマン

海外で製作されたものが数体確認されている。
  • Laspacho氏 & DarkCipherLucius氏 & Magma Dragoon氏製作
フォルダ名は「RMM_Airman」。
スプライトをLaspacho氏が、キャラをDarkCipherLucius氏、Magma Dragoon氏が製作したもの。
WinMugenで動作可能。
必殺技はやはり竜巻を起こすものが多い。

AIも簡易的なものが入っている。
カオス同盟氏によって制作された外部AIも存在するようだ。

  • Mr.Giang氏製作
上記のものの改変版。
フォルダ名は「Airman」。
こちらは新MUGEN専用で、1.0用と1.1用のファイルが別々に公開されている。
ボイスが新しくなっており、やたらドスの効いた声を発してくれる。
AIはダウンロードした状態では適用されていない。

改変前の「RMM_Airman」用のファイルが未整理のまま残っているらしく、
外部AI用とおぼしきファイルを無理矢理適用させてみようとするとエラーが出てしまう。
ダウンロードは動画ページのリンクから

これらの他にもCalamixが『パワーファイターズ』のスプライトを使用したエアーマンも作られていたが、サイトの消失で入手できなくなっている。
三方向に発射するエアーシューター、トルネードホールドの設置、竜巻を纏って突進などアレンジが追加されている。
AIがなく、一部のゲージ技でゲージが消費されない不具合もあった。
ちなみに上記のMVC風のエアーマンの上半身のドットとしても使われており、ガードの際は何故か中央のファンが巨大化する。

また、ファミコン版のドットを使用したコンプゲームも存在するが、自動AIでボスの動きを再現しているため操作ができない。

出場大会



*1
後に『3』以降の作品にもこのデザインのロボット達は必ずといっていいほど登場し、総じて「エアーマンタイプ」と呼ばれている。
あのライト博士ですら参考にしてマグママンを作ったのだから、これに関してはワイリーは誇っていい。
『3』ニードルマン
『4』トードマン
『5』ナパームマン
『6』ブリザードマン
『7』クラウドマン
『8』コールドマン
『9』マグママン
『10』ストライクマン
『ワールド5』ビーナス