カットマン






「真っ二つの刑っす!」


     長所:頭が良くきれる
     短所:話を聞かない
     好き:切り絵
     嫌い:ジャンケン

カプコンのアクションゲーム『ロックマン』シリーズに登場する敵キャラクター。
初代『ロックマン』に登場する6体のボスの内の一体
紅白を基調としたデザインで、頭に大きなハサミが付いている。

正式名称は「DRN.003」。つまりライトナンバーズの3体目である(厳密には4体目で、000のブルースが最初の一体目)。
001がロックマンで、002がロールであるため、6体のボスの中では最年長。
ボディはロックマンと同タイプの物が使用されている模様(裏事情を言えば容量の節約のため、色違いの同じものを使い回している)。
元々は森林伐採用にライト博士が作ったロボットで、特殊合金であるセラミカルチタンで出来たカッターを使う
(余談になるが、ロックマンの世界において「セラミカルチタン」は広く用いられており、カットマンの鋏だけが特別製なわけではない)。
そのため、身軽な上に風雨に対する耐性も高い。その代わり、衝撃には弱くなってしまった。
ステージはやや難しいものの、攻撃パターンは頭のカッターを投げつける技と体当たりのみ。
カッターのスピードは遅く、落ち着いてかかればそれほど苦労はしないので、一番最初に倒したプレイヤーも多いであろう。
倒すと特殊武器「ローリングカッター」を入手出来る。
ちなみに、『ロックマン2』に登場したメタルマンはカットマンをベースに製作されたロボットで、機動力と連射性に特化している。

弱点は「スーパーアーム」の岩投げ。2発で撃沈するが、再戦時には岩が無いため弱点を突く事は出来ない。
ちなみに、ロックバスターで3ダメージ入る唯一の敵だったりする。

ゲームボーイの『ロックマンワールド』にも登場したが、こちらではロックバスターのダメージ低下、アルゴリズムの変化、
バスターを当ててもひるまない、部屋(というか画面)が狭い、等の要因によりかなり強化されている。
ちなみにこちらではガッツマンとボンバーマンが登場していないため、弱点武器は「ファイヤーストーム」になっている。

性格はお調子者目立ちたがり屋
西を喋っていた時期もあるが、同時期に名古屋弁だったヒートマン同様、黒歴史扱いである。

『ロックマンロックマン』では弟機であるはずのファイヤーマンエレキマンを「兄貴」と呼んでおり、
ガッツマンを「ガッツの旦那」、ロールを「姐さん」と呼んでいる。アイスマンにだけは何故か強気で、舎弟扱いしている。
普段の一人称は「オイラ」だが、ワイリーと戦う際は「ぼく」になっている。

基本的にローリングカッターはスペアが無く、それ以外の攻撃手段を持たない事から、切り込み隊長(とも言う)として描かれる事が多い。
コミックボンボンで『パワーストーン』等を連載していた出月こーじ氏の「ロックマン8」では、
フォルテにローリングカッターを握り潰されて即退場 という悲惨な扱いだった。

『ロックマン8』にもSS版のみ隠れボスとして登場し、さらに『ロックマンX8』でもある条件を満たす事で、
ファミコン時代のグラフィックのまま(横から見るとペラペラ)で隠しキャラとして登場する。
そして、こちらでもエックスの特殊武器「スクイーズボム(相手の弾を吸収するブラックホール)」をローリングカッターに当てると体当たりしか出来なくなる。

上記の『ロックマンロックマン』ではローリングカッターがプレイヤー使用時にのみ、二発まで出せるようになった。
余談だが本作のワイリーマシーンは8ボスの特殊武器を使い、それに対応した弱点を持つようになる(要はコピーロックマンと一緒)が、
カットマンの弱点はスーパーアームなため、ブロックを生成出来るガッツマンでない限り弱点を突く事が出来ず、
更にローリングカッターはロックバスターを弾くため、浮遊するワイリーマシーンには攻撃を当てにくい、と本家よりも鬱陶しくなっている。
プレイアブルキャラでは唯一「壁を蹴って登れる」機能が備わっており、ファンの間ではこの能力が後のエックスに受け継がれたのではないかと考察されている。
また、本作オリジナルのボス(オイルマンとタイムマン)が追加された事で、
ローリングカッターを弱点とするボスもエレキマンからボンバーマンに変更されており、爆弾を真っ二つにして爆発を阻止する事も出来る。

アーケードで稼動した『ロックマン ザ・パワーバトル』シリーズにも登場。
背景を頭の鋏で切断するというどこかで見たような大技を持つが、本項でも散々述べられているように、
攻撃に関してはシンプルそのものなため、それほど苦労する相手ではない。

欧米版のアニメ『MEGAMAN』では、何故か腹話術の人形のような顔になっていて、しばしば『モンスターファーム2』のチャッキーと言われる。
原作同様、元はライト博士が作ったロボットだったが、ワイリーに改造されて以降は彼の手下として戦う。
出番も多く、よくガッツの旦那やスネークマンとコンビを組んでいるが、
先に倒されたガッツマンの下敷きにされたり、エックスに跳ね返されたサーチスネークに食われる等、とばっちりなやられ方での退場が殆ど。
ローリングカッターの切れ味は、ヘリコプターのプロペラや鉄道の橋そして自分を容易く切断し、
攻撃よりも天井を切り崩してMEGAMANを足止めする際に用いられた。

+ロックマンに手は出させねぇ。てめえの相手は俺がしてやるぜ!!
有賀ヒトシ氏の漫画『ロックマンメガミックス』及び『ギガミックス』においては、
出番の多いライトナンバーズの中でも最年長のリーダー格として出番が非常に多く、エレキマンやシャドーマンと並び準主役級の活躍を見せる。
初出はやはり初代を題材にした「ロックマン誕生」であり、(これまたやっぱり)ライトナンバーズの中で一番最初に倒されてしまった。
その後、「R破壊指令」においては、セカンドナンバーズからロックマンを救うため、他のライトナンバーズと共に救援に現れている。
「R破壊指令」のリメイク前作品である「破壊指令」では、単身ラッシュジェットに跨りクラッシュマン達に挑む漢気を見せた。
また、過去に同じ作者の『ロックマンズサッカー』のコミカライズでもネタにされた事だが、開発順が近いためか首から下はロックマンと良く似ており、
この時に首から上が見えない角度で現れたため、クラッシュマン達が一瞬ロックマンと誤認して驚くという演出がある。そして…。

+「…おふたりに話がある…。」『ロックマンギガミックス』ネタバレ注意
『ギガミックス』終盤、スペースルーラーズ(ワールド5のボス達)の罠で、ロックは機能停止寸前まで追い込まれる重症を電子頭脳に負ってしまう。
それに対しエレキマンは「心優しいロックを、最後の戦いぐらい開放してあげたい」と言うが、カットマンはどこか納得出来ずにいた。
しかし、彼はロックマンが重症を負ってなお戦う意志を捨てておらず、ライトとワイリーの二人の博士も諦めず賢明にロックマンを修理している姿、
そしてスペースルーラーズという強敵に対して、かつての敵味方がこれまでの禍根を乗り越え団結している姿を見て、ある決心をする。

それは、 自分のパーツを流用してロックの修理に使うよう、二人の博士に提案する事であった。
前述のように、パーツのほとんどがロックマンと共通しているカットマンだからこそ出来る提案である。
勿論通常なら人間にとって脳にあたる電子頭脳の入れ替えなど不可能なのだが、カットマンは更にこう提案する。
「ロックのデータを全て吸い出し、自分の電子頭脳に上書きすればいい」。それは当然、カットマンという人格が消える事を意味していた…。
それに対しロボットの「心」を何よりも大切にしているワイリーは猛反対するが、カットマンはそれでも必死で説得する。

「俺は死ぬつもりはねぇよ。只戦いてぇだけさ。──ああ、ロックを生かすっていう…戦いだ!!」

「それに勝つためにはあんたたちの協力が必要なんだ!!頼む!!俺に力を貸してくれ!!」


そして、カットマンのパーツを使い、ロックマンは復活した……。

+ハハハハ!!やったぜ!!ロックが勝ったぜ!!ルーラーズをぶちのめしたぜ!!
ルーラーズとの戦闘中、突然こう叫びだす……ロールちゃん。
実は、博士達はカットマンの心と記憶を事前にロール(彼女もまた、ロックやカットマンと同型である)の電子頭脳に移していたのである。
お手伝いロボットであるロールの電子頭脳にはかなりの未使用領域があったために出来た事なのだが、
勿論余ってるとはいえ一人分の電子頭脳に二人分の心など入らないため、カットマンのデータには物凄い圧縮がかけられており、
再解凍出来るかも怪しかったのである。だから博士達は敢えてお茶を濁していたのだが…。
まあ、なんだかんだで上手くいったため、新しいボディを作って心を移植すればカットマンは復活出来ると言われており、
事実エピローグでは他のライトナンバーズ同様に元気な姿をみせている。よかったよかった。

「キレイ事でもいいじゃねえか。あんな光景が見れるんならよ…命をかけて戦ってきた価値はあるさ」

「さ 立てよ。こんな所で立ち止まってるなんてお前らしくないぜ!!」

「君は────…」

「昔お前が戦ってくれたおかげで────助けられた一人さ!!」



皆を引っ張るリーダー格である事が多い一方で、短期でキレやすいという欠点もあり、
「R破壊指令」では、敢えてワイリーに投降しようとするエレキマンの真意にウッドマンと一緒に気が付いていなかったり、
「戦士の休日」では遊園地で働くフィフスナンバーズを、「奴らはワイリーロボだから」という理由で何か裏があるのではと疑っていた
(尤も、向こうも最初はクリスタルマンが「奴らはライトロボだから我々の邪魔をしに来たに決まっている!」と決めつけていたが…)。
そんな前例があったため、『ギガミックス』の「白い悪夢」序盤、ライトナンバーズに助けを求めに来たシャドーマンに、
他のライトナンバーズが疑いの目を向ける中、ロックと共に冷静に話を聞くよう一喝した所、ファイヤーマン達に「明日は雨だ」と言われてしまう羽目に…。
おまけに、その性格のせいか戦闘シーンで真っ先に倒される事も多く、フォルテやコピーロックマンにはまるで敵わなかった。
しかし、一方でどんな逆境でも諦めないガッツを持っており、コピーロックマンやスペースルーラーズといった強敵達に恐れず立ち向かった。
また、ラッシュと合体してスーパーロックマンならぬ 「スーパーカットマン」 にパワーアップした事もある。

「うるせえッ! …俺は…今…わかったぜ!お前はロックマンじゃねえ!!」

「…お前がロックのはずがねえ… あの…ロックであるはずは… 俺は…認めねえ!!」

「…たとえ…たとえお前が正真正銘のロックマンでも…本物のロックマンでも…」

「俺は本物と認めねえ────っ!!」


実はロックマンより先にデザインされたキャラで、元々は彼が主役で頭のハサミで敵や障害物を切り倒していくイメージだったとのこと。


MUGENにおけるカットマン

Excursion氏製作のものが存在。海外サイト「Infinity Mugen Team」にて代理公開されている。
ドットのベースはMVCのロックマンらしく、システムもMVC風。
原作には無い技を数多く持ち、ロックマン同様にアイテムの装備で技を切り替えて戦う。
お馴染みのカッターを投げつける攻撃の他、地面から発生する「グラウンドカッター」などがあるため、遠距離での戦いに向いている。
上方に斬りつける「アッパーカッター」もあるため、空中の相手にも対応可能。
他にはウッドマンの「リーフシールド」と思われるバリアーも使用する。また、ストライカーとしてガッツマンを呼ぶ事も可能。
超必殺技の「ハリケーンハイパー」は、高速回転しながら無数のカッターを投げつける派手な技で、
攻撃中は無敵なので、追い詰められた時の反撃としても便利。
また、イントロの一つでは『パワーバトル』の背景を切り裂いて現れる演出が再現されている。
AIもデフォルトで搭載されているが、装備の切り替えやストライカーは使用せず、グラウンドカッターなどの飛び道具を多用する簡易的なもの。

なお、このカットマンはどうやら前述の『MEGAMAN』準拠の設定であるらしく、
アイテム交換の際に呼び出すのがライト博士ではなくワイリーだったり、勝利ポーズではスネークマンが姿を見せたりする。

+どうでもいいが…
挑発がウザい。
そして兄貴に至っては庇護のしようがないくらいウザい挑発を公式でやらかしている。

出場大会

  • 「[大会] [カットマン]」をタグに含むページは1つもありません。
更新停止中


カットマン.EXE

「い、今二ホンに向かっているシャドーマン隊長の強さは

 ボクなんて比べ物にならないよ…今のキミじゃ勝てな…ぐわーっ!」


初代『ロックマン』のボスキャラ達の中で唯一『エグゼ1』に出演出来ず、『エグゼ2』の3話のボスとして登場。
ゴスペル所属の自立型ネットナビで、アジーナ攻略部隊副隊長。
作中でも本人のセリフとしてある通り、隊長のシャドーマンが壊滅させた国に生き残りがいないか調べるだけの、後始末的な仕事を担当するという役回り。
ストーリー的には前フリもなく登場していきなりバトル、まるでシャドーマンステージの中ボス。
以後出番なし。外部出演一切無し。原典の彼に比べるとあんまりな扱いである。
アニメでもほぼ同様の軽い扱いで死んでいったが、実は6人兄弟であり、弟達がカットマンブラザーズとしてそこそこ活躍していた。

敵として見ても、厄介な広範囲攻撃を高速移動しながら繰り出して来る他のボスと比べると、
移動速度が遅く、攻撃スピードも遅く、攻撃自体のパターンも単調と、お世辞にも強いとは言い辛い。
中心に岩を配置し、その周囲をカットブーメランらしきハサミが回るという特殊なステージで対決するが、
エリアスチールを2枚使えばほぼ完封状態になったり、中心の岩を破壊してしまえばハサミは無意味になるという有様
(一応、このハサミはこちらの攻撃を弾く効果を持っている上に、設置物を一撃で破壊する能力がある)。
彼のトレードマークでもある頭のハサミ攻撃「サプライズチョッキン」は、威力こそ高いもののロックマンが最前列に居る時しか使用して来ず、
しかも攻撃前と後が隙だらけなので、「最前列へ→一歩下がってロングソード系のチップ」でサクッとパターン攻略される始末。
更に、一つ前のボスであるクイックマンが移動速度が速めで、それなりに強いボスであった事も、カットマンの弱さを際立たせている。

チョキを体現したかのようなキャラだが、固い鋏はパンチ系が効かないし岩をも砕く。

元のデザインを踏襲しつつデザインに変更の入る事が多いエグゼシリーズにおいて、
そのシンプル極まりない外見故か、殆どデザインが変更されていない珍しいキャラでもある。

得られるナビチップの威力が非常に高く、一瞬騙されそうになるが、やはり内容は「目の前1マスに「サプライズチョッキン」を繰り出す」だけ。
一応、事前にプリズムを配置してそのプリズムに当てるなどの工夫で範囲の狭さを補えない事も無い。
……が、果たしてコードの異なるプリズムとカットマンのチップを使ってまで狙う意味があるかと言うと疑問である。


MUGENにおけるカットマン.EXE

原作のドットを用いて日暮野郎氏が製作したものが存在していた。
2019年のYahoo!ジオシティーズ終了により公開サイトが消滅し、現在は正規入手不可。
「サプライズチョッキン」は射程が短いが隙が少ないため、間近でチョキチョキやってれば固める事が出来る。
ゲージ消費のブーメランは、全段ヒットでほぼ即死する超威力。

出場大会

  • 「[大会] [カットマン.EXE]」をタグに含むページは1つもありません。