レッカー


+ 日本語吹替声優
三宅貴大
『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』
内野孝聡
『シー・ハルク:ザ・アトーニー』

マーベルコミックに登場するヴィラン。初出は1968年の『The Mighty Thor #148』。
古参の脳筋ヴィランチーム「レッキング・クルー」のリーダー格を務める。

本名はダーク・ガースウェイト
元々はバール(金てこ)で犯罪現場を破壊し、捜査を妨げるという手口を好んで用いる武闘派の犯罪者だった。
ぶっちゃけ単なる腕っ節の強いチンピラにすぎなかったのだが、
ひょんな事からノルンヘイムの女王カーニラに勘違いで魔力を授けられ*1、魔法のバールを操る超人となる。
……つまりそこらのチンピラ犯罪者が神レベルの戦闘能力を授かってしまったというなろう小説の主人公達が辿る末路傍迷惑なヴィランである。

ソーとの死闘の末に敗北して投獄されたレッカーは、刑務所内で意気投合した3人の囚人と共に脱獄。
彼らにバールの魔力を分け与えてレッキング・クルーを結成し、ソーやヒーローチーム「ディフェンダーズ」と戦う。
後にバロン・ジモの依頼で対アベンジャーズ同盟「マスターズ・オブ・イービル」にチームごと加入し、アベンジャーズ・マンションを襲撃した。
更に数年後、ジモがヒドラのアメリカ征服のために「アーミー・オブ・イービル」を結成した後、再び協力する。

紫色の覆面を被った雑魚キャラ風な外見とは裏腹に、前述の経歴からアスガルド神族に匹敵する超人的な身体能力と不死身の肉体を持つ強敵。
その力はレッキング・クルー全員で、ギリシャ神話の英雄ハーキュリーズを瀕死に追い詰めたり、
ソーと互角の宇宙人ベータ・レイ・ビルが所属するカナダのヒーローチーム「オメガフライト」を壊滅させる程。
また、愛用のバールはそれ自体が一つの神器と言っても過言ではない超パワーを秘めており、
ソーのムジョルニアのように投げ付けても持ち主の手元に戻ってくる他、エネルギーブラストの発射や幻術、バールを介して他者を操るなど、
力押し以外の搦め手も使う事が出来る。レッカー本人は超が付く程の脳筋なのであまり活用されないけど

レッキング・クルーの面々もレッカーのバールから分け与えられた魔法の力で強化された強敵であり、
古参である事も相まっていかにもなB級ヴィランチームとしては実力・知名度共にそれなりに高い部類に入る。

(参考資料:『マーベル・エンサイクロペディア』)


MUGENにおけるレッカー

Bradern氏(Bradern666氏)のキャラが存在。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
操作方法は『MVC』風の6ボタン方式で、チェーンコンボ等が可能。
ストライカーとしてレッキング・クルーの面子であるサンダーボール、ブルドーザー、パイルドライバーを呼ぶ。
AI並中位程度の強さのものがデフォルトで搭載されている。
紹介動画(公開先へのリンクは古いものなので注意)

出場大会

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*1
本来この魔力は笑いの神悪神ロキが授かるはずだったのだが、
カーニラを召喚する儀式を行っていた部屋にたまたまレッカーが強盗に入ってロキを張り倒し、
目に入った例の特徴的な角付き兜を「イカすヘルメットじゃねえか」と被ってみた所、
その後ろ姿を見たカーニラ様がロキと誤認して魔力注入というあんまりな経緯でレッカーのものになったのだった。
ロキ涙目である。


最終更新:2022年10月11日 18:33