"We're ALPHA FLIGHT. Canada's premier super team.
On behalf of the canadian government,
We'd like to ask you to turn your naked self around and back away."
(我々はアルファ・フライト、カナダを代表するヒーローチームだ。
カナダ政府を代表して勧告する。直ちに引き返せ!裸の尻をこっちに向けやがれ!)
マーベルコミックに登場するヒーロー。
ビッグフット族や
パペット番組の怪物ではない……と言うか、
「サスカッチ(Sasquatch)」というのは、元々カナダ西部の先住民の伝承に出てくる毛むくじゃらの巨人を示す名前で、
日本で言うと「
鬼」と呼ばれるキャラがあちこちの漫画やゲームにいるようなものである。
初出は1979年の『Uncanny X-Men #120』。
カナダ政府が組織したヒーローチーム「アルファ(オメガ)フライト」に所属している。
本名は
ウォルター・ランゴウスキー。身長305cm。体重907kg。
ハルクことブルース・バナー博士の友人である。
ハルクの様な力を得る研究をしていた彼は、北極圏にある自分の研究室で大量のガンマ線を浴び、サスカッチとなる。
ハルクとは異なる姿になった原因を、ウォルターは現地で発生していたオーロラの影響だと考えていたが、
実際には実験の際に異世界「Realm of the Beasts」と繋がり、「タナラク」という精霊と合体した事が要因であった。
一方でサスカッチの姿で過ごしていく内に、ブルースの父親であるブライアンの亡霊に悩まされる様になり、ブルースを探して助けを求めた。
『ニューアベンジャーズ:コレクティブ』では、アルファ・フライト総出で宇宙から来たフェニックス・フォースに立ち向かうも、
チーム全員一瞬にしてやられるという、見事なまでの
噛ませ犬であった。
アメリカから見たカナダの扱いというのがどういうものか良く見て取れる。え、日本でのカナダの扱い?
超人的な体力と耐久力を持ち、ジャンプして長距離を移動できる。
ハルクと違い、自分の意志で変身が可能であり、変身後は怪力をはじめとして超人的な力を発揮できる。
人々から愛されるヒーローである事から「陽のハルク」とも評されている。
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『The Marvel Action Hour』での活躍 |
1996年アニメ版『インクレディブル・ハルク』では第6話に登場。
こちらでは サスクワッチ、本名は ウォルター・ランコウスキと訳されている。
ガンマ線を自ら浴びる事で、視力回復等に役立てていたが、やがて暴走してサスクワッチになってしまい、カナダの村で噂になっていた。
やがてガンマ線除去の為にブルースが訪れ、二人でブルーアイスを用いた実験でガンマ線除去を試みるも、
許容量を超過して、ウォルターの命の危機を感じたブルースが変身したハルクに止められる。
実験を不意にされた事に逆上してハルクを襲うも、無関係の少年を巻き込んでしまった事を嘆き、氷山に乗ってどこかへ去っていった。
一方で少年を助けたハルクは村人達から信頼を得て、彼を追ってきた ロス将軍や ニック・フューリーから庇われるという、
ある意味サスカッチのおかげで救われる結果になった。
"Everything, it's gone so wrong. I was a man who lost perspective,
but I am a man no longer, only a savage, destructive beast.
And such a beast deserves to live alone…"
(全てが…悪い結果になった。私は希望を失くした男だった。
だがもう人間ですらないのだ。今は野蛮な獣でしかない。
怪物として、たった一人で生きる…)
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MUGENにおけるサスカッチ(マーベル)
Regisc氏とarmin_iuf氏による共同製作のキャラが海外サイト「The MUGEN Multiverse」にて代理公開中。
現時点での完成度はβ版との事。
Ax氏が製作した
スプライトで作られており、コーディングはハルクがベースになっている。
なお、
ボイスには
ジャガーノートのものが混じっているらしく、それ故にヴィランっぽく見えてしまうのはご愛嬌。
操作方法は『
MVC』風の6ボタン方式で、チェーンコンボやエリアルレイヴが使用可能。
掴み判定が非常に広い対空投げや、相手を派手に吹っ飛ばす立ち強攻撃といった豪快な技で戦う他、
3ゲージ消費の
超必殺技ではアルファフライトのメンバーであるシャーマンとスノーバードを呼び寄せる。
……が、ATKが85と低めに設定されており、極端に低いというわけでもないのだが、キャラのイメージ的に火力が物足りなく感じられるかもしれない。
2ゲージ消費の
乱舞技と上記の3ゲージ技は非常に高火力なのだが、
前者は背の低い相手には初撃以降が繋がらないという難点があり、後者もぶっちゃけまず当たらない
ロマン技だったりする。
また、エリアル始動技は真上ではなくやや横方向に浮かせるため、追撃の際は斜め上に入力しないと上手く追尾してくれないので注意。
他にも密着していると一部の通常技が空振りしてしまう等、少々性能的に厳しい面も。
とはいえリーチが長く、(一部を除く)個々の技の性能も悪くはないので十分に戦っていけるだろう。
AIは
並程度の強さのものがデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2024年08月03日 21:03