クレイフェイス


"…I ain't your daddy's Clayface!"

(俺はお前のパパのクレイフェイスじゃない!)

+ 日本語吹替声優
  • ベイジル・カルロ
西村朋紘
『ザ・バットマン』(シーズン4)
森なな子
『レゴバットマン ザ・ムービー』(本名はバジル・カルロ名義)

  • マット・ヘーゲン
江原正士
『DCアニメイテッド・ユニバース』
上田陽司(現・上田燿司)
『ジャスティス・リーグ』(2001年アニメ版)

  • イーサン・ベネット
風間勇刀
『ザ・バットマン』

アメリカのDCコミックの『バットマン』シリーズに登場するヴィラン。
初出は1940年の『Detective Comics #40』。ゴールデンエイジから活躍している古株である。
代替わりが複数存在し、2023年現在はなんと8代目までいる。
全員共通で粘土で出来た体と変身能力を持っている。
クレイフェイスは元々はDC世界の劇中劇に出てくる怪物で、それを演じていた俳優ベイジル・カルロが、ヴィランとしての初代クレイフェイス。

カルロは落ちぶれたホラー映画の俳優で、かつては顔が崩れた粘土のような怪物「クレイフェイス」という役が十八番だったが、
傑作映画のリメイクに自分の名前が挙がらなかった事で映画業界での名声を失い、極限まで憤慨した。
彼はその映画の怪物クレイフェイスの仮面を付け、キャストとスタッフを殺害し、復讐という劇の幕を切った。
一夜にしてカルロはヴィランを演じる側から実際にヴィランとなったのである。

2016年のリランチ『DC Rebirth』以降は、犯罪者としての生活に疲弊していき、バットマンからの誘いを受け、
ヒーローチーム「ゴッサムナイツ」へ加入した。

(以上、ピクシブ百科事典及びDCコミックス公式サイトより一部引用・改変)

当初初代の異形な姿はあくまで「変装」で特殊能力など無いただの人間であり、彼に限らずこういった戦前戦中の話やキャラは、
リランチ(DC世界全体の設定の再構成)の際に「アース2」という異世界の物語として2代目以降と切り離されていた。

その後、戦後のシリーズでは、マット・ヘーゲンという人物が不思議な泉の力で本物の泥の怪物になれることを知り、
これを悪用してクレイフェイス(2代目)となり、その後マットを起点にこの能力は伝染(?)、3~6代目のクレイフェイスも誕生している
(7・8代目はマットと無関係で、7代目のトッド・ラッセルは軍の実験、8代目のジョニー・ウィリアムズは化学工場の事故でクレイフェイス化)。
さらに4代目と5代目の間に、この世界ではずっと前にバットマンに捕まっていたカルロも3・4代目と協力して本物の泥の怪物になる力を手に入れている。

アニメ作品では90年代のアニメ版『バットマン』ではクレイフェイス=マット・ヘーゲンだが、元ホラー俳優などの設定はベイジル・カルロ、
分身能力などはカシウス・ペイン(5代目)など複数のクレイフェイス要素が入っており、変身理由も「特殊な美容クリームの副作用」になっている。
『ザ・バットマン』では原作に近いキャラクターが存在しないオリジナルの登場人物である、
ゴッサムの刑事イーサン・ベネットがクレイフェイスに変貌してしまうという展開になっている。
イーサンはブルースの旧友でもあり、同作には登場しないトゥーフェイスの役割も受け持ったキャラクターと言える。
後に原作のクレイフェイスたるカルロも登場し、イーサン経由で後追いでクレイフェイス化して彼と対決、
決着がつくと同時に入れ替わりにカルロが唯一のクレイフェイスになっている。

なお、歴代クレイフェイスの能力は個体ごとにかなり違い、「体を変形できる」程度の物から「触れた相手を泥のように溶かせる」という物騒なのまで色々。


MUGENにおけるクレイフェイス

ALEXZIQ氏をはじめとする海外サイト「CrusaderCast」に所属していた製作チーム、
「Legends of the Dark Knight Team」によるMUGEN1.0以降専用キャラが存在していたが、同所の閉鎖により現在は入手不可。
ドットハルクなどがベースとなっている模様。

操作方法は『MVC』風の6ボタン方式で、チェーンコンボやエリアルレイヴが可能。
拳を飛ばしたり、足をロードローラーに変形させて轢き逃げするなど、体を自由自在に変形させる技を駆使して戦う。
AIもデフォルトで搭載されている。
プレイヤー操作(1:30~)

この他に改変キャラとして、RenatoNato氏によりDCヒーローのメタモルフォが作られている。

出場大会

プレイヤー操作

アルで昇華(part98)


"Not born, shit into existence"
(生まれ出る事なく)

"Tumor abortion baby."
(排泄された)

"Sick excretion"
(忌み嫌われ 遠ざけられ)

"Mommy Mommy"
(ママ ママ)

"I'm not manmal animal. infeltd skin."
(僕は動物じゃない 動物 フェルトのような肌の)

"The realm of the skin is my delight a"
(皮膚の下が僕の国)

"country of pestilence"
(伝染病の世界)

"Garden of dis-ease. Sweating poison. Tears of pus."
(病気の庭園 毒の汗をかく 膿の涙を流す)

"I only want to touch you."
(ママにさわりたいだけなんだ)

"Hold me in your arms and tell me everything’s ok Mommy."
(僕を抱きしめて何もかも大丈夫だって言って)

"But I rise from the plague pit — spectre of filth;"
(だけど、僕は疫病の穴から這い出す 汚物の幽鬼)

"The father, the sin for the whollygross"
(父親、罪人で、どこまでも下劣)


最終更新:2023年05月05日 17:33