1959年公開のアメリカ映画『大蜥蜴の怪(原題:The Giant Gila Monster)』に登場する
怪獣。
Amazon Prime Videoなど、原題から「ギラモンスター」と書かれている資料もあるが、
「Gila Monster(読みは「ヒラモンスター」)」というのは実在生物のドクトカゲ(とくにアメリカドクトカゲ)の別名。
(Gilaというのは生息地の地名。つまり「ヒラ(という場所)の怪物」という意味。)
すなわち原題のThe Giant Gila Monsterは
「巨大ドクトカゲ」というそのまんまの意味である。
ドラクエの攻撃魔法ではないしマグロ食ってる奴でもない
元ネタである実在するドクトカゲは、トカゲとしては比較的大型のほうで全長数十㎝代、大型のメキシコドクトカゲは。1m以上のものも見つかっている。
その名前の通りガチの毒を持っておりかまれると痛い(最悪死ぬ可能性はある)が、そんなに攻撃的な性格ではないのと、
生息域が荒野など人口密度の低い地域のため人的被害は稀。
この映画に出てくるのは、人跡未踏の森で密かに生きていた巨大なドクトカゲであったが、
B級映画の例によって理由は不明ながらテキサスの人里に現れて人間を襲い出した。
ナレーションによれば、
核実験の影響や生体改造による巨大変異ではなく、
環境のおかげでこのサイズに変異した模様。
襲われたある若いカップルが「失踪」したことで、保安官ジェフと田舎の好青年チェイスが事件を追う……。
撮影は実物のトカゲをミニチュアの中で撮影する「トカゲ特撮」が用いられている。
ストーリはB級映画によくあるパターンだが、序盤から何度か巨大ドクトカゲの姿が挿入されるものの、
主要キャラ達は巨大ドクトカゲとニアミスしている事に終盤まで気付く事無く、
中盤の目撃者も酔っぱらった時に巨大ドクトカゲを見たので夢と勘違いし、
劇中で人的被害こそ相応にあるが、主要キャラが巨大ドクトカゲと相対する場面はかなり少ない。
この辺は、トカゲ特撮の制約や当時の合成技術の水準的にも仕方ないだろうが。
2012年には『
ピラナコンダ』などで知られるジム・ウィノースキー監督により、リメイク版『GILA!』が公開されている。
MUGENにおける巨大ドクトカゲ
カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
技は(同じくトカゲ特撮で撮影された)
巨大イグアナのそれがいくつか流用されているものの、
舌攻撃が無く、代わりに改変元に無い画面上に2つまで置ける
設置技「毒液(設置)」があり、
この設置や「毒液」で攻めるテクニカル寄りの性能となっており、差別化されている。
超必殺技はいずれも1
ゲージ消費で「必殺毒液」「突撃」「毒液注入」の3つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会。
最終更新:2024年11月30日 23:23