中田小兵二


「ついに真の決着をつけるべき日がやってきたようだな 前田ぁーっ」

+ 担当声優
屋良有作
1992年アニメ映画版
矢尾一樹
アニメ映画『ろくでなしBLUES 1993』
江川央生
『対決!東京四天王』

江川氏は薬師寺、島袋大も兼役で演じている。

週刊少年ジャンプで連載されていた森田まさのり氏のヤンキー漫画『ろくでなしBLUES』の登場人物。
名前の由来は実在のプロボクサー・田中小兵太氏から採られている。

自称「帝拳高校の番長」で、主人公・前田太尊のライバル。
メインヒロイン・七瀬千秋に盲目的な恋心を抱いているが、太尊や千秋からはほとんど相手にされていない。
ヘタレキャラだがどこか憎めない作中一のコメディリリーフ。
番長という地位に興味の無い太尊は彼を帝拳高校の番長と言っているが、校内では馬鹿の元締めと見られている。
自ら「小兵二軍団」なる集団を勝手に作り、初代総帥となる。
入団者は小兵二の取り巻きを除くと写真部員や海老原昌利の他にはおらず、最終回では「軍団保存会」の総帥にもなっている。
主力格と比べるとケンカは弱くあっさり負ける場面も多いが、それでも並の不良よりは格段に強く、
渋谷や浅草との抗争では一人で数人を倒し、ボクシングの対抗戦はネコパンチでKO勝ちするなどの活躍も見せている。

親は金持ち、運動神経が良くてスポーツ全般が得意、加えてTシャツのデザインもできるなど、環境や才能に恵まれてはいるが、
自己顕示欲が強く、派手で悪趣味なパフォーマンスを好み、ケンカに勝った際にも必要以上に(時に嘘まで交えて)武勇伝を喧伝するので人気は無い。

太尊が強敵の鬼塚、薬師寺、葛西、川島清志郎らと闘った際、話の締めとして小兵二のギャグで終わるのは定番となっている。
連載中のキャラクター人気投票では太尊に次ぐ第二位に選ばれるなど、読者人気も高かった。

(以上、Wikipediaより引用・改変)


格闘ゲームにおける中田小兵二

「やるか?」

1994年にバンダイから発売された格ゲー『対決!東京四天王』に参戦している。
試合開始前のイントロでは原作の『ボクシング対抗戦』編で見せた、
カマチョみてーな「吉祥寺のオリバレス」コスチュームを脱ぎ捨てるという無駄に原作再現度の高い演出が入る。
必殺技は前述のネコパンチの他、両腕を振り回して突進する「小兵二大車輪」、地面に指を指して相手をしゃがませる「足元に一万円」、
しゃがんで相手を前方に飛ばす「押し倒し」、相手に唾を吐く「つば攻撃」。
相手がダウンした時にのみ使用可能な技として、相手を蹴った後にジャンプして頭突きする「フライングヘッドバット」を持つ。

ゲーム上における全体的な性能はぶっちゃけ低め。
とはいえ、原作でのコメディリリーフ的な役割を考慮すると意図的に弱く調整されていると見るのが妥当だろう。
移動速度が遅く、ジャンプ力も低く、通常技も短いリーチに遅めの発生と正直いいところなし。
なのだが、例外として必殺技の「ネコパンチ」だけはこのゲーム中屈指の高性能技。
非常に長いリーチ、見てからの対応が困難なほどに早い発生、当たればダウン、空振りしても隙なし、
さらに小兵二自身も一キャラ分前方に移動する上に相手をすり抜けるのでタイミング次第で相手の攻撃を回避可能、
と、ヤケクソのような強さ。
至近距離で連発されるとガード方向がすごい速度で入れ替わるので初見では何が何だか分からなくなること請け合い。
CPU小兵二もこのことを知ってか知らずかやたらとネコパンチを連発してくるので慣れないとかなり強く感じることも。正直言ってラスボスよりも厄介
小兵二大車輪は突進前の腕を振り回す動作にも当たり判定があるのでタイミングによっては対空技として使えなくもない。こちらも当たればダウンを奪える。
足下に一万円も相手を拘束する時間が長めなので上手く使えばハメも可能。
このように性能は低めながら原作さながらのトリッキーな攻めができるため、上位クラスのキャラと渡り合う事も決して不可能ではない。
欠点としてはとにかく火力が低いこと。
一番威力の高い技は小兵二大車輪と投げ技の押し倒しだが、前者は突進までの動作が長すぎてカウンター技の的になりやすく、
後者は投げ間合いが狭いので相手からの反撃をもらいやすい。
高性能のネコパンチも威力自体は低いので決め手にはなりにくく、さらに足払いに弱いので慣れた相手なら楽に対処できてしまう。
カウンター技のつば攻撃もはっきり言って死に技
足下に一万円は相手がしゃがんでいたり、ジャンプしていると効き目がない等、弱点も多い。
そのせいで高威力の必殺技を持つ太尊や薬師寺、下段技の充実している島袋と言った上位キャラにはどうしてもダメージレースで不利になりがち。
個性的な各種必殺技を活かして相手を翻弄しつつ、少しずつ体力を削っていく戦い方を求められるため、一筋縄ではいかないキャラと言えるだろう。
プレイ動画


MUGENにおける中田小兵二

ガ・タキリ・バ氏による、『対決!東京四天王』のドットを用いたキャラが存在。
氏の『ろくでなしBLUES』のキャラでは5番目に公開された。

原作の技や演出は一通り揃っているが原作再現ではなく、性能面は大幅にアレンジされている。
原作はゲームスピードが遅すぎるという事で、モーション速度がカンフーマンを基準に見直されている他、
「フライングヘッドバット」は一般的なジャンプ攻撃に、「小兵二大車輪」は1ゲージ消費の超必殺技に変更されている。
また、原作には無かったシステムとして、敵の攻撃を受け流すブロッキングのようなシステム「シールド」が追加されている。
ワンボタンで発動可能で、0F発生かつ成功すると体力がわずかに回復する、と高性能。
AIは搭載されていない。
7:31~


「君は自分の本当の気持ちを知っているはずだ!
 そんなに自分を殺して俺を悲しませないでおくれ!
 君はそんなことで あきらめてしまうのか!?
 もっと自分に正直になるんだ! ベイベ――ッ!」

出場大会

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最終更新:2024年10月27日 13:38
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