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シナンジュ

「見せてもらおうか、新しい『ガンダム』の性能とやらを!」

  • 型式番号:MSN-06S
  • 分類:第2世代MS
  • 全高:22.6m
  • 本体重量:25.2t
  • 全備重量:56.9t
  • 出力:3,240kW
  • 推力:128,600kg
  • センサー有効半径:23,600m
  • 装甲材質:ガンダリウム合金

アニメ『機動戦士ガンダム』の後年の世界を舞台とした小説作品およびアニメ作品、『機動戦士ガンダムUC』に登場するMS(モビルスーツ)。

地球連邦宇宙軍再編計画の一部である「UC計画」のフラッグシップ機としてアナハイム・エレクトロニクス社が開発していた「ユニコーンガンダム」だが、
その要求された異常に高い性能や秘匿性から、実際の開発までには多数の試作実験機が開発されていた。
シナンジュもそのうちの一機で、「内蔵されたサイコフレームの強度・追従性をテストするための機体」であったとされる。
言い換えるならば、この機体は「サイコフレームの限界を調べるだけの機体」であり、「使い捨て」の機体と言ってもいい。

上記の通り、ユニコーンガンダムは本機体で検証されたデータを元に開発されたため、
ユニコーンやその2号機であるバンシィの「兄」機体とも言える。
或いは「ユニコーンをΖガンダムに置き換えた場合の百式ポジション」か。

U.C.0094年、ユニコーンの設計の完成に伴い、シナンジュを含めた試作機や装備品は、
その役割を終えてアナハイム社のフォン・ブラウンから貨物船団で同社のグラナダ工場へと輸送されていた。
しかしそれらはネオ・ジオン残党軍により襲撃・強奪され、追撃した連邦軍部隊も全滅する事態となった。
この事件の首謀者は「シャアの再来」と呼ばれる仮面の男フル・フロンタル(CV: 池田秀一 )であるとされており、
その後シナンジュは真紅に染め上げた装甲、猛禽類の羽のような大型フレキシブルスラスター、組織の象徴たる金色のエングレービングを施され、
ネオジオン残党軍「袖付き」のフラッグシップ機、かつフロンタルの乗機として再び連邦の前に姿を現わした。

しかしながら、件の強奪事件そのものがアナハイム側と袖付き側との密約に基づく譲渡であったとされており、同様の事例として、
U.C.0083にガンダム試作4号機ガーベラがアナハイム社からガーベラ・テトラとしてデラーズ・フリートに譲渡されている。
その際、ガーベラは出自を秘匿する為に外装や武装等をガンダムのそれからジオン系統のデザインの物に変更されているが、
シナンジュの場合は開発当初からジオン系統寄りのデザインとなっている上、型番から分かる通り、
本機はジオング、ヤクト・ドーガ、サザビーに連なるジオン系ニュータイプ専用機として開発されていた。
地球連邦宇宙軍所属のクラップ級巡洋艦ウンカイで輸送中に強奪され、改修がなされる前の原型機は白or灰色を基調としたカラーリングとなっており、
当時の開発コードは「スタイン01」。スタイン(Stein)とは「原石」を意味し、
後にこの仕様はシナンジュの“原石”であるという事で「シナンジュ・スタイン」と呼称されるようになった。
また、OVA版での初戦闘の際、アルベルト・ビストが提供したシナンジュの参考データの中には、袖付きに改修された後の姿はもとより、
原型であるスタインとも異なる外観データが確認できるが、これは恐らく「改修された場合の想像図」かと思われる。
シナンジュの名には(ジオン系MSにはよくあるように)特に意味は無いとされているが、
映画『レモ/第1の挑戦』に登場する架空の古武術に由来するとも言われる。

装備しているビームアックスはサザビーのビームトマホーク同様、サーベルと斧の両方の使い方ができ、
更に変形させる事でビームナギナタとしても使えるという多機能ぶり。
持っているビームライフルも長射程の狙撃が可能で、グレネードランチャーをマウントする事も出来る。

以上の事から実質、「ファンネルの無いνガンダム(もしくはサザビー)」とも言える高性能機である
(この頃にはファンネル対策が進んで操縦者への負担の割に効果が上げづらく、挙句ユニコーンなどサイコミュ兵器をジャックして来るため、
 ファンネル使用ハイエンド機のクシャトリヤがほぼ噛ませ犬の有様。装備からファンネルが外れるのも時代の流れであろう)。
また、内部にジェネレータ直結兵器も変形機構も持たず基本に忠実な第2世代の構成で、あくまでもサイコフレームのテスト機である事が窺える。
この機体だけでも過渡期の試作機とは思えぬ性能を持つが、更に全長100mもの巨大な外殻(ハル)ユニットとドッキングする事で、
強大な力を持つ巨大MA「ネオ・ジオング」となる機能も備えている。
シャアザクでありシャアゲルググでありジオングであり百式でありサザビーでもあるとか、シャアの亡霊欲張りセットが過ぎる
ハルユニット自体も有線サイコミュ兵器を含む無数の武装の塊だが、その最大の力は背部ユニットからサイコフレームの疑似結晶、
「サイコシャード」を光背のごとく発生させ、シナンジュのサイコフレームのオカルトじみた機能を際限なく拡張する事にある。
操縦者のエゴのまま無限の力を振り撒くその姿は銀河切り裂く血塗られた巨神を彷彿とさせる。
六つの巨腕に禍々しき光背を背負い、正道行く者に生の虚無と死の闇黒を説くその威光はほとんどブッダであり反ブッダ
そのプラモは1/144スケールでも全高1m近い威容を誇り、GP03デンドロビウムに次ぐお家に置くハードルの高すぎるデカブツとして名高い。
BB戦士だと組みやすいのもデンドロビウムと同じ(それでも1/100スケールのプラモくらいのサイズはあるが)。
BB戦士版はそのサイズから他のBB戦士や小さめのフィギュアなどを乗せられる点もデンドロビウムと同じである
ちなみにネオ・ジオングは小説版には登場しておらず、OVA版で初登場している。
後に小説版と繋がるネオ・ジオングが登場するエピソードとして「不死鳥狩り」が作成され、
これをOVA版から繋がる映像作品として再構築して製作されたのが後述の『ガンダムNT』である。
『ラスト・サン』は(フェネクス絡みで)犠牲となったのだ…

「撃っちゃうんだなぁ、これがあ!」

  • 型式番号:MSN-06-S2
  • 分類:第2世代MS
  • 全高:25.2m
  • 総重量:54.2t
  • ジェネレーター出力:3,240kw
  • スラスター総推力:128,600kg
  • 材質:ガンダリウム合金
  • 装備:ビーム・サーベル、ハイ・ビーム・ライフル、65mmバルカン砲、グレネード・ランチャー、バズーカ、シールド
(HGUC 1/144 シナンジュ・スタイン(ナラティブVer.) 説明書より引用・改変)

『ガンダムUC』直後に起こった3機目のユニコーン「フェネクス」を巡る事件を描く『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』では、
ジオン共和国軍が「袖付き」残党の仕業に見せかけるための擬装を施したシナンジュ・スタインが登場した。
この機体はネオ・ジオン残党軍に強奪された2機でフロンタル機にならなかったほうの機体。
各部の形状は地球連邦軍の機体のように直線的であり、特に白いカラーリングと顔のデザイン等から「ガンダム」を想起させる外見となっている。
本機用の頭部ブレードアンテナも開発中だったのだが、最終的に装備される事は無かった。
なお、こちらの作品でもハルユニットの予備機を引っ張り出してII(セカンド)ネオ・ジオングとなっており、
最後はビスト神拳で割とあっさり破壊された先代よりも、むしろ相手が弱い分伸び伸びと大暴れしている。

パイロットは共和国軍所属の強化人間だが、「失敗作」の烙印を押されていたゾルタン・アッカネン(CV: 梅原裕一郎 )。
癇癪持ちで味方相手にもギスギスを振り撒き、コロニー内では御法度のビーム兵器を躊躇なく発砲するなど紛れもない狂人だが、
「赤い彗星の再来」候補の出来損ないとして冷遇されてきた彼が「俺を見ろ!」と暴れる姿は、悪役にも拘らず憎み切れぬ人間味があり
小形尚弘監督からも「頭の中に小学五年生がいる」「スタッフのお気に入り」などと言及されている。
挙句YouTubeの「ガンダムチャンネル」で公開された動画『ゾルタン様の3分でわかる宇宙世紀!』のナレーターを務めた
本作は相手側も非ニュータイプの主人公が乗るνガンダムのサイコフレーム試験に使われた試作機「ナラティブガンダム」であり、
半端者同士が互いの背負った宿命に導かれ、「本物のニュータイプ」を巡ってもがき足掻く物語である。
『UC』にてシナンジュの設定が公開された当初は、
『ガンダム・センチネル』にて「サイコ・フレーム試験機」とだけ設定されたμガンダムと結び付けられたりもしていたが、
ナラティブガンダムもまたμガンダムとの関係が示唆されており、因縁の対決とも言える。
そんな物語を表すように登場人物達が縺れ合うキービジュアルは、ジョジョ』の単行本の表紙絵 ナラティブ組体操 などと評された。

余談ながら、ナラティブガンダムは精々中の上程度の腕と言われた操縦者の投影のように中途半端な性能で、外観も「痩せっぽち」と言われ、
劇中では(主人公側の問題もあって)敵機をただの一機も撃墜出来なかったにも拘らず、装備換装をした全形態で見せ場があり、
最後は身を挺して主人公をヒロインに送り届けた事から「忠臣」「生き様がカッコ良かったガンダム」「タイトルを背負うに相応しい主人公機」
などと評する声がある。

+ 外部出演
+ 『スーパーロボット大戦』シリーズ
『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』にて初参戦。
本来は前日譚の『逆襲のシャア』と同時進行という舞台設定の関係上、
袖付きはネオ・ジオンのフロンタルが統括する部隊という扱いになっている。

フロンタルは「声も外見もシャアそっくりに作られたシャア不在時用の影武者」という設定になっている。
『Z』シリーズではシャア(クワトロ)が時空震動で別世界に飛ばされていた事もあったしなァ……。
その一方で、
  • 「フィフス・ルナ落下は正しいことなので変えてはならない」と称する
  • (劇場版設定の上に別の場所でクワトロとして演説したため)『Z』シリーズでは無関係のダカールを『シャア・アズナブルの名を出した土地』と評する
  • あのララァと同じ「そういう言い方は嫌いですな…。大人っぽくて」と発言する
  • 「正しく世界を導くために、真のシャア・アズナブルの行為であるアクシズ落下を行う」と言い放つ
等、不気味な言動が目立っていた。
他にもアムロを戦場外で暗殺しようとする作戦勝ちできそうな状況なら平気で撤退するなどシャアの暗黒面のような存在となっており、
出典作品であるOVA版というより原作小説版を更に悪役にしたようなキャラクターとなっている。
プレイヤー一同「シャアはそういうイマイチ面白くない行動はやらん」
最終的にはフロンタル主導のアクシズ落としの際に自軍に加入したシャア含むプレイヤー部隊と激突する事になる。
この際にはフロンタルが「アクシズ、行け! 忌まわしい記憶と共に!」と言い放つのだが、
シャアとは微妙に演技が異なっており、熱さが意図的に省かれたような言い方になっている。
あくまで「シャアから迷いを取り去った空っぽの存在が模倣しているだけ」という表現だと思われ、担当声優の演技力の高さが示されている。

シナンジュも序盤から平気で出てくる強敵。パイロットのフロンタルの能力も高い。
武装自体はビームライフル、ビームライフル連射(OVA版初登場時のデブリの中を潜り抜けながらのビームライフル連射の再現)、
連続攻撃(OVA版の対ユニコーン戦を再現したカットインからブースト全開→ビームサーベル→シャア専用ザクのようなキック→ビームアックス)
と少なめなのだが、どれも凄まじい命中率を誇る。当たればタダでは済まない。その上、回避率も高い。躱して当ててくる、お手本のような強敵。

後編である『天獄篇』でもプレイヤー部隊と対峙したが、シナンジュは分岐でしか出てこない。ネオ・ジオングの前座扱いに近い。
バズーカが単独武装として追加された他、
ビームライフル連射が放り投げたバズーカをライフルに接続して連射する締めが追加された「連続射撃」に、連続攻撃が「連続格闘」に名義変更。
ビームライフル以外も使ってるから「連続射撃」だし、「連続『攻撃』」で並べるとややこしいからな

先述の通り『時獄篇』ではミステリアスな存在だったフロンタルだが、『天獄篇』では侵略者であるオリジナル敵に積極的に協力し、
裏で時空修復を進めて、最終的に侵略者が居ない新たな地球に逃げようとする小物臭い存在になっていた。
クローンに並行世界のシャアの意識が流れ込んだ存在らしいんだけど意味深に引っ張った割には何か微妙……
もっとも『時獄篇』時点でも、
「…様々な世界に存在するキャスバル・レム・ダイクンは様々な運命をたどった…
 ある者はクワトロ・バジーナのまま戦い続け、ある者は最後にシャアとして世界の敵となり、ある者は人類を守るために異星人に恭順の意を示した…
 そのどれもに共通しているのは、あなたという存在は世界の在り方を決めるものだった」
と並行世界のシャアとして「歴代スパロボにおけるシャア」を語っていた際、
「真のシャア・アズナブルとしてアクシズを落下させることを選択した赤い彗星そのもの」を自称するフロンタルにとって都合が悪いであろう、
「シャア・アズナブルとしてアクシズ落としに失敗した上で地球のために戦った」(『D』)ケースや、
「キャスバル・レム・ダイクンとして政治の世界に進出した」(『R』『MX』)ケースをシレッと省いているなど、微妙にセコい面はあったが。
「フロンタル、あんた、ちょっとセコイよっ!」

単独作品である『V』においても参戦したが、『ガンダムUC』自体が連邦とジオン残党の憎しみの螺旋をメインに据えた展開になっており、
フロンタルも『Z』シリーズほど悪辣な印象は無い。どちらかと言えばOVA版に近い人物像となっている。
「フロンタルがシャアの器ではなく個人としての自我を確立した存在になって自軍と和解し、ジオン公国首相として加入してくれる」
というサプライズはあるが、その際の乗機はネオ・ジオングであり、シナンジュへの分離はできない。
というわけで、シナンジュの戦闘アニメは『天獄篇』の流用だが、他パイロットの乗り換えは出来ない仕様になっている。残念。

任天堂携帯機シリーズでは『BX』にて登場。
……するもののクロスオーバーが少ない上に原作再現が中盤からなのでフロンタルは影が薄い。
最終決戦なのに初対面みたいな会話をしている相手も居るほど
ただ、シレっと登場している別世界の人ではなくなっているシャア・アズナブルにはきっちり反応してくれる。
敵としてのシナンジュも1回しか出てこない。任天堂携帯機シリーズではパターンアタック無しで最強武装はロケットバズーカ。

スマホゲーの『DD』では『ガンダムUC』の再現時もシャアが出ていたため、中々出番が無く、
『ガンダムUC』のEP5終盤の再現時にようやく初登場した。
その他、ソーシャルゲーム『X-Ω』にてシナンジュがアリーナの回避型シューター編成で活躍した。

スタインは『30』にて参戦。
『第3次Z 時獄篇』のフロンタルよりはマシだが、まだ中盤なのに凶悪な能力で襲ってくる。
ビームサーベルの演出が突き刺し→斬り上げ→相手を掴んで下に叩き付ける、
ハイ・ビーム・ライフルも乱射後に相手の裏を取って一般的には味方側の向きのはずの左向きカットインが入って追撃と原作再現でド派手。

ちなみにゾルタンの特殊戦闘台詞は70種類以上収録
  • 「その色の機体は、俺を馬鹿にしているって事だ!」(対赤い機体)
  • 「人違い…? いや、金ピカ違いか!」(対金色の機体)
  • 「女みたいな名前のニュータイプが来たな!」(対カミーユ殴られるぞ
  • 「俺を進化させてみろよ、ゲッター線!」(対ゲッターロボ
  • 「今日はライオン狩りといこうか!」(対ガオガイガー
  • 「同じ作られた存在なのに、お前らだけ英雄扱いとはなぁ!」(対チームラビッツ)
  • 「これからの俺は『タキシード殺しのゾルタン』だなぁ!」(対ヴァン
  • 「俺の心を!救ってみろよ、ヒーロー!」(対グリッドマン)
  • 「諦めろよ!世界を変えても人は変わらないんだよぉ!」(対ルルーシュ
山ほど収録されている。これで一部。まだまだ有るよ!
原作からしてそうだがテンションが異常に高く、全部ノリノリ。スタッフも中の人もゾルタン好き過ぎるだろ
あと、よりによって勇者王こと獅子王凱から「言うことがおかしい…覇界の眷族なのか!?」と言われる。
ゾルタンはトリプルゼロに浸食された知性体ってわけじゃないんだけど……。

学園都市メーティス内では戦闘しないので市街地には被害を出していないなど微妙にマシにはなっているが、
「隊長である自分の背後に控えているような役立たずは不要」と部下にパワハラしたり、
直後にゾルタンのアルゴリズムの関係で最前線に再び突っ込んでくるけど
サイコ・シャードを悪用したりはしていたため、『30』では自軍加入はならず、エンジェル・ハイロゥ攻防戦にてゾルタンは散った。
ちなみにエンジェル・ハイロゥ攻防戦の時点で『ガンダムNT』の原作再現は終わっており、
ゾルタンもヘリウム3備蓄基地攻防戦で戦死したはずだと認識されていた。
そんな中でゾルタンが再登場したのはオリジナル敵に密かに救出されていたため。
プレイヤーからは「話をこれ以上ややこしくするな」と一斉にツッコまれた
「死ねば溶けあえるんだろ?」「楽になろうぜ…」と原作での辞世の句を一度は語ったのに、
「人の生命は、星よりも重いんだろ!?だったら、俺を馬鹿にした報いに星一つを支払ってもらう!」「星そのものを消す事で赤い彗星を超える」
ゾルタンの歪んだプライドは全く変わっていなかった。進化ってのは、そんな簡単なもんじゃない……。
全然制御できてないじゃないか、いい加減にしろよオリ敵
クロノクルとカテジナはウッソにしか戦闘前会話が無いのだが、
エンジェル・ハイロゥ攻防戦のゾルタンには各参戦作品の主人公との戦闘前会話が存在し、ゾルタンが『30』のガンダム系の大ボス格として扱われている。
『Vガンダム』の再現シナリオなのに……。
原作ではハルユニットを乗っ取られて「お前まで俺を見捨てるのかよぉー!!」と叫んでいたお前が乗っ取るのか……
ゾルタン、カギ爪の男(ガンソード)、フォルツォイク親子(ジェイデッカー)に原作通りのカテジナにクロノクルと、
各参戦作品の危険人物が次々と集まってくる様子から、エンジェル・ハイロゥがプレイヤーから「人気物件」と称された。
コレでは寧ろ「事故物件」では……?

ソーシャルゲーム『X-Ω』にもスタインとゾルタンは参戦していたが、本編のネタバレを防ぐためにシナリオには登場しなかった。
ちなみにゾルタンの固有スキルである「シャアの再来のひとり」はアリーナにおいては「クリティカルの時、敵の装甲100%無効」という効果なのだが、
スタインにもゾルタンにもクリティカル率が上昇するものが無い。
というわけで確実に効果を発揮する『装甲必殺無効』を習得する事が推奨された。
つまり、「シャアの再来のひとり」は実質機能しない死にスキル設定的にワザとだろコレ……

+ 『Gジェネ』シリーズ
シナンジュはオーソドックスな武装構成だが、射程が長い。
覚醒系武装が無いので安定した火力が出せる点が長所。
『オーバーワールド』においてはシナンジュは固有スキル「赤い彗星」で「『レッド系』搭乗時、攻撃力・機動力が上がる」シャアの方が相性が良かった
フロンタルは固有スキル「シャアの再来」で「『レッド系』搭乗時、攻撃力・機動力・覚醒系武装威力が上がる」ので、
サザビーやナイチンゲールの方が好相性。
シャアは専用ザクみたいな機体で自由にパイロットだけをやらせた方が良いとか、ワザとだろスタッフ……
なお、よくよく見るとνガンダムからバルカンとフィン・ファンネルを外し、
代わりにビームソードアックスとグレネードランチャーを付け加えた武器構成となっており、
文字通りの「ファンネルの無い(代わりにスペックが引き上げられた)νガンダム」になっている。

スタインはソーシャルゲーム『エターナル』にてNT版がGジェネ初参戦(ちなみにMSV版は以前から登場していた)。
入手しやすく、シナンジュの廉価版に近い性能。シナンジュの代理として使える。
コレもワザとだろスタッフ……。またゾルタンが怒るぞ
SSP化を施す事で射程が長くなり、ようやくシナンジュにアドバンテージが取れるようになる。

『Gジェネ』の伝統であるゴッドフィンガーの特殊戦闘台詞にもゾルタンは勿論対応しており、
「ククッ…この武器…いや技、なんの冗談かって思うだろ?」「ばぁぁくねつ!ゴッドフィンガー!」
「モビルファイターでもなんでも、使いこなしちゃうんだな…これがっ!」とノリノリで使っていた。
これ、『ゾルタン様の3分でわかる宇宙世紀!』の方のゾルタンだろ

+ 『ガンダムVS.』シリーズ
初参戦は『EXTREME VS.』。
この頃は「ユニコーンのライバル機」という立場にも拘らず、最高コストではない2500コストであった
(『VSガンダム』から『EXVS』にかけては、開発は「非ガンダムタイプは3000コストにしない」という方針だったようで、
 サザビーも『EXVS』では2500コストだった)。
現行作と違い、初期は、
「射撃寄り万能機体の『重装備モード』と、格闘が強力な代わりに射撃が弱体化する『高機動モード』を使い分けて戦局に対応する換装機体
というデザインだった。

シリーズ3作目『マキシブースト』以降は、換装が廃止されて両モードの長所を統合した3000コストにジョブチェンジ。
派手で強力な武装はなく「この武器を押し付ければ勝てる」という分かり易い勝ち筋は無いためプレイヤーの腕を誤魔化しにくいものの、
本作においてキャラ評価に直結する高い機動力と中~近距離に対応可能な武装群を持ち、
それらを活かして、劇中よろしく相手の攻めを「大人の対応」でいなして勝つ…というコンセプトになった。
また、作品の更新とともに進むパワーインフレに対応できないと判断されたか、シリーズ7作目『オーバーブースト』からは、
隕石を蹴って攻撃 or 移動する「隕石蹴り」に連動して、一定時間機動力がアップする「赤い彗星の再来」が発動するようになり、
攻防両面が強化されている。
バーストアタック(EXバースト中のみに発動できる超必殺技)は、
レバーを入れた方向に大きく回転移動しながらライフルを連続で撃ち込む「ビーム・ライフル【連続回転撃ち】」。
後に、隕石を蹴りつけて高速移動しながら相手に連続攻撃を叩き込む乱舞格闘「再来の真価」も実装されている。

シリーズ5作目『EXVS2』からはスタインも参戦。コストは2000。
一部の射撃で放つビームが炸裂して爆風が発生する、という独自の仕様になっており、
原作でのビーム乱射を再現した「ハイ・ビーム・ライフル【構え連射】」は、発生こそ遅いものの広範囲を爆撃できる。
しかし「格闘寄りの機体としてそれなりに射撃ができるが、射撃だけでは大ダメージを稼げない」というコンセプトになっており、
最終的には、放物線を描いて踏み込む前格闘や、回転して大きな攻撃判定を出しながら突っ込む横格闘など優秀な格闘を活かして、
どこかで果敢に攻める必要がある。
バーストアタックは、乱舞格闘を叩き込んで最後にハイ・ビームライフルで撃ち抜く「撃っちゃうんだなぁ、これが!」。
この時のビームもしっかり炸裂する仕様になっており、しかも〆のライフルは3連射される(最後の一発が敵を撃ち抜く)ため広範囲に爆風が広がる。
このため狙っていない敵、あるいは自分の相方が巻き込まれる可能性がある。
これで味方を巻き込んでも、ゾルタンのように「まぁいいか」と開き直るのは…やめようね!

参戦初期こそ「特射の爆撃は強いが、それ以外パッとしない」というあまりよろしくない評価だったものの、
シリーズを重ねるごとに強化を受け、初期の汚名は完全に払拭。
現在は「動きが分かり易く、初心者にも勧めやすい格闘寄り万能機体」の立ち位置を確立している。

ちなみに、現時点では最終局面で装備したネオ・ジオングは、『EXVS FORCE』におけるボス機体としての参戦に留まっている。
IIネオ・ジオングはステージ「学園都市メーティス」の背景に映るのみ。
スタインで出撃して「俺はここだ!俺を受け入れろ!」しても、ナラティブで出撃しても絶対に動かせませんよ

+ 『U.C.ENGAGE』
架空戦記シナリオにおいて、完全描き下ろしムービーでスタインがかつての主人公達と対等に戦う場面が描かれている。
ナラティブやユニコーンのみならず、ツインヴェスバー装備のF91V2ABCという、最早宇宙世紀で誰なら相手出来るのか?と言いたくなる面子を相手に、
ビギナ・ギナのビームシールド発生器を蹴ってその勢いで背後を取って撃墜寸前に追い込んだり、
F91と対等に切り合いをする接近戦や、数々の攻撃を回避し立ち回る姿が描かれた。
その後はIIネオ・ジオングも登場、エンジェル・ハイロゥの一部ブロックを地上に落とそうとするなど主役チームを苦戦させ、
フロンタルに対する考えを異にするアンジェロの介入がなければ敗北していた可能性もある。
MSの設定を考えると第一期MSであるスタインが第二期MSのそれらの機体とまともな戦いが出来るはず無いのだが、そこはコラボ時空。
その恩恵を最大限に受け、エンジェル・ハイロゥ編を彩った。

+ 『SDガンダム バトルアライアンス』
他のガンダムの世界が混じり込む事によって歪められた歴史を正し、正史を取り戻すアクションゲームである本作にも参戦。
シナンジュは自機として使える他、デストロイによるベルリン侵攻やデビルガンダムコロニーとの決戦時に敵として介入してくる。
何で?と言いたい所だが、そういうゲームなので

特筆すべきは『ガンダムNT』が参戦したDLCミッションの「神話の行き着く先」であり、
なんとミッションの最後にネオ・ジオングとIIネオ・ジオングが同時に襲い掛かってくる
ゾルタンってフロンタルの事も絶対嫌いだと思うけど……新録の無いライブラリ出演だし、シミュレーター内のデータであるためか大人しく共闘している

+ SDガンダムシリーズでは
『新約SDガンダム外伝 救世騎士伝承(スダ・ドアカ ナイト サーガ)』に深紅騎士(クリムゾンナイト)シナンジュとして登場。
ブリティス国王キングガンダムIII世に仕える円卓の騎士の一人。
専用機兵の将機兵エクリプス・プロヴィデンを所持。

第3章でIII世の皇子2人が聖杯を入手するため冥府を訪れた際、冥府を治める妖精女王ディアナに仕える純白騎士(ブランシュナイト)シナンジュ・スタインが登場。
こちらが生前III世に仕えていた本物のシナンジュで、地上にいる深紅騎士はシナンジュそっくりに化けた偽物だった事が判明した。
純白騎士のモチーフはNT版ではなくMSV版。当時は『NT』公開前だし、ゾルタンと違って大人しいからね

第4章では第一皇子である皇騎士(クラウンナイト)フリーダムガンダムがキングガンダムIV世として即位する戴冠式の最中、
深紅騎士と共に行方をくらませていた機兵のエクリプス・プロヴィデンが自動操縦でブリティス城に自爆特攻を仕掛け、
混乱の中で深紅騎士は聖杯を使って冥府の門を開いた後、正体を現す。
深紅騎士の正体は、かつてアルガス騎士団に倒された騎士バウが力を得て蘇ったシナンジュ・リバウンド(モチーフはリバウ)だった。
冥府の底からジオン族の無数の死者が湧き出すが、妖精女王が派遣した死者達も冥府の門を通って救援に駆け付ける。
シナンジュ・リバウンドはIV世と純白騎士シナンジュ・スタインに討ち取られたものの、闇の皇帝ジークジオンの魂がジオン族の怨念を取り込み、
シナンジュ・リバウンドを器に「炎獄皇帝ジークジオン・イグニス」(モチーフはネオ・ジオング)となって復活した。

『SDガンダム アルティメットバトル』では漆黒武者頑駄無獅難鷲(がんだむしなんじゅ)が登場。
名前の通りシナンジュ・スタインを元にしたガンダム顔。SD戦国伝ワールド出身。
自分ではなく戦友の殺駆(はざく)が頑駄無一族でもないのに頑駄無大将軍として選ばれた事にショックを受け、
闇の権化に魂を取り込まれて暗黒の化身と化してしまった。
さらに時空を超えたりカードを使って召喚した歴代キャラを使役できるアカシックヴァインダーを入手。
が不在であった『SDガンダム外伝 伝説の巨人』時点のスダ・ドアカワールドを支配しようと襲撃したが、
同じくアカシックヴァインダーを所有して時空を駆ける騎士(ナイト)ユニコーンガンダムが世界を守るために現れ、
互いが召喚した軍勢によるSDガンダムキャラ同士の大戦が勃発した。
しかし、騎士ユニコーンガンダムにはSD戦国伝ワールドの別の闇の権化・赤魔神シャンブロが寄生しており、
獅難鷲のアカシックヴァインダーを得る事でパワーアップしてスダ・ドアカワールドを支配しようと密かに企んでいたのだった。勝手に戦え!


MUGENにおけるシナンジュ

数々のガンダム機体を手掛けたSTG氏による、『第3次スパロボZ』以降のグラフィックを用いて製作されたものが存在。
イントロではリゼルを撃破して登場する。

見た目こそ『スパロボ』ドットであるものの、実際には様々なガンダムゲームを参考にしている。
通常技は『バトルオペレーション2』のビームサーベルのモーションであり、
他にも地上投げ技が『ガンダム無双シリーズ』、必殺技のほとんどが下記の『EXTREAM VS.』ベースとなっている。
超必殺技に至っては、1ゲージ技のビームサーベルコンボとビームライフル連射は『Gジェネレーションオーバーワールド』、
2ゲージ技のビームライフル&バズーカは『第3次スパロボZ』の時獄篇と天獄篇の演出を合体させたものであるなど、
氏の過去作であるナイチンゲール同様、ガンダム関連に精通しているからであろうこだわりが随所に見受けられる。
こういった再現のためか、実際には『スパロボ』で使用していないロケットバズーカやビームナギナタも実装されているものの、違和感無く溶け込んでいる
(そもそも上記GIFのニュートラルポーズ自体、『スパロボ』に存在しないモーションである)。

『EXTREME VS.』の虹ステ(「虹ステップ」の略。格闘攻撃をステップでキャンセルするテクニックの事)も使用可能な他、
ライフが一定以下かつ3ゲージある時に一撃技であるネオジオングが使用可能になり、使用後は一定時間相手から受けるダメージを全て1にする(設定で変更可)。
これは原作OVAでもあった、ユニコーンガンダムとバンシィノルンの武装を破壊したシーンを元にした効果であると思われる。
また、ネオジオング使用後は2ゲージ技のサイコフィールドが解禁。効果は使用時に回復に加えて、リジェネ効果が付与される。
使用後は赤黒いオーラが放出されるのだが、これらはなんと映像化されていない小説版の再現である。

AI狂ランク全般に対応したものがデフォルトで搭載済み。
同氏製作の他MS系と比較しても桁違いの機動力を活かし、ブーストやデブリ蹴りで距離を詰めつつ格闘でガンガン攻めてくる。


「ならば受けて立つまで、ガンダム!!!」

出場大会



最終更新:2026年05月27日 00:29