サザビー

シャアさん、コレです。コレが赤という色です

「 私、シャア・アズナブルが粛清しようと言うのだ、アムロ!!!」

  • 型式番号:MSN-04
  • 頭頂高:25.6m
  • 本体重量:30.5t
  • 全備重量:71.2t
  • ジェネレーター出力:3960kw
  • 装甲材質:ガンダリウム合金
  • 特殊装備:ファンネル
  • 武装:拡散メガ粒子砲、ビーム・サーベル、ビーム・ショット・ライフル、ビーム・トマホーク、シールド(ミサイル)
(HGUC 1/144 サザビー 説明書より引用)

1988年の映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場した、ネオ・ジオン軍のニュータイプ専用モビルスーツ。
「サ」が抜けると別のキャラになるので注意。

ビームライフル等汎用性の高い基本武装に加えてファンネルも搭載した、基本性能もバランス良く高水準な機体
(ファンネル=サイコミュで増幅された特殊な思念波により遠隔操作される小型砲台)。
更にジェネレーターに直結されたメガ粒子砲を内蔵し、サーベルやライフルも大型であり、火力を追求した機体である。
これまでにジオンが生み出してきたMSの技術をふんだんに盛り込んでおり、このMSにジオンの全てが詰まっていると言ってもいい。
ただ、あれもこれもと機能を満載した結果、大型化が進み機体サイズが約25mもある。
一般の機体でも「強力な武器を搭載→出力が足りない→ジェネレーター大型化→機体が重くて動きが悪い→ジェネレーターをさらに大型化→……」
と悪循環であり、この時代のMSは他の時代のMSと比較するとかなりデカい
ザクIIが17.5mだったのに対し、ギラ・ドーガは20mもある。重量は半減しているけど)。
尤もサイコミュ搭載機に限ると昔はキュベレイを除き火力を追求した事で40m程あったため、
「新技術サイコフレームを採用した事で40mから25mに小型化できたと」言うべきかもしれない。
30年後の時代には、艦載機なのに母艦と同じ値段だったり、デカいMSに合わせてデカい施設や母艦が必要だったりする事が問題視されて、
逆に小型高機動化への道を進む事になる(詳細はガンダムF91を参照)。
この時代になると「ニュータイプなんて御伽話同然」と言われているため、ファンネル搭載機は造られなくなっている
(『機動戦士ガンダムU.C.』では「ファンネル対策が確立して値段に見合った戦果が得られなくなった」
 「敵のファンネルを乗っ取る技術(サイコジャック)が登場した事により下手に使えなくなった」と言う理由になっている)。
まぁ実際は「遠隔操作兵器の撃ち合いでは絵的に面白くない」と言うアニメ的な事情だが。結局本作の決着も「殴り合い宇宙」だったし

劇中ではネオ・ジオン総帥シャア・アズナブル自らが搭乗した…というより、シャア専用MSとして開発された。
万が一の事があったら大変な総帥が何故MSに乗って自ら前線で戦うのか、と思わなくもないが、シャアだからしょうがない
そもそも、エゥーゴ指導者時代も百式に乗って出撃していたので今更と言えなくもない。
その時は出撃したらハマーンにフルボッコされて行方不明になったので全く懲りていないと言えなくもない
+ などと頻繁にネタにされるものの
実の所、シャア・アズナブルの最大の能力にして最強の武器でもある「カリスマ」は、彼の父ジオン・ズム・ダイクンの唱えた「ジオニズム」
(過酷な宇宙環境に進出・適応する事で、人類は生物学的にも社会的にもより進化した存在=ニュータイプになれるとする思想)を、
その「ジオンの息子が本物のニュータイプであり」「それを戦果で証明し続けている」事で成り立っているため、
そう簡単に一線を退く訳にはいかないという事情もある。
まあ、そういった「親の七光り」要素の無い、純粋な自身の価値としての「エースパイロットである自分」に拘っている節もあるのだが
そして、それこそがシャアという人間の限界でもあるだが、
同時に後の時代のシャアをモチーフとしたキャラ達には決して並ぶ事のできない絶大なカリスマの源と言えるのも、また事実である。

ただし流石に総帥専用機のため、一兵卒に過ぎないアムロ・レイの駆るνガンダムよりも豪華な造りである
(ファンネルの能力以外は全てにおいてνガンダムを上回る*1。豪華すぎて燃費で劣ると推測する雑誌記事もあるが)。
これはネオ・ジオンは数では連邦に劣るので、エースパイロットと高性能機で勝負するしかないという理由もある
(総帥自ら出撃が必要なほど兵士が少ないとも解釈できる)。
対照的にνガンダムは標準機にサイコミュを装備したもので、同じサイコミュ搭載機でもコンセプトが異なる。
シャアは地球に依存し地球を汚染する人類に絶望し、小惑星「アクシズ」に核兵器を搭載した上で地球に落下させ、
核の冬を起こし人の住めない環境にして、否応なしに人類が宇宙に住まざるを得なくしようと企んだ(という名目で戦乱を起こした)が、
アムロのνガンダムやブライト・ノアの指揮する戦艦ラー・カイラムとの死闘の末に撃墜された。
特にアムロとの一騎討ちはまさに激戦で、互いの武装を全て使い果たした上にMS同士で直接殴り合いまでやってのけた。
その後、アムロがνガンダムに搭載されたサイコフレームの力を全開放し*2、命を懸けてアクシズの軌道を変え地球を守り抜くが、
その余波に巻き込まれてシャアとアムロは行方不明(戦死)となる
(公式年表によると地球連邦によるアムロの捜索は二年で打ち切り。
 原作者かつ監督の富野氏は「(死んだと)思って貰って構わない」と発言している)。

上記の台詞以外にも、
など有名な台詞をいくつも残している。マザコンとかロリコンとか言ってはいけない。*3

機体は往年のシャアの乗機と同じく赤を基調としたカラーリングであり、
まさしくアムロやブライトを始めとする旧ホワイトベースの面々にとっては最大最強と言っても過言ではない敵であった。

+ 小説版では
小説『ベルトーチカ・チルドレン』ではサザビーの代わりに「ナイチンゲール」というモビルスーツが登場している
(なお、別のノベライズ作品『ハイ・ストリーマー』では映画同様サザビーに搭乗)。
当時はいわば小説版サザビーという存在であったが、現在ではサザビーの強化発展型という扱いになっている。
ファンネルの搭載数を6機から10機に増やし、α・アジールが搭載していたものに変更。
サザビーが携行していたビームショットライフルはメガ・ビームライフルに変更されている。
フロントスカートには隠し腕及びビームサーベルを内蔵し、その巨躯に似合わず接近戦も得意。
出力も倍近くに増大し、追加された大量のプロペラントタンクにより稼働時間も延長。
スカートアーマーをはじめ全身にバーニアが配され、高い機動性・運動性を誇る。
シールドはサザビーと同型だが、機体サイズに合わせて大型化している。
戦闘能力を追い求めた結果、そのフォルムは人体を大きく逸脱したものとなってしまった。AMBACはどうした?
ライバル機のHi-νガンダムとは対極的な進化を遂げた結果とも言える。

原作小説での武装は上記の通りメガ・ビームライフル、ビームサーベル、ファンネル、シールド、隠し腕くらいだったのだが、
プラモデル「RE/100」ではビームトマホーク、バルカン、シールド裏のミサイルが装備されており、
漫画版『ベルトーチカ・チルドレン』では胸部にメガ粒子砲が装備されている。
登場するゲームによってはこれらの武装も使用できる場合がある。

+ ゲーム作品での扱い
『SDガンダムGジェネレーション』シリーズや『スーパーロボット大戦』シリーズにはナイチンゲールと共に度々登場。
原作でのシャアはアクシズ落としの5年前にアムロやブライトと共闘していた事もあり、
敵として現れる作品と味方として現れる作品の双方が存在する。
味方として登場する場合、シナリオ再現はせずにモビルスーツだけ登場という形になる事が多い。
特に『第3次スーパーロボット大戦』のパッケージでは、敵陣営の面々と主人公勢を見下ろしているのにも拘らず、
本編では一度も敵として出ないという盛大なパッケージ詐欺が有名。

『スーパーロボット大戦IMPACT』では味方として登場するが、熟練度を上げると隠しシナリオ「逆襲のシャア」編のラスボスとしてロンド・ベル隊を裏切る。
純粋に強い上、敵機の数が一定数を下回ったりナナイの乗ったレウルーラを沈めるとゲームオーバーになってしまう点も厄介である。
酷い時にはシャア自らのMAP兵器で味方を撃墜したにも拘らず、「これでは虐殺と変わらん!」などと逆ギレし始める事も……。

『第2次スーパーロボット大戦α』では、特定のフラグを立てていく事で味方になる……のではなく、ネオ・ジオンとの決戦において、
条件を満たすとサザビーで出撃する所をより強力なナイチンゲールで出撃してくるという、「初の隠し敵ボスユニット」という謎の快挙を達成。
ついでにルート選択によっては、アクシズ落としの代わりに衛星軌道上まで浮上した別作品の巨大遺跡「オルファン」を叩き落とす暴挙にも出る。

『スーパーロボット大戦D』では、原作以上のガチ対応でロンド・ベルを封殺してアクシズ落としをほぼ成功させていたのに、
それ以上の大異変のせいでそれどころではなくなった結果、ネオ・ジオンが中核となって世界を救うロボット軍団が集結
サザビーに乗ったシャア総帥が最初から最後まで味方筆頭(ついでにギュネイとクェスが主人公の親友枠)というこれまでにない衝撃の展開が繰り広げられ、
自軍首魁として有能ムーブをし続けるシャアに「このシャアは迷いのない理想的なシャア」と一部から絶賛されていたりもする。

戦闘デモ
『α外伝』版
『第2次α』版
『第3次α』版
『第3次Z天獄篇』版

変わった所では、『GジェネレーションNEO』の最終MAPにてハマーン・カーンがサザビーに乗って登場した事も。
『Gジェネ』シリーズではIフィールドが「一定ランク以下のビームを威力に関係無く完全無力化する」という仕様であるため、
νガンダムに対して防御性能にて劣っている。特に『F』では位置関係と敵思考の稚拙さから、
ビームライフルの距離にνガンダムを置いておくとビームライフルの撃ち合いで完封できてしまう。
ファンネルはIフィールドを無視できる(ビーム属性ではないため)ので、
ファンネルの撃ち合いならば引けを取らないのだが……。大佐、なんでファンネルを使わないんです?
一応フォローを入れておくならば高威力のメガ粒子砲を装備しているので、
火力面ではνガンダムを上回っている。Iフィールドに半減されて相性悪いけど。

『A.C.E.』においてもサザビーがラスボスとして登場。
威力と誘導性が高いミサイルや、ホーミングレーザーの如く誘導する上にスタン値が高いメガ粒子砲など、高性能な武器を持ったユニットである。
また、本作のシャアは敗北しながらもロンド・ベル隊に難民船団虐殺の濡れ衣を着せる事に成功。
最終的に彼らは何の後ろ盾も無く、全ての人々からの敵意を浴びながら、地球圏統一組織に単独で戦いを挑む事になるというビターな結末を迎える。

『スパロボ』の派生作『バトルロボット烈伝』では終始敵として登場する。
発売年である1995年当時は、サザビーに乗ったシャアが敵として登場するゲームがなく、斬新に映ったという。
やはり人類粛清のために行動するが、最終決戦時部下であるエレノアが自らの魂を捧げ、ハイパー化させたサザビーがラスボスとなる。

+ 『ガンダムVS.』シリーズでは
初出は『ガンダムVS.ガンダム』。以降の後続作でも欠ける事なく登場し続けている。

初登場の『ガンダムVS.ガンダム』では、ライバル機のνガンダムが高コスト枠(3000)なのにも拘らずサザビーは中コスト(2000)。
サザビーより旧世代機であるはずの初代ガンダムΖガンダムΖΖガンダム等の機体と同じコストにされている。
…シャアが何をした。*4
機体性能は、射撃重視の万能機と言った所。
どこからともなく飛んできたロンド・ベルの核弾頭を迎撃するという予想の斜め上を行くロマン技も搭載されているものの、
劇中通り相手の周囲に飛んで攻撃するファンネルを軸にブーストを削り、堅実に射撃を刺していくのがコンセプトの機体である。

他の機体に無い特徴が、チャージショットで出る「ビームショットライフル(拡散)」。
これはライフルからショットガンのように拡散するビームを放つ武器なのだが、他機体のCSと違い動きながら発射できる。
この性質を利用し、足の止まる各種射撃・格闘からキャンセルでCSを出すと、それらの硬直がCSで上書きされ、その場で自由落下を開始する。
このCSのキャンセルルートを活かした動きはサザビー最大の強みで、
使いこなせば、他機体にはできないトリッキーな動きで立ち回る事が可能。
ただし原作より小さめなものの機体の横幅が大きく(通称メタボ)、被弾のリスクが大きめ。
射撃・格闘もショットライフル以外パッとせず、大技の核迎撃も発射した時点での相手の位置で爆発するという仕様なので、
そうそう直撃を狙う事はできない。
同コストの上位機体と比べると劣る部分は多く、残念ながら評価は低かった。

『NEXT』にも続投しているが、相変わらずコストは2000。
過去の乗機であるジオングや百式と同コスト、ハマーンのキュベレイにはコストで追い抜かれている。
総帥、そしてサザビーは泣いていい。
性能的には、全機体に搭載されたキャンセル技「ネクストダッシュ」のおかげで機動力の格差は多少埋まり、前作の不遇な立ち位置からは脱出。
ただし、NEXTになってからは「低火力」という問題を抱えており、爆発力の無さは大きな足枷となってしまっている。
具体的に言うと、同コスト帯の百式やガンダムなどの所謂「万能機」が、
格闘ヒットからNDキャンセル1回で200以上のダメージを与えられるのに対し、
サザビーの格闘コンボはNDを2回使ってやっと威力200を超えるという低火力・高燃費っぷり。
しかもコンボの〆となるビームライフルを連続ヒットさせるタイミングがシビアで、
地面付近だとライフルが高確率でダウン追い打ちになり、ダメージが激減してしまう。
だからシャアが何をした。原作じゃガルマを謀殺したりアクシズを地球に落とそうとしたりしたけど。
そんなわけで、最弱とまではいかないもののダイヤグラムでは相変わらずの下位機体である。
火力の低さと低下したコストから原作のセリフをもじり、
「これはサザビーじゃなくて「パワーダウンしたサザビー」という機体」とまで言われた事も…。

モデルチェンジした次回作『EXTREME VS.』では、コストが新設された準高コスト帯(2500)に上昇。
遂にキュベレイと同コスト帯には並んだものの、依然としてνガンダムとはコスト差が付いている。
武装は相変わらずオーソドックスなもので、ショットライフルは失われたが、
新たな火力源として腹部メガ粒子砲からの照射ビームを獲得した他、
随伴して援護射撃を行ってくれるヤクト・ドーガ呼び出し、弾数節約に使える弾数無限のトマホーク投げなどが追加された。
しかし全体に性能は上昇したものの、ショットライフルを失った事で「器用貧乏」になった感は否めず、
尖った強みを持つ他の2500コストと比べるとプレイヤーからの評価は低かった。
が、2500には数少ないオールレンジ攻撃などサザビー特有の強みはあり、『VSガンダム』ほど悲惨な境遇に置かれているわけではない。

『FULL BOOST』では4作目にして遂に最高コストであるコスト3000枠に。
『VSガンダム』稼働から4年、遂にνガンダムと同じコストとなった。
コストが上昇した分前作より性能が上乗せされ、移動しながら撃てる拡散ショットライフルも復活。
特に機動力の上昇は目覚ましく、旋回性能も含めると3000コストの中でも屈指の足回りを誇る。
他の3000コストのような強烈な武装は持たないものの、この機動力とショットライフルによる機動性の相乗効果が強力で、
「高い基本性能で「ブーストを削って着地を刺す」という基礎をこなす万能機」という新たなコンセプトを確立した。

本作から全機搭載となった覚醒技(バーストアタック)は「アクシズ落とし」。
短いモーションが入り、数秒後にアクシズが落ちてきて大爆発を起こす。
直当ては難しいものの試作2号機のアトミックバズーカ並の爆風を発生させるため、起き攻めや敵の分断を狙う事ができる。

以降の『マキシブースト』『マキシブーストON』でもコンセプトは変わらず。
『マキシブースト』では『VS.ガンダム』の核迎撃が復活したりしたものの、ほとんど据え置き。
『ON』ではブーストダッシュ格闘が新技に差し替わり、特射に『EXVS』時代のCSに似たメガ粒子砲が追加。
さらにヤクト・ドーガ呼び出しが追従タイプから呼び出して攻撃するタイプに変更。
特に「ミサイル発射→接近してサーベル斬撃」という内容に変更されたギュネイが強力で、
「ミサイル→サーベルの間に銃口補正が復活する」仕様のため、ステップ1発で無力化しない強力なアシストとなっている。

『マキシブースト』では、前述のナイチンゲールも参戦。
モビルアーマーに匹敵する巨体からファンからも参戦は絶望視されていたものの、
サイズを縮める&一部のバインダーの当たり判定を消すという荒業でなんとか参戦に漕ぎ着けた。
大雑把に言えば「より射撃に特化したサザビー」といった感じの性能で、
自分で発射タイミングを調整できるファンネルや射角を調整できる拡散メガ粒子砲など癖の強い武装が多く、
万能機のサザビーと一見似ているが、本質は全く異なるテクニカルな機体に仕上がっている。

『マキシブースト』でのナイチンゲールは最上位ランクとされている。
サザビーの方はというと、ナイチンゲールとガンダムレギルス(機動戦士ガンダムAGEのMS。こちらも最上位ランク)が
事実上サザビーの上位互換の性能と言われているという不遇な扱い。
『マキシブーストON』ではサザビーの方がナイチンゲールより上位ランクとされている。

+ THE DRAPED SHAPE

「このゴキゲンな曲が終わるまでに、あんたは"THE END"だ!!」

『ガンダム・ザ・バトルマスター』におけるパイロットは黒人の賞金稼ぎ、スミス・キングスレイ。
音楽を愛し、愛機のコクピット内にも常に曲を流している。金に対しては激しい執着を見せるが、
それは貧民街で生まれ育ったためであり、稼いだ賞金の多くは恩返しのため貧民街へ送金している。

『1』のエンディングでは賞金でビジネスを起こして成功を収める。
地球外惑星が舞台だが、アメリカンドリームを夢見る貧民街生まれの黒人と言った所か。
一方で他のキャラとの接点は薄く、中ボスの中に一人だけ彼が生まれた貧民街の元領主と思しき人物がいるだけである。
しかも元領主との専用台詞も無く、彼が特別な台詞を言うのは対戦相手が女性の場合のみである。
要するにナンパであり、それはラスボスとて例外ではない。

そんな感じのナイスガイであり、決して色物ではないのだが……。
それでもやはりシャアとのギャップが激しすぎるためか、彼の存在を受け入れられない人も多いようだ。
νガンダムよりは遥かにマシだと思うのだが。

+ 『ガンダムトライエイジ』では
トレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』では5弾「脅威!水中突破戦」で隠しボスとして初登場。
専用アビリティは「連射」。画面外からビーム・ショット・ライフルを連射し射線上にいた機体にダメージを与える。
それ以外の性能はと言うと、ただでさえスピードが桁違いに高いのにスピードバースト持ちで平気で一万越すわ、
ラウンド2から更にスピードが底上げされるわ、先攻時にこちらのディフェンスバーストを封印するわ、
おまけにお供のザクIIも相当強いわ、と嫌がらせとしか思えない強さを発揮していた。
そうした苦難を乗り越えて撃破できれば強化パーツ「シャア専用マスク」が入手できる。
効果はシャアが乗った機体使用時に限り必殺・スピードを+300する。

6弾「運命が紡ぐ未来」からライバルであるνガンダムと同時参戦。
パーフェクトレアとキャンペーン枠を同時に持っていったのも同じ。
νガンダム同様、新登場アビリティ「ファンネル」所持。
通常攻撃時かつ単機ロックオン時という制限はあるが、発動さえすれば必ず先手となり、追加入力に成功すれば防御・回避不可の攻撃を行う。
ガンナーが多いνガンダムに対し、サザビーはアタッカーでアタックの高いカードが多い。
アタックが高ければファンネルの威力も上がるので、サザビーのファンネルは強力な場合が多い。
必殺技は「オーバー・ザ・メビウス」。
ファンネルによるオールレンジ攻撃のあと、ビーム・サーベルの二刀流で敵を十字に切り裂く。
技名はνガンダムの必殺技「ビヨンド・ザ・タイム」と合わせると、
劇場版主題歌の「BEYOND THE TIME ~メビウスの宇宙(そら)を越えて~」になる芸の細かい仕様になっている。

「ジオンの興亡 1弾」では特殊レアカード「赤い彗星セレクション」の一枚として登場。
特定機体と出撃させると強力な効果が発動するアビリティ「小隊」を所持している。
サザビーの場合はヤクト・ドーガ(クェス専用機)、ヤクト・ドーガ(ギュネイ専用機)と共に出撃させると、
ラウンド2突入時味方全員のアタックが+1000される「新生ネオ・ジオン軍」。
それ以外の能力もバランスが取れていて使いやすいため、新生ネオ・ジオン軍を再現する時には是非入れておきたい。

「ジオンの興亡 3弾」では特殊レアカード「ザ・ライバルセレクション」の一枚として登場。
アビリティは「ファンネル」でスピードが高めのバランス型になっている。
必殺技はコスト9、威力5600とコスト消費も火力も大きい。何気にサザビーの中では最大威力の一枚だったり。

「ビルドMS 2弾」では久しぶりに高レア化(マスターレア)。
アタック特化ステータスと通常攻撃後クリティカル確定の追撃を加えるアビリティ「双撃」の組み合わせは威力が高い。

「ビルドMS 4弾」ではレア止まりだったが、新アビリティ「逆襲」を所持したカードが排出された。
「逆襲」はHPが減らされているほどダメージアップする効果になっている。
やはり逆襲といえばこの機体を外すわけにはいかなかったのだろう。

「ビルドMS 5弾」は逆襲のシャアがメインとなっており、この機体もマスターレア1枚にキャンペーンカード2枚と高レアカードが3枚登場。
Mレア版はアビリティ「武闘」(発動すると敵の攻撃を完全防御、さらに格闘で防御効果無視の反撃をする効果)を持ち、
B1弾のνガンダムに続き殴り合い宇宙再現となった。
例によって完全新規モーションが作られており、サザビーの場合はグーパンチからのハイキック。
地味にこのカードも必殺技の威力が5600だったりする。コストは7で前回よりも使いやすい。
CP版は「双撃」と「ファンネル」。なお、キャンペーンカードのトップとラストはどちらもサザビーのカードである。
この弾でHi-νガンダムがまさかの参戦を果たしたためもしやと思った人もいただろうが、
残念ながら隠しボスの座はオリジナル機体のディガンマ・アジールに、
シークレットカードは『閃光のハサウェイ』の機体に譲っている。……ナイチンゲールの立場は?

「ビルドMS 8弾」では「U.C.コレクション」キャンペーンの一枚として登場。
アビリティはファンネル。
アタックが高めのバランス型で、「U.C.コレクション」でチームを組むとアタックの底上げも可能なアタック重視の一枚。

「ビルドG 1弾」ではノーマルカードの一枚として登場。
また、同弾のキュベレイのクロスIFカードにも登場。
『逆襲のシャア』にハマーンが乱入し、アムロそっちのけで新旧ネオジオン対決を繰り広げる凄まじい一枚になっている。

「鉄血の1弾」では再びマスターレアで登場。アビリティは再び「武闘」。
ステータスはアタック重視だがHPとスピードも最低限は用意されている。

「OPERATION ACE 06」では初登場以来、6年半振りのパーフェクトレアで収録された。

「鉄血の1弾」にてナイチンゲールがシークレットカードとして排出。
同弾が初登場となる決闘ミッションにおける乱入ボスの一体としても登場している。
公式Twitterによると「主人公vsライバル」が「鉄血の1弾」のテーマの一つらしく、ガンダム史上最初のライバル故か。
ちなみに、稼働前にちらっとだけその公式Twitterで公開されていた。
アビリティは「逆襲」。スピードが最低値、HPとアタックが4000越えという、
高レアカードとしても高い数値というステータスのためアビリティを活かしやすい。
必殺技は「オーバー・ザ・メビウス[EX]」。
ファンネルによるオールレンジ攻撃のあと接近し隠し腕のサーベルで敵を切り裂き、最後にメガ・ビームライフルを接射する。
ナイチンゲールは後に「鉄華繚乱4弾」でもカードが出ている。

パイロットのシャア・アズナブル(CCAバージョン)も6弾から登場。
パーフェクトレアだったCCAアムロと違い、こちらはマスターレア止まり。
ビルドMS弾まではパイロットのパーフェクトレアは一枚しかなかったので、マスターレアになれただけでも御の字と言うべきか。
当然のごとくHPがある程度減らされると能力アップができる「覚醒(ニュータイプ)」持ちなので劣勢からの逆転も得意。
6弾Mレアはアタックとスピード上昇値が高く、高レベルスピードバースト持ちの速攻向きのパイロット。
赤い機体に搭乗するとアタック・必殺技を+500するスキルを持ち、シャア専用機以外にも赤い機体に乗せれば活躍が見込める。
その割には、ガンキャノン真武者頑駄無は赤い機体の対象外だったりするのだが…

「ビルドMS 5弾」で再びマスターレアとして登場。CCAアムロとのダブルパーフェクトレアになれなかったのはちょっと残念。
アタック上昇値が極めて高く、高レベルアタックバースト持ちのパワーファイター。
ラウンド1突入時にGパワー+2、アタック+500とパイロットスキルも攻撃的。

「鉄血の1弾」で遂にパーフェクトレアに昇格。
スピードをある程度切り捨てて他に回したステータスの高レベルディフェンスバーストのため、
同弾排出カードならばサザビーに乗せて保険としてもいいし、定番の「逆襲+ディフェンスバースト」でナイチンゲールに乗せてもいい良カード。
パイロットスキルはステージが宇宙の時に敵全員のディフェンスバーストを封印する凶悪なものになっている。
これにより、バースト封印スキル持ちでチームを組んで全バーストに対応させる事も可能になった。
宇宙ステージ指定の為扱い辛い部分はあるが、上手く発動した時の爽快感は格別。

その他、ファーストとTHE ORIGINのシャアやプロモで出たキャスバルも専用機補正の対象となっている。
ただし、クワトロは専用機補正が付かないので注意。

余談だが、『THE ORIGIN』版を含めれば参戦キャラで唯一シークレット含む全てのレアリティを制覇したパイロットである。
あとはバトルパートナーか

関連機体では、後述の「ミスサザビー」も参戦している。

+ その他SDガンダムシリーズでのサザビー
  • SDガンダム外伝
「ジークジオン編」ではサタンガンダムの側近、騎士サザビーが登場し、騎士ガンダム(アニメではガンキャノン)と戦った。
ジークジオン編最終章のプロローグ漫画でファントムサザビー(モチーフはナイチンゲール)として復活。騎士ガンダムの三種の神器を壊すも倒される。
『円卓の騎士団』では怪力の持ち主恐闘士サザビー、『黄金神話』では兵士サザビーズ、
カードダス打ち切りとなってしまった『聖伝』ではサザビードラゴンとして登場。……出る度にポジションが下がってる様な気もする。

  • SD戦国伝
堂我(ドーガ)一族の頭領、漣飛威として登場。
正々堂々を好む武人の鑑と言ったキャラで、天下統一編の主人公、荒烈駆主(アレックス)の剣の師匠も務めた。
『SD武者ガンダム風雲録』ではバケモノと化した闇将軍に恐れをなして離反しようとするが、察知し待ち伏せていた璽悪に抹殺される。
刀が長すぎて自分で抜けないと言う致命的な弱点が存在するが、ファンネルに取って貰うので何も問題はない。
この弱点はリメイク版の「剣豪武将 漣飛威」にも受け継がれ、レジンキットが出た際も再現された。
その他14代目漣飛威、闇斬火射(ヤミサザビー)、怒嵐漣飛威(ドランサザビー)が居るが、堂我一族と関係あるのは14代目のみ。

  • SDコマンド戦記
『コマンド戦記』3作目の『SUPER G-ARMS』にギガコマンダー・フレイムサザビーとして登場。
赤の部隊隊長でその名の通り炎を操る実力者。その腹部から放たれるフレアは一億度を越えるという。
『コマンド戦記』の設定が一部受け継がれた『SDガンダムフォース』でもコマンダーサザビーが2クール目のボスを務めた。
炎を操る設定は無くなり、デザインに一部ナイチンゲールっぽい要素も見受けられる。
シャアのセリフを一部引用しつつも、冷酷非情の悪役としてシャアとは差別化された演じ方が印象的。
序盤(北米ではここで打ち切り)のボスに過ぎないが、池田秀一氏の熱演やキャプテンガンダムとの死闘もあり、正にボス然としたキャラ。

  • ガンドランダー
赤い盗賊団(レッドシーフ)の首領サザバルガとして登場。

  • BB戦士三国伝
機駕(三国志における魏)に所属する軍師、司馬懿サザビーとして登場。アニメ版のCVは中川慶一氏。
表向きは曹操軍の筆頭軍師として天下取りを補佐する名軍師だが、その本性は物語を裏から操る黒幕にして策士。
三璃紗全土を焦土にする事を目論んでおり、最終的には本作のラスボスを務めた(ただしアニメ版ではそこまで話が進んでいないので不穏な様子は無い)。
だが、何故かコミックワールドでは語尾に「である」が付くなどギャグキャラっぽい演出も多く、
更に公式サイトでは郭嘉にファイル共有ソフトの危険性を説き
(当時ファイル共有ソフトによるデータ流出が話題になっていたための時事ネタ。ついでにパソコンを両断した)、
曹丕に「女心を知る勉強」と称して『シスタープリンセス』を与えたりと、その計略は底知れない。
アニメ版準拠で参戦した『スパロボUX』でも終始味方で、基本的に不穏な様子は見せないが、
EDでは顔グラが右向きになって孔明と曹操に「お前が余計な事したら全力で叩き潰すからな」と釘を刺される
(スパロボ任天堂携帯機シリーズでは顔グラが味方キャラは左向き、敵キャラは右向きとなっている)。

+ ガンダムビルドファイターズでは
ガンプラで戦うアニメ『ガンダムビルドファイターズ』では、
ヒロインの一人アイラ・ユルキアイネンが制作したガンプラ「ミスサザビー」として23話に登場。
ミスの名の通り、メタボとまで揶揄された横に広い体型から一転して女性を思わせるスリムな体型へと改造されており、
カラーもアイラの服装と同じ藤色に変更され、つま先のビームサーベル発振器やビームガンなど武装も大幅な改造を施されている。
一方でファンネルコンテナはブースターに変更され、ファンネルはリアスカートアーマーのみと大幅に減少。
腹部メガ粒子砲もオミットされ、アイラが得意とする高機動白兵戦により特化したガンプラとなっている。
アニメの描写によるとガンダムキュリオスやインフィニットジャスティガンダムのパーツを流用している模様。
最終回では、大量に出現したガンプラモドキ「モック」を白兵戦にて多数撃破、
暴走した大型粒子結晶体を破壊すべく、レイジ達と共に実体化した宇宙要塞ア・バオア・クーに乗り込むものの、
突如として出現した大型粒子ビーム砲からレイジ達を庇って戦闘不能に。
出番は短かったが、モックは掠っただけで大破爆散する威力のビーム砲の直撃を受けても原型を留めている辺りは流石の作り込みと言うべきか。
ちなみに本編ではファンネルは使っていない模様。
なお、頭部のブレードアンテナの形状とモノアイからガンバスターに非常に似ており、
スタッフも意識しているのか、出撃時にガイナ立ちをしている。

ちなみに実際に販売されているガンプラは上半身がサザビーのものをそのまま流用しているために、
これマジ? 上半身に比べて下半身貧弱過ぎるだろ」とネタにされる事に。
キットそのものの完成度は良好なので、自力でサイズ補正してみるとかなり見栄えが変わるだろう。


MUGENにおけるサザビー

+ パンプキン氏製作 sazabi
  • パンプキン氏製作 sazabi
infoseekのサービス終了により、現在は入手不可。
PS用格闘ゲーム『ガンダム・ザ・バトルマスター』から移植したリアル頭身キャラ。最終版はver 0.9。
DOSMUGEN時代のキャラなのでガード関連記述を少々変更する事が望ましい。
元々ロボットゲーにしては非常にインファイトなゲームである『バトルマスター』からの移植という事もあり、映画以上に格闘している。

通常技の発生はかなり遅いが判定が強く(特に強パンチ)、また目押しコンボが豊富で固めやすい。
ブーストの原型のような高速移動手段であるスラスターによるフットワークの良さや、
KOF』の攻撃避けとほぼ同等の使い方ができるスウェーなど、小技も意外に充実。
主武装の「ビームショットライフル」はゲージ依存技で、弾速の遅いビーム弾を数発発射する。
弾には接触判定が無く、相手は飛び道具による相殺ができないため強力な弾幕技である。
原作仕様上ファンネルは通常必殺技扱いの設置技。
自機の周囲に待機させ、任意のタイミングで攻撃させる事ができるので疑似タンデムが可能。
こちらは使用に制限が無いので常に射出しておけばかなりのプレッシャーを相手に与える事ができる。
ただしhyuga氏のνガンダム等と違い「踏み込みが足りん!」されるので注意すべし。
メガスペシャルアタック(超必殺技)の「ビームショットフラッシュ」は腹部メガ粒子砲を乱射する技。
通常のパワーゲージには依存せず独自の残弾ストックを消費する(開始時に3つあり、試合中に回復する事は無い)。

なお、小ポートレイトでは凛々しい大佐のお姿を拝見する事ができるが、大ポトレではネオ・ジオンの軍章になっており、
ボイスも原作ゲーム同様ナビゲーションアナウンスのみの収録であるため、
初めて本キャラを使用する諸兄は是非とも脳内で大佐の熱い台詞を再生していただきたい。

+ KON氏製作 サザビー改
  • KON氏製作 サザビー改
上記パンプキン氏のサザビーを改変したキャラで、八意永琳森近霖之助の作者であるKON氏によるもの。
DOS版用からWin版用にコンバートされているだけでなく、原作よりも一般的な格ゲーに近いアレンジとなっている。
現在は氏のOneDriveにて公開中。
+ 主な改変箇所(ブログより抜粋)
  • 3ゲージ→2ゲージに変更
  • ゲージ常時回復
  • イントロおよび勝利ポーズ、敗北ポーズの追加
  • モーションの変更および追加(起き上がりなど)
  • チェーンの追加(優先度:x < a < y < b 立→しゃがみ:◯ しゃがみ→立:×)
  • 発生を全体的に早く
  • 補正式の追加
  • ガード不能攻撃をガード可能に
  • 投げの追加
  • 新必殺技の追加
  • 赤い彗星が搭乗

無敵昇竜やファンネル一斉掃射といった必殺技の追加や発生の高速化、キャンセルルート追加により、
立ち回りやコンボ能力が上がっているため、昨今の格ゲーキャラにも対抗できる性能となっている。
さらに試合中一回のみ・体力半分以下・ファンネル非展開中・ストック3つ消費という条件でのみ発動可能なオリジナル超必殺技も追加されており、
発動条件の厳しさに見合う高い威力と派手な演出を誇る。
この他、大ポトレの差し替えやボイスが追加がされており、ネオ・ジオン兵士の諸兄には堪らない仕様となっている。
marktwo氏によってAIパッチが製作されている。
marktwo氏AIの挙動

+ STG氏製作 MSN-04 サザビー
  • STG氏製作 MSN-04 サザビー
オルガ・イツカSans等の作者であるSTG氏がKON氏のサザビーを改変したもの。
こちらは狂ランク全般に対応できるようになっており、ほとんどの技が元と比べて変わっている。ファンネルとかビームライフルとか。
元の超必殺技も2ゲージ消費する事によりいつでも発動ができるようになっている上、全画面投げ判定になった。
また、新しく「アクシズ落とし」が追加されており、こちらは1ラウンドに1回しか使えない上、一定以上攻撃を加えられると攻撃失敗となってしまうが、
一度落ちてしまえばオバフロや死の宣告が発動してしまい、ほぼ勝ちが確定するといった強力な攻撃になっている。
更新により同氏製作のνガンダムと対戦させると、アクシズ落としで強制DKOする原作再現が搭載(?)された。

出場大会

出演ストーリー



「地球が保たん時が来ているのだ!」


*1
なおファンネルに関しても別にνガンダムより劣るというわけではなく、
威力と持久力がありバリアも張れるが、大型(格ゲー的に言うと食らい判定が大き)で使い捨てなνガンダムのもの
(Hi-νガンダムのものは充電して再利用可能なので使い捨てではない)と、
威力と持続力で劣るものの、小型で充電しての再利用可能なサザビーのものでは一長一短と言える。

*2
ファンの皆さんには周知の事実であろうが、このサイコフレームはネオ・ジオンからアナハイム社に横流しされたもの。
ちなみにサイコフレームをわざわざ横流しした理由は、劇中のシャア曰く「情けないMSと戦って、勝つ意味があるのか!?」
人類の革新を謳う男にしてはなんとも個人的な理由であり、当然アムロもこの理由には「馬鹿にして!」と突っ込んだ。
なにしろ前段階でリ・ガズィに乗るアムロ相手にファンネルを使わずに戦闘し、部下から「何でファンネルを使わないんです」と突っ込まれているぐらいである。
しかも真意の程は兎も角、最終決戦において劣勢になったシャアは、
「私は世直しなど考えてはいない!」「貴様さえいなければ!」などと言い始める。
地球連邦だのコロニーだのは二の次で、一番大事な目的は単にアムロと気が済むまで戦う事だったのか
(途中でアクシズの内部破壊を実行するブライト達を妨害しようとしているので、
 実際はアクシズを落とす事と、アムロと戦う事のみに興味があったと思われる。それ以外はどうでもいいとも言えるが)。
小説版『ハイ・ストリーマー』では上記のツッコミを入れたアムロに「自分でもそう思うよ!」と前置きしつつ、
さらに、「人類粛清という悪い事をしようとしている自分を止めて欲しかったと、
至極まともで理解できるけどネオ・ジオン側からしたらたまったものではない真意が隠されていた事が判明する。

ちなみに、上述のアナハイムは「連邦の機体もジオンの機体もここで造っている」様な所謂死の商人であり、
産業という面では仕方ないのかもしれないが、間接的に戦争の混乱に関わっている。
時代が進むとMS開発で後れを取った事を挽回するために、技術盗用によって成り立った「シルエットフォーミュラー計画」を発動させたりと、
アナハイムが直接に動乱に関わっている事も多い。
MS開発で後れを取った理由も、冒頭の「艦載機の癖に高すぎる」「母艦を新造しなきゃサイズが合わない」に対し、
「その方が儲かる」と小型化に積極的で無かったためである。

*3
しかし、当時のシャアは33歳でもしララァが生存していれば29歳である。
この程度の年齢差のカップルなど別に珍しくも無く、この年齢同士であればロリコンと言うほどではない
(0079年当時では19歳と15歳で、いわば大学生が中学生に手を出したようなものだが。
 なお冨野監督はシャアが肉体的にも手を出していると仄めかしている。まぁ裏設定だとララァは元娼婦だし。
 この冨野氏の作風をリスペクトしたのが小説版『08小隊』のキキの最期や、原作版『UC』のマリーダの過去である)。
また、シャアは幼い頃に母親を失くし、命を狙われていたので、愛情に飢えていたとも考えられる。
そもそも公式設定ではシャアはマザコンやシスコンではあってもロリコンではない。
事実本作での恋人のナナイ・ミゲルはBBA大人の女性であるし、逆に懐いてきたDQN少女のクエス・パラヤは唯の駒としか見ていない。
一応劇中でもロリコン呼ばわりはあったが、クエスを(恋敵である)シャアから引き離そうとしたギュネイ・ガスによる悪口に過ぎない。
…小説『ベルトーチカ・チルドレン』ではレズンにも「あれで、ロリコン趣味がなければな!」などと陰口を叩かれた挙句、
ネオ・ジオンのパイロットからは大体そう思われていると地の文で説明までされているが。火の無い所に煙は立たないとも言うし
おかげでこの男にならび、バブみを感じさせるロリキャラにも母性を求めるというネタも付加されたり
まぁここでも言及されている通り、シャアは「真のロリコン(notペドフィリア)」ではあるのだが…。

なお、富野監督曰く「迷いを捨てたシャアはアムロすら凌駕する」との事である
(アムロは所詮ただのパイロットだがシャアは政治家としても活動できるため、直接手を下さずとも政治的にアムロを抹殺できる)。
 …という説がネット上では根強く流れているが、監督発言の原文によれば、
 「もう狡猾な手段なんか使わなくてもやれてしまう位、強いでしょうね。まず、アムロなんかは、何も知る前に殺されてしまうでしょうね。それ程、強いです」
 「けれどね、結局彼がそうやっていったとしても、最後には敗けていく人だろうね。」
 となっているが、『ZZ』放送前のコメントであり、逆襲のシャアの時には「パイロット技術最高はアムロ」とも述べているので、
 「迷いを捨てたシャア≧逆シャア時のアムロ>通常のシャア」あたりが落とし所かと思われる。
…が、シャアが迷いを捨て切れる可能性に関してはファンの皆さんが一番ご存知であろう

ちなみに『スーパーロボット大戦D』でのシャアは、
  • 連邦と戦争する前にあらかじめアムロとブライトを捕らえてアクシズ落としの協力(当然断られたが)を要請。
  • 地球が消滅(後で元に戻るが)という前代未聞の事態に、OZやマクロス7船団やリガ・ミリティアなどと条約を結び問題解決に奔走する。
  • エキセドル副指令(ゼントラーディと称される巨人の種族)を初めて見た時アムロ、ブライト、ゼクスが驚きまくる中一人だけ余裕たっぷり。
  • 思想の違いからまず無理と分かっていてもザンスカール帝国やズール皇帝といった面々と交渉(その時立ち会ったネゴシエーターに罪は無い)。
  • アムロやカミーユといったシャアが裏切った人物達からの批判を厳粛に受け止め、その上で協力を要請。
  • アムロと決着を着けたい気持ちがある事を素直に認めながらも、その事に拘らず行動できている。
  • 地球が消滅した時の全人類の混乱振りから、アクシズ落としによる人類の意思革命の無謀さを理解し反省する。
  • 戦争後も地球上の人類を完全には信用できないとは言うものの、最終的に若い世代への希望を見出している。
以上の活躍ぶりから、『スパロボD』のシャアこそ真に迷いを捨てきった姿なんじゃないかと言われる事がある。
更に余談ではあるが、「シャア・アズナブル」として迷いを断ち切ったのが『スパロボD』ならば、
迷いを抱きながらも「シャア・アズナブル」と決別し、為すべき事を為すために「クワトロ・バジーナ」として戦い続け、
「キャスバル・レム・ダイクン」として迷いを捨て去ったのが『スーパーロボット大戦MX』、
一度は「シャア・アズナブル」と決別し、「クワトロ・バジーナ」として生きる事を決意しながらも、多くの人々との出会いにより迷いを重ね、
それでももがき続けた結果、「シャア・アズナブル」として迷いを越えたのが『第3次スーパーロボット大戦Z』と言える。

『SDガンダム』のシャアは俗物ぶりが極めて強調された性格になっている。まぁギャグ漫画だし。

「私から格好を取ったら何が残る…?」
ちなみに中の人は下品な発言が多い『SDガンダム』が嫌いだとか

+ SDガンダム外伝のシャアはどうなのか
SDガンダム外伝』ではジークジオンの呪いによりネコ人間にされており、その醜い顔を隠すために仮面を付けている。
恐らく、フランス語の猫(シャ)、もしくはニャアとかけたシャレと思われる。
見ての通り猫耳だが、目付きが悪過ぎて全く萌えない。萌えても困るが。
ちなみに、セイラは呪いでスライムにされていた。

設定が全く違うとはいえララァに斬りかかる(漫画版では頭上に投げた剣で落雷を当てて殺害)という原作では考えられない行動に出たり
(ただし、別メディアではララァがシャアを慕い、彼を守って死亡した設定もあるようで、
 後のシャアの背後にはララァの亡霊がいる事があったりする)、
騎士サザビーなどの原作で自分の愛機だったMSを次々と不意打ちで倒していくなど突っ込み所満載である。
しかし原作と違い騎士アムロとの確執も無く、「どうやら私は思い違いをしていたようだ」と遠回しながら自分の非を素直に認めたり、
ジークジオン打倒のため敢えてネオジオン族の軍師に身をやつし、ジークジオン復活後正体を明かしダバード王国に加勢するなど、
原作と比べれば大分まともな性格になっている。……漫画版ではクワトロ時代に無茶苦茶外道な事やってるが、気にしてはいけない。
ちなみに最終的には逆シャア時代になったはずの髪型を元に戻している。
こっちのシャアにとっては「軍師クワトロ」こそが道化だったのかもしれない。
……なお、いつの間にかアムロのHPがシャアの約7倍になっていたが、アムロが異常なだけなので気にしない。
それにしたってHPが万を超えてる連中がひしめき合ってる中でHP700で参戦するシャアは無謀にも程があるような……。

また、RPG『ナイトガンダム物語』では序盤で一時期町中で「妹を探している」と現れて
(パーティーにセイラがいると、彼女が都合良くトイレに行く)、
その後、後半で森の中に進もうとしている騎士ガンダム達の前に黄金の騎士として登場し
(黄金の騎士は、負傷したシャアが騎士ガンダム達に加勢した際の姿)、
騎士ガンダムの力を試すために戦う事に。ここで倒すと打倒巨人を託してその場を去る。以上、出番終了。
……スタッフも扱いに困ったのだろうが、いくらなんでも酷い扱いである。

しかし、スタッフも流石にあんまりだと思ったのか、続編の『ナイトガンダム物語2』の終盤にて、
ムーア界へと続く光の道から弾き出されたアムロと妹セイラの前に現れ、アムロに打倒ジークジオンを託して自身はセントーの街で療養する事になる。
最終的にジークジオンが騎士ガンダムに討たれた事で無事回復し、セイラと共に旅に出て行った。

ガンダム騎士団では闇の盟主シャアとしてエレナ・ルウムを侵略しているが、
スダ・ドアカワールドのシャアとは無関係の別人である。その正体は意外にも……。

そして『スーパーロボット大戦BX』にて公式ラジオで人間キャラは出ないと明言されていたのに生身の人間でありながらスパロボ参戦を果たす事となった
(ただし、終始「黄金の騎士」としてであり、「騎士シャア」としては登場していない。あと参戦はしたが仲間にもならない)。

*4
ただし実際はコストバランスの関係上であると考えられる。
逆シャア枠ではサザビーとνガンダムしか登場しておらず、νが高コストなのでサザビーも高コストにすると非常に組みにくい。
さらに、一作目には中コストのファンネル搭載機が他に存在しないという理由もある。それでも腑に落ちないが…
(低コストにはΖΖ枠からプルのキュベレイMk-IIが居る)。
なお、サイズに関しては『ガチャポン戦記』の系統である『ガシャポンウォーズ』でも、
ジオングやジ・O、プロヴィテンスなど一部のMSが妙にでかい中、
設定上かなりでかいはずのサザビーは普通のサイズとなっている。
余談だが、『ガチャポン戦記』シリーズのサザビーは初代ガンダムでシャアが搭乗したジオングとコストがほぼ互角。
ジオンMSの最高峰として双璧を為している。


最終更新:2022年04月30日 13:53