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イエローデビル


「ぶも… ぶももも!

 ぶもも ぶもももも ぶも!」

アクションゲーム『ロックマン』シリーズに登場するボスキャラクター。
『ロックマンロックマン』での担当声優は 乃村健次 氏。
初出は『1』のワイリーステージ1。シリーズ初のスペシャルボスでもある。
……言うまでもないが、虎の穴のレスラーや、黄色いコスチュームを着たマット・マードックではない。
エグゼ』シリーズのウイルスにも「レッドデビル」がいるが全くの無関係である。こっちも手強いけど。

ライト博士の開発したゲル状の液体金属を盗用してDr.ワイリーが開発した大型戦闘用ロボット。
この特性を利用し、本体を複数のブロック状パーツに変換して自由に分裂、合体することができる。
コアとなる眼球から発生する電磁波によってそれを覆うゲル状物質の巨体が制御されている。
このため、眼球以外に攻撃は通じない。弱点はサンダービームとタイム連打
なお、分裂・合体の特性は当時の技術だと巨体を動かすのが困難だったが故の苦肉の策である。

『ロックマン』に登場した初代イエローデビルは、技術不足・未完成のため分離と合体を維持するのが精々で、
イエローデビル自身が歩行等によって動く事は出来なかった(というか合体時は微動だにしない)。
しかし、それでもワイリーが開発した拠点防衛を目的とした戦闘用ロボットの中では傑作にあたり、
また改良の余地も多くあったためか、以降も数多くの派生機・後続機が開発されてロックマンを苦しめることになる。

戦闘ではブロック状にした身体を飛ばした先で再び合体し、目から弾を一発撃った後、再び分裂して移動兼攻撃を行う。
こちらの攻撃が通る部位は上述した通り目のみだが合体している間しか現われず、
分裂、合体のテンポが早く、弱点の目を開けている間隔も短いため攻撃のチャンスは限られており、
おまけに被弾ダメージがボスの中でも4(ロックマンの全体力が28)とかなり痛いため、
難易度が高めな『1』のボスの中でも特に鬼門・みんなのトラウマの一角として知られる。
一応分裂する順番、つまり攻撃が飛んでくる位置は完全にパターンなのが唯一の救いだが、順番を誤ると容赦なく回避不能となる。

ちなみにこの単調な攻撃とこちらの攻撃チャンスの少なさのせいかどうやっても難易度を下げようがなかったらしく、
『1』のリメイク作品『ロックマンロックマン』では難易度を最低の「らくらく」にすると、何と分裂しなくなるという別モノになっていた。
具体的には「突っ立ったまま目を開閉して開いた時に弾を発射するだけ(ただし近付きすぎると殴ってくる)」
(通常難易度以上の場合なら、飛んでくる位置が違う、画面が小さい代わりに分裂片が遅い、目の高度が一定と言った違いがあり、
 最高難易度の「きつきつ」でこれに加え弾がビームに変更になるが、どちらもFC版と基本的に一緒)。

本項冒頭の台詞は本作のもので、「ぶも」としか喋る事が出来ない(そもそもどこに口があるのか?)が、
唯一アイスマンだけは何を言ってるのか理解出来ているような描写がある。

『ロックマン3』では改良型の「イエローデビルMk-II」が登場。目つきが悪くなった他、肩の部分が張り出したようなデザインになっている。
新たに地面を跳ねるように動く分裂パターンが追加されたが、スライディングが追加されたため避けやすい。
また、合体途中のボディに攻撃判定が無いので、脚が完成したら全身が完成するまでその後ろでやり過ごすこともできる。
弱点は電気系のスパークショック…ではなく、ハードナックルかシャドーブレード
ちなみに公式イラスト(上記の画像)では、胸の下に赤い球体が付いているが、FC版のゲーム画面では付いてはおらず、『メガワールド』版では付いている。

『ロックマン11』では初代から数えて3代目となる「イエローデビルMk-III」が登場。目玉には歯車(スピードギア?)が内蔵されている。
攻撃パターンは初代のように横方向にパーツを飛ばす→合体して攻撃→横方向にパーツを飛ばすを踏襲しているが、
分離攻撃を活かすためにスピードギアが組み込まれており発動するとボディを同時に9体に分裂させて一斉に動き出し、
小柄なイエローデビルが飛び跳ねたり走り回ったりする。当然対処法もガラリと変わるので注意。
マシンパワーによる進化が窺えるものの、分裂体攻撃の際は9体の内1体にだけ上記のパーツ飛ばしの際には無かった弱点部分が常に露出しているため、
こちらの攻撃チャンスでもある。
弱点はチェインブラスト。狙える時間はシビアなので、パワーギア込みで起爆させる事。
ちなみに分裂パターンは初代と全く同じ順番である。

アーケード版の『ロックマン・ザ・パワーバトル』にも登場。
ジャンプや歩行での移動や一度身体を崩しての分裂など、アーケードのマシンパワーの恩恵を受けて大幅にパワーアップした。
腕を振り下ろしたり、一部をキューブ状に跳ね回らせたりと攻撃パターンが増えている。
またチャージショットや弱点武器を食らうと目玉の周囲の液体金属が吹き飛んで球体状の目玉が一時的に露出、
そこから再生するという凝ったダウン演出を拝める。
ロックマン3~6編では途中で3体のイエローデビルMk-IIに分裂までする。
ネオジオポケットの移植作『ロックマン バトル&ファイターズ』では、容量削減の為なのか腕はあるが足は無いというシュールな光景になっていた。
???「足なんて飾りです」
8:25~
8:25~

レースゲーム『ロックマン バトル&チェイス』では、CPU専用レーサーとして登場。
巨体を無理やりレースマシンに押し込んで参戦しており、重量級のため接触時の当たりが強い。
逆にそれ以外の特長は無く、さしたる強敵にはならない。
また一定条件を満たすと、隠しキャラ「ブラックイエローデビル」が乱入してくる。
黒いのか黄色いのかはっきりしろ。ブラックデビルだとひょうきん族になってしまうから避けたのだろうか
通常のイエローデビルを遥かに凌ぐマシンテクニックと最高速を誇る強敵となっている。
このレース中のコースで隠しパーツが入手可能な他、勝利するとちょっとしたテクニックを教えてもらえる。
その縁からなのかは不明だが、『ソニックレーシング』のDLCとしてロックマンとのコラボが実施され、
イエローデビルはワイリーキャッスルのコース上に障害物としてゲスト出演している。

この他にも、被弾すると剥がれる緑色のゼリー状物質を纏った「グリーンデビル」や、Xシリーズの「シャドーデビル」、ゼロシリーズの「レインボーデビル」等、
多種多様な「デビルシリーズ」のボスが各作品に登場しており、ある種の名物ボスともなっている。
なお、グリーンデビルは初出の『8』の他にも『ロックマン&フォルテ』にも出演しているが、
こちらはオープニングステージのボスとしての登場となっており、目玉といえる分裂攻撃等が無い分、拍子抜けする程弱い。
スペースルーラーズに操られる「ダークムーン」も、名前に「デビル」は付かないがこの一種に数えられる。
デビルシリーズではなく見た目も行動パターンも異なるナイトメアマザーも、対戦したプレイヤーからは、
攻撃のチャンスが限られる黒い目玉や避けにくい攻撃から比較されることもある。
なお初代イエローデビルの弱点がサンダービームであることからか、歴代デビルシリーズも電撃系の特殊武器が弱点であることが多い。
イエローデビルとその系譜まとめ

大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは『for』『SP』のワイリー基地ステージにおけるやくものとして元祖イエローデビルが登場。
警告音と共に背景のワイリーキャッスルからパーツが飛んできてステージ上に出現し、目からの光弾や分裂でファイター達を蹂躙する。
ファイター側もやられっぱなしではなく攻撃を加え続ければ撃破できるが、やはり目にしか喰らい判定が存在しないので一筋縄ではいかない。
撃破されるとイエローデビルを撃破した者を除いた全員を巻き込む大爆発を起こし、これで撃墜されると撃破したファイターの得点になる。

『Xdive』ではバイオラボラトリーのボスとして登場。
戦闘前の説明文にも「多くのプレーヤさんことプレイヤーたちを苦しめてきた」と書かれている通り、分裂時のブロックがシャドーデビル並みにデカい、
持続ダメージを与える「延焼」や速度を低下させる「凍結」といったデバフを分裂の際に回復する等、本作でもその猛威を存分に振るう。
目玉の出現する位置はランダムではなく統一されており、そもそも自動で照準を合わせて撃てるので適当に撃っていても問題ないという本作独自の利点もあるが、
これはあくまで一対一のタイマン勝負の場合であり、
制限時間内に全ての敵を撃破するミッション系のステージ「ヤコブ」で登場するイエローデビルは雑魚を召喚してこちらの狙いをずらしてくるので非常に厄介
(ボスは時間内に倒せなくても減らした体力は引き継ぐ為、根気よく挑めば倒せる)。
また、本作にはサンダービームを使うロックマンがプレイアブルキャラクターとして登場するが、弱点武器の概念は無い為、ダメージが倍増するという事はない。

+ よくぞここまで来たなロックマン…褒美にお前を分解してやろう!!
有賀ヒトシ(現・ありがひとし)氏の漫画『ロックマンメガミックス』では、
『1』を再現した「ロックマン誕生」におけるラスボスポジションとして登場。
原作同様の巨体を誇るが、会話機能も未完成なせいか「WW…」としか喋れない(前述したセリフもワイリーの発言)。
移動要塞「ツインピラミッド」のコントロールルーム防衛を担当しており、
エレキマンが倒された事で動力炉が暴走し、それによる大爆発を止めるべく侵入したロックマンを鷲掴みにする。
ワイリーからの命令でそのまま握り潰そうとするが、直前にガッツマンから入手したスーパーアームで拘束を解かれてしまい、
サンダービームで眼球を撃ち抜かれて大破した。
動力炉の暴走もライト博士に応急修理されたエレキマン達によって食い止められ、大爆発の危機を免れた。

また、『3』の後日談を描いた「メタルハート」にはイエローデビルMKIIが登場。
ワイリーがスクラップ置き場に捨てられていた玩具ロボットの電子頭脳がまだ生きている事に気付き、
これを哀れに思って回収、修復してイエローデビルとしてのボディを与えたもの。
イエローデビルとは逆に「MM……」とのみ発音し、ゲーム同様まるで泣いているような目をしている(ボディは初代と同じデザイン)。
四肢を駆使した移動機能(ハイハイ)が搭載されているなどゲーム版よりもパワーアップしているのだが、
それ故に起動と共にワイリーの研究所を脱走、マンハッタンへと侵攻を開始する。
マンハッタンでは都市管理用マザーコンピューターの就任式典が開催されており、大惨事になりかねないため、
急遽ロックマンおよびライトナンバーズ、サードナンバーズの総力戦でこれを迎撃する事となった。
マザーコンピューターも「SON」という謎のメッセージを発信しながらロックマン達を妨害するなど、
まるでイエローデビルMKIIを守るような行動を取り続けるが……。
+ 英語読みで「SON(サン)」……息子か
その目的は、かつて玩具工場の管理AIだったマザーコンピューターとの再会、つまり母親に会いたいというもので、
マザーコンピューターの行動も息子であるイエローデビルMKIIを守ろうとしたためだった(「MM……」も「MAMA(ママ)」の略)。
彼の意図に気付いたロックマン達は再会させてやろうとしたが、回収不能なら破壊するよう命じられていたシャドーマンの攻撃により大破。
マザーコンピューターもろとも爆発四散し、完全に機能停止状態となってしまった。
停電のドサクサに紛れてワイリーが逃げる中、マンハッタンの屋外ビジョンには母子像が映っていた。
その後ライト博士の手で修復され、小さな児童公園管理用コンピューターを務めるマザーとそれを補佐する電子頭脳という形で復活した。

「お母さんと一緒になれたんだ……良かった……」
「うん……」

「史上最強の敵」やギガミックスの最終回「光る明日へ」にも一コマのみ登場している。

それ以前に同氏がコミカライズした『ロックマンズサッカー』の四コマ漫画では、原作ゲームに登場しないのにワイリーによってゴールキーパーに抜擢。
ゴールよりも大きいので立っているだけでシュートを防ぐことが期待されたが、大きすぎて足の間にゴールが収まってしまい全く防げなかった。
同チームにはイエローデビルMk-IIもいるが、原作の攻撃判定を反映してか目以外ものを触れない設定となっておりプレーに絡めなかった。
このチームは最終話でサッカーができるようになって再登場するが、イエローデビルだけは原作設定で歩けないと明記されているためか変わっていなかった。

ちなみに、ゲーム版発売当時中学生だったありが氏は2~3週間ほどイエローデビルに勝てず、
詰まってしまったと『ロックマン10年史大事典』所載の『ロックマンマニアックス番外編』にて語っている。


MUGENにおけるイエローデビル

O Ilusionista氏の製作したMUGEN1.0以降専用キャラが、海外サイト「Brazil Mugen Team」にて公開されている。
『パワーバトル』のスプライトをベースにしつつ、モーションの描き足しにより原作以上の多彩な動きを見せてくれる。
喰らい判定があるのは目のみで、投げ技も通じないボス仕様のキャラとなっており、
目からの光線・光弾や体を分裂させて突撃する攻撃、身体からブロックを作って投げ付ける攻撃などで戦う。
超必殺技では身体を波のようにして攻撃したり、複数のブロックを生成して投げ付ける技を使う。

AIはデフォルトで搭載済み。
1ラウンド目に負けるとより攻撃的になり、「アイショット」では5発の弾を放ったり、
CPU限定の「ビッグレーザー」を使ってくる仕様となっている。
紹介動画(公開サイトへのリンク有り)
プレイヤー操作

また、アフロン氏の裏骸にはストライカーとして原作再現度の高いシャドーデビルが登場する。



「ぶ ぶもーっ!?

 ぶ ぶもも ぶももーっ!?

 ぶもも ぶもももーっ!!」

出場大会

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プレイヤー操作



最終更新:2026年07月26日 19:04