もし君は、自分の未来が分かったらどうするだろうか。
そんなおっとろしい事、考えた事あるかい?
岡本太郎氏が1971年に製作した絵画「未来を見た」をモチーフにしているが、
同作品に登場する奇獣の中では元の作品からかなりアレンジされており、
絵画右側に見える黒い顔はそのままに、左下に見える緑の魚のような部分を胴体に持つ人型の宇宙人のような姿をしている。
人間の言葉を話し、
未来を映し出すスコープのような機械を操る知能を持つ。
「ミライヲミタイカ?」
その後今回の騒動の捜査に当たっていたCBGと風来坊の前にも出現し、
未来の相手の攻撃の映像を見ることで、ムチや光線銃による攻撃を全て回避。
人類は万事休すと思われたがそこにビルの谷間を覗く巨人・タローマンが
唐突に登場し、
未来を見たはタローマンと戦うために巨大化して戦闘状態に入る。
ここでも攻撃を予測しようとしたが、
でたらめな行動ばかりするタローマンには未来予知が意味をなさず「ナンダコレハ?」と自らが混乱。
ついには機械が壊れて対抗手段を失い、そのまま「芸術は爆発だ!」を受け爆散した。
そして、戦闘終了後にタローマンのポカによって鷲野ビルヂングもぶっ壊されたのであった
「わしのビルがぁ~!」「社長ぉ~!」
自身が倒される未来を見ることができなかったのは、恐らく完全な未来予知を行っていたわけではなく、
現状で考えられる一番有力な可能性の未来、あるいは未来を見た自身にとって都合のいい未来だけを見せていたためだと考えられる。
それかでたらめな映像を見せていただけの可能性も
異形ばかりの奇獣において希少なヒト型であるためなのか、『TAROMAN』以外にも様々な番組に出演していた
という設定のようで、
NHKで放送されたドキュメンタリー番組
を偽装した娯楽番組『タローマンヒストリア』においては、
タローマン放映の1年前に製作された『太陽仮面サンタワー』にて主人公の相棒が変身する「未来戦士ミライダー」のスーツを流用していたことや、
タローマンと共にクイズ番組に出演していた過去が明かされた
というていで偽の記憶を視聴者に植え付けていた。
その姿や関連イベント等での立ち位置から、多分に
某宇宙人を意識して作られていると思われる。
MUGENにおける未来を見た
カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
スプライトは
ウルトラセブンをベースに作られた
ノンマルトが改変元になっており、
その関係もあって、徒手空拳による近接攻撃を中心に戦うキャラとなっている。
未来スコープ
で殴り倒す技や、側転しながらの体当たりなど、
劇中では見せていないアグレッシブなアクションも搭載されている。
超必殺技はいずれも1
ゲージ消費で、相手に絶望的な未来を見せる投げ技「一度死んだ人間になれ」、
タローマンカレンダーでのみ使用している姿を確認できる「謎パンチ」、
どこかで見たことのあるモーションで未来スコープ
を投げ付ける「スコープ投げ」がある。
3種いずれも火力は
安いがモーション中完全無敵で、切り返し手段として役立つ。
AIはデフォルトで搭載されている。
負けるかもしれない相手と戦うからこそ楽しいのではないか。
ただ間違いないものが間違いない結果を出したところで、退屈であるに過ぎないのだ。
そう、岡本太郎も言っていた。
出場大会
最終更新:2023年03月21日 00:43