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桑原和真


「男、桑原!ここにあり!!」

冨樫義博氏の漫画『幽☆遊☆白書』の登場人物。「くわばら かずま」。
180オーバーの長身に短めのリーゼントという姿の、皿屋敷中学に通う中学二年生(初登場時)。
名前の由来は、雷避け転じて禍い避けのまじない「くわばらくわばら」
(「桑原」とは、学問の神(天神様)・菅原道真の生前の領地とされる地名。
 左遷された道真公の死後に京の都に雷が落ちまくった際に、桑原だけ無事だったのだとか)。
さらにその当て字に野球選手の「清原和博」と「桑田真澄」の苗字名前を共にミックスする形で使用している
(その辺は顔つきにも表れており、面長な清原氏と骨張った桑田氏のそれぞれの特徴を組み合わせたものと言える)。
このためか後述の「リリーフ・エースにゲタあずけてベンチで麦茶」発言など野球に喩える物言いをよくする。
作者が野球好きな点の反映か「落合流首位打者剣」「帝京高校サヨナラツーラン剣」
(外部作品ではそれぞれ「首位打者剣」「代打逆転満塁ホームラン剣」)など、連載当時の時事的なネーミングの技も多い。
特に後者は夏の甲子園3回戦(決勝戦などではなく)の試合ネタとかなりマニアックな命名である。
桑原がスポーツニュースなどを追いかけている姿は想像するとシュールだが、相当好きなのだろう。
アニメ版での担当声優は、MUGEN界隈では『北斗の拳』のナレーションでお馴染み 千葉繁 氏。
お前のような声色の中学生が居るかって?いや若手時代は割と少年役とかもやってたんで…。
大体氏の代表役である『奇面組』の一堂零も作品当初は中3(『3年奇面組』から高校進学して『ハイスクール!奇面組』に改題)だし

ちなみに、演出の阿部紀之氏は立ち上げた当初より「千葉繁にしよう」と主張しており、プロデューサーにも同意を得て進めていき、
その選出が正解だったのか、原作者の富樫氏は「千葉は自分より桑原のことを理解している」というほどにはまり役となっていった。

主人公の浦飯幽助の永遠のライバル(自称)。
何かと幽助に因縁を付けては喧嘩をふっかけ、その度にボコボコにされているが、誰よりも幽助の実力を認めている。
また、幽助の最初の死の際、彼の死を心から悲しんだ数少ない人物でもあり、幽助の蘇生後は皿屋敷中学における数少ない幽助の友人となった
(それに伴い、桑原の不良グループに幽助が入りこむようになっている)。
外見に似合わず目下の者に対する面倒見は良く、猫も複数飼っており溺愛状態。
+ 桑原は不良?
本人も不良と自称しているが、実はあまりそれらしい様子は無い
カツアゲ、万引き、いじめ、喫煙etc.の描写はアニメ版のみならず原作でも存在しない。
教師に対しては反抗的な描写があるが、これも性根が腐った相手限定。
学業面は悪かったようだが、猛勉強した時は7点→53点とテストでの成績を上げていたり、
途中で勉強への忌避感が無くなってからは成績が向上して進学校に補欠合格している。
自称やリーゼントの割にあまり不良っぽくない。
幽助のほうは喫煙、カツアゲ、万引き、ギャンブルとやってるので確実に不良
この辺りの設定はストーリー動画で桑原を起用する際に考慮しても良いだろう。

ただ真面目な生徒からすれば、幽助と何度も喧嘩している姿が「不良同士の抗争」にしか見えないというのも否定できないだろう。

家族はよく似た容姿の父親(名前不明)と、全く似てない美人の姉の静流の存在が明かされている。
母親については言及されないので不明。
生き返るまで幽助の遺体を置いておける空き部屋があるなど、裕福な家であるらしき描写がある。
ちなみに、静流は彼より強いらしい。パンピーなのに妖怪に根性焼きしてたし
(ただし幻海を桑原に紹介したのが静流である事や、戸愚呂(弟)戦時に幻海が結界を張るよう静流に指示するシーンがあるため、
 完全に一般人の側にいるキャラとは言い難いが)。
父は父でかなり柔軟な思考の持ち主のようで、霊感の有無は不明だが異界の存在をあっさり受け入れていた。

また、氷女の雪菜に思いを寄せており、彼女関連の事になると並外れた力を発揮する。
(なお、彼女は飛影の妹にあたるが、彼がその事を知る事はなかった)。
一方で、飛影とは事あるごとに言い争いしており、時には完全に失望した事もあるが、実力に関しては互いに信頼しているようだ。

蔵馬とは特に喧嘩や争う描写は無い。
出会って間もない頃は玄武戦で薔薇の鞭を出した蔵馬に対して「キザな野郎だ」といけすかない様子だったが、
「暗黒武術会」の前には修行に付き合ってもらったり、高校入学後は勉学の面でも世話になっていたりと中々良好な関係のようだ。
死々若丸の「失敗ヅラ」呼ばわりに同意されていたが。

作中では幽助に殴られまくって耐性がついたせいか、とにかくタフ。
主人公メンバーの中では特に瀕死まで追い詰められる事が多いが、
自身の高い超回復力と合わせて復活している。
体を強化したり霊力を飛ばしたりするのは苦手だが、霊感がとんでもなく高く、
ジャンケンではほとんど負けた事が無く、またトラップに満ちた危険な森を最短ルートで突破したり、朱雀の居城でも全く迷う事が無い
(幻海曰く、家系らしい)。
雪菜に関わる事以外にも、純粋な感情の昂りなどに左右される事が多いタイプらしく、そういう局面で爆発的な成長を見せる事が多い。

「タイマンは野球じゃねーんだぞ!
 リリーフ・エースにゲタあずけてベンチで麦茶というわけにはいかねーんだよ!」

序盤では普通に殴り合っていたが、途中から霊気を剣の形にする「霊剣」で戦うスタイルになる。
槍のようにしたり、曲げたり、伸ばしたり、大きくしたり、手裏剣のように飛ばしたりと器用に扱える。
先述の「首位打者剣」「代打逆転満塁ホームラン剣」もこの一端。
さらに物語終盤では、次元を含めどんなものでも切り裂く剣「次元刀」を作れるようになった
(ただしこれは霊剣とは全く別の、「魔界の扉編」で登場した「能力者」達のものと同系の能力である)。
しかし、最終エピソードに至るまで、次元刀を自由意思で作る事は出来ず、主に感情が高ぶっている時に作り出せるようだ
(そのため、最終エピソードは飛影が雪菜を半ばダシにする形で次元刀を作り出させている)。
もっとも、結界や異空間を切ったり空間転移したりと便利に使われてはいたが、直接の戦闘描写はあまり無かった。
そのため威力のほどは不明だが、参考に挙げると蔵馬や飛影の攻撃は避けるまでもなく無力化していた仙水が、次元刀の攻撃だけは回避を選択している描写がある。

「魔界統一トーナメント編」では強者と戦い続ける事を望む幽助達に呆れ、離脱する事になったが、
「違う道を行く事になっただけ」と友情関係が変わる事はなく、人間界が舞台に戻った最終エピソードで幽助に戦力として呼び出された際は、
平穏な生活に退屈していたのか、無茶苦茶楽しそうにしていた。

最終的な実力ははっきりしていないが、仙水との戦いで魔界へ飛んだ時には、
B級妖怪から「すごい力を持った奴が4匹出てきた」と仙水、飛影や蔵馬と共に凄い力の持ち主としてカウントされ、
その後幽助と再会した事により更に力を増した描写がある事から、恐らくA級妖怪に匹敵すると思われる。

『幽☆遊☆白書』もバトル漫画の例に漏れず終盤は深刻なインフレが発生しており
暗黒武術会編であれほど猛威をふるった戸愚呂(弟)ですらB級妖怪上位レベル。
その上にはA級、S級と続き特にS級は個体数こそ少ないが、能力の幅はピンキリである。
しかし逆を言えば、純粋な人間であるはずの桑原の能力は、描写が無いだけでとんでもない事になっていると言える。
原作終盤では、幽助達と共にではあるが霊界のテロリストを1秒以内で倒し、
そこからわずか4秒間の間で一つの雑談を行う描写があった。

ちなみに、次元刀は設定が結界・空間問わずあらゆるものを切り裂く剣と単純明快な説明しかなく、
描写も本来繋がっていない霊界に人間界から次元を切り裂いて切っ先を届けて繋いだりと本当に制限が無い。
最強議論においてもこの描写や設定をそのまま持ってきたら桑原の独壇場になってしまうので、
対面した状態で戦いを始めたら及びキャラクターの戦い方的にという前置きが必須になってしまっている
(何でも有であれば、桑原が安全圏から剣を振るだけで即死攻撃をあらゆる場所に届けて一方的な勝利が出来てしまう)。

しかし、何度か死線を潜り抜けたくらいで特に特別な修行をしていなかった序盤の頃に
銃弾を見切って余裕で避けたなんて真似をやらかしており、人間という枠だと序盤の時点でとんでもない事になっていたと言えなくもない。

……こいつより強い静流って本当に何なんだろうか。

+ キャラ人気について
人気投票では毎回4位にランクインしている。
主人公メンバーが4人なので微妙な印象を受けるが、数多くの人気キャラが居る作品でこの順位は特に悪くないだろう。

ただ、商品展開時には何故かハブられる事が多く
2008年6月発売の食玩『幽☆遊☆白書 激闘暗黒武術会!!』では「幽助、飛影、蔵馬、妖狐蔵馬、コエンマの全5種」と露骨にハブられている。
暗黒武術会編の主要キャラなのに…… 幽助や飛影はシークレットで2バージョンあるのに……
2008年7月発売の『幽☆遊☆白書スイング』では「幽助、飛影、飛影(邪眼バージョン)、蔵馬、妖狐蔵馬の全5種」とされ、
2009年2月発売の『幽☆遊☆白書ストラップ』でも「幽助、飛影、蔵馬、妖狐蔵馬、コエンマ、の全6種」である。
『ストラップ』の商品説明では「人気主役キャラクターの他に、ファンリクエストが高い陣・コエンマをラインナップしました」と言われている。
桑原は「人気主役キャラクター」ではないと!?ファンリクエストは!?

2012年にフィギュアが発売された際にも幽助、飛影、蔵馬だけであり、桑原だけ翌年に回された
原型師の「中々フィギュア化の機会に恵まれないキャラクターだと思います」
「是非この機会にどうぞ宜しくお願いいたします」という悲しいコメント付きで。
「一昔前の造形技術では桑原の髪型の再現が難しかったので一人だけ外されていた」説もあるが、
このコメントを考慮すると信憑性は若干薄いだろう。
商品展開の面では冬の時代があったのは事実である。

また、主人公メンバーなのにハミチンをしながら寝るなどのギャグ描写のせいか「所謂腐女子層からは見向きもされなかった」という話は伝わっている。
やっぱ顔か。「失敗ヅラ」ではダメなのか。あと連載当時ですら古臭いリーゼントが悪いのか

ただ、連載当時から固定ファン自体は存在し、「一クラスに一人は好きだと言う奴がいる」タイプではあった。
そうでなくては人気投票で毎回4位にはランクインできない。
アニメ版のほうでは千葉繁氏の演技の影響もあってか、子供からの人気も得ていたという話はある。
また、アニメ版のサブスク配信や電子版の無料公開の機会などで改めて触れた層や新規ファンからは、
「桑原って面白いし、意外と良い奴だったんだな」と評価する声もある。
2022年頃からは商品展開の流れも変わっており、『カプセルラバーマスコット』や『すわらせ隊』など、
ガシャポン商品にもラインナップされるようになっている。特に後者は主人公メンバー4人で全4種となっている。
2026年の描き下ろしアクリルスタンドの発表時には先述の『スイング』や『ストラップ』の時と異なり、桑原もラインナップに入っている。
この辺りの再評価は虹村億泰などとも通ずる部分があるだろう。


「ムカつくまま暴れるだけなら奴らと変わんねーぜ
 キタネェ奴らにも筋通して勝つからかっこいいんじゃねーか?大将」


MUGENにおける桑原和真

+ Kamekaze氏製作
  • Kamekaze氏製作
SFCの格闘ゲーム『幽☆遊☆白書2 格闘の章』仕様の桑原。
基本的な仕様は氏製作の幽助ほか14キャラと同様。
再現元と同じく「暗黒武術会」までの設定のようで、次元刀は使えないが手裏剣モードやハンマーモードは使えるようである。
また、「首位打者剣」まであり、ちゃんと超必殺技以外の飛び道具なら打ちせる
原作では未発動に終わったけど、技自体は同じだから「帝京高校サヨナラツーラン剣」でもある
発動するとキャラによって様々な効果を得る事が出来る超必殺技「Spirit Pulse(スピリット・パルス)」は霊力ゲージを全て使用するが、
攻撃力が1.2倍になって間合いが長くなり、「首位打者剣」で超必殺技でも打ち返せるようになるという強力なパワーアップ技である。
プレイヤー操作

+ ssw777氏製作
  • ssw777氏製作
こちらはSFCの格闘ゲーム『幽☆遊☆白書FINAL 魔界最強列伝』仕様の桑原。
再現元の仕様的に原作後半の姿になる。
2019年のYahoo!ジオシティーズ終了によりサイトが消滅し、残念ながら現在は入手不可。


上記の他に、sdc氏による『魔強統一戦』仕様のものが存在していたが、
現在はYahoo!ジオシティーズ終了に伴うサイト消滅により入手不可。


「浦飯とオレがばーさんと会ったのも、
 このうすら長げー階段登って、あの弟子入り選考会とやらに出たのが初めてだったんだ。
 四聖獣と戦ったり、垂金の別荘で暴れたり…
 果ては、暗黒武術会なんてのに出ちまったよな…
 浦飯の奴なんか、魔族にまでなっちまってよ…」

「全ては、この階段から始まったみてェな、そんな気がしてな……」

出場大会

更新停止中

出演ストーリー

プレイヤー操作

実況付きP操作 Tarie配信(680キャラ目操作キャラ、Kamekaze氏製)


最終更新:2026年06月26日 02:18
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