パワプロくん


「野球しようぜ!」

コナミデジタルエンタテイメントより発売されている『実況パワフルプロ野球』シリーズ(以下パワプロ)及び、
『パワプロクンポケット』シリーズ(以下パワポケ)のマスコットにしてサクセスモード、及びマイライフモードの主人公。

サクセスモードの彼は様々な立場でその野球人生を生きる熱い男。
どの作品でもキャラ造形は同じで、通称も一貫して「パワプロくん」だが、『パワプロ』シリーズは各作品ごとに世界観がリセットされまくっており、
同一作品のマイナーチェンジ(開幕版と決定版)を除き全て別人。
これは主人公に限らず矢部・猪狩・あおい・カレンなど他のレギュラー登場人物にも当てはまり、実質スターシステム状態である。
一方『パワポケ』シリーズは逆に全作品ががっちり世界観が繋がっており、旧作のキャラ再登場というのもよくあるが、
主人公は『パワポケ1』と『3』を除き全て他人の空似
(1主人公が『1』終了後に事故死してその時残った脳を機械の肉体に移植したのが3主人公、人格は共通)。

また『パワプロ5』(ある意味『パワポケ5』も)を除き、通称はあれど特定の名前を持たない。*1
そのため「3主」「6主」など「(シリーズ番号)+(主)」で呼ばれる事が多い。
ちなみに、初めて公式で「パワポケ(ぱわぽけ)」という名前が使われたのは『パワポケ4』のアルバム。
各キャラごとのアルバムを見る際は主人公の名前が「パワポケ」で固定される。
それまでは「パワプロ」「こなみ」「小波」等と呼ばれていた。

以下断り無く出てきた数字はシリーズ番号を表すものとする。


ゲーム概要

『実況パワフルプロ野球』とは

実在のその年のセパ12チーム+オリジナルの4チーム(後に+2チーム)、その選手を操作し、実況付きの野球ができるゲーム。
初出となるのは1994年にSFCで発売された『実況パワフルプロ野球'94』。
このシリーズが登場した1994年当時、他社の野球ゲームでも実在チームのデータを使用したり、
年ごとでの最新データの更新といったものは存在していたが、このゲームの場合、
「実況」という、テレビ中継を意識した、より「視聴者側に身近なスタイル」としての野球ゲームを確立し、
後に同社スポーツゲームシリーズの大きな特徴となっている。
当時の実況パターンは16Mbit(2MB)の容量しかなかったROMカセットの容量から、
あくまで場を盛り上げるキーワードのみを絞り込んで繋げていくという感じだったが、
時代と共に容量も増えていき、そのパターンは多彩な物になってきている。
システム自体も、他社野球ゲームとは一線を画し、より緻密なバッティングとピッチングが可能となっている。
これは『パワプロ』発売以前に出していた、MSX2用ソフト『激突!ペナントレース2』や、
X68000用ソフト『生中継68』のシステムをベースとして改良されたものである。

そして、このゲームの選手として動くのが、このデフォルメキャラ「パワプロくん」である。
派生作品にメジャーリーグを題材にした『実況パワフルメジャーリーグ』、下記の『パワプロクンポケット』等も存在する他、
現在は家庭用ゲーム機を飛び出してスマートフォン向けアプリでも独自のパワプロがリリースされており、アプリ版初出のキャラも人気を集めている。
さらに初の試みとして野球漫画とのコラボが行われている
(『ダイヤのA』『MAJOR』『逆境ナイン』が常設の独自シナリオ・キャラ両方あり、『MAJOR 2nd』『MIX』『タッチ』がキャラ実装、
 『グラゼニ』がキャラ実装+既存シナリオに期間限定で分岐ルート実装、という形式)。
果ては野球漫画ですらない『DEATH NOTE』『北斗の拳』『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『HUNTER×HUNTER』『遊☆戯☆王』『チェンソーマン
とまでコラボを行い、『北斗の拳』には専用シナリオまで存在する。その名も「世紀末北斗高校」お前らのような高校球児がいるか!*2
『2013』で批判のあった課金要素導入とかコンシューマ版との仕様の違いで賛否両論だが

『3』以降、一流のプロ野球選手になる事を目標にした育成シミュレーション「サクセスモード」が実装され、
どのチームに入るか最初に決め、そこで相棒キャラの矢部君(まれに他人の空似キャラ)と会い、選ばなかったチームが対戦相手になる流れとなる。
その主役がパワプロくんで、野球の能力を伸ばしていく事になるが、
学業や家賃等をおろそかにすると野球どころではなくなるため、現実との折り合いを付けつつ野球に打ち込む必要がある。
フィクションなので女性のプロ野球選手や球児がいたり、個性的な設定や登場人物も存在したりする。
また彼女を作る事も可能で、作品にもよるが育成に有益なイベントや特定の彼女からしか取れない能力が得られる場合がある。
さらに作品によっては二股をかける事ができ、多い時には六股、シナリオによっては最大十二股かける事すらも可能である。

プロ野球2軍、高校野球、社会人野球など様々な舞台のあるサクセスだが、
変わったサクセスでは一回負けると「冥球島」送り等がある。
ここで負けると選手生命が絶たれるとはいえ、早々作中で人は死なない。
たまに男塾風の大学に入って妨害工作と超スパルタ練習に精を費やしたり、
プロ野球OB選手の最盛期だった頃を模したアンドロイドと野球対決するハメになったり、
はたまた『パワプロ5』では何故かライバルがサイボーグに改造されていて、『パワポケ1』で真相が判明したり(後述)、
相撲部屋風の会社に入社して、留守中に押しかけてきた腹を空かせた社長に飼ってる犬を喰われたり
ボールに当たった衝撃で戦国時代にタイムスリップして戦国武将らと野球をしたり、逆に現代にやってきた戦国武将達と野球したり、
挙句の果てには洗脳されて怪しげな宗教にはまったりもするが、基本的にやる事は野球であり、世界を揺るがす危機が起こるわけでもなく、
できる彼女は普通の人間である(一人幽霊疑惑のあるキャラもいるが、告白までいっても彼女にはならずに終わる)。
一応普通の野球ゲームなので当然と言えば当然だが。

しかし、コナミの野球ゲームは「普通のもの」だけではなかった。

『パワプロクンポケット』とは

『パワプロ』のサクセスモードを独立させたもので、シリーズ第1作は『パワプロ5』の外伝的内容だった
(このためダイジョーブ博士など本家のキャラが多数登場、開発当時の仮題は『パワフルプロ野球ポケットサクセス外伝』だった)。
この時は前述の「ライバルがサイボーグ化」の謎も解け、
『パワプロ5』の世界の裏ではスポーツ界を支配しようとする組織「プロペラ団」があったという程度のお話だったのだが、
シリーズを重ねるごとに独自の世界観を築き上げ、本家キャラも出てこなくなり、ほぼ独立した存在となった。
シナリオは『パワプロ』を初めとする一般的な野球育成シミュレーションとはかなり毛色が異なり、
野球にこだわらず、キャラが織りなすドラマにも重点が置かれている。
特にヒロインとの交流が重視されているため、「『パワポケ』はギャルゲー」と揶揄される事も。*3
なお表サクセスは繋がっているのだが、この手の続編でありがちな1年おきでも数百年周期でもなく、
結構並列しつつ時折間が開くという変則進行で、一旦の完結編となる『14』時点で『1』冒頭から31年経過しているらしい。

また、ブラックジョークや性的なものを匂わせるネタなど大人向けな表現が多い
にも拘らず、CEROの判定は全てA(全年齢)
このためよくCERO仕事しろ」「全年齢対象(笑)などと言われる。
どの作品でも必ず何らかの事件が発生し、それを解決すれば大団円となる事が多いが、
解決できなければクリアしても友人または彼女が失踪する・洗脳される死亡する・植物人間と化す、
またはとてもここにはかけない事をされるという振れ幅の大きなシナリオである。
ゲームオーバー時は主人公がそうなるのは言わずもがなだが、変わったケースとして『パワポケ6』では、
ゲームオーバー後に裏サクセスの方で主人公が復活・再起するというすごい展開が正史になっている。

大半の作品で2本以上のシナリオがある(『1』は表のみ。『9』は表1つと裏2つ)。
2本目のシナリオは「裏サクセス」と呼ばれ、(内容こそカッ飛んではいるが)あくまで野球中心の「表サクセス」と異なり、
殆どが野球と関係無い話であるためおい、野球しろよとよくツッコまれる。
とはいえ、奴らは野球やってられる状況でもないが。*4
ナンバリングタイトルの表サクセスは高校野球編>プロ野球編>社会人野球編>高校野球編~の順に出ていたが、
『14』ではプロ野球編ではなく少年野球編となっている(当初はプロ野球編をやってから『15』を最終作で少年野球編とする予定だった)。

初期作品ではハードの制約上、野球は投球と打撃しかできないミニゲーム的なものだったが、
ハードの性能向上に伴い守備が可能になり、さらにウグイス嬢や実況といった音声による演出が導入されるなどの向上が図られている。
現在は投球・打法のモーションが大幅に追加され、全体的な操作感が向上した事で本家と大差ないほどにゲーム性も上がっている
(それでも十字キー操作のため慣れ・不慣れなどはあり、改善のため「ロックオン」という機能が追加された)。
また野球下手の人のために「カード野球」や「フルダケ」などが用意された。

ちなみにシリーズが終了した現在でも『パワポケ』のスタッフは在籍しており、本家やアプリ版に携わっているとのこと。
…道理で怪しい宗教やら吸血鬼やらが主軸だったり『北斗の拳』とのコラボシナリオがあったりするわけだ。

作中のBGMについて、『パワプロ』シリーズでは「パワプロ音楽館」というサントラCDが発売されている事もあり、
『10』の公式HPの質問コーナーでは「『パワポケ』のサントラを出す予定はないのか」との質問が多く寄せられた。
これを受け、2009年に『1』『2』『3』と『12』のBGMが収録された「パワプロクンポケット音楽館」が発売。
2021年には全作のサウンドトラックのダウンロード販売も開始され、2024年に発売された『パワプロ2024-2025』パワフルエディションでは、
歴代作品のBGMセットがDLCで収録された。

+ 遊戯王OCG』では
『遊戯王OCG』では≪超熱血球児≫として参戦しており、
自分以外の炎属性モンスターの数だけ打点を上げる効果と炎属性をコストにバーンを行う効果を持っている。
また、2022年のコラボにおいてパワプロ体系版のブラックマジシャンと、パワプロの女性選手3人によるパワプロ・レディ三姉妹が追加された。
ブラックマジシャンは元からあるカードの絵違いなので実戦でも使っていけるが、パワプロ・レディ三姉妹はお世辞にも強いとは言えず、
只のバニラ版ハーピィ・レディ三姉妹であるためレベル・ステータスが共に扱いづらく、「ハーピィ」と名の付く最大の強みを失ってしまっている。
よほどの理由があったとしても使いづらく、また上位互換のカードはいくらでもあるため、完全に観賞用のカードと言える。


MUGENにおけるパワプロくん

+ エルリク氏製作 パワプロくん
  • エルリク氏製作 パワプロくん
現在はminoo氏のサイトにて代理公開中。
付属テキストによれば、サクセスモードに登場した高校の一つである球八高校野球部キャプテンという設定。
「地方大会のエントリー用紙と取り違えてMUGEN大会にエントリーしてしまい、部員に愛想を尽かされ自分を除き野球部員は全員退部。
 部員は自分一人だけになったが、それでもプロ野球選手の道を諦めず、プロ野球のスカウトの目に留まるため、
 MUGEN大会にて名を上げるために奮闘する」
というもの。このくらいならパワポケではよくある事
実況は『パワプロ10』から『パワポタ4』まで担当した河路直樹氏。

ドットの元は『パワポケ9』のミニゲーム「夕日に向かってパンチDEポンチ」より。
数々の演出、技、そしてパワプロくんだけに実況が追加され、かなりアレンジされている。

中でも目を引くのがバッティング。
バット自体の攻撃力は大した事はないが、相手の飛び道具を打って跳ね返す事が可能。
打った飛び道具はボールになり、ピッチャー返しをお見舞いできる。
打ち返したボールに相殺効果はないため、多少リスキーだがそのまま飛び道具を使い続ける相手に直撃させられる。
そしてverUP版である超必殺技のライジング・インパクトは威力、打球のスピードが大幅に増強された他、
発動からスイングするまで時間の流れが遅くなるため、より打ちやすい。
そのため弾幕キャラに比較的強く、プレイヤー操作が光るキャラになっており、
他にも無敵時間のあるスライディングや、画面貫通攻撃の矢部君系列技など、使いやすい技が揃っている。
また、ダイジョーブ博士の手術などがあり、成功すると攻撃防御upでゲージ技使い放題。
失敗すると「攻撃防御downでゲージ0に固定ダメージ」などまさに原作再現の天国と地獄である(成功率は33%)。

完成状況は99%で、度々更新されている。
現在ではカラー別に所属高校、性能が変わるようになった。

+ 大会ネタバレ
ゲージMAXタッグトーナメント【ゲジマユ2】ではヴァニラ・アイスと「亜空間プロ野球」チームを結成。
ゲージ無限によるヴァニラアイスの猛攻を、パワプロ君がいぶし銀の技で支援する実に相性のいいタッグだった。
三人でタンデムを行ったり、ヴァニラが離れている間にクリームとタンデムしたりと、ファインプレーも数多く見られた。


ゲージMAXシングルトーナメント【Finalゲジマユ】では初戦から大活躍。
超必殺の追尾弾を惜しみなく使い相手の攻撃力にも負けずに同点まで追い込む。
そしてピンチに逆転サヨナラホームランを打ち込むという素晴らしいバッティングを見せた。
前大会の盟友「左中間にバラ撒いてやるッ!」

+ CYAMON氏製作 パワポケくん
  • CYAMON氏製作 パワポケくん
エルリク氏のパワプロくんを参考に製作されたパワポケくん。最新版はver1.91。
上記のパワプロくんと見た目は(当然ながら)同じだが、中身はほとんど別物となっている。
こちらの実況は『パワポケ10』から最終作の『パワポケ14』まで担当した堀江良信氏。

『パワポケ14』に登場した「魔球」と「魔打法」がゲージ技として使用可能な他、
最大の特徴は同じくゲージ技の「特殊能力発動」で、これらの技は現在のゲージ量によって発動する技のLvが変化する。
「特殊能力発動」は1ラウンドにつき一回限定で現在ゲージ量に応じた性能変化を発生させる技で、
「サヨナラ男」や「三振」など有利な変化もあれば不利な変化も起こりうる博打技。
Lv3は「アベレージヒッター」「パワーヒッター」「ジャイロボール」「闘志」「威圧感」といった、
原作における高ランクの特殊能力しかなく、マイナス特殊能力が発動しないため、狙うならLv3か。
ver1.50以降は原作の調子補正が追加され、絶不調の時に特殊能力を発動できなくなったが、
絶好調or11P・12Pにかぎりマイナス特殊能力が発動しないように変更された。

バット使用技はパワプロくん同様飛び道具の反射は可能だが、バントと魔打法以外はカーソル位置とタイミングによって、
ゴロ・フライ・弾丸ライナーの三種類と変化するので見極めが肝心。

2014年1月27にて大幅な修正・調整が施されたver1.10では、『パワポケ』シリーズの「超特殊能力」が実装された。
超特殊能力は通常の特殊能力よりもかなり強力なもので、
攻撃力倍加の「豪力」・常時ハイパーアーマーの「気迫」・相手のライフ・ゲージを大幅減少の「奪力」・「闘気」など幅が広い。
しかし超特殊能力は3ゲージ技のうえ、ライフが1/4以下でないと発動できないので、披露される機会は少ないだろう。
同年4月1日に公開されたver1.30では簡易AIが実装され、コンボルートなどの大幅な見直しがされている。
そして、同年8月3日に公開されたver1.50では野球要素を排除した裏モードが仮実装された……が、翌月27日公開のver1.60で撤廃され、
裏モードの技が通常モードに統合された。
ボールの代わりに爆弾を投げ、バットの代わりにハンマーで殴り付けるなど、原作における野球バラエティの要素を盛り込んだ内容となっている。

ver1.70で追加された1ゲージ技は『パワポケ7』のバッドEDで主人公が変身するオウドとなって乱舞を叩き込むロック技で、
2ゲージ技は『パワポケ11』の裏サクセスにおけるハタ人間がストライカーとして大量に押し寄せてくる。
矢部、亀田などのメガネ一族や一部の彼女候補、『パワプロ』から戸井や猪狩兄弟が登場しており、
『パワポケ』屈指の色物キャラである鬼鮫コーチやアルベルトの他、猪狩兄弟の派生キャラのアフロ猪狩や野球マスクが登場し、
さらには『パワポケ』史上最悪の正史彼女こと荒井紀香もガード不能キャラとして参戦している。ふふふ~ん。
3ゲージ技はガンダーロボが出現し、相手を打ち上げるガード不能技となっている。
なお、低確率でガンダーロボではなくほるひすが召喚される。
ほるひすだよ。MUGENでもほーむらんをうつけど、ひっともうつよ。

ver1.81以降は簡易AIが削除された模様。

1~6Pは『パワポケ』、7~12Pは『パワプロ』で登場するチームのユニフォームカラーとなっており、
11Pの私立パワフル学園(『パワプロ2013』)はキャプテンの戸井鉄男の所有する特殊能力の再現で、
12Pのパワフルナイン(『パワプロ2012決定版』)では11Pの効果に加え、ライフ・ゲージ常時MAXとなっている。

また、configでは調子設定やジングル・実況・野次歓声などをON/OFF可能。
この他、魔打法で相手をKOすると場外ホームランを決める。決着ラウンドだとサヨナラホームランに。
この時ジングルONでホームランで決めると『パワプロ』シリーズのOPや『パワポケ』シリーズのBGMが流れる。
ヒーロー戦の「ガッツだー!」とか誰得の「ラブラブビッグバン」とか

+ 大会ネタバレ
RPGしようぜ!お前手駒な!大会において勇者候補として出場。調子補正で絶好調の時に負けたり、絶不調の時に強敵を倒したりいったため、
視聴者からは「絶不調きた!これで勝つる!」的な扱いであった。

この他、彼方氏によりお覇王の改変としてパワプロに登場する巨大ロボット「Zガンダーゴーレム」が製作されている。
中身は改変元ほぼそのままだが、射出物が前述のバッドEDシーンになっているのが特徴。

なお、現状はバットを武器に戦うパワプロくんのみがMUGEN入りしているのだが、
原作では『パワポケ9』や『ドリームミックスTV ワールドファイターズ』にて他のキャラクターと戦う際、
バットやボールを使わない代わりにハリセンで張り倒している。
恐らく実在の野球選手もパワプロくんとして表現されている事やバットが身近な物である都合上、洒落にならないが故のクレーム対策だと思われる。
また、アプリ版の「ダン&ジョン高校編」等でも野球道具で戦う事はしないという主旨の発言が出ている。
今後パワプロくんを製作しようと考えている方がいたら、ハリセンを使わせてみてもいかがだろうか。

弾道が 1上がった*5

出場大会

+ 一覧
+ パワプロくん
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止
凍結
削除済み
+ パワポケくん
【パワポケくん】
非表示

出演ストーリー

アイマスター
居酒屋mugen
黒真珠物語
魔物使いと劇団と。(エルリク氏製だが名前はパワポケ)
ムゲストクンポケット (非戦闘枠、主人公)

プレイヤー操作

頑張れパワプロくん(操作キャラ)


*1
古くはSFC版『3』やそれのリメイクの『97』&セガサターン版のパワプロで、
主人公と同じポジションの大物後輩として出てくる「戸井鉄男」が『パワプロ5』の主人公と同一人物である。
最初は「戸井が『5』の主人公と思うと年表が合うので、名前入力で「戸井」と入れると「センス○」が付く」という、
裏技的なものだったが、『パワプロ5』のシナリオと密接に関連する『パワプロ98』や『パワポケ1』にもパワフル高校の強敵として登場。
『98』での甲子園決勝で戦う戸井の選手能力は、2014年現在のパワプロ・パワポケで登場する選手で最強のオールA(全能力カンスト)の上、
パワーヒッター・アベレージヒッター・広角打法の凶悪な特殊能力持ちの4番バッターのファーストとなっている。
また彼以外の選手も化け物揃い。あの矢部君でさえ。
「『パワプロ5』でパワフル高校ここまで強くならねーよw」と思う事請け合い。

現在は公式で「『パワプロ5』の主人公=戸井」と明言されている。
だが『10超決定版』のサクセスオールスターズに契約選手として出る戸井は平凡な能力…何故だ。猪狩のライバルじゃなかったのか。
その後は長らく登場しなかったが、『パワプロ2013』の最後のサクセス「ラグナロク分校編」では、
甲子園決勝で戦う「私立パワフル学園」のキャプテンとして再登場を果たした。
この時の選手構成は、『2013』のサクセスで登場する選手達が集結したサクセスオールスターズ状態で矢部君はベンチだけど
猪狩兄弟を始め、別シナリオのライバルである友沢や神童など豪華絢爛で、自分のチームに該当する選手がいた場合の代わりも、
強力な固有選手や『2011決定版』に登場した戦国編の選手などが控えていたりと、中々の強敵ぞろい。
さらに戸井自身も『98』の時ほどではないが、かなり高い能力を持つ。
ちなみに余談だが、『パワポケ4』の裏サクセスはファンタジーRPG風の世界観なのだが、劇中「トイ」という勇者が伝説上の存在として出てくる。

その他、リメイク作『サクセス・レジェンズ』や派生作品の『熱闘!パワフル甲子園』では固有選手として「パワプロ」がそれぞれ登場しており、
サクセス・レジェンズではそこそこの能力である一方、パワフル甲子園では投手・野手能力ともにオールA、150キロの直球に三方向の変化球を操る。
さらに他人と入れ替わる所から始まる『パワポケ5』では、入れ替わる前の本名が「小杉優作」となっている。

*2
当然というか、野球ではない作品とのコラボでは唯一
(他が『パズル&ドラゴンズ』や『モンスターストライク』といった、そもそもストーリーがあってないがごときの作品なのもあるだろうが)。
流石に『パワプロ』に寄せる改変は行われており、例えばサウザーが愛を否定するようになった理由が、
「弟子への愛故に、オウガイは病気を隠してサウザーへの指導を続け、結果治療を受ける機会が無く病死。
 サウザーは師弟愛故に慕っていた師匠の人生が狂ってしまったことを強く後悔したため」となっている。
聖帝十字陵ではないごく普通のオウガイの墓にお参りするシーンもある。
ちなみにモヒカンや原作の悪役たちは全員他の部活の高校生という設定である。

だがその一方で、
「経絡秘孔の話が原作と同じ効果で普通に出てくる」
ケンシロウはいつも通りちょっとコンビニ行く感覚くらいでモヒカンのかなり致命的な秘孔を突こうとする
 (ただし流石にマジで殺そうとしたときは主人公が止める…が、特異体質で効かなかっただけでサウザーに対しては容赦なくヤバい秘孔を突いた)」
「少なくともハート様とデビルリバースはほぼ原作同様。さらにジードは「サッカー部を率いて略奪を繰り返している」と語られる」
「何の説明もなく聖帝十字陵の話を持ち出すサウザー。そして△を担いで運ぶトレーニングを強制的にさせられる主人公や矢部君」
などなど、変な所で北斗要素が残っていたりする。
あとイベントには登場するがキャラとしては実装されていないユダ、南斗六聖拳で一人だけ存在すらハブられているシュウなどは北斗ゲー要素譲りだろうか

*3
「攻略対象」である相手は同級生マネージャーツンデレお嬢様内気な本好きゴシップ好きといったベタな相手はもちろん、
水商売女教師犬娘ン億歳の宇宙人無口で強い人外裏組織のエージェント柔道家実年齢数歳の人造人間超能力者中の人
ヤ××の娘実の妹義理の妹ではない)変身能力持ち巫女さん忍者子持ちの未亡人サイボーグ運命操作能力者8歳の少女
幽霊(しかも女教師や彼氏持ちなどの属性もある)デブ変身スーツ精霊バカ王子(?)、剣道娘化け物未来人
ルートが無い(かつては本当にバグで一部ルートが攻略不能な人もいた)ジジイなどかなり豊富。
え?後半の幾つかはおかしい?ソンナコトナイデスヨ。
パワプロくんはシリーズごとに別人のため一概には比較できないが、一作品に付き5~6人の彼女候補がおり、
それらはほとんど重複しないため、シリーズを通して「落とせる女」の数とバリエーションは下手なエロギャルゲーを遥かに超えている。
その数驚くなかれ、のべ92人(重複、隠し含み『14』まで)。まさに圧巻である。

彼女イベントもディープかつマニアックで、バッドエンドで借金のカタに売り飛ばされたり、心が壊れて一人の世界に閉じこもったりなどは序の口、
兵器と化してクローンまで作られるアイドルになるために脱ぐ独裁者になる
意識が戻らなくなる記憶喪失になる、パワプロくんの命を狙う(もちろん選択ミスすれば死ぬ)、主人公が現実逃避する等々。
挙句には消滅したり、爆発したり、暗黒面に落ちたり、怪物化したり(怪物プレイもあるよ!)、病死事故死、自殺までする
(『3』に至っては死亡フラグが立たないヒロインが6人中1人しかおらず、他5人はルートを間違えるとあっさり死ぬというほど死亡率が高い)。
『12』では脳だけで生かされて半永久拷問(発狂しても悪役により記憶を戻される)という本気でトラウマになりかねない物まで…。
そして、たとえ無事に生き残れても後の作品で殺されてしまう事がある
どんだけ鬼畜なんだよスタッフ。

こんなのも…スタッフの守備範囲広すぎ。

+ 『パワポケ』の先祖?
余談ながら『パワポケ』以前にもコナミは、相棒の妖精が実は主人公の妄想が実体を持ったものだったり、
選択肢次第で、テロに巻き込まれて死ぬヒロインがいたり、変質者に誘拐されて殺害されるヒロインがいたり、
(主人公と添い遂げずに)「このまま消えるなんてイヤ」と泣き叫びながら消滅するのがグッド(!?)エンドなヒロインがいたり(救済不可能)、
実は敵のスパイだったヒロインに勝利した後「自分の始末は自分でつけろ」と言って自決させる事が出来たり、
事故にあったヒロインを見捨てて(死にかけているヒロインを目の前に「見なかった事に」と言う選択肢がある)死なせたり出来るギャルゲー、
『みつめてナイト』を作った前科がある。シナリオはレッドカンパニー
(ただし舞台は近世で戦争中な欧州の小国で、表向きの目的は聖騎士に叙勲される事。
 尤も叙勲されても最後は外国人排斥法成立で東洋人傭兵の主人公は国外退去させられるのだが(回避不可能)。
 一応聖騎士に叙勲される事がグッドエンドの条件になっているキャラもいるため無意味なわけではない)。
と言うか一般的なギャルゲー的な意味でのまともな(キャッキャウフフな)キャラが少ないゲームで、
前述の「敵のスパイ(それ以上の裏要素有り)」や「妄想が実体化した妖精」「亡霊(人魚説もあり)」の他にも、
「マッドサイエンティスト」「戦死した上官の妻(未亡人)」等々。
王道属性の「不良から助けた女の子」や「お姫様」ですら抱えてる事情が重いわ、
「お金持ちのお嬢様(実は努力家)」は親が破産するわ(攻略条件)で、ヒロインの死亡抜きでも容赦ない。
お姫様お付のメイド(サブキャラだが十分可愛い)も、
過去の不正を訴えようとしたら投獄された(ただし投獄されても仕方が無いやり方だった)上で、口封じとして獄中で毒殺される。
嘘みたいだろ?ギャルゲーなんだぜ、これ…
更にモブかと思われていた神父やシスターまでまともではないというオチが付く
(前者は本物を殺害して成り済ましたテロ屋、後者は本物のシスターだが元傭兵で教会に現役時代に使ってた銃を隠し持っている)。
更に通常デートにも相手に喧嘩売ってる選択肢がある(牧場での乳搾りでお前のを搾らせろとか)。
ラスト出国前にわざわざ手紙で呼び出しておいて、見送りに来た女の子からの告白を蹴る事もできる。まさに外道。
確実に『パワポケ』スタッフに『みつめてナイト』の関係者が混じっているらしく、色々な所にこの作品にちなんだネタが仕込まれている
(「ハンガリアの狼」(上記戦死した上官の通り名)に有り得ないデマが流れた『7』、「最高の聖騎士」の意味と正体がおぼろげだが理解できる『12』等)。

そもそも『パワプロ3』のサクセスモード自体が開発当時『ときめきメモリアル』がスタッフの間で流行っていたという理由で作られたものらしく、
その流れを汲む『パワポケ』がギャルゲ的進化を遂げるのはある意味原点回帰と言えなくもない。
結果極北まで行ってしまったのは……うん……

*4
+ 歴代主人公の簡易まとめ 嘘みたいだろ?野球ゲームなんだぜ、これ…
初代:プロ入りを目指す野球部員。
『パワプロ5』本編とも繋がっている、一見普通の野球の話である。
が、野球とあまり関係ないミニゲームとか秘密組織の暗躍とか人体改造とか死亡者の発生とか、後の作品における暴走の片鱗は既に存在する

2:弱小球団「ドリルモグラーズ」の大卒の新人選手。解散寸前の球団再建に挑む。
『パワプロ』と『パワポケ』で複数の彼女を持つ事が可能な数少ない主人公のうち一人。5股を掛けたハーレムエンドもある。
ここから急激にオタクネタが増える

2(裏):戦時中の日本にタイムスリップしたプロ野球選手。
旧日本軍に対するブラックジョークが多数含まれ、かなり黒い
おまけに題材が「戦争」のせいか『パワポケ』全サクセスで最凶クラスの難易度を誇り、エンディングによってはクリア率が1%を切るレベル。
完全クリアで威圧感が手に入るのだがさもありなん、である。

3:初代主人公と同一人物だが、つまらない事で死んでしまい、サイボーグとして復活させられた。
ここからプロペラ団とその関係者達による長い戦いが続く事になる。
練習は必要なく、能力を得るパーツを集める事で能力を上げるという育成方法が導入され、以降裏サクセスの野球人形がそれとなっている。
オカルトやSFが当然のように語られ、選手や彼女候補にまともじゃない人間や人外が混じり始めたのもここから。

4:島の慰霊碑を倒して呪われてしまった野球部員。
呪いにより野球部員達が次々と「いなかった事」になると言うホラー物。
だが、実は裏組織の暗躍とか超テクノロジーもなく、神隠し要素以外は歴代で一番日常的なストーリーだったりするのである。…これでも。

4(裏):過去に幾度となくキングダム王国を救った勇者で、野球人形を動かす珠を集める旅に出る。
一見王道だが貧困層の描写や魔王の立ち居地など、やはり通常の和製RPGとは何処かずれている。

5:万年2軍のお荷物選手とぶつかって、体が入れ替わってしまったプロ野球のスター選手。
自分の体を取り戻すため、相手が元に戻りたくなるようにその体を鍛える。

5(裏)日本の戦国時代の忍者の一人。内容的には三国志も加味されている。
「風賀の国」の野球人形を探す依頼がきっかけとなり、自分達の里の威信をかけて戦争をする事に。
ここからユニフォーム以外の服を着るようになった。

6(表・裏):未来で新しいバッテリーを開発する事になる工場を潰そうとする時空犯罪者を捕まえるため、未来からやってきたタイムパトロールの隊員
表では倒産の危機を救うために和桐製作所へ入社、野球部に入る事になる。
裏は表でバッドエンドを迎え、会社の借金の肩代わりをして「しあわせ島」に送られた後の話(これが正史だったりする)。
後のシリーズにおいて、本来はバッテリーは発明されず、実は彼のいた未来こそが「改変された歴史」である事が明かされる。
そしてこのバッテリー、及びしあわせ島で作られる「しあわせ草」が深く関わってくる事になる。

7:突然現れて野球部に参加するヒーローに翻弄される、花丸高校野球部員。
終盤のヒーローとの試合に負けた時のバッドエンドのアルバムは、多くの人のトラウマになった。
現在、本作以降の正史は公式には語られていない。

7(裏):大正時代がモデルの世界を又にかける、有名な冒険探偵
借金返済のために野球人形コンテストの出場を決意する。

8:サイボーグ対策室(通称CCR)に勤務しているエージェント。
任務中に手に入れた情報によりサイボーグがプロ野球チーム「大神ホッパーズ」に潜入している事を知り、
サイボーグ達を阻止するためにホッパーズへ潜入する事に。
『11』の質問コーナーにおいて、8主がCCRの真実を突き止め崩壊させた事が正史である事が判明した。

8(裏):7裏の主人公と同一人物で、本作では冒険家
依頼により黄金像を探しに秘境へと訪れる。
プラットフォームが初のDSという事も有ったのか、開発期間が短かったのか、前作よりかなりシンプルな内容になっている。
…のだが、やたらメタ発言が多く、元々カオスな裏サクセスでも別の意味でカオス。

9:各地を旅し放浪していたさすらい人
偶然立ち寄った遠前町にてブギウギ商店街の危機を知り、その復興のために奮闘する。
どう見てもホームレスだが歴代の中でもかなりイケメンらしく、「ハンサム」という独特のパラメータもある。
なお、『7表』のヒーローの1人「レッド」に関係がありそうな伏線が漂っているものの、真相は不明。

9(裏1):父の仇を討つため、自ら設計した宇宙船で連邦に立ち向かう男。通称「スペースキャプテン」。
そんな経歴と「巨大な爆弾を宇宙野球ロボットが打ち返す」シーンがあるにも拘らず、
やけに熱血していてある意味一番野球している裏サクセスと言われる。

9(裏2):小森寺と間違え少森寺に来て入門、修行する羽目になった野球少年。
初めは何度も少森寺からの脱出を試みるも全て失敗。
結局40日間誰も迎えに来ないが、その理由が「おもしろそうだから」というので尚更不憫。

10:親切高校野球部員。
公式で認めるアホだが、久しぶりにただの人間
甲子園を目指す王道の話だが一部彼女候補が問題で、超人と女子高生同士で戦ったり、まるっきり某エロゲだったりする。
二股をかけられる主人公の一人(成功するとフルボッコにされるが)。
『7』以降では数少ない正史がほぼ明るみになっている主人公なのだが、
妻子持ちなのに別の彼女候補が彼氏とヨリを戻した発言があるせいで、不倫疑惑が立っているという…。

10(裏):遺跡探検を生業とし、自前の「バトルディッガー」と呼ばれる戦車のような乗り物で怪物やライバルと戦う「モグラ乗り」。
キングダム王国の勇者(『4裏』)の話を聞いて育ったらしい。
どことなく某RPGに似た世界観。
今までの裏サクセスはなんだかんだで野球人形が物話に絡んでいたが、『10裏』と『12裏』では野球は完全に浮いた存在である。

11:「ジャジメントナマーズ」に入団した高卒の無名選手。
魔人に騙され、自力で3つの願いごとを実現しないと死んでしまう魔法をかけられる
(「今年中に1軍になる」「1年後に年俸5000万円選手になる」「2年後にナマーズが優勝する」)。
本作は『10』の親切高校が夏の甲子園に優勝した約5ヵ月後であり、一部キャラは『10』から続投している。
そのため、『10』の時点で野球どころじゃなかったキャラは『11』でもやっぱりそんなストーリーになる。

11(裏):パライソタウンのマンションに両親と3人で住む中学2年生。
一学期の終業式の日、宇宙人の仕業で両親をハタ人間にされた主人公が、
友人と一緒に行方不明になったクラスメイトを救出するため、宇宙人を倒すために戦う。
ハタは立てないけどフラグは立てるよ!

12:卒業直前に内定先が倒産してしまったフリーター
先輩と友人(眼鏡)が呪いのネトゲで消えてしまい、事件の解決を目指す事に。
しかしネトゲなので鍛えるよりも課金した方が強い。
野球?そんな暇はねえ!!

12(裏):魔物ハンター秘密結社の一つ「銀の盾」に所属する錬金術師。突如現れた空飛ぶ城の調査に赴く。
二人の女性キャラを孕ませたって「CERO A」です。

13:13の高校が合併して出来たエリート校の混黒高校の生徒。
しかし入学して約2ヶ月後に大怪我をしてド田舎の開拓分校に転校させられてしまい、本校に逆襲する為甲子園を目指す。
本筋のストーリーは正統派だが、一部の彼女関連の方は相変わらずである。ちなみに彼女候補7人中6人と弾道が上がるイベントがある。
そして最後の1人も全年齢とは思えない結末が待っている。本当にCERO仕事しろ

13(裏):世界一周を果たした伝説の船乗り。自分の一族が彼の人生を滅茶苦茶にした事を知り、父の遺志を継いで海洋冒険の旅に出る。
相変わらず世知辛く考証された世界を回り、3つの玉を集めて野球人形を作り、いつも通りカメダを倒すのだ!
まさかのクエスト配信だが野球バラエティだから大丈夫だ、問題ない。
しかも「獄炎島」なんてクエストがあるが気にしない。

ダッシュ:小学生向けに作られた外伝的作品(時系列は『7』と『8』の間の模様)で、主人公は小学四年生の野球少年。
野球観戦中に父親がホームランボールに直撃して死んでしまうが、
野球仙人が魂をボールに封じ「小学生の全国大会で優勝したら生き返らせてやる」と言われ、奮闘する。
だが、実の所小学生向けなのは、野球部分が単純で、難しい漢字が出てこない所くらい
一部仲間や彼女の展開が明らかに小学生向けの範囲を逸脱しまくっている。
しかも本作の彼女達はハッピーエンドがある方が少ないという始末。
+ 多くのプレイヤーにトラウマを植え付けた縦読みの手紙(ネタバレ注意)
「パワポケ、げんきでいますか?
 のお仕事を手つだったりしていると、
 けに時間がたつのが早く思えます。
 るしいこともあるけど、
 いせつな思い出をかてに、なんとか
 ごしています。
 ガや病気に気をつけて、野球せんしゅ
 なれるよう、がんばってください。
 っと、いつの日か、またあなたと
 あえる日をしんじて。」
14:49~
一応、このキャラはハッピーエンド持ちではある(そして、本編シリーズにてハッピーエンドを迎えたのが正史である事が示唆されている)のが救いか。

+ そして『14』では…
14:メガネ一族の3人に育てられた小学6年生。
魔球を駆使して魔球や魔打法を操る世界各地のライバルと戦いながら世界大会を目指す。
1作目から続く表サクセスの完結編だけあって過去作品のキャラ達も大量に登場し、シナリオに絡んでいく。
その為、例えシナリオ中に人工衛星からのビーム攻撃なんて事が起きたとしても一切問題はない。
このゲームは野球バラエティです。

ちなみに表サクセスの主人公の強さランク
8(CCRエージェント)>9(風来人、元ヒーロー?)>6(タイムパトロール隊員)>11(魔人憑き)≧3(サイボーグ)>残り(一般人)らしい…。
ちなみに3主は「対人用ミサイル」などを保有していて、重機並みの戦闘力のある巨大ロボを破壊できる強さだが…。
そもそも野球ゲームに強さランクとかある時点でおかしいが

野球ゲーム?いいえ、野球バラエティです
(ジャンル表記が『7』まではスポーツだったのだが、『8』から野球バラエティに変更された)。
そもそも『1』からミニゲームで空手やらサッカーやら手品やらやっているので、今さらどうこう言う問題ではないが…。
挙句の果てにはRPGシューティングゲームフットサルを始める始末。
もはや野球バラエティかどうかさえ疑わしい。
まあこの辺は「野球バラエティだからしょうがない」というより「パワポケにはよくある事」なのでしょうがない。

「野球」というキーワードから連想できないような凄い内容が多く、野球だけでなく地方ネタ、
物理学、軍事ネタ、各種マンガやアニメ・ゲームのパロディまで幅広い。
例えば『7』に登場する衛具是岩男率いる緑満高校は、
断帝牧詩茂孫尊ら選手名から2回戦を勝ち進めない謎のジンクスに至るまで全てがCAPCOMのパロディ。何故コナミ自身のパロディじゃないんだろう?

挙句、パワプロくんが「奇跡は起きないから奇跡ね。いるな、そんなことを言う奴」と言い出すなど、ライターの趣味全開。
しかもこの台詞が出るシナリオもとある事情で疎遠になってしまった姉妹が仲直りし、そして奇跡で蘇るというもの。
それなんて原作再現さすが『ときメモ』のコナミと言った所か。
実際、元々『パワプロ』のサクセスは「野球版ときメモ」を目指していたとの事で
(その名残か『5』のサクセスでは『ときメモ』に登場するきらめき高校が対戦相手として登場した事も。かなり弱いけど)、
『パワプロ』でそれが果たせなかった分『パワポケ』がこうなったのかも…。
パワポケはヒロインの扱いとか見ると「野球版ときメモ」というより「野球版みつめてナイト」な気もするが。
『パワプロ』も『パワプロ』で矢部君が「リアル」とか言ったりあおいちゃんがファンに「俺の嫁」とか言われたりと微妙にカオスだけどな!!

ちなみに本家『パワプロ8』~『11』のOPアニメを製作したのは、涼宮ハルヒの憂鬱等でお馴染みの京都アニメーション。
そんな繋がりから製作されたMAD

さらに全くの余談だが『パワプロ』のTAS動画では…。
深くは語らないが、まさに「野球しようよ(泣)」である。

*5
弾道がイベントで上がる時は「異性と楽しく過ごした」という内容が多く、
他には朝起きたら何故か弾道が上がったというイベントも存在する。
そのため「パワプロくんのシンボルの状態を表しているんじゃないか?」等と言われる事もしばしば。
なお弾道はバッティング時、球がどれだけ高く上がりやすいかという文字通り弾道に関するパラメーターであるため、
もちろんシンボルと何の関係もないなのだが…
部屋でメスのヤギに癒されたらスッキリして体力が回復するこのゲームだしなぁ…。


最終更新:2024年08月05日 20:21