アルシーヴ


「…自ら何も為し得ないものが、未来を語るなど、笑わせる。」

『まんがタイムきらら』のキャラを使ったスマートフォン専用RPG『きららファンタジア』の登場キャラクター。
担当声優は 沢城みゆき 女史。
キャラクターデザインは『GA芸術科アートデザインクラス』『棺担ぎのクロ。』で知られるきゆづきさとこ女史
(本Wikiに記載されている作品で言えば『ユグドラ・ユニオン』のキャラクターデザインも担当)。

本作の舞台となる世界「エトワリア」を統治する女神・ソラの側近であった筆頭神官。
きららの仲間の一人・ランプを始めとする女神候補生達の教官でもあり、部下に七賢者がいる。
ソラと共に世界を統治する事に強い責任感を持ち、部下や教え子達からの信頼も厚い人物であったが、ある日突如としてソラを封印。
更には「オーダー」という禁呪までも使い、エトワリアの平和を乱し始める。

+ オーダーとは
きららが使う「コール」と同じ召喚魔法。
ただし、コールが相手の合意の下で力を貸してもらうのに対し、オーダーは相手の意志に関係無く強制的に召喚する。
加えて相手がいた元の世界を壊してしまう危険性がある上に、呼び出した相手に応じて世界に異変をもたらす効果もある。
+ 異変の具体例
  • 世界が白黒に染まる(『ひだまりスケッチ』)
  • 近辺の大人が怠惰になる(『NEWGAME!』)
  • ゾンビが現れる(『がっこうぐらし!』)
  • 登場人物の性格に合わせて臆病になったり、子供になったり、出不精になったりする(『Aチャンネル』)
  • 金髪好きになる(『きんいろモザイク』)
主に性格に関する異変をもたらすが、上記の通り部下達も影響を受けるため、一歩間違えば自身の首を絞める事も。
現に、怠惰になる影響を受けた七賢者の1人にして秘書のセサミは中盤から仕事をしなくなり、土壇場になってようやく働き出す有様であった。

オーダーで『きらら』のキャラ達を呼び寄せ、力を吸い取ろうと企む。
なお、呼び寄せたキャラを「クリエゲージ」なる空間に収容していたのだが、これが住むだけなら物凄く好条件な環境だったりする。
「眠気・空腹を感じない」「生理欲求も起きない」という、正に仕事をするにはうってつけと言える環境である。
一番喜びそうな『NEWGAME!』の連中はだらけていたが
当初は吸い取った力の使い道や、オーダーを使う代償の意味、女神ソラを封印した理由が明らかにされていなかったが……?

+ 彼女の真の目的(第1部終盤ネタバレ注意)
メインストーリーの第8章「導かれし未来」で彼女の真意が明らかとなる。

本編開始前、女神ソラは何者かによって呪いをかけられており、
その呪いを解くためには大量のクリエ(エトワリアの住民達の生命の源)が必要であったが、
肝心のクリエを生み出しているのは他ならぬソラが書く聖典であったため、ソラの呪いを解くのは困難だった。
ソラを封印したのは、ソラ自らの意思によるものであり、呪いによってソラが死んでしまわないようにするための延命措置だったのである。
しかし、その事を知らないランプは封印する所を目撃し「アルシーヴが裏切った」と勘違いをしてしまった。

アルシーヴはその場に居合わせていた七賢者のハッカ以外にはソラの件を秘密にし、ソラへの接触はハッカを通すように通達を出した。
クリエを多量に含む魔石を探しに行くなど、考えうるあらゆる手段を尽くしたものの、
それでもソラの解呪には足りず、八方塞がりになったアルシーヴは最後の手段として禁忌であるオーダーに手を出した。
オーダーはその反動として術者のクリエを大幅に消費するため、アルシーヴ自身もどんどん衰弱しており、
最終決戦時には立っているのもやっとな満身創痍の状態で、ソラと共に命を落とす寸前であった。
だが、ランプがこれまでの旅を記した日記を新たな聖典とする事で、ソラの呪いは解け、アルシーヴも一命を取り留める。

要するに、彼女は元よりエトワリアに害をなす存在ではなく、むしろ仕える女神ソラの窮状を救うためにあの手この手を尽くし、
エトワリアの崩壊に直結する女神ソラの死を回避しようとしていた忠臣だったのである。
ランプらと敵対する事になったのは彼女の勘違いが発端であったとはいえ、
結果的にはそのランプの行動によって、女神ソラも自身も救われる事になった。
その後は、きららやランプ達と和解している。


原作における性能

ゲーム中では第1部メインストーリー4章「Aのはざまにて」で初戦闘となるが、所謂負けイベントなので圧倒的な強さを誇る。
具体的にはライフが778276、通常技が9999固定ダメージの全体攻撃「ダークマター」、防御力はダメージ4桁どころか3桁後半いかない硬さ
おまけに魔法攻撃力アップの「マジックアップ」、攻撃力アップの「レインフォース」をこちらに使用して舐めプまでしてくる始末。

正攻法では到底敵わないが、実は本作はどのボスも状態異常は普通に効くという仕様のため、アルシーヴに何もさせないで勝つ事も(運次第では)可能。
むしろ、最初の2回の行動が舐めプかつAI行動を巻き戻すキャラも存在するため、相手に何度も補助をかける姿を見る事が出来る。
それでも少しでも手順を間違えると全滅待ったなしではあるが、眠らされ、空腹でダメージを受ける姿にときめいた人がいるとかいないとか。
Twitter(現・X)ではアルシーヴ討伐選手権として彼女の撃破報告がよく挙げられていた。

+ アルシーヴを討伐するのにお勧めなキャラ
  • ☆3アルケミストゆの
とっておき(本作の必殺技にあたる)で素早さを下げる効能がある他、空腹を与える事が出来る。
特にねむり、または金縛りなど行動不能の状態異常を回すのに素早さを下げる事は不可欠であるため、常に前線にいる事が求められる。

  • ☆4冠
とっておきでチャージ減少、通常スキルで眠りを使う事が出来る。
妨害でなんとでもなる器用なキャラであり、眠りに失敗してもチャージ減少により2段階で妨害できる。

  • ☆5正月勇
限定キャラではあるが、通常スキルでチャージを二つ減少させる事が出来る貴重なキャラ。
このスキルのキャラは☆5正月勇しかいないため、外せないキャラとなる。
また、とっておきも空腹を付与出来るため、ダメージソースに困らない。

上記の他にも状態異常系統を持っているキャラ、チャージ減少を持っているキャラが選ばれるが、
今まで不遇だったアルケミストがアルシーヴを撃破したため、その評価が見直された。
特に☆3は最低ランクが故に舐めプ、縛りプレイなどでしか使われなかったが、
☆3しかない素早さ低下、足りないねむりや空腹要因として駆り出され、衝撃を与えた。

ダークマターを使わせると次のこちらのターンが来るまでに連続攻撃をしてくる事が多く、素早さの高いキャラでないと行動する事が出来ない。
また、一応はダークマターでも手加減しているらしく、ダークマターを3回耐えると必殺技として「イビルストーム」という技を使う。
見た目が派手になっているだけで威力自体は変わらないが、そもそも耐え切れずに戦闘不能になるのでカンストしているだけだと思われる。
ただし、この二つの技を防ぐ手段も存在し、ナイトのとあるキャラのとっておきが「ダメージを無効化するバリアを貼る」というものであるため、
1度だけは0ダメージで耐える事が可能。ただし、それ以降に耐えるのは至難の業である。

また、研究によりイビルストームを使用した後の行動でダークマターを躊躇せず撃ってくる事も判明。
チャージ減少すれば何度でも見れる逆補助呪文は、ダークマターを撃つまでしか使って来ない事が判明した。


MUGENにおけるアルシーヴ

カオス同盟氏によるものが存在する。
なお、原作通りにLIFEが778276という驚異の数値であるが、通常の1000に抑えるパッチも同梱されているので御安心を。

原作を意識したAIも搭載されており、1Pは原作仕様である。……流石に無敵は再現されていないが。
カラー性能は以下の通りであるが、どのカラーも狂上位との事。
+ 各カラーの性能
  • 1P:アーマー無し+原作順序の技+無敵小
  • 2P:アーマー+原作順序の技+無敵小
  • 3P:ハイパーアーマー+原作順序の技+無敵小
  • 4P:アーマー無し+本気+無敵小
  • 5P:アーマー+本気+無敵小
  • 6P:ハイパーアーマー+本気+無敵小
  • 7P:アーマー無し+原作順序の技+無敵大
  • 8P:アーマー+原作順序の技+無敵大
  • 9P:ハイパーアーマー+原作順序の技+無敵大
  • 10P:アーマー無し+本気+無敵大
  • 11P:アーマー+本気+無敵大
  • 12P:ハイパーアーマー+本気+無敵大



「英雄気取りか…愚かな。」

出場大会



最終更新:2025年10月04日 01:33
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