分類:ストライカーポケモン
タイプ:ほのお
高さ:1.4m
重さ:33.0kg
特性:もうか(HPが最大HPの1/3以下の時、ほのおタイプの技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:リベロ
*1
(出した技と同じタイプに変化する(第8世代まで)、
場に出る度に最初の1回だけ技を繰り出す直前にタイプがその技と同じタイプに変化する(第9世代以降))
小石をリフティングして
炎のサッカーボールをつくる。
鋭いシュートで相手を燃やす。
(ポケモン図鑑より)
サッカー選手のような外見が特徴であり、
蹴り上げた小石にリフティングしながらほのおエネルギーを纏わせて「炎のサッカーボール」を作り出せる。
戦闘ではそのボールを鋭くシュートして叩き込む攻撃を得意としており、
まさしくエースストライカーの如き
立ち回りを行う。
その一方で、気持ちが燃えるあまりにスタンドプレーに走りピンチを招いてしまうこともあるという。
このサッカーモチーフは原作の舞台ガラル地方がイギリスをモデルとしているため、
サッカー(フットボール)のエースバーン、
スパイもののインテレオン、
メタルバンド(ドラム)のゴリランダーと、
それぞれイギリスで根強いジャンルからのイメージからのキャラモチーフだと思われる。
また、本作に登場する
エール団は作中での言動からフーリガン(他のサッカーチームやサポーターに妨害や迷惑行為を働く団体)がモチーフと噂されている。
第8世代まで歴代御三家の最終形態で最軽量であった(後に第9世代で登場した
マスカーニャに最軽量トップの座は奪われた)。
原作での性能
HP:380
攻撃:116
防御:75
特攻:65
特防:75
素早さ:119
合計:530
リザードン、
バシャーモ、ゴウカザルなどの両刀寄りか、
バクフーンやマフォクシーなどの特殊型のように、
高速アタッカーは特殊~両刀が主流だったほのおタイプ御三家の一角にして、
初にして第8世代現在唯一の物理特化高速アタッカー。
また、バクフーン以来久々の複合タイプではない、ほのお単タイプの最終進化態である。
専用技「かえんボール」は威力120、命中90、確率で火傷付与でありながらデメリットが無い高性能。
強いて言うならPPが5で長期戦に向かないのが欠点だが、それを差し引いてもなお強力な技である。
サブウェポンも「とびひざげり」「ふいうち」「すてみタックル」「アクロバット」「しねんのずつき」
「アイアンヘッド」「ダストシュート」「とびはねる」など豊富。
「きしかいせい」「でんこうせっか」「フェイント」「カウンター」「いかりのまえば」などの小技もあり、攻撃面は非常に強力。
また、隠れ特性「リベロ」は自分が出す技と同じタイプに変化する「へんげんじざい」と同じ効果があり、
常にタイプ一致を放てるだけでなく防御にも活用できる。
ただし、
ゲッコウガがそうであったようにプレイヤーの読みのセンスがモロに反映されるので注意。
もう一つの専用技「コートチェンジ」はお互いの場の効果を入れ換える効果がある。
つまり、「リフレクター」や「ひかりのかべ」、「ステルスロック」といった技を設置した場所を入れ替えることが可能で、
ピンポイントだがこれらを使用する相手には天敵となる。
欠点としては有用な補助技が上記の「コートチェンジ」に加えて「こらえる」「ちょうはつ」程度しかなく、
どうしてもフルアタ構成に成りがちな点である(ほのおタイプご用達の「おにび」すら取得不可能)。
加えて、肝心の攻撃技についても実は採用率の高い高威力技に限って命中が100%を切っており、
ここぞという時に外して大きな反撃を貰う可能性も内包している(特に外した時の反動が痛い「とびひざげり」や、PP不足の「かえんボール」)。
そのため、実は「全ての技が必中になる」というダイマックスの恩恵を強く受けると同時にそれに依存した部分も大きく、
動きや選出を警戒されやすいという欠点も抱えている。
耐久も高くないため、「リベロ」の読みにも寄るが長期戦は不得意。
原則「殺られる前に殺る」戦術が望ましい。
また、2020年6月実装のDLC「鎧の孤島」を進行することで、キョダイマックスが可能になる。
この状態のエースバーンが繰り出すほのおタイプの技は、専用の「キョダイカキュウ」へと変化する。
第9世代からは新要素「テラスタル」との兼ね合いから「リベロ」の変化が1回のみという制約が生まれた。
元の性能で使いこなしていたガチ勢からは落胆された一方で、元の仕様は高度な読みと状況判断能力を要求されるものだったため、
使用難易度が大幅に緩和されたとも言える。
貧層だった補助技も「おにび」「つるぎのまい」を取得したことで欠点が緩和されたが、
「リベロ」の仕様変更で初手で「つるぎのまい」を積むとノーマルタイプになってしまい以後タイプが変わらなくなるため、
「もうか」の個体でなければ使いにくく、相性のよかったダイマックスが廃止された事、
テラスタルと「リベロ」のかみ合わせは悪くはないがテラスタル中は「リベロ」は発動しないため工夫が必須など、
強化はされたが諸々の事情から使用率は第8世代と比較して大いに下がった。
カードゲームではいずれも大ダメージを与えると引き換えに炎エネルギーをトラッシュするデメリットを持つのが特徴。
特にコレクションシールドに収録されている種類が、
自分の番にベンチからバトル場に出たとき、トラッシュから炎エネルギーを2枚つけられる特性「リベロ」、
エネルギーを2枚トラッシュする代わりに190ダメージを与えられる「フレアストライカー」、逃げる際に消費するエネルギーがたった1個、
などの性能が強力であり、炎デッキで愛用された。
ソーシャルゲーム『ポケモンユナイト』ではログインボーナスで入手することができる。
+
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メディアミックスにおけるエースバーン |
アニメ第7シーズンでは、主人公の一人であるゴウのパートナーポケモンであるヒバニーの最終進化態として登場。
担当声優は ロケット団のムサシでお馴染みの
林原めぐみ
女史。
主要キャラが所持する歴代御三家の中で最短で最終進化態まで辿り着いた存在である。
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MUGENにおけるエースバーン
Sebastian氏による手描き
ドットの
MUGEN1.0以降専用キャラが公開中。
第8世代御三家の中では最初にMUGEN入りしたキャラとなった。
炎を蹴り飛ばす攻撃などで戦う。
超必殺技ではキョダイマックスしてキョダイカキュウを放つ。
簡易だが
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
*1
サッカーでは普通、相手のフォワード(攻撃役)と同数のディフェンダー(守備役)を置いて、相手をマンツーマンでマークする。
ここで守備役をもう一人増やして、「誰のマークにも付かなくていいから自由に行動しろ」という役割を与えられたのがリベロというポジションである。
ボールを持った相手に向かって行って2対1の状況を作ったり、相手のパスコースを読んで途中に入って連携を崩したりと、
「相手に対応する」動きが求められる守備陣の中で唯一「能動的に動ける」花形選手と言える。
それだけにリベロを任される選手には高い能力と判断力が求められ、有名な選手が数多く生まれている。
また、「自由に動いていい」という事は、敵に隙があったら守備位置を離れて敵陣に突っ込んでいってもいいのがリベロ。
ポジションがリベロであり、なおかつストライカー適性があるエースバーンは、まさしく攻守の要として活躍しているのだろう。
……が、上手く行けばチームの守勢から一気にひっくり返して得点を挙げるヒーローであるが、
失敗したら本来の守備の要が敵陣に行っちゃってボールを奪われたという大惨事が起きる。
「気持ちが燃えるあまりにスタンドプレーに走りピンチを招いてしまうこともある」という紹介文がそれを物語っている。
得点シーンにしても失敗シーンにしても、試合を大きく動かし、
「こいつにボールを回せば良かれ悪しかれ何かが起きる」といった期待をファンとやらかしを期待する相手チームファンに抱かせる人気選手、
それがエースバーンの普段の姿なのだろう。
だがサッカーの戦術は年々進歩していくので、もうリベロという役割の存在、
と言うかリベロの前提となるマンツーマンマークが無くなってきていて過去の存在となっている
最終更新:2025年03月13日 21:09