世代:完全体
タイプ:鳥人型
属性:ワクチン
必殺技:シャドーウィング
得意技:イーグルクロー、クリムゾンクロー
ゲーム『
デジタルモンスター』シリーズに登場する、架空の電子生命体デジタルモンスターの一種。初出はver4。
鳥型デジモンの中でも知性と戦闘能力の高い、選ばれしデジモンのみ進化すると言われ、
正義と秩序を重んじ、自然を愛する大地と風の守護神として崇拝されている。
デジタルワールドの秩序が乱れると、どこからともなく現れ、乱れの根源を正し平穏に導くと考えられている。
また、同じ志を持つ
レオモンとは盟友関係にある。
正規進化ルートはピヨモン→
バードラモン→ガルダモン→ホウオウモン。
名前はインドの神鳥「ガルダ」から取られているが、デザインや設定は
ネイティブアメリカン風なのが特徴で、後述のX抗体版では特にそれが顕著。
なお、必殺技の「シャドーウィング」は、
設定上
「超速で真空刃を繰り出して敵を切り刻み、敵はあまりの速さのためその正体を確認する事はできず、黒い鳥の形をした影しか見えない」
というものなのだが、アニメの影響でメディアミックスでは「鳥の形をした炎を放ち黒コゲにする技」として扱われる事が多い。
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派生種 |
X抗体がデジコアに干渉した事で変化した姿。
修行によって正義と悪とを見とおす眼力を会得し、巨大な彫刻柱「グレートスピリット」を軽々と振り回して戦う。
デザインはよりネイティブアメリカン的な意匠を強調する形でアレンジされており、
武器であるグレートスピリットもトーテムポールと槍を合体させたような造形になっている。
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メディアミックスにおける活躍 |
アニメ『デジモンアドベンチャー』では愛情の紋章によってピヨモンが バードラモンを経て進化した完全体デジモンとして登場。
実力にはムラがあり、 ヴァンデモン相手にまともに戦ったかと思えば、成熟期のスナイモンに苦戦した事も
(擁護するなら後者はヒカリという足手まといを庇いながら戦闘したが故の苦戦で、再戦時にはズドモンの加勢もあったとはいえ勝利している)。
リメイク版の『:』では他の完全体と同じく13話という早いタイミングで登場する。
担当声優は進化前と同じく
重松花鳥
女史。
『DIGITAL MONSTER X-evolution』ではX抗体版が登場。
担当声優は『アドベンチャー』と同じく重松花鳥女史。
何故かカタコトの話し方をする。
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『アドベンチャー』のレギュラーキャラにしてヒロインの一角でもある武之内空のパートナーの完全体という事もあって知名度は高く、
上記のようにアニメでの出番も多いのだが、ちょっと特殊な事情を抱えているデジモンである。
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特殊な事情 |
まず、ピヨモン→バードラモン→ガルダモンという流れは、
当時展開していた携帯育成ゲーム『デジモンペンデュラム4.0 ウィンドガーディアンズ』で採用されている進化ルートを忠実に再現したもので、
これ自体に不自然な点は無い。
しかしながら、空のピヨモンは空同様少女のようなキャラクターとして描かれていた
(デジモンは本来性別が存在しないので、どれだけ外見や内面が女っぽくても実際に女というわけではない)。
上記のようにピヨモンから声優も続投なので、ガルダモンも体格こそ男性型だが、女性キャラとして認識していた視聴者が殆どだっただろう。
そしてホビー番組の宿命として、まずメイン視聴者層になるのは『 ストII』の選択画面で 春麗を選ぶのも躊躇うようなお年頃の男児達なので、
当然女性キャラのグッズには手を出しづらい。かといってデザインは御覧の通り、
「ネイティブアメリカンチックな筋骨隆々の鳥人間戦士」という女性受けなんぞ一切考えていない 漢らしすぎるビジュアルなので、
同世代の少女達からも敬遠されてしまい…と、ぶっちゃけ あんまり商売向けのデジモンではなかったのだ。
そのせいで当時発売されていたデジモンを進化させる玩具「超進化シリーズ」では紅一点でありながらただ一人売れ残っている光景が多く見られた。不憫。
この反省からか、以後のシリーズでは少女っぽいパートナーデジモンを出す場合、進化形態は明確に女性と分かるビジュアルである事が多い。 *1
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MUGENにおけるガルダモン
Tohru Sama氏により、『
JUS』風
ドットで製作された
MUGEN1.0以降専用の
ちびキャラが公開中。
機動力が高く、攻撃も近接・遠距離共にバランスの取れた性能となっている。
特に近接攻撃はアッパー技や突進技が強力。また、
飛び道具はバードラモン同様
エフェクトが派手で見栄えがする演出となっている。
超必殺技ではホウオウモンに進化して攻撃を行う。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
*1
というか、『アドベンチャー』の時点で他の少女系パートナーのパルモンはリリモン、テイルモンは
エンジェウーモンと人間女性型へと進化していたので、
一人だけ獣戦士(しかもおっぱいが無く
雄っぱいはあるけど明らかに男性の体付き)だったガルダモンはそういう意味でも特異な存在であった。
また
大きなお友達メインターゲットよりも年齢層の高い視聴者には女性的なキャラの方がウケが良かったのもあるのか、
後年の作品では明確に女性的なデザインのデジモン自体が増えており、更には所謂「美少女フィギュア」なども展開されている。
X抗体版サクヤモンは流石に物議を醸したが
最終更新:2024年09月16日 01:31