青眼の究極竜


「これが史上最強絶美の究極モンスター!!青眼の究極竜!!」

高橋和希氏の漫画『遊☆戯☆王』に登場するカード。《青眼の究極竜》と書いて「ブルーアイズ・アルティメットドラゴン」と読む。
青眼の白龍を3体融合する事で出せるモンスターで、3つの首を持つドラゴン
初登場は「決闘者の王国編」。魔法カード《融合》で青眼3体を融合して召喚し、遊戯を追い詰めるが、
遊戯は自分の闇属性モンスターである《マンモスの墓場》を光属性の究極竜と融合させて、
属性反発作用を起こし、究極竜は腐食してしまい、攻撃力が大幅に下がってしまった。
でも社長が死ぬ死ぬ詐欺して無理矢理決闘に勝利したが
「バトルシティ編」でも遊戯戦で使用するが、《融合解除》で3体の青眼の白龍に戻された挙句、
超魔導剣士-ブラック・パラディン》に全滅させられてしまった。

この様に作中でも最強クラスの攻撃力を持つモンスターでありながら、何かと対策されて撃破されてしまう事から、
ファンからは負けフラグ扱いされてもいる。
原作での出番はこの2回のみだが、アニメ版では《カオス・ソルジャー》と融合して《究極竜騎士》となって勝利に貢献したり、
攻撃後に《融合解除》して攻撃権の残る青眼の白龍3体で止めを刺すコンボを行ったりと出番が増やされており、原作より多少優遇されているのが救いか。
しかしアニメやスピンオフを含めても、上記の王国編以外で持ち主である海馬が青眼の究極竜を出して勝利した事は一度しか無く、
その一度も遊戯とのタッグで海馬が脱落した後に遊戯が勝利したというもの(タッグとしては勝利だが海馬としては負けとも言える)。
《融合解除》からのとどめのコンボも海馬のライフとデッキを引き継いだデュエルで遊戯が行ったもので、
ある意味海馬よりも遊戯が使用した時の方が活躍している。


OCG』における性能

融合モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻4500/守3800
「青眼の白龍」+「青眼の白龍」+「青眼の白龍」

初登場はGBソフト『闇界決闘記』の大会優勝景品。世界で2枚しか流通しておらず、4500万円以上の価値が付いている。
メイン画像は「PREMIUM PACK 3」が初出の一般流通品で、俗にレプリカと呼ばれている。
(あくまでも「優勝商品のレプリカ」という意味であり、公式大会等でも問題なく使用可能)。

原作では(少なくとも初登場時は)「3本の首が別々のモンスターとして扱われる」というような特性があり、
万全の状態であれば攻撃力4500で3回攻撃が可能で、1度破壊されても首が減るだけで2回までは攻撃に耐えられるなどの強力な効果があった。
ただし、当時の作中ルールでは相手プレイヤーへの直接攻撃が不可能だったため、
相手のモンスターを一掃した上で一気に相手のライフを削るなどといった真似はできなかった。
そして、直接攻撃が可能な『OCG』のルールにおいては、
当時のカードプール内で4500打点の3回攻撃と2回耐性はあまりにも強すぎる上に効果処理が複雑だったので、
単純な高打点モンスターとなり、原作・アニメで登場する際にもそれに倣うようになった。
前述の二回までの破壊耐性と三回攻撃効果を疑似的に再現した《真青眼の究極竜》や、
除去効果と優秀な耐性を合せ持つ《青眼の究極亜竜》といったリメイクカードが登場している。
また、リメイクカードとは若干異なるが、《青眼の白龍》2体の融合で出せる《青眼の双爆裂龍》という2本の首を持つ青眼融合モンスターも登場しており、
こちらは素材数が二体と少ない上にフィールドにいる青眼を素材すれば《融合》も不要と、出しやすい代わりに究極竜より性能も控えめ……と思いきや、
戦闘破壊耐性付きで攻撃力3000で2回攻撃が可能な上に、戦闘破壊できなかった相手をダメステ後に除外する除去効果持ちと、
出た時代が違うから仕方ないとはいえ明らかに究極竜より優秀である。

現在でも効果モンスター以外のモンスターの中では最高の攻撃力だが、
流石に効果が無く攻撃力が高いだけの融合モンスターを正規の方法で出すのは効率が悪いため、
《デビル・フランケン》等各種融合せずに特殊召喚させる効果を持つカードで出すのが一般的だった
(ただし《デビル・フランケン》自体は強力過ぎるあまり禁止と制限カードの間をウロウロしている)。
現在は《竜の霊廟》といったドラゴン族サポートや《ドラゴン・目覚めの旋律》等の青眼専用サポートカードを活用する事で、
正規方法で召喚するのもある程度簡単になった。
上記の通り《究極竜騎士》等の融合素材でもあるため、
「融合モンスターの素材となっている融合モンスターを効果無効・攻撃不可にしてEX・墓地から特殊召喚する」
という一風変わった魔法《融合強兵》を使えば手札1枚からの展開も可能である。
まともに使おうとすると同じ素材で出せる上に有用な効果を持つ上記のリメイクカード等の存在が痛いものの、
出しやすさにおいては間違いなく頭一つ抜けている。
強力な制圧効果と継戦能力を持つ《究極竜魔導士》の素材になれる点や、
専用サポート《アルティメット・バースト》等が活用できる点で差別したい。
青眼デッキ以外でも、非効果モンスターを活用する天威デッキや《偉大なるダブルキャスター》なら、
「非効果モンスター最高打点」という唯一無二の強みを活かすことも可能である。

ソーシャルゲーム『遊戯王デュエルリンクス』では海馬瀬人DSODの持つスキル「進化した最強ドラゴン」により、
自分のエクストラデッキに《青眼の究極竜》《真青眼の究極竜》《青眼の双爆裂龍》が入った状態でデュエルを始め、
3ターン目移行時に手札の《青眼の白龍》2体を相手に見せて、1度だけデッキ外から《融合》を手札に加える事が可能なため、
正規融合召喚が実行しやすくなっている。

なお融合前は名前の「ドラゴン」に相当する部分の漢字表記は「龍」だが、融合後は「竜」表記に変わっている。
この違いはこのゲーム内では一種のお約束として受け継がれ定着しており、
ドラゴン族やドラゴン型のモンスターは元形態は「龍」、パワーアップ形態は「竜」と名前を表記するのが定番となっている。


MUGENにおける青眼の究極竜

chuchoryu氏の製作したコンプゲー用のMUGEN1.0以降専用キャラが存在。
キャラ単体も某所で公開されている。
同氏の真紅眼の黒竜等とは違い地に足を付けて戦う他、融合モンスターだけあってかなりの巨体を誇る。
超必殺技のアルティメットバーストは高火力だが、自身の大きさもあって意外と当たらない。
デフォルトAIも搭載されており、本体の性能もあって中々の強さ。

出場大会

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最終更新:2024年07月05日 13:37