「真紅眼の黒竜!激レアモンスターだぜ!」
高橋和希氏の漫画『遊☆戯☆王』に登場するカード。「真紅眼の黒竜」と書いて「レッドアイズ・ブラックドラゴン」と読む。
武藤遊戯曰く、「マニア価格なら数十万円はする幻の超レアカード」。「
青眼の白龍」程ではないが、相当の価値があるカードの様である。
「決闘者の王国編」でダイナソー竜崎が
城之内克也の所有するレアカード「時の魔術師」を狙って仕掛けた賭け(アンティ)デュエルの賭け札として登場し、
このやり取りで「時の魔術師」の真価に気付いた城之内が勝利して手に入れて以降は、城之内のカードとして戦っていくことになる。
その後も、遊戯の「デーモンの召喚」と融合して「ブラック・デーモンズ・ドラゴン」となって迷路兄弟に勝利したり、
「メタル化・魔法反射装甲」を装備して「レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン」となってバンデット・キース戦で活躍したりした。
バトルシティ編では一度レアカードハンターに奪われた事もあり、未熟を悟った城之内から取り戻してくれた遊戯に託され、遊戯のデッキのモンスターとして奮闘。
城之内の洗脳を解く鍵となったり、「真紅眼の黒竜」の召喚に呼応して城之内が目覚めたりなど、強い絆で結ばれたカードである事が描かれた。
その後アニメオリジナルのドーマ編で城之内に返却され、かつての持ち主であったダイナソー竜崎との決闘でも用いられた。
KCグランプリ編以後も引き続き城之内と共に決闘を戦い抜き、記憶編では城之内が記憶から作り出したモンスターとして邪神ゾークに立ち向かった
東映動画が制作した劇場版では「青眼の白龍」と対を成すカードとして描かれており、
「青き龍は勝利をもたらす。しかし紅き竜がもたらすのは勝利にあらず、可能性なり」と言い伝えられている。
キャッチコピーでも
「目覚めよ、誰も見たことのない究極の竜(ドラゴン)!!」と、完全に主役カード扱い。
本作ではゲストキャラの青山翔吾がたまたまブースターパックから引き当てたレアカードだが、彼は負ける事を恐れて決闘から遠ざかってしまう。
そして海馬がレアカード所有者限定の大会を開くも参加を拒否したため、海馬の部下によって「真紅眼の黒竜」が奪われてしまう。
その後、城之内の活躍によって「真紅眼の黒竜」は奪還され、翔吾を勇気づけるため、大会へ参加する遊戯のデッキに投入。
海馬とのデュエルで闇遊戯が使用し、元の持ち主である翔吾の戦う意志に応えて召喚され、「メテオ・ドラゴン」と「融合」し、
融合モンスター「メテオ・ブラック・ドラゴン」となって逆転勝利を収める。
次のシリーズとなる『遊戯王デュエルモンスターズGX』ではヒロインの天上院明日香の兄である天上院吹雪のエースモンスターとして登場。
必殺技の「黒炎弾」が既にカード化している都合もあり、原作『遊戯王』で表記がブレていた技名が「ダーク・メガ・フレア」に統一された。
本作では進化体の「真紅眼の闇竜」「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」も登場している。
通常モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
真紅の眼を持つ黒竜。怒りの黒き炎はその眼に映る者全てを焼き尽くす。(新テキスト)
攻撃力は上級レベル。まぼろしの超レアカードだ!(旧テキスト)
召喚にリリースが2つ必要な最上級モンスターとしては攻撃力が低く、リリース1体で出せる「デーモンの召喚」にも劣る。
しかし、人気カード故に介護サポートカードが豊富なため、専用デッキを組む事で主力として大活躍できる。
同じようにサポートカードを軸として運用するブラック・マジシャンやブルーアイズと異なる点として、
レッドアイズは相手に効果ダメージを与える、バーンに関連した効果のカードを多く持つのが特徴。
例として魔法カード「黒炎弾」はこのカードの元々の攻撃力を参照して相手ライフにダメージを与える優秀なバーンカードである。
派生モンスターである「真紅眼の亜黒竜」の効果で墓地からこのカードを特殊召喚する事で、
元々の攻撃力を倍にする効果とのコンボで、相手の場に関係なく大ダメージを与える事が可能である。
現在ではカードプールの増加により、手札の条件こそ厳しいものの、
なんと先攻の1ターン目、またはその次の相手ターンの時点でバーンダメージのみで勝利することも狙える。
ちなみに『OCG』での価格はというと、何度も再録されているためシングルでの価値は安い。
一方で、2001年8月21日に行われた「アジアチャンピオンシップ2001」ジュニアクラス優勝商品は、
メイン画像の限定イラストという事も相まって、買取価格でも18万円以上する。これなら名実共に「幻の超レアカード」と言える。
『ラッシュデュエル』ではレジェンドレアとして登場。こちらもシングル価格が数千円程に高騰している。
MUGENにおける真紅眼の黒竜
chuchoryu氏の製作したコンプゲー用のキャラが存在。
キャラ単体も某所で公開されている。
エンダードラゴンや
モスラの如く飛行しながら移動出来る。
そのため、一般的なキャラと対戦させるとお互いに攻撃が当たらず、グダグダになりやすいため、
普通の大会では使いにくいかもしれない。
また、ガ・タキリ・バ氏により真紅眼の黒竜のぬいぐるみ(3500円)も公開されている。
出場大会
最終更新:2024年04月18日 01:36