マイケル・ジャクソン

本名:マイケル・ジョゼフ・ジャクソン(Michael Joseph Jackson, 1958/8/29 - 2009/6/25)

「ポーゥ!」

いわずと知れた実在のミュージシャンにしてダンサー。
「ジャクソン5」としてデビュー後ソロデビューし、
「ビリー・ジーン」「今夜はビート・イット」「スリラー」などの楽曲をヒットさせ、1980年代を席巻。
歌だけでなく「ムーンウォーク」「ゼロ・グラヴィティ」といった
卓越したダンスパフォーマンスをプロモーションビデオで披露し、「キング・オブ・ポップ」と称された。
しかしロンドンでの“生涯最後の公演”とする復活ツアーを目前に控えていた、2009年6月25日に帰らぬ人となった。
その後、彼が死の寸前まで行っていたリハーサル動画を元に、映画『THIS IS IT』としてマイケル・ジャクソン最後の公演が行われ、
死後、改めてそのキング・オブ・ポップとしてのカリスマ性が再確認される事となった。

本人に関して、より詳しい事はここよりもWikipediaなり 大百科 なりファンサイトなりを見ていただきたい。

MADなど

ちなみに、ニコニコ動画発足以前のFLASH黄金時代にて後述するメガドラドットのマイケルを主人公に据え、
ファミコンのゲームキャラクター(+ストIIの彼ら)と共演した『マイケル三部作』が存在し、当時人気を博していた。
マイケル三部作(作・RSF氏)

日本でも影響を受けた歌手・アーティストは数知れないが、
中でも三浦大知氏がその抜きん出たダンスパフォーマンスから、「和製マイケル・ジャクソン」と呼ばれている。
また、ニコニコ動画でも人気のバンド「NONA REEVES」の歌う野獣先輩こと西寺郷太氏は大のマイケル・ジャクソンマニアにして研究家でもあり、
マイケルに関する著作をいくつか発表している他、マイケル研究家としてのメディア露出も少なくない。


ゲームにおけるマイケル・ジャクソン


 自身が企画を提案・監修したセガのアクションゲーム『マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー』にて、
 プレイヤーキャラクターとして登場している。
 アーケード版とメガドライブ版があり、同じタイトルでありながら前者と後者でゲームの仕様は全く異なっている。

  • アーケード版
クォータービューで8方向に移動できる。三人協力プレイ筐台に対応しており、つまり最大三人のマイケルが同時に暴れ回る事が可能
ジャクソンファイブならぬサンジャクソンとな? なお、各Pカラーは赤青黄ではなく白赤黒である
攻撃方法は手から発射するタメ撃ちが可能なオーラ(タメ中は常時ムーンウォーク、体力が減少するとオーラが無くなり素手での攻撃になる)のほか、
ストックを消費して使う事ができるダンスマジック(その場で敵全員と踊った後ダメージ。所謂シューティングゲームでいうボム)がある。
敵がマイケルの叫びと同時に踊り出し、一通り踊った後にバタバタ倒れるか、機械なら爆発する
人型でないロボット兵器だろうとダンス強制に例外はない。使用曲は複数からのランダムで、振付も若干違う。必見。
また、愛猿バブルス君を救出するとロボットに変身、通常攻撃もビームとミサイルになりパワーアップする。
ちなみにこのロボット化もフラッシュモブも、別にセガの暴走とかではなく、原作である映画『ムーンウォーカー』の再現
ロボット化は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』の大ファンであるマイケルが周囲の反対を押し切って入れたシーンであり、
マイケルの謎のパワーを喰らった悪漢が壁を突き破りながら吹っ飛んでいくシーンも劇中に存在する。
つまりとても真摯なゲーム化作品と言えよう。

  • メガドライブ版
+ メガドライブ版ストーリー
「大観衆を前に、ステージ狭しと歌い、踊り、愛と平和のすばらしさを訴える男──
彼の名はマイケル・ジャクソン。今世紀最大のスーパースターだ。

マイケルの名は世界中の人々に知られ、誰もが彼の歌に、踊りに魅せられた。
しかし、彼の本当の姿を知る者は誰もいなかった。
彼の私生活は、まさにミステリアスな伝説に包まれていたのである…。

「ムーンウォーカー」──それは、無限の宇宙を包み込む大いなる愛の使者。
そして、それこそが、マイケルの真の姿だった。
彼は、愛を踏みにじり、平和を乱すすべての悪と闘うため、銀河系に派遣されていた。
そして、ミュージシャンという仮の姿で、活躍していたのである。

そんなある日、何人もの子供達が誘拐されるという事件が起きた。
おそらく世界征服をたくらむ暗黒組織のしわざにちがいない。
組織のボス「ミスター・ビッグ」はかねてから、マイケルを狙っていたのだ。

悪の組織とそのボスをたたきつぶすため、マイケルの闘いが始まった。
宇宙空間では最高のコスモパワーを発揮できる「ムーンウォーカー」。
しかし地球上で最大限のコスモパワーを発揮できるのは、流れ星が頭上を横切ったときだけだ。
そして、子供たちの”純粋な愛の心”しか、マイケルに愛のエネルギーを補給できないのだ。

マイケルは秘められたパワーに望みを託し、子供達を救出するために、立ち向かうのだった…。

こちらはシンプルなサイドビューで、ジャンプ可能。
マジックは3種類になり、ライフを消費する形式。アーケード版同様のダンスマジックもしっかり使える。
敵を攻撃する時に手足から出ている白い光は「コスモパワー」であり、これで悪人を浄化しているのだ。
決して蹴り殺しているわけではない。
ハットマジックを食らった敵が爆死しているように見えるのはミネウチ気のせいである。
上記の設定のとおり攻撃する度にパワーを消費し、子供を救出する事でゲージを回復させる。
救出した子供はコスモパワーに乗ってネバーランドに送られているらしい。
また、こちらもやっぱりロボットに変身するが、変身可能な場面は限定されている。

ぶっ飛んだ内容に思えるかもしれないが、アーケード版と同じく原作再現である。
原作を知らないとただのバカゲーにしか見えないが、知っていると細部に至る異様な再現度に感動を覚えるほど。

また、ドリームキャスト及びプレイステーション2で発売された『スペースチャンネル5 part2』で登場する、
「スペースマイケル」のキャラ監修及び声は全てマイケル・ジャクソン本人である。

以前からセガのファンであったマイケルは、自宅に当時としては一個人で所有するには巨大すぎる
『ギャラクシーフォースII』の筐体を所有する程のセガゲームのファンであり、
上記のゲーム企画や監修等を自ら進んで引き受けていた。

実は当初、マイケルの出演作は『ムーンウォーカー』のみでは終わらせずに、
さらに数本を作るという事がマイケルとセガの間で約束されていたのだが、
90年代に入ってからのマイケルに関するネガティブなニュースの影響などからセガ側が及び腰になり、話が立ち消えになっていた。
セガ側はこれをさほど重視せずに放置していたがマイケルの方は忘れておらず、
ある時とうとうマイケルサイドがセガに連絡を入れると、たまたまそれが「ダンスと音楽で世界を救う」という、
マイケルにとっては非常に興味の持てるテーマのソフトの開発期間中の出来事だった…という事らしい。
無論、そのソフトが『スペースチャンネル5』である。

余談だが、セガの看板キャラであるソニック・ザ・ヘッジホッグの履いている靴は「マイケルから貰った」という裏設定があったりする。
また、海外のフリーホラーゲーム業界では、何故かモンスターになってプレイヤーを追いかけ回すというゲームが作られている。
Ayuwoki
怖くない方


MUGENにおけるマイケル・ジャクソン

leeggy10氏がメガドライブ版『マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー』のキャラを製作。
ライフを消費して敵を踊らせるマジックなども再現されている。
氏のブログからはDLへは辿り着けないので、Googleで検索しよう。
参考動画

出場大会



最後に、当然の話だがマイケル・ジャクソン氏は実在する人物であり、しかも故人である。
晩年は不名誉な形で話題にされる事が多かったとはいえ、その大半は事実無根な誹謗中傷であり、彼自身有罪になった事は一度も無い。
当人や遺族に迷惑を掛けたり、純粋なファンを不愉快にさせたりするような事が無いよう細心の注意が必要である。

マイケルが世界的な著名人である事を忘れず、マナー的な意味でも法的な意味でもトラブルを招かないように、
使用する場合はあらゆる意味でくれぐれも気を付けて欲しい。


最終更新:2023年05月15日 07:11
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