アクションゲーム『マイティアクションX』のライダーガシャットを使用して変身する初期フォーム。
上で述べたとおりの ずんぐりむっくりしたSD体型のフォームであり、
変身した永夢本人ですら最初には困惑の叫びを上げていた。
しかしながら驚くべき事にこの体型で飛んだり跳ねたりの見事なアクションが可能である
(なおご覧のとおりの体型という事もあり、このフォームのみいつもの 高岩成二氏ではなく別に専門のアクターが入っている)。
固有能力として空中にブロックを生成して足場にする事ができ、
原作ゲームのマイティの得意技である 超高速のローリングアタックが使える事もあり、
スペック値も歴代の弱フォームと比べればそれほど低くない…どころかパワーだけならレベル2よりもスペックが高い。
なお、レベル1のスペックはどのライダーも同じ数値である。
単なる不完全体ではなく、バグスターウイルス感染症(ゲーム病)が進行し、
患者を取り込んで実体化したバグスターウイルスの集合体・バグスターユニオンは、
この形態で攻撃しないと患者を分離出来ない(=患者を殺してしまう危険がある)ため、設定的に重大な意味合いを持った初期フォームである。
中盤ごろからユニオンを介さずにバグスターが勝手に分離するようになったので結局出番は減ったものの、
「患者とバグスターを分離出来る唯一のフォーム」であるため、終盤意外な場面でこのフォームが再登場した。
マイティジャンプ! マイティキック! マイティマイティアクション! エックス!!
ゲーマドライバーのレバーを手前に開いて 「X」なだけに
大変身
」し、レベルアップした形態。ページ冒頭の姿。
レベル1からガワが外れて前後反対向きに手足を伸ばし、 背中にレベル1の顔(目は消えている)がひっついた姿になる。
この段階で仮面ライダーらしいスマートな等身になっている。 それでも顔のせいでライダーに見えない
患者からユニオンが分離すると独立した怪人態となり(この状態でも患者とのリンクは切れていない)、
その相手にレベル1では力不足であるためこちらが基本のフォームとなる。
使用するのはハンマーモードとブレードモードを切り替えられる可変武器、ガシャコンブレイカー。
この形態になって平成ライダーとして標準的な戦闘能力が備わる一方で、
患者とバグスターを分離させるにはレベル1が必須と一概に強化フォームとは言い難い姿である。
キメワザ(カットイン付きの必殺技)は脚にエネルギーを集中させて放つ飛び蹴り「マイティクリティカルストライク」で、
当たった後は空中に止まったまま連続蹴りを食らわせ、最後に標準的なライダーキックで締める。
ガシャコンブレイカーのキメワザは「マイティクリティカルフィニッシュ」。
ハンマーモードだと直接殴る他、地面を殴り衝撃波を発生させる事も可能で、ブレードモードは高速の 縦回転斬り。
前髪の部分は無駄に強度が高く破壊不能という設定 だが、スーツは日焼けで変色している。
ぶっ飛ばせ!突撃! ゲキトツパンチ! ゲ・キ・ト・ツ・ロボッツ!!
レベル2時に更に ロボット対戦ゲーム『ゲキトツロボッツ』ガシャットを追加で装填して 「大・大・大変身」し、
小型ロボット風の「ロボットゲーマ」を出現させ、変形して強化パーツとして装着され完成するレベルアップ形態。
赤い装着パーツのおかげでなんかますますファイターロアっぽく
左腕がロボットアーム風のガントレットとなり、内部の拳を打ち付けた衝撃を十倍に変換し強力なパンチを繰り出せる。
アーム部分はブースターが付いているため ロケットパンチも可能であり、アームの握力も50tと凄まじい。
…最初に登場した強化形態の宿命ゆえか、次の強化形態がすぐ登場したため寿命(出番的な意味の)が短い形態であるが。
キメワザはロケットパンチしつつ相手に接近し、怯んだ相手に向かってアームを装着しつつ殴りつける「ゲキトツクリティカルストライク」。
ド・ド・ドラゴ!ナーナナナーイト! ドラ!ドラ!ドラゴナイトハンタァ~! ゼェーット!!
ハンティングゲーム『ドラゴナイトハンターZ』ガシャットを追加で装填し 「大・大・大・大・大変身」するレベルアップ形態。
歌はこんな&歌手は同じだが七つの竜の球で願いがかなう漫画のゲーム化ではない
厳密に言うと、この「レベル5」には装着パーツをすべて装着した「フルドラゴン」と
ドラゴンを模した頭部から胸部にかけてのパーツを装着した「ドラゴンファング」の二種類が存在する。
キメワザは頭部パーツから連続で火球を放つ「ドラゴナイトクリティカルストライク」。
当初永夢は「フルドラゴン」を使用していたが、強力すぎるパワーをコントロール出来ず暴走してしまう。
この『ドラゴナイトハンターZ』というゲーム、 『モンハン』『 怪獣バスターズ』みたいに複数人でプレイするのが基本であり、
ガシャットが 分身して他のライダーと共有出来るという機能が発動する事で4人のライダーで装着パーツを分担し、
暴走の危険を免れつつの協力プレイが可能になっている。
更に協力プレイ時はプレイ人数分戦闘力の上昇する リンクバースト「ドラゴフォースリンク」が発動するため分割分を補える。
経験を積めば暴走する事なくフルドラゴンで戦えるが、この機能もあって フルドラゴンよりも4人で変身した方が総合的に強い。
…というかスペック自体も分割状態の方が高いため、フルドラゴンの利点はパーツの多さと直結した攻撃方法の多彩さ、耐久力の増加しかない。
フルドラゴンだと レベル5のパワーよりも必要なエネルギーや負う反動が大きくて不安定なのだろうか。
これ以上のレベルのガシャットはより毒性が強かったり使用者が限られるものであり、常人が使える限界はここまでのようだ。
俺がお前で!お前が俺で!(ウィーアー!)マイティ!マイティ!ブラザーズ!(ヘイ!) ダブルエーックス!!
『マイティブラザーズXX』ガシャットで変身する強化形態。
レベル1に似た体系のレベルXから 「だーい変身」から 「ダブルアップ」して 二人に分裂し、頭部が分割されて両名の肩に装着される形で変身する。
ゲージが3本になって アマゾンズ3体がかりの イジメ猛攻にギリギリで耐えられる体力がある。
R(右側)が橙色で一人称が『俺』、L(左側)が緑色で一人称が『僕』と、所謂分身の術と違って互いが別人格であり、
彼とはまた違った方向で「二人で一人の仮面ライダー」でもある。 先行登場の平成ジェネレーションズでは同一人格のようだったけど
レベル1と同様ブロックの生成能力を持ち、片方が相手をブロックの上に引きつけもう一方が ブロックを下から叩き攻撃なんて事も可能。
専用武器のガシャコンキースラッシャーはブレード(緑)・アックス(オレンジ)・ガン(黄色)の3つのモードを使い分けられる。
変形すらしないしブレードとアックスの使い分けの意味が分からないが
分身しても基本的には一本しか無く、二人で使いまわしたり別のガシャット由来の武器を併用したりして戦っている。
キメワザは「マイティダブルクリティカルストライク」。
同時に飛び蹴りを食らわせた後連続攻撃を叩き込みつつレベルXに戻り相手を打ち上げ、
締めに再びレベルXXになってWライダーキックを食らわせるという明らかに オーバーキルな技(本人達にも自覚有り)。
ガシャコンキースラッシャーに『マイティブラザーズXX』ガシャットを挿入するとキメワザ「マイティブラザーズクリティカルフィニッシュ」が発動、
それと共にガシャコンキースラッシャーが2本に分裂し、二人でそれぞれ装備してX状の斬撃を連続で飛ばす。
更なる強化フォームが登場しても武器自体は継続して使用され、
また設定的にも終盤まで重要な意味を持つという、単なる中間フォームに留まらない珍しいフォームである。
なお、作中では使用していないが前形態のレベルXにはレベル1同様バグスターの分離機能があるらしい。
ヒーローらしいオレンジやグリーンとは違う不思議な色合いをしているが、これには 隠された意味がある。
レベルマーックス! 最大級のパワフルボディ! ダリラガーン!ダゴズバーン! マキシマムパワー! エーックス!!
『マキシマムマイティX』ガシャットを使用して 「マックス大変身」した強化形態。
本体の仮面をそのまま巨大化させたような強化スーツ「マキシマムゲーマ」に身を包んだ姿。
パワーや頑丈さに留まらず見た目に反し走力にも優れ、蛇腹状の手足を伸ばす事も可能。
おかげで高スペックライダーがたまに言われる「バイクに乗るより走った方が早い」を作中で実践してしまい余計にバイクが(ry
そして「リプログラミング」機能によりバグスターのデータを書き換える事が出来る。
キメワザは地面を殴り衝撃で浮いた相手にリプログラミング付きの飛び蹴りを叩き込む「マキシマムクリティカルブレイク」。
ガシャコンキースラッシャーに『マキシマムマイティX』ガシャットを挿入するとキメワザ「マキシマムマイティクリティカルフィニッシュ」が発動、
ブレードモードだと巨大なエネルギーの刃、ガンモードだとビームになる。リプログラミングは『マキシマムマイティX』ガシャットの機能なので、
ダブルアクションゲーマーや後述のムテキゲーマーでもマキシマムマイティクリティカルフィニッシュを使えばリプログラミングが可能となる。
緊急脱出が可能で、脱出後も見た目はレベル2だが能力はレベル99のままなので 撮影の都合上小回りが利くこちらがよく使われる。
またマキシマムゲーマは オートバジンのように自律行動ができ、それを活かして脱出した本体との連携プレーも可能。必殺技は 目ビーム。
大型メカだが パワーダイザーや スイカアームズなどと違いスーツが制作されており、実際にレベル1と同じアクターが動かしている。
風通しが良く物置きスペースもあって割と快適らしい。
撮影の都合上あまり動か(け)ないが。視聴者からは生きた動きとのそのそしてじっと見てるだけの姿からマキシマムくんと呼ばれマスコット状態に。
あとゾゴックというあだ名も付けられている
ドッキーング!パッカーン!ムーテーキー! 輝け!流星の如く!黄金の最強ゲーマー! ハイパームテキエグゼイド!
『マキシマムマイティX』ガシャットに あらゆる攻撃が一切効かない、主人公最強の無双ゲーム『ハイパームテキ』ガシャットを合体させて、
「ハイパー大変身」する最終フォーム。
レベル表記が無いのは(本来)最強の隠しライダーであった仮面ライダークロノスと同様 レベルの概念を超越した存在であるため。
変身時には 牙狼チックな変身音と共に「マキシマムゲーマ」から射出され、黄金の星を纏い登場する。
平成ライダー最強クラスのスペックに光速と形容される程のスピードを誇り、
所謂 スーパーアーマーこそないものの常時無敵でノックバックやダウンはしてもあらゆるダメージを受けず、
即死属性の攻撃を受けると自動的にワープ回避が発動、時間停止を含む特殊能力や状態異常も受け付けない。
変身動作に入った時点で効果が発揮され妨害が効かず、さらにライバルや幹部怪人によくあるワープでの退場を
空間から引きずり出して阻止してしまう
など、
特撮のお約束レベルの現象やそのお約束破りさえも寄せ付けない。
「次なんてない。敗者に相応しいエンディングを見せてやる…!」
その上 自分の当たり判定を弄る事で攻撃多段ヒットや無限ジャンプが可能など、 MUGENの狂キャラもかくやとばかりの能力を持つ文句無しの最強形態。
ここまでくると 武器を使うより素手の方が強そうだが、判定操作は武器にも適用される上に武器のダメージを10倍に上げる能力まで持っている。
頭部の髪状のパーツ「ハイパーライドヘアー」もれっきとした武装であり、振り回して斬撃や竜巻を起こしたり 伸ばして相手を拘束したり出来る。
形状がライダーゲージと同じ…という事は、これ全部が具現化した ライフバーだと思われる。
キメワザはハイパーライドヘアーに 貯蔵した余剰エネルギーを開放する事で全身を輝かせ、
ただでさえ高い能力を二倍に上げて繰り出す乱舞「ハイパークリティカルスパーキング」。素手でも武器でも使用可能。
攻撃中のダメージは皆無のため迎撃しようとする相手がある程度打ち合えているように見えるものの実際は一方的に攻撃しており、
終了時に「究極の一発!」の音声と共に与えていたダメージが多段化で増幅された上で一斉に相手を襲う。まさに お前は既に死んでいる。
明らかに「一発」じゃなくて何十回もダメージ表示出てる?気にするな!
これだけの強さでありながら、ライダーとしての戦闘があくまでも患者最優先な医療行為の一環という事もあって、
レベル60の一般怪人相手だろうが レベル99のライバルライダー相手だろうが一切出し惜しみせず初手で使うため、
終盤はずっと ラスボスがいかにハイパームテキを攻略するかで血眼になって悪あがきする様が描かれ続けるほどであり *6、
公式サイトのデータベースでもラスボスの最終形態でようやく「ムテキゲーマーと互角に渡り合える」と掲載されるレベル
(実際に「主人公が」ラスボスと互角ではなく「ラスボスが」主人公と互角という書かれ方)。
後の冬映画の敵さえも、エグゼイドがムテキの力を使えるが故に一番の障害と認定していたほどである。
数少ない弱点といえば、作中キャラからも視聴者からも一貫してガシャット名のハイパームテキ呼びであり、
本来の名称であるムテキゲーマーが誰にも呼ばれないぐらいだろうか。 本作ライダーの大半に共通する事だが
なお、『ハイパームテキ』ガシャット単体でもゲーマドライバーで使えば十秒間だけ無敵状態になれる。
これは単体だと姿が変わらないのでハイパーライドヘアーに余剰エネルギーが貯蔵・発散出来ず オーバーフローで自壊しない限界時間が十秒のため。
そのため複数人での回しプレイは出来るものの、個人での即再発動は不可能。
2021年の映画『ビヨンド・ジェネレーションズ』では、精神体として未来にやってきたユーリが変身するクローンライダーの1体として登場。
1人だけ最強フォームというインパクトのある絵面であった。
小説「~マイティノベルX~」に登場した小説版限定フォーム。
挿絵は無いが、外見は「白いエグゼイド」と解説されており、
後にマイティノベルXガシャットがプレミアムバンダイから発売されたのと共に設定画が公開された。
目とドライバー、武器として使用する毛筆以外は白黒で統一されたモノクロームなデザインで、
髪部分が先端だけ黒く着色された事で墨を付けた毛筆のようになっているのが特徴。
マイティノベルXガシャットは本来はゲーム用で変身用のプログラムは搭載されていなかったが、
永夢がデータを書き換えたことにより、この形態が実現した。
マイティノベルXが「永夢の人生を過去から描きその未来をエンディングとするノベルゲーム」である事が拡大解釈され、
永夢が発言したことが未来の展開となる、つまり永夢の言葉がそのままありとあらゆる理屈を無視して実現する因果律操作系の能力を持つ。
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