メリア・エンシェント とは、【ゼノブレイド】のキャラクター。
メリア・エンシェント |
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他言語 |
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初登場 |
【ゼノブレイド】 |
白髪で紫の服を着た【ハイエンター】?の女性。
純粋なハイエンターではなく【ホムス】?との混血。
長命なハイエンター故に少女のような見た目とは裏腹に実年齢88歳と非常に高いが、ホムスにおける17歳程度に当たる。
テレシア討伐のためマクナ原生林に来ていたが、テレシアとの戦いで幼い頃から苦楽を共にしてきた4人の従者を失い、彼女自身も疲弊し倒れていた所を【シュルク】一行に保護される。
そのままシュルクによってテレシアが討伐されたのをきっかけに彼らと行動を共にするようになる。
性能としては所謂魔法使い枠で、エレメントを召喚して味方の能力を向上させたり、召喚したエレメントを発射して攻撃を行う。物理攻撃が通らない相手には彼女の出番。
攻撃からバフ・デバフ、回復まで一通りこなせる万能キャラだが、見た目とは裏腹に素早さが低いため回避に問題があり、HPもパーティ内最弱なのでとにかく撃たれ弱い。
腕力は弱い方だがきちんと物理属性のアーツも存在しており、杖で突きを入れる「スピアブレイク」で怯ませ、跳び膝蹴りをお見舞いする「スターライト・ニー」を放てば、崩しコンボを入れずとも相手を強制転倒させられる。
やれることの幅が広すぎるせいでAIが対処しきれないため、真価を発揮したいのならプレイヤー操作にしたいところ。
実はハイエンターにしてハイエンター族の第一皇女であり、テレシア討伐もそのための試練の一環のようなものであった。
皇女の掟によって意図的に作られたホムスと混血であり、ハイエンターの中には純血ではない彼女が王位を継ぐことに否定的に見る者も少なくない。
本人もそのことに対して少なからず引け目を感じており、尊大な口調はその裏返しであり、せめて人の上に立つものに相応しくあろうと努力を重ねる真面目な性格の持ち主である。
王家の者からの評価は高く、名君と称えられる父ソレアンには次期王位継承者として認められており、異母兄弟のカリアンも妹である彼女が自分を差し置いて王位に就くことに何ら異を唱えていない。
しかし、カリアンの母にして純血主義者の光妃ユミアからは快く思われておらず、彼女の隠し子にして巨神教異端審問官の刺客であるタルコに殺害されかけた一幕もあった。
監獄島に襲撃した黒いフェイスによって父ソレアンが殺害されたのをきっかけに、本格的にシュルク達と共に巨神界対機神界の戦いに臨む。
冒険を通じて、密かにシュルクに想いを寄せるようになるが、シュルクと【フィオルン】の深い絆を前にして「敵わないな…」と諦めている。
余談だが、戦闘においてはシュルクもメリアもAI操作だと雑なアタッカーになりがちでその汎用性の高さを発揮できず、敵からのヘイトが偏りがちなため、パーティで同時に使うとなんとも相性が悪いのがしばしばネタにされる。
機神界との戦いは機神兵を率いるエギルと和解で幕を降ろすも、全ての黒幕であるザンザが復活。
ザンザの復活と共に放出された大量のエーテルの影響で、メリアのようにホムスの血を引く者を除き、巨神界に住む純血のハイエンターは全てテレシアと化してしまい、故郷アカモートもテレシアの巣窟となってしまう。
ザンザを倒して迎えた「神なき世界」では生き残ったハイエンターを含め、ホムスやノポン族、そしてマシーナ達、巨神界と機神界の全ての者が力を合わせて共に歩んでいく世界を見て
「シュルクやメリア達と共に過ごしたおかげで私は多くの物を見、聞き、今ここにいることができる」とフィオルンに語っており、「神なき世界」と共に新たな未来を進むことを誓っていた。
以上のように、彼女自身は特に不満に思っていないものの、シュルクへの恋心が実ることはなく、故郷に住むハイエンターはその殆どが相互理解不可能な怪物と化し、父ソレアンは未来を覆すこともできず目の前で命を落とし、兄カリアンに至っては自らの手で命を奪うことになるという散々な境遇である。
そんな境遇にあっても決してへこたれずに前に進む姿勢が評価されており、メインヒロインのフィオルンに勝るとも劣らない高い人気を誇る。
ハナJKのアシストコアの衣装「ハナJKパープルカスタム」がどう見てもメリアを意識したものとなっている。
本人は登場しないがニアが彼女をオマージュした要素をかなり持っており(*1)、早々と諦めてしまった彼女と違って、主人公のレックスに堂々と告白した末に玉砕したため「新たな負けヒロイン枠」「メリアの後継」等とネタにされまくっていた。
……のだが、発売から3か月後のアップデートで追加されたアドバンスドニューゲームモードのエンディング(というかタイトル画面)で一気にその印象が覆され、その他の展開でもホムラ・ヒカリに次ぐ第三のヒロイン的な扱いを受けていることが多くなったため、告白もせずに大人しく引き下がった彼女の負けヒロインっぷりが際立つ結果となった。
本編シナリオとしてはこれといった出番の変化はないが、グラフィックの向上により他の女性キャラ同様掛け値なしの美少女となった。
追加シナリオ「つながる未来」ではあらたな衣装で登場し、なんと
明確に主人公として扱われている。
本編終了から1年後、巨神崩壊時行方不明となっていたかつての故郷皇都アカモートを発見し、シュルクと共に冒険に出る。
テレシアにならずに生き残ったハイエンターたちを一つにまとめ、新たな脅威から皇都を取り戻す彼女の奮闘が描かれている。
とっくに諦めているだけあってシュルクへの恋は結局実らなかったが、見方を変えれば無印の段階では悲惨すぎる境遇のままぶん投げられた彼女、そしてハイエンターにとって明るい未来を切り開くことができたため、本編における不憫な印象がかなり払しょくされた。
ノア達が所属するケヴェスの女王として登場。デザインが斎藤正嗣のものになっており、目がくっきりと描かれえていた『DE』のそれとは大分異なるアニメチックなビジュアルに。
各コロニーを取り締まる執政官の更に上に君臨し、居城以外で姿を拝めるのは10期生をおくる成人の儀の時のみとされている。
PV第1弾で懐かしの仮面姿のままいかにもなヒールムーブを見せつけ、シリーズファンを驚かせた。
ウロボロスと化したことでケヴェス・アグヌス両陣営の敵となったノア達に情状酌量の余地もなく抹殺命令を下す等、『1』の頃とは大違いの冷酷な女王のように振舞うが、
中盤にて、日頃見せている姿は執政官ことメビウスによって作られた、彼らにとって都合がいいことをしゃべってもらうだけの機械仕掛けの人形だったことが判明。
本編より遥か昔に、クラウスの実験によって分かれた『1』と『2』の世界が、互いを求めあうように一つに戻ろうとし、それが一つに重なった瞬間に2つの世界が消滅することを知る。
それを避けるためアグヌスの女王ニアと協力し、2つの世界の消滅を避けられる超巨大装置「オリジン」をそれぞれの国で作り上げ、
世界が完全に重なるその瞬間に起動するつもりだったものの、先の見えぬ未来を進むことを恐れる人々の意志により生まれた「ゼット」により世界そのものが停止。
オリジンの起動権を持つメリア自身もゼットに囚われたことで、オリジンはゼット率いるメビウス達の所有物となり、『1』と『2』の世界が融合したまま時が止まり続け、人々がメビウスの糧となるために争い続ける世界、アイオニオンが生まれてしまう。
ノア達の手によってオリジン内部から救出された後は改めて真のケヴェスの女王として君臨し、未来に進むことを阻むゼットとの最終決戦に臨んだ。
ゼット撃破後、オリジンによってアイオニオンの時が動き出し、二つの世界が元に戻る直前、自身の部屋にひっそりと飾られていたシュルクのモナドレプリカを眺めながら、嬉しそうに微笑んでいた。
クリア後のデータでケヴェス城に行くとヒーロー枠でパーティ入り。
戦闘システムこそだいぶ異なるものの、1を彷彿とさせるエレメント技の数々や代名詞でもある「スターライト・ニー」は健在である。
単純なエーテルダメージ火力だけでも強力だが、味方の与ダメージ全体を底上げする「エーテルの神髄」が非常に優秀。
エンドコンテンツ「ダイセンニンの大魔境」では是非パーティに加えたいところ。
メインシナリオ上での出番が多かったニアとは対照的にクリア後のイベントに力が注がれており、
様々な方面から統治者として辣腕を振るう、無印時代に比べて立派に成長した女王の姿を見せてくれる。
アイオニオン成立から1000年以上経過していることもあって、彼女の顔見知りといえる存在はほぼいなくなっているのだが「彼らが残したものを守っていきたい」と語っている。
その一方で一人で皆のために尽くしすぎる点を見たノア達から「もっと仲間として自分たちに協力させてほしい」と言われた際に、かつて同じことを言ってくれたシュルクとフィオルンのことを思い出すなど、相変わらずな一面も。
『新たなる未来』実装後のDLCで壮年期版シュルクが実装されたため「ダイセンニンの大魔境」においては再びパーティを組むことも可能に。
本作のシュルクはディフェンダー特化キャラなため役割を食い合うこともなく、『1』の頃に比べると無理なく同時期用出来る。
【シュルク】の色替えで彼女の服の色を意識したものがある。
シュルクの色替えで彼女の髪と服の色を意識したものがある。
スピリッツとしても登場。
スピリッツバトルでは相手は【パルテナ】