マリオカートWii
とは、【Wii】用のゲーム。
概要
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Mario Kart Wii (英語)
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【Wii】
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Wii用12cm光ディスク
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アクションレース
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任天堂
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任天堂
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紺野秀樹
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大八木泰幸
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1~4人 2~12人(インターネット通信)
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2008/04/10 (日本) 2008/04/27 (北米)
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5,524円(税別)
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CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(全年齢対象)
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Wiiハンドル
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ニンテンドーWi-Fiコネクション
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マリオシリーズ
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361万本
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3,738万本
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【Wii】向けに発売したマリオカートシリーズの6作目。
Wiiリモコンをハンドルに見立てた操作に新たに対応し、「Wiiハンドル」というWiiリモコンをはめるリング状のデバイスが同梱された。
新しい乗り物として【バイク】がシリーズで初登場。「ウィリー」操作で直線に強く高性能。
それ以外の箇所は前作【マリオカートDS】のブラッシュアップ版となり、基本部分は同様。
今回は通常プレイでは4人まで、ニンテンドーWi-Fiコネクションによる通信プレイでは最大12人まで遊べる。
ゲームバランスには粗が多いもののパーティーゲームの決定版として大ヒットとなり、当時ではシリーズ最高の世界販売数を記録。2021年に【マリオカート8 デラックス】の売上が更新されるまではトップの記録だった。
【Mii】が『マリオカートシリーズ』に初参戦した。
ゲームシステム
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ハンドル操作
本作における目玉要素。横持ちしたWiiリモコンをハンドルに見立てて傾ける操作に対応した。Wiiハンドルというリング状のハンドルがソフトに付属しており、それにWiiリモコンをセットする事でより安定した動きが可能。より自分で運転している感覚が得られる。
ヌンチャク・クラシックコントローラ・ニンテンドー ゲームキューブ コントローラを繋げば従来通りボタンで操作することも可能。
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金のハンドル(ゴールデンハンドル)
Wi-Fi対戦でWiiリモコン操作で100回以上プレイしており、Wiiリモコンの使用率が50%を超えている場合、ニックネームの右側にあるハンドルのマークが金色になる。
ハンドル操作を多用している証となる。
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バイク
本作の大きな追加要素の1つ。一部キャラクターはライダースーツに着替える。
タイプはドリフトとハングオンの2種類で、ハングオンタイプはドリフト時に鋭く曲がる特性がある。
特殊な操作として、ハンドルを手前に引く(Wiiリモコン以外は十字ボタン上)と一定時間「ウィリー」をすることが可能。ハンドルは切れないが直線距離で速く移動することができる。
ウィリー中は最高速度が少し上がるが、他のマシンなどに接触するとバランスを崩して減速してしまう。
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ドリフト変更
プレイヤーが自身で「オートドリフト」と「マニュアルドリフト」を選ぶことができる。
「オートドリフト」はいわゆる初心者向けでカーブでハンドルを切ると自動でドリフトをするが、ミニターボやスーパーミニターボには繋げられない。減速回避のステータスが100固定化されてハンドルを切っても一切減速しない効果もある。
「マニュアルドリフト」ではBボタンや1ボタンで小ジャンプを発動させてからでないとドリフトができないが、後述のミニターボ、スーパーミニターボを発生させ加速することができる。
一見するとマニュアルの方が優秀だが、一部コースではオートの減速回避で好タイムを記録しやすくなる事もある。(ただし世界記録はほぼマニュアルに占められている。)
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ミニターボ
ハンドルを連続で切ってミニターボを行うものから一転、【スーパーマリオカート】の頃の一定時間ドリフトを行ってから解除すると加速する形へと先祖返りした。これによりここ数年使われていた直線ドリフトは使用不可となった。
ハンドルを内側に切るほどタイヤから火花が早く出るようになり、火花が青色になった時点でミニターボが発動可能になる。
カートのみ、長時間ドリフトを行うと火花の色が変わり、より長時間の加速ができる「スーパーミニターボ」を使える。
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スピンターン
ブレーキとアクセルを同時押しすると、その場で前後に進まずに回転ができる。
そのまましばらくすると火花が出始め、ブレーキを離すと向いている方向にターボをかけられる。
復帰時等に有用。
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ジャンプアクション
坂や段差でジャンプする際にWiiハンドル(Wiiリモコン)を振ることでジャンプアクションをすることができる。成功すると着地時に加速することができる。
Wiiリモコン以外では十字ボタン上、十字ボタンの左右、十字ボタンの下でドライバーのポーズが変化する。
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最大12人同時対戦
オンライン対戦限定だが12人同時プレイが可能。
これは【マリオカート ダブルダッシュ!!】のLANケーブル対戦を除けば、『マリオカートシリーズ』で最大の対戦人数を誇る。
オフラインでは今までと同じ最大4人対戦になる。
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Wi-fi
【マリオカートDS】のようにニンテンドーWi-fiコネクションに対応しているため世界中の人と対戦が楽しめる他、タイムアタックでワールドグランプリを競うことも可能。マリオカートWiiチャンネルを始めるとすぐにこの画面に行くことができる。
また、マリオカートチャンネルから大会に参加する事も出来た。
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ライセンス
本作はゲーム開始時に「ライセンス」と呼ばれるセーブデータを作成して遊ぶ。最大4つのライセンス(セーブファイル)を作成する事が出来る。この仕様により、『マリオカートシリーズ』で初めて複数のセーブファイルが存在する。
キャラクター
レギュラーキャラクター
軽量級
中量級
重量級
隠しキャラクター
軽量級
中量級
重量級
可変
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【Mii】
AとBの2種類のスーツが存在する。
重量はMii作成時に設定した身長の長さに依存。
マシン
軽量級
中量級
重量級
軽量級
中量級
重量級
アイテム
※が付いているものは装備可能
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バナナ※
バナナの皮を置く。触れるとスピンしてしまう。また、タイミングが合えば投げてぶつけることも可能。
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トリプルミドリこうら※
3個のミドリこうらがマシンの周りを回る。
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アカこうら※
1番近くにいる敵をホーミングする。壁にぶつかると割れてしまう。また、本作から警告音がなるようになった。後方発射時は追尾しない。
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トリプルアカこうら※
3個のアカこうらがマシンの周りを回る。
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【ボムへい】※
投げてから一定時間経つかマシン接近時に爆発する。
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トゲゾーこうら
グランプリモードやVSモードでは1位の相手に、バトルモードでは1番得点の高い相手に向かって飛んでいき、爆発を起こす。途中にいるプレイヤーにはぶつかる事はないが、警告音が鳴る。タイミングよくダッシュすると回避が可能。
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にせアイテムボックス※
時々色の変わるアイテムボックス。1人プレイや赤チームでは赤色のボックスに、青チームでは青色のボックスに変わる。
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ダッシュキノコ
加速が可能。バトル系ミニゲームではふうせん、もしくはコインを奪って増やすことが可能。
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トリプルダッシュキノコ
3回ダッシュ可能。タイムアタックではアイテム欄に最初から入っている。
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パワフルダッシュキノコ
金色のキノコ。一定時間連続で加速可能。
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【キラー】
キラーに変身しコースを駆け抜ける。変身中はコースの中央に沿って移動し、無敵状態になる。途中にいる敵は吹き飛ばすことが可能。
上位になればなるほど加速距離は短くなり、変身中に抜いた相手が多いとすぐに効果が切れる。
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【ゲッソー】
スミでプレイヤーの視界を塞ぐ。キノコダッシュやダッシュ床で振り払うことが可能。
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サンダー
自身より前にいるプレイヤーに雷を落とし小さく変えてしまう。小さい状態で大きいプレイヤーに踏まれると潰されてしまう。巨大化している相手を通常サイズに戻す効果もある。
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スーパースター
一定時間無敵になり、コースを駆け抜けることができる。ダートでも普段と変わらず走行可能。本作からは近くにいるとアイコンと警告音が出るようになった。
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きょだいキノコ
一定時間巨大化することが可能。最高速度が少し上がり、通り過ぎた相手をぺしゃんこにしたり、一部のアイテムなどを無効化しながら走れる。【New スーパーマリオブラザーズ】のものよりは変身時間は短い。近づくと警告音が鳴る。
スター・キラー・サンダーは無効化できず、スターとキラーを受ければ転倒し、サンダーはスピンや小さくなるのは防げるが巨大化が解除される。
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POWブロック
地上にいるプレイヤーをスピンさせる。タイミングよくハンドルを振って(上キーを入れて)ウィリー操作を行うか、空中にいれば回避可能。このウィリー操作による回避はカートでも行える。
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カミナリぐも
プレイヤー上空に一定時間でカミナリを落とす雲が現れる。最高速度が少し上がるが、カミナリに当たると自身が小さくなる。
獲得時に「ブブー」という音が鳴るため、いわゆるハズレアイテムだが、ぶつかる事で移すことが可能。
小さくなった時の時間は上位がサンダーを食らった時のように長め。
ゲームモード
メニュー
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マルチプレイ
2~4人でプレイするモード。途中でWiiリモコンを繋ぐことで追加も可能。
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Wi-fi
インターネット回線に繋ぎ世界中で戦うことが可能。1台のWii本体につき2人まで同時参加可能。
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マリオカートチャンネル
マリオカートチャンネルへ移動し、ゴーストとタイムアタックしたり公式大会に参加できる。
プレイモード
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グランプリ
1人専用。キャラクターと好きなカートとドリフトスタイルを選択肢し、コンピュータ含め12人でグランプリカップの総合得点を競うレース。レース結果などで評価が付く。
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タイムアタック
シングルプレイ・Wi-fiのみ。1つのコースのタイムを競う。
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VS
細かいルールを選択し、好きなコースを選んで対戦することができる。本作ではフリープレイがないため最大32コースまでしか連続して遊べない。
個人戦とチーム戦があり、それぞれ勝利方法が異なる。
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バトル
カートとバイクはどちらもスタンダードタイプしか選べない。必ずチーム戦になる。
脱落の概念がなくなり、制限時間以内にどれだけ得点を稼げるのか競う形式に変更されている。
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ふうせんバトル
2チームに分かれて制限時間内に相手の風船をたくさん割ってポイントが多いチームが勝ち。風船が全て無くなってもポイントが1減ってから復活できる。チーム内での攻撃にはエフェクトがつき、無効化される。
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あつめてコイン
2チームに分かれて制限時間内にコインをたくさん集めてコインが多いチームが勝ち。チーム内での攻撃にはエフェクトがつき、無効化される。
コース
レースコースの周回数は全て3周。
Wiiグランプリ
Wii発のオリジナルコース。スターカップやスペシャルカップは隠しカップ。
キノコカップ
始まりのカップだけあってそこまで難しくはないが、キノコキャニオンなど慣れないとうまく進めないコースもある。
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ルイージサーキット
ルイージのコースらしく平坦でなんの仕掛けもないサーキット。Miiを登録しているとルイージの顔が変わることがある。ゴール直前にはダッシュプレートが複数ある。
Wiiグランプリのコースの中では全長が最も短い。
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キノコキャニオン
巨大なキノコがあり赤いキノコに乗ると大ジャンプする。穴も多いので注意。
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キノピオファクトリー
コース上にベルトコンベアがある。加速するものか逆走しているものか見極めて進もう。序盤はプレス機もある。ダッシュ床がとても活躍する。
フラワーカップ
こちらもキノコカップと同じように前半2つは穴もなく簡単だが後半2つがややトリッキーなコースになっている。
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マリオサーキット
【ワンワン】が住み着いているサーキット。VSモードやバトルモードでの優勝発表に使われるコースでもある。
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ココナッツモール
コース上にエスカレーターがある。こちらもキノピオファクトリーのように逆走か加速かを見極めて進もう。【車】にはMiiが乗っていることもある。
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DKスノーボードクロス
スノーボードに乗ったヘイホーが邪魔をしてくるコース。ハーフパイプがある。坂をうまく利用して加速だ。
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ワリオこうざん
【バサバサ】の飛ぶ炭坑を進む。トロッコにぶつからないよう注意。
スターカップ
地形の変化を利用することもあるコースが登場。
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デイジーサーキット
夕方のサーキット。あまり仕掛けはない。
ルイージ像、デイジー像、ベビィルイージ像、ベビィデイジー像が置かれている。
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ノコノコみさき
急流の流れる岬。流れに飲まれて落とされないよう注意。水中パイプエリアにあるサンダーバーに当たると小さくなってしまう。
曲が4パターン存在しており、コースの位置によって変化する。
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メイプルツリーハウス
巨大な【ハナチャン】がいる。揺れる網でうまく加速しよう。振り落とされないように。
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グラグラかざん
溶岩の煮えたぎる火山のコース。2周目以降(正確には時間経過)はツギハギになっていたコースの一部が崩れる。バグショートカットがある。
スペシャルカップ
穴や仕掛けが多く、ちょっとしたことで順位の変動することが多いコース。
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カラカラいせき
砂漠の中の遺跡のコース。中盤はハーフパイプを利用して砂地を突っ切ろう。2周目になると柱が倒れてきたり、コースが砂で埋まってくる。
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ムーンブリッジ&ハイウェイ
夜の高速道路のコース。前半部分は崖から落ちないように気を付けよう。料金所を通過する部分からコース幅が広くなる。ダッシュ床を使いながら車と【トラック】を追い越そう。バクダンカーにぶつからないよう注意。
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クッパキャッスル
クッパを模した像のあるコース。クッパ像の炎、【ドッスン】や巨大ファイアバーに行く手を阻まれることも。
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レインボーロード
ダッシュ床や穴の多いシリーズ恒例の虹のコース。本作品では分かれ道も登場する。コースアウトすると大気圏突入する。
Wiiグランプリのコースの中では全長が最長。
【スーパーマリオギャラクシー】がモチーフであり、スターピースが浮いていたりする。また、下側に地球も映っている。
レトログランプリ
過去作のリメイクコース。このはカップやサンダーカップは隠しカップ。一部、ショートカットやデザインが変更されているものもある。
こうらカップ
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SFC おばけぬま 2
壁になっている木のブロックに衝突するとそのブロックが落ちていく。ダッシュプレートのデザインはオリジナル版のダッシュバン。
レトログランプリのコースの中では全長が最も短い。
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64 マリオサーキット
ヘアピンコーナー後の砂地にジャンプ台が追加され、土管の縁ではジャンプアクションが出来る。
バナナカップ
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64 シャーベットランド
ジャンプ台やダッシュプレートが追加されている。
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GBA ヘイホービーチ
ヘイホーの海賊船が撃った砲弾が爆発するようになった。
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DS モンテタウン
跳ね橋ではジャンプアクションが実行できる。
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GC ワルイージスタジアム
コース中盤にハーフパイプが追加された。
このはカップ
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DS サンサンさばく
【サンボ】に接触するとスピンする。
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GBA クッパキャッスル3
観客の【カメック】がいなくなっている。
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64 DKジャングルパーク
ダートに入っても木の実が飛んでこなくなった。ジャンプ台でショートカットが出来なくなった。洞窟内に減速する泥がある。ジャンプアクションが実行できないコース。
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GC マリオサーキット
凸凹エリアやゴール直前でジャンプアクションが実行できる。
サンダーカップ
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SFC マリオサーキット3
オリジナル版より少しだけ広くなった。ジャンプアクションが実行できないコース。
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DS ピーチガーデン
終盤にジャンプ台が2個追加された。
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GC DKマウンテン
コース終盤にハーフパイプが追加された。最終コーナー近辺のショートカットは残っている。
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64 クッパキャッスル
ドッスンの総数は固定化し、緑色のドッスンが普通のドッスンに変更され、2回目の橋がジグザグに曲がり、その直後のコーナーを曲がった後の最初の切れ端で溶岩柱が噴き上がるようになった。
レトログランプリのコースの中では全長が最長。
バトルステージ
Wiiステージ
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ブロックひろば
ブロックや銅像のあるステージ。一定時間が経過するとブロックの像が落ちて穴が出来てしまう。
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アクアリゾート
跳ね橋と水位の変化するステージ。水に浸かるとコースアウトする。
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ファンキースタジアム
落ちることのないステージ。坂を使ってのジャンプアクションで戦うまさにファンキーなステージ。そして広い。
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ワンワンルーレット
巨大な【ワンワン】とステージ自体が回転しているステージ。酔わないよう注意。
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ドッスンさばく
巨大なドッスンが中央に構えているアリジゴクのような砂漠のステージ。ドッスンが落ちると一定時間流砂が止まり波が出るためジャンプアクションが可能。端の方にはサボテンがあり、ぶつかるとダメージになってしまう。
アイテムボックスは流砂の中央付近にある。流砂の中央(ドッスンの真下)に来るとコースアウトする。
レトロステージ
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SFC バトルステージ4(ゲーム内ではSFC バトルコース4)
一部のアイテムはブロック越しに攻撃する事が出来る。
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GBA バトルステージ3(ゲーム内ではGBA バトルコース3)
壁が4色で分かれるようになった。
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64 まてんろう
穴が各所に空いているので落ちやすいがジャンプアクションも可能。クセの強いコース。
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GC クッキーランド
クッキーを模したステージ。下手なことしなければ落ちることはない安心なステージ。
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DS ゆうやみハウス
ステージの端は奈落の底に繋がっているステージ。
大会専用ステージ
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ギャラクシーコロシアム
複数の【トゲベーゴマン】と対決する公式大会専用のステージ。現在はこのコースで遊ぶ事が出来ない。
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最終更新:2024年07月07日 02:01