― その頃 部屋のドアの前 ―
友(マ、マジかよ!?)
(あ、あんなに進んでるとは……)
友は俺にエロ本を借りようとするため、俺に会いにきた
そして、ドア越しでいやらしい音が聞こえた友は、ドアを少し開けて部屋を覗いた
するとそこには、ヘルマと俺がキスを何度も何度もしていた
友は目撃してしまったのだ
友(……う~む……また後に呼ぶか……)
友がドア前を去ろうとしたとき
バルクホルン「おい、友」
友「トゥ、トゥルーデ!?」
いきなり現れたバルクホルンに声をかけられた友
友「ど、どうしてここに?」
バルクホルン「ああ、少しヘルマ曹長に用があってな」
バルクホルンはそう言うと、部屋のドアを開けようとする
友「ま、ままま待て!!開けちゃだめだ!!」
友は部屋の中でイチャラブが繰り広げられているのを知っている
だから、部屋の中にバルクホルンを入れてはならないと考えた
バルクホルン「ど、どうしてだ!?」
あもりにも必死に止めようとする友に驚くバルクホルン
友「ど、どうしてもだっ!!」
友はバルクホルンの手をドアノブから離す
バルクホルン「だ、だが…こっちも急ぎの用だからな…」
バルクホルンは友の止めを振り切って、無理やりドアを開けた
友(ああ……終わったな…ゴメン…俺……)
ガチャッ
俺「!?////////」
ヘルマ「!?/////////////////」
バルクホルン「な、なななななな!?///////////////」
友「………あちゃー……」
バルクホルンが見たものは、ベットの上に仰向けで寝ているヘルマとそれに覆いかぶさるようにしてキスをしている俺というものだった
ヘルマ「こ、ここここれは……////////////」
俺「ち、違うんだ!!////////////」
俺たちは慌てて離れて、言い訳をする
バルクホルン「な……ななななな///////////」
バルクホルンは湯気が出るほど顔を真っ赤にしている
そして……
バタン
バルクホルンが倒れた
友「お、おい!?トゥルーデ!?」
慌てて駆け寄る友
俺たちも駆け寄った
俺「大丈夫か!?」
ヘルマ「だ、大丈夫でありますか!?バルクホルン大尉!!」
ヘルマも少し声を張る
バルクホルン「…………///////////」
顔を真っ赤にしながら気絶している
友「…トゥルーデ…どんだけ純情なんだよ……」
どうやらバルクホルンはキスを見ただけで興奮して気絶してしまったようだ
友「まったく……二人でイチャイチャしちゃって……」
友は少しうらやましそうに俺たちを見てくる
俺「………////////」
ヘルマ「………///////」
友「それより2人は付き合ってるのか?まぁ、キスしてるぐらいだし……」
俺「………ま、まぁ……/////////」
ヘルマ「………キス………/////////」
お互いに頬を赤く染める
友「そんなことより、トゥルーデを医務室に運ばないと」
友はバルクホルンを抱き起こそうとする
俺「お、俺も手伝う」
ヘルマ「私も手伝います!!」
友「大丈夫だよ、トゥルーデ軽いから」
友はバルクホルンを医務室へ運んでいった
- 医務室 -
友は医務室のベットにバルクホルンを寝かせた
友「ふぅ…」
バルクホルンは静かに寝息をたてている
気絶したときの真っ赤な顔も今ではいつものバルクホルンの顔へと戻っている
友「……寝てるときは、子供みたいな顔するんだな…」
友は誰も居ない医務室で独りつぶやく
バルクホルンに好意を寄せてから、しばらく経った
しかし、戦友以上の進展はいまだに無い
友「……はぁ……」
自分の情けなさに思わず溜息が出る
その一方で、俺とヘルマは徐々に進展しつつある
以前は友に俺が相談してる立場であったが、今では逆転している
友「……どうやったら…」
友はいろんな悩みを奥に秘めた目でバルクホルンの寝顔を見る
寝顔を見ているうちに、別の思いが浮かび上がり、先ほどの悩みは吹っ飛んでしまった
友「………プニッとしても大丈夫かな?……」
友は淡く赤みのかかった頬をプニプニしたい衝動にかられた
友は女性に触ることなど、ほとんど無かった
なおさら触りたい欲求が高まる
友「……誰も居ないよな?……」
友はベッド脇の椅子に座りながら、周りを見渡す
友「……さ、触るぞ…トゥルーデ……」
友は鼓動が高まる度に手の振るえも大きくなっていく
そして、恐る恐る頬へ人差し指を近づける
友「…………」
プニッ
友の指はバルクホルンの頬を軽く押した
想像以上に柔らかく、潤っていた
友は肌に触れた指が蕩けるほどの快感を覚えた
友「…や、やわらかい…////」
2回、3回とプニプニしていく
バルクホルン「……ん………」
バルクホルンが僅かながら声をあげた
友(ヤバッ!起こしちゃったかな?……)
友は指を動かすのを止めた
バルクホルン「zzz………」
起きることは無く、再び静かに寝息をたてはじめた
友「…危ない、危ない……」
寝たことを確認し、再びプニプニを始める友
友「……はぁ~……すげぇ柔らかい…/////」
友がプニプニの快感に浸っているその時
突然、友の背後から声が聞こえた
そして、その者の人差し指がバルクホルンの頬へ伸びた
ハルトマン「わっ!!本当だ!!柔らかい~」
正体はハルトマンだった
友と同様に笑顔を浮かべながら、プニプニを繰り返すハルトマン
友「ど、どどどどどどうしてここに!?!?」
予想外の出来事が起こり、慌てる友
ハルトマン「ん~ トゥルーデが倒れたって聞いたから、大事じゃないと聞いたけど、一応来てみたんだ」
少し考える仕草を見せながら喋るハルトマン
友「……うへぇ……」
友は見られてしまったことを恥ずかしく思い、椅子から崩れ落ちる
ハルトマン「どうしたの?」
友が崩れ落ちるのを見て、ハルトマンが言った
友「…………」
今の友は魂の抜けたただの変態のようだった
ハルトマン「大丈夫?」
ハルトマンは友を起こそうとする
友「…にゅぇぇぇぇ………」
不可思議な言葉を発しながら、おぼつかない足で立ち上がる友
少し騒がしくなったにも関わらず、バルクホルンは静かに寝息をたてていた
ハルトマン「ん~ そういえばさ、友ってトゥルーデって呼んでるよね?」
友「……うん……」
気の抜けた返事をする友
ハルトマン「いつから呼ぶようになったの?」
友「…訓練してるとき、結構話したりしたりしたからな…それからかな…」
ハルトマン「ふぅん、そうなんだ」
ハルトマンが喋り終えた後、少しの沈黙が医務室に流れた
ハルトマン「友ってトゥルーデのこと好きなの?」
沈黙を破るかのようにハルトマンが友に喋りかける
友「な!?///// そ、そんな訳…ない……///////」
さっきまでの気の抜けた返事とは違う、焦りの混じった声をあげる
この焦りを見逃さなかったハルトマン
ハルトマン「本当にぃ~?」ニヤニヤ
笑みのかかった顔で友を見つめる
友「ほ、本当…だよ……///////」
思わず顔をハルトマンからそらしてしまう友
ハルトマン「正直に言ってよぉ~」
友の耳元で息を吹きかけるように喋るハルトマン
友「く、くすぐったいから!!//////」
友は右耳を押さえながら、ハルトマンから遠ざかる
ハルトマン「正直に言わないと、キスしちゃうぞ~」
ハルトマンは友との距離をじりじりと詰めてくる
友「な、なにぃ!?/////////」
キスを迫ってくるハルトマンに驚いた友
ハルトマン「早くしないと……」
その間にハルトマンの顔が迫ってきた
友「わ、わかった!!////////は、は、話すから!!//////////」
ハルトマン「よし!」
ハルトマンは迫るのを止めた
ハルトマン「それで、友はトゥルーデのこと好きなの?」
友「…………///////////」
友は無言でうなずく
ハルトマン「ふ~ん、そうなんだぁ~」ニヤニヤ
友「だ、誰にも言わないでくれよ…////////」
ハルトマン「わかってるって!!」
友「………/////////」
顔を真っ赤にしながらうつむいている友
ハルトマン「もう、キスとかしたの?」
友「す、するわけないだろ!!/////////」
ハルトマン「えぇ!?好きなのに?」
友「好きって言っても……/////// たぶん、片思いだろうし…//////」
ハルトマン「ってことは、告白もまだってこと?」
友「ま、まぁ……//////////」
ハルトマン「意気地なしだなぁ~」
友「うぅ……」
ハルトマンに言われたことに少しショックを受ける友
ハルトマン「………よし!私に任せて!!」
手をポンを打つハルトマン
友「はへ?どういうこと?」
ハルトマン「とにかく私にまかせて~ じゃあねぇ~」
ハルトマンはそう言い残すと、医務室を去っていった
友「どういうこと?……」
友はバルクホルンが寝ているベッド脇の椅子に座り直し、ハルトマンの残した言葉について考えることにした
最終更新:2013年02月02日 12:34