― 日付か変わる頃 ―

バルクホルン(と、友にどうやってプレゼントを渡せば……)

そのことが気になり、なかなか眠れないバルクホルン

バルクホルン(……本当に喜んでくれるのだろうか?……)

バルクホルン(眠れない……少し外へ……)

バルクホルンはハルトマンに気づかれないように、静かに部屋を出て行った


ハルトマンはバルクホルンが部屋を出て行ったことには、気づかなかった

エーリカ(う~ん……友………喜んでくれるかな?)

ハルトマンもバルクホルンと同様に悩んでいた

エーリカ(眠れない……少し外に行って、気分を変えよう…)

ハルトマンも、しずかに足音を立てて部屋を出て行った


― 外 ―

月明かりが海を照らしている幻想的な景色

ハルトマンは海岸近くまで行こうと、歩いていた

エーリカ「ちょっと夜は冷えるね……ん?」

海岸に近づくと、海岸の砂浜に2人の人影が見えた

エーリカ「誰だろ?……こんな時間に」

ハルトマンは気づかれないように、こっそりと忍び寄る


友「はぁはぁ…俺!…あと何往復だ!?!?」

俺「あと…はぁはぁ…10往復だっ!!」

友「…死ぬ~!!!!」

海岸では俺と友が短距離の走り込みを行っていた

エーリカ(な、なんでこんな時間に?)

ハルトマンは夜遅くに走り込みを行っている2人に呆気を取られた

そして、海岸近くにもう一つの人影を見つけた

その人影に接近し、肩をポンと叩いた

バルクホルン「ひゃっ!」

思わず大きい声を出してしまうバルクホルン


俺「ん?」

友「なんだ!?今の声は!?」

響き渡った声に驚く2人


エーリカ《トゥルーデ!!ダメだよ!大きい声出しちゃ!!》

バルクホルン《ハ、ハルトマン!?い、いきなり後ろから叩かれたら誰でも驚く!!》

ハルトマンは慌ててバルクホルンの口を手で塞ぎ、しゃべりかけた


俺「ま、なんでもないみたいだな」

友「では、あと2往復を終わらせるとしますか!」

2人は再び走り込みを行った


バルクホルン《な、なんでこんな所にハルトマンが居るんだ!?》

エーリカ《別にどうでもいいでしょ…それよりあの2人はなんで走ってるんだろ?》

バルクホルン《私にもわからないな……》


俺「よし!これで終わりだ!友、帰るぞ!」

友「えげぇ~ 疲れたわ~」

俺「ほら、はやく立て!みんなが起きちまうぞ!」

友「どうせ、俺はこのあとヘルマ曹長とイチャイチャだもんなぁ~」

俺「つべこべ言わず、早く行くぞ!!!!!」

友「いてっ!耳を引っ張るな!!」


エーリカ《あわわわわ、どうしよう… こっちに来るよ!!》

バルクホルン《うぅ…… あっ!あそこのドラム缶の後ろに隠れるぞ!!》

エーリカ《うん!》

2人は急いでドラム缶の後ろに身を潜めた


俺(ん?今、誰かいたような…)

俺は辺りを見回し、ドラム缶の影がかすかに動いたのを見逃さなかった

俺《友!》

俺は手信号で友に伝える

友《了解》

俺は気づかないふりをして基地内へ戻り、友がドラム缶の後ろに隠れている者を驚かすというものである

俺「気のせいか…」

俺は基地内へ走り去るふりをした


エーリカ《い、行ったかな?》

バルクホルン《ああ、たぶんな》

2人が安心しかけたその時

友「何してるんだ?二人とも」

エーリカ「」

バルクホルン「」

エーリカ・バルクホルン「うわぁぁぁぁぁっ!!!!!」

もの凄い大きい声で叫ぶ2人

友「!!お、おい!声が大きい!!」

エーリカ「ご、ごめん!でも驚かせないでよ~」

バルクホルン「…死ぬかと思った……」

俺「お~い、友!誰だった?」

友「トゥルーデとハルトマンだった」

俺「へぇ……俺はそろそろ寝るわ」

俺は何かおもしろくなりそうな気がしたので、隠れていた正体がわかると、早々に部屋に戻った

友「お、おい!?俺!? 行っちまったよ…おれたちもそろそろ寝ようぜ」

エーリカ「ま、待って!少し話しない?」

バルクホルン「私も…聞きたいことがあるしな」

友「別にいいけど…」





左からハルトマン、友、バルクホルンという順で海岸の砂浜に座る3人

エーリカ「友、なんで俺と一緒に走ってたの?」

友「体力落ちないように走ってたんだよ」

バルクホルン「普段の訓練はサボってるのに、夜は真面目なんだな」

友「おれは夜が好きだからね」

エーリカ「なにそれ?」

3人が談笑してるとき、空の雲行きはあやしくなり、突然激しい雨が降ってきた

ザザザー

エーリカ「あわわわわ!急いで基地に戻らなくちゃ!」

バルクホルン「それにしても凄い雨だな!」

友「もう、びしょ濡れだわ!!」

3人は急いで基地内へ戻る





友「びしょ濡れだ……」

雨で重くなった服を掴みながら話す友

エーリカ「うぅ~ 気持ち悪い…」

バルクホルン「ぬう……」

友「体か冷えたから、おれ風呂に入るわ」

友は体を少し震わせながら、風呂場に向かう

エーリカ「待って~ 私たちも入る~」

バルクホルン「私たち!?」

友「え!?」



― 風呂 ―

友「なんで……」

エーリカ「いいじゃん!別に」

バルクホルン「………///////」

タオルで体を隠しているバルクホルンとは対称的にハルトマンは恥ずかしげも無く友と話している

友「お、おい!!体ぐらい隠せよ…」

エーリカ「別に私は気にしてないからいいもん!」

友「そういうことじゃねぇ…」

バルクホルン「な、なんで…私まで…///////」

エーリカ「ねぇねぇ、友!体洗ってあげるよ!」

友「いいって!!」

エーリカ「そんなこと言わないで、ほら、トゥルーデも一緒に洗おう!」

バルクホルン「わ、私もか!?///////」

友「別にいいから!…あぁぁぁぁぅぅぅっ!!」

ハルトマンとバルクホルンは友の体を、泡立てた石鹸で洗い始めた

友「………」

バルクホルン「………/////(意外とたくましい体だな)」

エーリカ「へぇ~ 意外と友の背中、大きいんだね」ゴシゴシ

友(お、おれの息子!頼むから、耐えてくれ!!こんなもの見られたら…)

友「トゥルーデ、ハルトマン もう、大丈夫…//////」

バルクホルン「まだ、正面が洗い終わっていない//////」

エーリカ「そーだよ!」

友「いいって!いいって! そんなに強くこするな! うっ!」

エーリカ「どうしたの?ビクッとして」

友「いいや、何でもない……(軽くイッちまったじゃねぇか…/////)」

バルクホルン「さ、さすがにここは洗わなくていいよな…///////」

友「あ、洗わなくていい…」

エーリカ「えぇー!?洗っちゃダメなの!?」

友「ダメだっ!!」

バルクホルン「よし、友!洗い流すぞ!////////」

エーリカ「いくよ、友!それっ!」

ザバァァァッ

友「ふぅ……」

エーリカ「どうだった?私たちの洗い方?」

友「なかなか良かったぞ!」

バルクホルン「それなら良かった…////////」

友「さてと……次はおれが洗う番だな!」ハァハァ

バルクホルン「なっ!/////////」

エーリカ「べ、別に洗わなくていいよ!///////」

友「おれだけ洗われるのも不公平だし、遠慮するな!」ハァハァ

バルクホルン「大丈夫だっ!体ぐらい自分で洗える!//////」

エーリカ「わ、私たちはいいから、はやくお風呂に入ろうよ~/////」

友「まぁ……それでいいならいいけど…(お、おさわりが……)」





俺たち3人は並んで風呂に浸かりなおした

友「そんなにくっつくなよ…」

エーリカ「いいじゃん!ほら、トゥルーデも!」

バルクホルン「ひ、引っ張るな!////」

友「うぅ…(左側にエーリカの小振りな胸が!!右側にはトゥルーデの胸が!!)」

エーリカ「そろそろ日付が変わったんじゃないの?」

友「たぶんな」

バルクホルン「それじゃ、もう友の誕生日か」

友「そういうことになります」

エーリカ「……お誕生日おめでとう、友…///////」

バルクホルン「おめでとう…///////」

友「ありがとう、2人とも…」

友は2人にお礼代わりの頭ナデナデをした

エーリカ「あんっ! と、友…変なトコ触らないでよぅ…/////」

友「触ってない!!」

バルクホルン「と、友!!//// あんまり、触るな……んん!/////」

友「だから、俺は触ってない!!」

エーリカ「だ、ダメだってば…///// もう!私も友のいろんな所触っちゃおう!!」

友「えっ!?そ、そこは…あぁっぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

バルクホルン「友が悪いんだ。覚悟しろ…//////」

友「触っていいところと駄目なところがあるだろっ、て、あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

エーリカ「ふふふ…ここはどうだ?それそれ~」

友「やばい、やばいって!!んんんんんんんんんっ!!!!」

バルクホルン「こんなことで音を上げているようでは友もまだまだだな!////」

友「あぁぁぁっ!そ…そういうトゥルーデはどうなんだよっ!!!それっ!!!!」

バルクホルン「んんっ!!/////と、友!?///// そ、そこは…んん!!//////」

エーリカ「こらぁっ!トゥルーデをイジメるなぁ~!!」

友「ぎひっ!?そ、そこは男にとって大事な…あぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

バルクホルン「友…よくも…///////」

友「トゥルーデ!?目が怖い!!!」ブルブル

バルクホルン「覚悟しろっ!!!!///////」

エーリカ「私も本気でいくよ~!それっ!!//////」

友「ふ、ふたりともそれだけは!!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」




友「ふぅ……いい湯だった!それと……未だに胸の感触が…」

友は風呂を出た後にハルトマンとバルクホルンと別れ、自分の部屋に向かった

友「……そろそろ眠気がピークだな……」

重たいまぶたをこすりながら、俺とヘルマの部屋の前を通り過ぎようとしていた

そんな時

ヘルマ「お…俺さん…///もっと!…んん!///////」

俺「…ヘルマ…//////これは…どうだ?…////////」

ヘルマ「んん!! き、気持ちいいです…ん!/////////」

こんなやりとりの音が聞こえた

友「………眠気が生んだ幻聴だな、うん、きっとそうだ…」

友は気にせず、部屋に向かった
最終更新:2013年02月02日 12:38