― 翌朝 ―
俺たちは早めに起きて、島への上陸を済ました
坂本「全員揃ってるな?」
少佐が号令を掛けると、皆がそれぞれ返事を返す
坂本「よし! では、これからの予定を知らせる。ミーナ、頼む」
ミーナ「はい、ではこれからの予定についてを知らせします」
中佐は、この島では就寝をテントで行う、食料は自給自足ということを発表した
そして、4日程この島に滞在するということを付け加えた
坂本「皆、話は理解したな? それでは、さっそく食料調達班を発表する」
山方面:イェーガー大尉、フランチェスカ少尉、バルクホルン大尉
海方面:俺中尉、友少尉、ハルトマン中尉
坂本「以上のメンバーで本日の食料調達を頼む! それ以外の者はキャンプ設営を手伝ってくれ!」
友「行こうぜ、俺とハルトマン」
俺「おう」
ハルトマン「行こう~!!」
― 海岸にて ―
俺たちは魚を取るために、釣りをすることに決めた
大物が釣れそうな予感のする磯へと来ている
友「で、なんでおれはこんな状態に……」
エーリカ「いいじゃん!大物釣れそうだし」
俺「そうそう! じゃ、投げるぞ」
友「うわぁぁぁぁっ!! やめてぇぇぇぇっ!」
俺たちは一攫千金を夢見て、エサを友にすることにした
水中にいたら、呼吸を出来なくて死んでしまうのではという心配は無用
友は自衛隊時代、連続潜水30分という超人的な記録を持っている
俺とハルトマンはもがく友を無理やり海へと投入した
友「あぼぼぼぼっ! お…おぼれるっ!!」
海面で必死に暴れている友
俺「早く潜れよ、友」
磯の上から冷たい一言を友に浴びせる
友「あぼぼぼぼぼっ…!!」
友はゆっくりと海中へ消えていった
エーリカ「………」
俺「…………」
海風が俺たちの身体に強くあたる
大海原を眺め楽しんでいると、ヘルマがやってきた
ヘルマ「俺さ~ん、ハルトマン中尉~」
エーリカ「おっ、ヘルマだ~」
俺「なにかあったのか?」
ヘルマ「いえ、テント設営が終わったので手伝いに来ました」
俺「そうか、それは助かるよ」
ヘルマ「えっと……友さんは…?」
俺・エーリカ「「あそこ」」
俺とハルトマンは揃って、海中を指差した
ヘルマ「ええっと……どういうことでありますか?」
俺「まぁ、友が魚のエサってことだ」
ヘルマ「え…えぇぇぇっ!! 大丈夫なのでありますか!?」
俺「友なら何とかなる」
(水中ビジョン)
友《まったく! 俺の野郎!! おれが釣り餌とかふざけすぎだろっ!!》
《まぁ、それはいいとして……なんで、おれの周りには大型魚が集まってきてるの?》
《お、おい……ま、ままままて!そこの大型魚よ! おれに噛み付くと火傷する…痛ってぇぇぇぇぇぇっ!!》
《やめてぇぇぇぇっ! おれ死んじゃうっ! ば、バカっ! 他の魚も噛み付くな……うおおおおおぉぉぉっ!?》
《そ、そこは男の大事な…ぎぇぇぇぇぇぇぇっっ!!》
エーリカ「ねぇねぇ俺っ! ヘルマ! 竿引いてるよ!?」
俺「本当だっ!」
俺は急いで竿を持ち、釣り上げようとした
竿から伝わる重量感……これは大物に違いない!!
俺「ふ、二人とも! これはヤバイ大物だぞ!!」
俺は海に引きずり込まれそうになるが、咄嗟にヘルマとハルトマンが支えてくれた
俺「あ、ありがとう! 一気に引き上げるぞ!! ずおりゃぁぁぁっ!!」
『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっ』
絶叫しながら、友が磯へと打ち揚げられた
そして、俺たちが見た友は…その……すごかった…
全身を大型魚でデコレーションされていた。そして、かろうじて友がビクンビクンと反応しているのが確認できた
友「…俺……これを見て……何か言うことはあるか…?…」
俺「……ごめん…」
最終更新:2013年02月02日 12:40