橋爆破作戦
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91 :
スオムス派遣の大尉:2011/01/03(月) 19:35:02.22 ID:HuG7Ygb00
――スラッセン、酒場
ビューリング「お前はフィンランディアにしておけ。コスケンコルヴァなんて飲んだらつぶれるだろ」
智子「いいじゃない。寒い日にはもってこいのお酒よ」
ヴァルター「そんなにうまいのか?」
エルマ「でも度数が高いですよ。男性には人気ですけど」
ヴァルター「ふーん……。じゃあ、それで頼む」
エルマ「わかりました。すいませーん」
エルマ中尉がスオムス語でバーテンに注文する。
ヴァルター「たしかにきついなこりゃ……」
92 :スオムス派遣の大尉:2011/01/03(月) 19:40:00.25 ID:HuG7Ygb00
――数分後
智子「だからあたしは……ノーマルだって言ってるでひょ!」
ヴァルター「Firwat Gelldir dass ech lee ergoen an Suomusu? Firwat……」
(なんで俺がスオムスに行かなくちゃならないんだ? なんで……)
ビューリング「だからやめとけと言ったのに……」
キャサリン「二人とも愚痴り始めたねー」
エルマ「ラインハルト大尉はなんて言ってるんですか、ウルスラ曹長……」
ウルスラ「わからない」
エルマ「わからないって、カールスラント語じゃないんですか!?」
ハルカ「あくまでノーマルといいきるんですか、智子ちゅういいぃぃぃぃぃ」
ヴァルター「Et deet mer Leed…….Et deet mer Leed……」
(すみません……。すみません……)
ビューリング「そいつはガリア語じゃないか?」
ウルスラ「カールスラント語も入ってる」
93 :スオムス派遣の大尉:2011/01/03(月) 19:44:49.44 ID:HuG7Ygb00
ヴァルター「ああ……ヒック……、すまないな。愚痴をこぼしてしまって……ヒック」
ビューリング「訛りがひどくて聞き取れないぞ」
ヴァルター「わたくし、酒には弱いようであります!ヒック」
エルマ「大尉……、いつもと変わりすぎです……」
結局、4人は酔いつぶれた3人を抱えて帰ることになった。
ヴァルター「両手に花であります!ヒック」
キャサリン「ほんとただの酔っぱらいねー」
エルマ「ですね~……」
ヴァルター「やっぱり飲んだ後は歌わねばならん! いくぞ」
ビューリング「どこの決まりだよ」
ヴァルター「Wir jagen durch die Lüfte Wie Wotans wildes Heer,
Wir schau'n in Wolkenklüfte Und brausen über's Meer.」~♪
(我らは蒼空の狩人。今ヴォーダンの勇猛軍団。
雲の切れ間より見下ろし、そして大洋の上突き進む。)
スラッセンの町にカールスラントの軍歌が響いていた。かなりテンションの高い歌声が。
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 19:46:46.45 ID:k1NsSpbR0
ところでこれいつ俺でてくんの?
プロローグ長くね?
95 :スオムス派遣の大尉:2011/01/03(月) 19:49:13.76 ID:HuG7Ygb00
94少し前に書いたが
主人公は大尉だ。設定上の理由で名前があって申し訳ないが
――宿舎
エルマ「明日、2日酔いで動けないなんて事になったらどうしましょう」
ビューリング「大丈夫だろう。それにこっちはグッスリ眠れる」
キャサリン「ケモノが寝ちゃってるからねー」
エルマ「アハハハ……(苦笑)。大尉、着きましたよ」
ヴァルター「あ、足がああああ」
エルマ「きゃっ」
二人の足が絡まり、そのままベッドへた お れ た。
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/03(月) 19:49:31.49 ID:QvQrzzOZ0
94
wiki参照
892 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 21:50:00.28 ID:CqALDEyM0
エルマ「ちょ、ちょっと大尉、どいて下さい! あれ? 寝てる……」
ヴァルター「zzzzz」
キャサリン「エルマと大尉はそう言う関係だったのかねー」
エルマ「ち、違いますっ!/// 見てないで助けて下さい!」
キャサリン「はいはい。今、助けるねー」
キャサリン「よいしょっと。ん? エルマ、顔赤いねー」
エルマ「そ、そんなことないですっ! これはお酒のせいですよ!」
キャサリン「ほんとかねー」ニヤニヤ
エルマ「か、からかわないでください!」
893 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 21:55:00.47 ID:CqALDEyM0
――翌日、飛行場
今日は橋爆破の為の増援がカウハバ基地に到着する予定だ。
ハッキネン「あなた達が増援の陸軍のウィッチですね?」
ユーティライネン「はっ! 第12師団第34連隊第6中隊であります!」
ユーティライネン「私は中隊長のアリーナ・エディス・ユーティライネン中尉であります!」
ラガス「同じく第12師団第34連隊第6中隊所属のオルガ・ラガス少尉であります!」
ハッキネン「ようこそカウハバ空軍基地へ」
彼女たちは橋爆破の為に派遣された、スオムス陸軍のウィッチ達である。
ハッキネン「他の部隊は……来たようですね」
ハッキネン少佐の視線の先には、オラーシャ空軍の国籍マークを付けた飛行機がこちらへ向かってきていた。
その飛行機はオラーシャ航空隊の爆撃機、IL-4だった。
そのIL-4から一人の将校が降りてくる。
チソフ「オラーシャ航空隊第3独立飛行中隊、中隊長のチソフ中尉であります」
ハッキネン「ようこそカウハバ空軍基地へ。皆さん、歓迎します」
爆破作戦には陸戦ウィッチ中隊と爆撃機中隊が送られてきたのであった。
894 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 21:59:53.71 ID:CqALDEyM0
――飛行場、いつもの場所
ヴァルター「今日も一段と冷え込むな」
チソフ「隣に座っていいですかな? 大尉殿」
ヴァルター「えーと、オラーシャ航空隊のチソフ中尉でしたか?」
チソフ「そうです。まさかこんなところで男の中尉に会えるとは、思ってもみませんでしたよ」
チソフはベンチに腰掛けると、煙草に火を付けた。
チソフ「女性ばかりの部隊では、色々と大変ではないですか?」
ヴァルター「慣れは怖いですよ」
チソフ「ハハハハ。確かに慣れは怖い」
チソフも頷きながら答える。
チソフ「ところで何を吸っているんです?」
ヴァルター「これですか? これはベロモロカナルですよ。オラーシャ産の」
チソフ「そんな物を吸ってるんですか!? さすがに私も吸いませんよ」
生産国のオラーシャ人の彼も「さすがにそれはないわ」という顔である。
895 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 22:04:48.14 ID:CqALDEyM0
ヴァルター「では、そちらは何ですか? オラーシャ産ではないと?」
チソフ「これはミルデゾルテですよ。カールスラントの」
チソフはそのミルデゾルテをうまそうに吸っている。
チソフ「やっぱりこれですよ」
チソフ「オラーシャ人の私とカールスラント人の大尉が、互いの国の煙草を吸っているのも、おかしな光景ですが」
ヴァルター「そうですな……。でもオラーシャの中隊が何故こちらに?」
チソフ「大戦の少し前に我々はオストマルクに派遣されていました。ですが大戦が始まって……」
チソフ「カールスラント戦線で戦っていましたが、なんせあっちは激戦だ。爆撃機の出る幕はない」
チソフ「それで比較的優勢なこちらに来たわけです」
ヴァルター「はあ」
チソフ「おっと、もうこんな時間だ。それじゃ私はこれで。また明日」
896 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 22:09:37.01 ID:CqALDEyM0
――翌朝、ブリーフィングルーム
ハッキネン「第6中隊はこの橋に爆薬を……。第3独立飛行中隊はこの橋へ爆撃を……」
4つの中隊が集まり、ハッキネン少佐が作戦の説明をしている。
ハッキネン「……説明は以上です。それでは、解散!」
智子「やっと護衛任務に戻れるのね」
エルマ「そうですね~。私、重いのは苦手で……」
ユーティライネン「今回の護衛任務、期待しています」
話しかけてきたのはユーティライネン中尉だ。
今回の任務で義勇独立飛行中隊は、陸戦ウィッチ達が空からの攻撃を受けないよう、護衛するのが任務だ。
智子「まかせて下さい。あなたがたにネウロイは近づけさせません」
ユーティライネン「それは頼もしい」
エルマ「あ、あの~……」
ユーティライネン「なんですか?」
エルマ「ユーティライネンと言うことは、エイラちゃんのお姉さんですか?」
ユーティライネン「ええ、そうですよ。イッルとお知り合いでしたか」
エルマ「私が少尉だった頃に訓練所で会いました」
897 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 22:14:52.25 ID:CqALDEyM0
ユーティライネン「イッルは私が昔にプレゼントした第一次大戦の英雄、
リヒトホーフェンの回顧録をあげてから、空軍に入りたいと思ったんですよ」
まさか数年後、イッルがエースになろうとは誰も予想していなかった……。
智子「で、そちらはラガス少尉ね?」
ラガス「は、はい! オルガ・ラガス少尉であります!」
ユーティライネン「腕は確かですが、少しばかり気が弱くて」
ラガス「中尉殿にはいつも助けられてばかりで……。本当に中尉殿は部隊の母のような方であります」
エルマ「でも腕は確かというのは、さすがラガス少将の娘さんといったところでしょうか」
ラガス「いえ、私はまだまだ未熟者であります」
ユーティライネン「それでは失礼します。また明日の作戦で」
智子「はい。それでは」
898 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 22:19:12.68 ID:CqALDEyM0
――ハンガー
エルマ「ラインハルト大尉、何をしていらっしゃるんですか?」
ヴァルター「整備だ。なんだか訓練の時に速度が落ちた気がして」
エルマ「ご自身で整備されるんですね」
ラーティネン整備兵「大尉殿はタンク博士に教わったそうですよ」
マッタネン整備兵「前の基地では“技術大尉殿”と呼ばれていたとか」
エルマ「へー、すごいですね」
ラーティネン「(ウィッチ達と仲良くしやがって……。大尉じゃなかったら殴ってたわ)」
マッタネン「(抑えるんだ! ラーティネン一等兵!)」
ラーティネン「(ですが伍長!)」
マッタネン「(君は死にたいのかね? 我慢だ……我慢)」
899 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 22:24:02.16 ID:CqALDEyM0
エルマ「あの……、昨日のことは覚えていらっしゃいますか?」
ヴァルター「なんのことだ」
エルマ「い、いや、別に覚えてらっしゃらないなら結構ですっ! 失礼しました!」
エルマはハンガーを出て行こうとする。
ヴァルター「そういえば、昨日はすまなかったな。のしかかってしまって。重かっただろ?」
エルマ「い、いえ……」
ラーティネン「……」(#^ω^)ビキビキ
マッタネン「(おい! 感情が顔に出てるぞ!)」
900 :スオムス派遣の大尉:2011/01/06(木) 22:28:04.02 ID:CqALDEyM0
今日はここまで
今回はただたんに史実人物を出したかっただけです…はい
チソフ ソ連の中尉 高度6000m以上から落ちて、生還した人物
ユーティライネン エイラの元ネタの人のお兄さんが元ネタ
ラガス 映画「タリ・イハンタラ」で登場 ラガス少将の息子さんが元ネタ
901 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/06(木) 22:30:01.91 ID:mZYuCJ+T0
乙・・・
ってアウロラさんじゃねぇか>ユーティライネン兄
最終更新:2013年02月02日 12:43