第二話「コミュニケーションは大事」

コンコン

俺「ん?誰か来たのか?」

コンコン

俺「は~い、俺は居ますから入って下さ~い」

バルクホルン「・・・失礼する」ガチャ

俺「(口説きスイッチON)おや?貴女はゲルトルート・バルクホルン大尉殿ではありませんか。大尉殿直々に御呼びだしとは何用ですかな?」キリッ

バルクホルン「(ムカッ)朝食の時間だ俺中尉。場所を案内するから私に着いて来い」

俺「なるほど、了解致しました。すると朝食は私と貴女の二人きりになるのですか?それは何とも喜ばし・・・」

バルクホルン「俺中尉、私が初対面の男をいきなり食事に誘うような人間に見えるか?」

俺「いえいえ、人は見た目通りにはいきませんので私から見てもそれは分かりかねますね。まあ私は貴女と二人きりの食事も悪くはありませんが?」

バルクホルン「・・・ふん。残念だがその誘いは私から遠慮させてもらおう。それとこの部隊は皆で食事をとる。今後一切そのような期待はしない事だな」

俺「ふむ、それは残念ですが了解致しました。では今後はプライベートでお誘いさせて頂きますよ」

バルクホルン「・・・・・・とりあえず着いて来い(これは厄介な奴が入って来たな)」






~食堂~

バルクホルン「ここが食堂だ。皆も既に集まっていると思う」

俺「基地もですが、食堂も立派ですね。それに比べ私の居た基地はそれは酷い・・・」

バルクホルン「(無視)遅くなってすまない。俺中尉を呼んで来たぞ」ガチャッ

宮藤「あ、お疲れ様ですバルクホルンさん!!もう準備は出来ましたよ」ニコニコ

リーネ「俺中尉さんとバルクホルン中尉さんの席は此方ですよ~」

俺「なるほど、家庭的な女性に割烹着とエプロン姿とは・・・実に魅力的だな(ありがとう芳佳ちゃんにリネット曹長。実に美味しそうだ)」

シャーリー「オ~イ、多分だけど本音が表に出てるぞ~」

バルクホルン「ありがとう宮藤(漸く解放された・・・)」グタァ



俺「俺の席は~っと・・・」

エーリカ「お腹空いたぁ~」

俺「(口説きスイッチON)お隣、失礼しても宜しいでしょうか?エーリカ・ハルトマン中尉」ニコッ

エーリカ「ん、おお~俺中尉だったっけ?全然良いよ~」

俺「もうお名前を覚えて下さいましたか!!いやぁ実に光栄であります」

エーリカ「君こそ私の名前知っててくれてるみたいだね~」

俺「それはもう、遠い扶桑の地にも響き渡る程に貴女の名は有名ですから。それに貴女は私のイメージしていた通り、可憐で笑顔の素敵な女性です」

エーリカ「あははは~。そんなに褒めたって何も出ないよ~?」

俺「貴女のその可憐な笑顔を私に向けて頂けるだけで充分ですよ」ニコニコ

エーリカ「ふふっ、君って本当に面白いね~。それじゃこれからはよろしくね俺中尉♪それと階級は一緒だし、その口調は徐々に無くしてね?それに口説く時は普通に話した方が良いと思うよ~」

俺「よろしくお願い、よろしくハルトマン中尉(流石はウルトラエースって感じだな。口説き状態を見抜かれちまった)」


全員『(・・・・・・食事の席って忘れてるだろ)』




坂本「・・・皆を待たせるな、俺中尉」

俺「あ、これはこれは。申し訳ありません皆さん」

ペリーヌ「全くですわ。いくら坂本少佐の御友人だからと言って、自由にされては困りますのよ?」

エイラ「何だツンツンメガネ~、坂本少佐と仲の良い俺中尉に嫉妬カ~?」

俺&坂本『嫉妬?』

ペリーヌ「ち、違いますわよお二方!!エイラさん、貴女は黙っていて下さい!!」

エイラ「オオ~怖い怖イ~♪」

ミーナ「はいはい、喧嘩はそこまで。続きは朝食を済ませた後にゆっくりとして下さい」

ルッキーニ「うじゅ~お腹空いたよ~」クゥー

シャーリー「ほら、とっとと食べようぜ」

ミーナ「そうね。それでは手を合わせて下さい」


『いただきまぁ~す!!』


ワイワイ、ガヤガヤ


俺「(ビクゥッ!!)た、大変だ美緒。緊急事態が発生した」ヒソヒソ

坂本「・・・・・・黙って食え、この節操無しが」パクパク

俺「何で怒ってるかは知らないが、俺の人生に関わるん問題なんだって!!ヤバいんだって!!」ヒソヒソ

坂本「どんな問題かは知らんが、炊き込みご飯に入っている茸なら食わんぞ」パクパク

俺「あ、それであってるよ?分かってたな?分かってるなら助けてお願い!!」

坂本「嫌だ。お前何か知るか」ツ~ン

俺「美緒ぉ~頼むよ~。幼馴染みの好と思ってさぁ~。何でも言う事聞くから~」シクシク

坂本「・・・・・・ふむ、なら朝食後に宮藤達との訓練に付き合うか?」

俺「え!?・・・・・・わ、分かりました。お付き合いさせて頂きます」

坂本「良し、分かった。ほら私の皿に容れろ」

俺「ありがとう美緒!!本当に愛してるぜ!!」



全員『・・・・・新婚さんの朝食風景かっ!!(会話は丸聞こえ)』

ペリーヌ「(イライライライライライラ)」


『ご馳走様でした~』


坂本「宮藤、リーネ、ペリーヌ。今日も訓練を行うから片付けが済み次第砂浜に集合だ。分かったな?」

三人『了解!!』

坂本「うむ、良い返事だ。それでは私は俺中尉と先に行って待っているからな。なるべく遅くならないように。行くぞ、俺中尉」スタスタ

俺「りょーかい。んじゃ片付け頑張ってね芳佳ちゃん、リネット曹長、クロステルマン中尉」スタスタ

宮藤「は~い」

リーネ「ありがとうございます」

ペリーヌ「ふんっ!!さっさと終わらせますわよ、お二人共!!」

宮藤「・・・ねえリーネちゃん、何か凄く良いよね坂本さんと俺さんの二人」ゴシゴシ

リーネ「うん、坂本少佐も普段より機嫌が良く見えるね」カチャカチャ

宮藤「仲の良い夫婦ってあんな感じなのかなぁ~」

リーネ「何だか羨ましくも感じちゃうよ」

ペリーヌ「は・や・く・す・ま・せ・ま・す・わ・よ・?」ギラッ

宮藤&リーネ『は、はぃ~!!』


~砂浜~


俺「ん~!!海も綺麗で波も穏やか、そして風が気持ち良いなぁ~♪」

坂本「扶桑には無い気持ち良さだろう。ここは私のお気に入りでな、とても気分が安らぐ場所だ」

俺「意外だなぁ。美緒は訓練さえ出来れば何処でも気分が安らぐと思ってたぞ」

坂本「はっはっはっ!!確かにそれも安らげるぞ。だがその安らぎとは違うんだ。まあもう少し経てばその安らぎが得られるがな」

俺「・・・・・・美緒との訓練は久しぶりにやるからな、お手柔らかに頼むよ」

坂本「任せろ。宮藤達の倍はしごいてやる」

俺「ハッハッハッ!!・・・・・・え、マジで?」


俺「んぎぎぎぎ~」

坂本「相変わらず体が硬いな。柔軟が足りんぞ」グイグイ

俺「生まれつき、ぅぉ、硬いから、ぃっ、しゃあないダダダダダ!!折れる、折れちゃうから!!」

坂本「はっはっはっ、まだまだ行くぞ~」グイッ!!

俺「みぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」







宮藤「坂本さぁ~ん!!遅れてすみませ・・・って俺さん!?どうしたんですか!?」

リーネ「なんか体の方向がおかしい気がするよ!!」

ペリーヌ「何が起きたのですか!?」

俺「」ビクンッ、ビクンッ

坂本「おお、宮藤達か。何先に俺中尉を少しばかり弄ってやっただけだ」ツヤツヤ

宮藤「(あれ、坂本さんの笑顔が何時に無く輝いて見える!!)」


俺「美緒ぉ~、この恨みは必ず晴らすからなぁ」

宮藤「お、俺さん動いちゃ駄目ですよ!!」ブゥン

坂本「この程度で宮藤に治療してもらうとは、だらしないぞ俺」

俺「えっ、お前毎回芳佳ちゃん達にこんな訓練してるのか?」

坂本「まあそうなるな」

俺「・・・・・・これからはちゃんと体鍛えるか。と言うか毎回怪我をするとは大変だなぁ」

宮藤「?」

リーネ「(こんな怪我は・・・しないような)」

ペリーヌ「(怪我をした覚えはありませんわね・・・)」


坂本「宮藤のお陰で俺も回復した事だ。そろそろ訓練を始めるか!!」

三人『ハイッ!!』

俺「(実質、二回目の訓練になるが・・・付き合うしかないよなぁ)」

坂本「まずは腕立て・腹筋・背筋を200。それが終わったら基地を一周だ!!それでは始め!!」





宮藤「はぁっ、はぁっ、197!!」

リーネ「んうっ、198~!!」

ペリーヌ「199!!」

俺「んご~!!200ッ!!」

芳佳「ひゃぁ~、疲れたぁ~」バタンッ

リーネ「腕がぷるぷるするよぉ~」グタァ

俺「何か・・・もう駄目かも知れない」ドサッ

ペリーヌ「三人共、まだ訓練が終わった訳ではありませんのよ?」

坂本「ペリーヌの言う通り、まだまだ訓練は続けるぞ。さあ次は基地を一周だ!!私に続け~!!」ダッ!!

ペリーヌ「何処までも御供致しますわ!!」ダッ

俺「・・・・・・何であいつは、俺達と同じ、回数こなしてんのに、あんなに、元気何だよ」ゼェゼェ

宮藤「あはは、私もそれは知りたいですね」フゥ

リーネ「ペリーヌさんも少佐と訓練の時は元気だよね」

坂本「お前達、早く来んか~!!」


坂本「とりあえず今日の訓練はここまで!!四人共、良く頑張ったな」

俺「」

宮藤「もう、くたくただよ~」

リーネ「今日も疲れたね~」

ペリーヌ「少佐!!本日も御指導ありがとうございました!!」ツヤツヤ

坂本「はっはっは!!そう畏まるなペリーヌ。そうだ、汗を流す為に今から皆で風呂にでも入るか!!」

宮藤「あ、良いですね!!私は賛成です!!」

俺「(きたかっ!?)」ガバッ!!

リーネ「私も賛成ですけど・・・その、えっとぉ////」チラッ

ペリーヌ「まあ常識的に考えて殿方である俺中尉を抜きでしたら、ご一緒させて頂きますわ」ギロッ

俺「(クロステルマン中尉、貴女の常識は間違っている!!)」※ペリーヌは間違えていません


坂本「?なんだ、リーネとペリーヌは俺抜きが良いのか?別段気にする事では無かろう」

ペリーヌ「当たり前ですわ少佐!!親しくも無い異性の方と入浴すると言うのはどう考えても間違えています!!」

リーネ「わ、私はただ・・・恥ずかしいだけ、ですけど/////」

俺「まあまあクロステルマン中尉、扶桑には混浴ってのがありますから別におかしくは・・・」

ペリーヌ「貴方は口を挟まないで下さい!!」ギンッ!!

俺「・・・すみません(怖ぇぇぇぇぇぇぇ!!!!)」

坂本「ふむ、皆で一緒に入りたかったが・・・まあペリーヌがそこまで言うなら仕方無い。なら私と俺は後で入るからお前達は先に入って良いぞ。俺もそれで良いな?」

俺「まあ良いだろ。しかし美緒と入るのは久しぶりだなぁ。また背中でも流しながら話すか」

ペリーヌ「は?え、少佐に俺中尉、何を言って」

宮藤「(久しぶりって・・・・・・きゃぁ~!!///)」

リーネ「ふぇ~///」

坂本「募る話もある、丁度良い機会だ。では私は部屋に戻る。浴び終わったら宮藤が知らせてくれ、俺は私が呼びに行くから部屋で待ってろよ?それでは解散だ」スタスタ

俺「ん~、んじゃ俺も部屋に戻るか。それじゃ三人共、ゆっくりと風呂に浸かって休むんだぞ~」スタスタ

ペリーヌ「・・・・・・俺中尉、貴方だけは、貴方だけは許しませんわっ!!」

宮藤「・・・私は俺さんと入ってみたいかも」

リーネ「芳佳ちゃん、声に出てるよ?」
最終更新:2013年02月02日 12:52