第七話「夜間哨戒は辛いよ」

~基地内・廊下~

俺「ふぁ~・・・今日はぽかぽか陽気で眠くなるなぁ」

俺「うん、今日は特に何も無いしこんな日は庭で昼寝と洒落込むか~」

ドンッ

俺「おっと!!」

???「きゃっ!!」

俺「す、すみません!!大丈夫ですか!?」

???「大丈夫、です」

俺「あれ?貴女はリトヴャク中尉ですよね」

サーニャ「は、はい。そうです。貴方は確か俺中尉さん・・・・・・でしたか?」

俺「ええ、それで合ってますよ。それより立てます?怪我はありませんか?」スッ

サーニャ「だ、大丈夫です。自分で、その、立てます」スタッ

俺「そ、そうですか」

サーニャ「・・・・・・」

俺「・・・・・・あ~そう言えば、会う機会があまり無かったのでこうして直接お話するのは初めてですね」

サーニャ「わ、私は夜間哨戒をしているので・・・お昼は眠くて部屋で寝てますから」

俺「中々大変なんですねぇ。しかし夜間哨戒ですか・・・懐かしいなぁ。俺も扶桑の部隊に居た時はやってたんですよ」

サーニャ「へ?え、えっと俺中尉さんもナイトウィッチ何ですか?」

俺「リトヴャク中尉のような大層な方とは違って、俺は人員不足で無理矢理隊長にやらされてたんです。あの時は昼も夜も動かせられて大変でしたねぇ」

サーニャ「一日中飛び回るなんて私には出来ませんから・・・とても凄いです」

俺「いえいえ、その分バレないようにサボりはしてましたよ。・・・・・・あ、しまった。これは美緒には内緒にしといて下さいね?俺が木刀で叩かれちゃいますから」

サーニャ「・・・ふふっ、俺中尉さんって面白いですね」

俺「お褒めに与り光栄です」

サーニャ「あ、すみません。私少し用事があるので・・・・・・」

俺「これはこれは。お邪魔してしまい申し訳ありませんでした」

サーニャ「それでは失礼します・・・・・・」スタスタ

俺「はい、それでは・・・・・・ふぅ~、年下の子と話すのに何でこんなに緊張するんだよ。異性が苦手なのかねぇ・・・しかしまあ儚げな雰囲気の少女だ」

坂本「む、こんな所に居たのか。探したぞ」

俺「お、美緒か。どうした?まさか・・・訓練とかか?」

坂本「それも良いが今日は違う。ミーナにお前を呼んできてくれと言われてな。何やら報告があるらしいぞ」

俺「ヴィルケ中佐が俺に?俺なんかしたっけ」

坂本「それは私にも分からん。とりあえずはミーナの所に行くぞ」

俺「ああ、分かった・・・お茶のお誘いだったら嬉しいなぁ」

坂本「お前を誘う位なら訓練してた方がマシだ」

俺「・・・・・・それは多分お前だけだぞ」







~ミーナの職務室~

坂本「ミーナ入るぞ」

ミーナ「それでね・・・あ、入って良いわよ」

坂本「失礼する。俺を連れて来たぞ」

ミーナ「ご苦労様美緒。俺中尉も入って下さい」

俺「失礼します、ってあらら?」

サーニャ「あ、俺中尉さん」

俺「リトヴャク中尉もヴィルケ中佐にお呼ばれしてたんですね。あ、用事とはこの事でしたか」

サーニャ「はい、ミーナ隊長が私に何か伝えたい事があるみたいで・・・」

ミーナ「俺中尉も来た事だし、その事を伝えますね。用件は簡単です。二人にはペアを組んで、夜間哨戒の任に就いてもらいたいの」

サーニャ「・・・・・・え?」

俺「俺とリトヴャク中尉がですか?」

坂本「これまた急な話だなミーナ。何か理由があるのか?」

ミーナ「まあ一応ね。俺中尉の経歴書に夜間哨戒の経験あり、って書かれてたのを思い出したの。最近は夜間にネウロイが出没するケースが多いでしょう?」

サーニャ「確かに・・・・・・最近良く会います」

ミーナ「サーニャさんがエース級の力量だとしても、一人でネウロイを相手にするのは大変だと思うし、いざと言う時の為にサーニャさんをカバー出来るペアが居た方が言いと思うの。
それにこの前の戦闘で俺中尉の戦闘能力の高さ、夜間哨戒に対する順応性と経験が適性と判断した結果、俺さんをペアにって思ったのだけど・・・・・・駄目かしらね?」

坂本「なるほど、確かにそれも良いな。サーニャには夜間哨戒を任せきりの所があるからな、気苦労や疲れを俺とやる事で少しは軽減出来るかもしれん」

俺「俺も賛成します。俺なんかでリトヴャク中尉の負担を減らせるのでしたら喜んでお受けしますよ」

ミーナ「賛同してくれて嬉しいわ美緒、俺さん。それでサーニャさんはどうかしら?貴女の意思を尊重したいので無理なら無理で大丈夫ですよ?」

サーニャ「・・・・・・私も賛成です。皆さんの優しい気持ちを無駄にしたく無いですから」

ミーナ「ふふっ、そう言って貰えると考えた私も嬉しいわね。それでは明日よりサーニャさんと俺さんはペアで夜間哨戒の任に就いて下さい。よろしいですか?」

俺「了解!!」

サーニャ「了解しました」

坂本「まあ俺には昼間の任にも就いて貰うがな」

俺「・・・・・・はぇ?」

ミーナ「み、美緒。いくら何でもそれはきついと思うわよ?」

坂本「こいつは扶桑の部隊に居た時、昼夜を問わず出撃してたんだ。今でもいけるはずさ」

俺「な、何故それを知っている!!」

坂本「はっはっは!!なぁにお前の上司から色々報告があってな『奴のスタミナなら昼夜働き積めでも大丈夫だ。サボってた分を此方の部隊で働かせてくれ』とのお墨付きを頂いたんだ」

サーニャ「(あ、あの時お話してた・・・くすっ、隊長さんにバレてたのね)」

俺「ぐぁぁぁぁぁ!!隊長めぇぇぇぇぇぇ~!!昼夜連続は働きたく無いでござるっ!!働きたく無いでござるぅ~!!」

坂本「此方の部隊ではサボれると思うなよ俺。昼間は私やミーナ、夜間はサーニャの監視が付くからな」

ミーナ「うふふ、そうね。美緒の言う通り、しっかりと監視させて貰います」

俺「ヴィルケ中佐まで・・・・・・ハッ!!リ、リトヴャク中尉は俺の味方をしてくれますよね!?」

サーニャ「くすっ、ごめんなさい俺中尉さん。私もしっかりと監視しますね。それ以外でしたら味方をしますけど・・・」

俺「」

坂本「はっはっは!!まさに八方塞がりだな!!」


  • 数時間後・


~サーニャとエイラの部屋~

エイラ「ハァ!?俺中尉と夜間哨戒のペアになっタ!?」

サーニャ「・・・・・・エイラ、声が大きくて耳が痛いわ」

エイラ「ご、ゴメン・・・・・・でも何でまた俺中尉とペアになったんダ?ペアなら私がなるのニ」

サーニャ「俺中尉さんは前の部隊に居た時夜間哨戒をやってたみたいなの。それで経験豊富な俺中尉さんとペアを組ませる事によって、私の負担を軽減させるってミーナ隊長が言ってたわ」

エイラ「うぐぐ。俺中尉の奴、中々やり手だナ~。あ、でもさサーニャと俺中尉は相性が悪いって占いで出てるからナ?」

サーニャ「・・・・・・嘘は駄目よエイラ」

エイラ「でもでも!!あいつはとんでもない程の女好きなんダ!!サーニャが毒牙にかかるかもしれないゾ!?」

サーニャ「悪口は駄目。それに俺中尉さんとお話したけどとても良い人だった。温かい雰囲気を持っている人だもの」

エイラ「うぅ~・・・・・・サーニャは俺中尉が怖く無いのかヨ」

サーニャ「・・・・・・初めは怖かったけど、俺中尉さんなら大丈夫だと思う。これから一緒に戦う人を怖がってはいけないわ」

エイラ「・・・・・・分かったヨ、サーニャがそう言うなら私も応援すル」

サーニャ「ありがとうエイラ」ニコッ

エイラ「うっ///さ、サーニャは今夜も夜間哨戒だロ?夜に備えて早く寝た方が良くないカ?」

サーニャ「そうね、そうするわ。おやすみなさいエイラ」

エイラ「うン、おやすみサーニャ」

エイラ「俺中尉、絶対にサーニャには悪ささせないからナ!!」



俺「(ゾクゾクッ)」

坂本「ん?どうした俺?」

俺「い、いや大丈夫。ちょっと寒気がしただけだ」

坂本「そうか?明日の夜間哨戒前に風邪をひくなよ?」

俺「ああ、ありがとう(・・・・・・誰からか殺意の念を感じる気がする)」






~翌日・基地内食堂~


シャーリー「へぇ~、今日から俺は夜間哨戒になるのか~」

ルッキーニ「ナイトウィッチってやつだよね!!かっくい~♪」

俺「・・・・・・ハァ、夜だけなら良いんだけどなぁ」

エーリカ「え?なになに、どうして落ち込んでるの?」

坂本「俺は昼夜問わず働く事になってるんだ。扶桑の本土防衛部隊隊長のお墨付きでな」

リーネ「ええっ!?それって俺さんは大丈夫なんですか!?」

宮藤「流石に倒れちゃいますよ?」

バルクホルン「何、この間少佐と俺中尉の訓練をやらせて貰ったが、中々のスタミナだったからな。それ位ならば大丈夫だろう」

俺「何でバルクホルン大尉が言うんですか・・・・・・てか俺は暇な時は寝ときたいのになぁ」

ミーナ「無理はさせないから大丈夫よ俺さん」

ペリーヌ「いえミーナ中佐。これは俺中尉の怠慢を治す丁度良い機会だと思いますわ。それに殿方でしたら、これ位こなして頂かないと」

エイラ「そうだそうダ~。でもサーニャに手を出してみろ・・・・・・ぐちゃぐちゃにするかんナ?」

俺「了解したッス!!(昨日の殺意はこの人だ!!絶対この人だ!!)」

サーニャ「エイラったら・・・・・・ごめんなさい俺中尉さん」

俺「いえいえ、最近は色々と馴れてきましたから・・・・・・それと俺の事は気軽に呼んで良いですよ?」

サーニャ「え?あ、その・・・・・・お、俺さん?///」

俺「うん、それで大丈夫です」

サーニャ「えっと・・・・・・お、俺さんも私の事はサーニャで良いです///後私の方が年下ですから、敬語じゃ無くても大丈夫ですよ///」

俺「ん~分かった。これからはペアになるしその方が良いか。んじゃ改めてよろしくな、サーニャちゃん?」

サーニャ「は、はい!!」

エーリカ「・・・・・・へぇ~見せ付けてくれるねぇ俺君?」ニコニコ

坂本「・・・・・・いや、構わないんだぞ?うん、構わないぞ」ニコニコ

エイラ「言った傍からサーニャを口説くなんて、いい度胸だナァ~?」ゴゴゴゴゴ

俺「・・・・・・き、今日の味噌汁は五臓六腑に染み渡るなぁ~。良し、僕お代わりしちゃうもんね、ってイダダダダダ!!美緒~!!これ関節決まってる!!完全に決まっちゃってるよ!?
ハルトマン中尉もボディーはがら空きだけど無言で左ジャブからの右ストレートは止め、ぐふぅ!?
ユーティライネン中尉!!後頭部は死ぬから!!結構本気で死んじゃ(ry」

シャーリー「おぉ~!!やれやれ~!!」

ルッキーニ「俺ぇ~!!はんげきしろぉ~!!」

サーニャ&リーネ『はわわわわ~』オロオロ

バルクホルン「宮藤、お代わりを頼む」

宮藤「はいっ!!」

ペリーヌ「まったく、野蛮ですこと」パクパク

ミーナ「あら、今日は良い天気ねぇ~。日光浴でもしようかしら~」
~深夜・ハンガー~

俺「今晩はサーニャちゃん。ちょっと待たせたかな?」

サーニャ「あ、今晩は俺さん。いえ、私も今来たばかりですから大丈夫ですよ」

俺「それは良かった・・・・・・所で、何故ユーティライネン中尉が居るんですか?」

エイラ「監視だヨ監視!!中尉がサーニャに悪さしないか見張るんダ!!それとサーニャとペアに相応しい力量を持ってるかナ!!」

俺「悪さなんかしませんって・・・・・・そんな盛りの付いた犬じゃあるまいし」

サーニャ「私は来なくて大丈夫って言ったでしょ?」

エイラ「い~やサーニャ!!男なんて性欲の塊だって聞いたゾ!!油断は禁物、信用なんか出来なイ!!」

俺「誰情報ですかそれ。ったく、とりあえず分かりました。監視なり何なり勝手にして下さい」

サーニャ「本当にエイラったら・・・・・・すみません俺さん」

エイラ「フンッ!!」

俺「・・・・・・まあ俺の事何かどうでもですが、でもこれは言わせて下さいユーティライネン中尉」

エイラ「な、何だヨ?(雰囲気が変わっタ・・・)」

俺「任務に私情を挟み過ぎないで下さい。サーニャちゃんが心配なのは分かりますけど、俺達の任務を邪魔するような事は控えて下さいね?」

エイラ「い、言われ無くても分かってル!!中尉こそ私とサーニャの足を引っ張んなヨ!!」

俺「ん、分かっているなら良いですよ。俺も足を引っ張らないように頑張りますから。それじゃさっさと準備して行きますか~」

サーニャ「はいっ!!」

エイラ「うぅ~、何なんだよあいツ~」





整備兵「夜間にお疲れ様です!!ストライカーユニット・武器共に準備は万端であります!!」

サーニャ「毎回ありがとうございます。私もとても助かります」

整備兵「はっ!!恐縮です!!」

俺「高火力の大型ロケット砲か。これまた凄い武器を使っているんだね」

サーニャ「一人で行う夜間哨戒ではネウロイを撃退するのに火力が欲しくて・・・・・・」

俺「華奢なサーニャちゃんに大型ロケット抱とは・・・・・・ははっ、ギャップがあって可愛らしいな」

サーニャ「か、可愛らしいだなんて///からかわないで下さいよ///」

俺「ハッハッハ!!俺は女性を褒める時には嘘やからかいはしないよ?だからこれは本心からの言葉さ」キリッ

サーニャ「もう知りません///」

エイラ「(何だよ、私空気じゃン。しかもサーニャもあいつと楽しそうに話してるシ・・・・・・ムカムカするナァ~)」

俺「良し、俺も準備万端だ。ユーティライネン中尉も大丈夫ですか?」

エイラ「・・・・・・見て分かるだロ?」

俺「ん~機嫌以外は万端みたいですね。ま、とりあえず行きますか」

サーニャ「了解です!!」

エイラ「・・・了解」

整備兵「ご武運をお祈りします!!」

俺「おう!!しっかり祈っててくれよ!!」









俺「いやぁ~、やっぱり夜の静かな雰囲気は良いな。空気も澄んでるし心が落ち着くよ」

サーニャ「私もその気持ちが分かります・・・・・・私だけの世界が出来るみたいで、落ち着きますから」

俺「サーニャちゃんもそう思うか~。あ、それと自分がこの広い空を独り占めしてるぞ!!って思いながら飛ぶと・・・・・・フフフ、不思議と気分が高揚するんだぜ」

サーニャ「それは・・・・・・ごめんなさい、分からないです」

俺「そりゃ残念、これは俺だけみたいだな」

エイラ「むぅ~、サーニャも俺中尉も話して無いでちゃんとしろよナ」

俺「おお、これはすみません・・・・・・ふむ、今の所周囲15000以内にはネウロイを目視・飛行音は無しだな。サーニャちゃんはどうだい?」

サーニャ「・・・・・・私も大丈夫です。反応はありません」

俺「了解、しかし今日は雲が大分下に降りてるな。一応雲の上まで行ってもう一度策敵してみようか」

サーニャ「はい、分かりました」


俺「うぉぉ、流石に雲の上は少し冷えるのぅ・・・・・・サーニャちゃんとユーティライネン中尉は寒くないかな?」

サーニャ「私は大丈夫です。もう慣れてますから」

エイラ「私も大丈、クシュンッ!!」

俺「やや?俺が見た限り、大丈夫じゃ無さそうですが・・・・・・ユーティライネン中尉、失礼しますよ」ファサッ

エイラ「なっ!?何してんだヨ!!余計な事すんナァ~!!」

俺「余計な事では無いです。女の子が身体を冷やすのは良くないんですよ?ほら、暴れると上着が落ちちゃいます」ニコニコ

エイラ「うぅ~!!わ、分かったヨ!!///サーニャの為に借りてやル///」

サーニャ「ふふふ、エイラの言ってる事めちゃくちゃよ?」クスクス

エイラ「さ、サーニャも笑うナァ~!!///」

俺「(ふむふむ、ユーティライネン中尉はサーニャちゃんに気があるのな・・・・・・なるほど百合か。それはそれでたまらんな)」





サーニャ「(ピクッ)・・・・・・止まって下さい、反応あります。北北西に30000の距離」

俺「了解・・・・・・良し、こちらも目視で確認した。しかし何だありゃ」

エイラ「私には見えないケド・・・・・・何が見えるんダ?」

俺「目玉型のネウロイ、ですね。そんなに大きくは無いですが・・・・・・(恐怖は感じない。だけど何だ、この薄気味悪さと胸騒ぎは)」

エイラ「目玉?なんだよソレ。サーニャ、何か動きはあるカ?」

サーニャ「全く動かないわ。敵意は感じないけどずっと私達を見てる」

エイラ「うぇ~、何だか気持ち悪いナ。でもネウロイなら撃墜しなきゃいけないゾ」

俺「でもあんな得体の知れないネウロイは初めてだ。とりあえず本部に連絡を入れましょう。HQ、応答願う」

『こちらHQ。どうかしましたか?』

俺「こちら俺中尉。夜間哨戒中にネウロイを発見。数は一体、敵に動きは無し。戦闘をやむを得ない可能性があるので戦闘の許可を頼む」

『了解しました、戦闘を許可します。御武運を』プツッ

俺「良し、許可は下りた。まずは先手を取りたいな・・・サーニャちゃん、あいつは射程に入ってる?」

サーニャ「すみません、射程外です。後もう少し近づければ良いんですけど・・・」

エイラ「なら近づくしかないよナ」

俺「ですね、距離を少し縮めてみましょう」ブゥゥゥン

サーニャ「・・・・・・縮まらない。私達が近寄ると近づいた分だけ離れて行く」

エイラ「何だよソレ。本当に戦う気ゼロかヨ」

俺「サーニャちゃんの射程を完全に把握して入らないよう気をつけているのか・・・・・・これを続けてもいたちごっこになるだけだな」

サーニャ「どうしますか?」

俺「近づこうにも近づけ無いし、ネウロイが攻撃してくる感じも全く無し。はて、どうしよ・・・・・・んん?」

エイラ「な、何ダ?どうかしたのカ?」

サーニャ「ネウロイが撤退していく」

エイラ「ハァ?何もせずに撤退?」

俺「凄いスピードだ・・・・・・ネウロイの戦闘エリア離脱を確認。一体何だったんだ、あのネウロイ」

サーニャ「分かりません。偵察用のネウロイでしょうか」

エイラ「目玉の形で私達をずっと見てたからそうかもナ」

サーニャ「何だか気味が悪いですね俺さん。俺さん?どうかしましたか?」

俺「・・・・・・ん、ああいや、何でも無いよ。んじゃ本部に連絡して今日は帰ろうか」

サーニャ「あのネウロイ以外の反応はありませんでしたし、そうしましょう」

エイラ「だナ。今日はゆっくり眠るゾ~」

サーニャ「私も、ふぁ~・・・・・・少し眠い」

俺「よし、全機帰還する!!」

『了解!!』

俺「(明日の朝、ヴィルケ中佐と美緒にあのネウロイの事を報告しなきゃな)」




~基地~


俺「報告書は俺が出しとくから二人はゆっくり休んで大丈夫だからね」

サーニャ「そ、それは俺さんに悪いです。私もお手伝いさせて下さい」

エイラ「そうだゾ。私達にも手伝わせろヨ」

俺「俺は朝まで起きているからな、暇潰しにやらせてもらうさ。それに睡眠不足はお肌の敵、年頃の女の子は早く寝ないと駄目だぞ~」

サーニャ「・・・・・・ふふ、分かりました。ではお願いしますね俺さん」ニコッ

エイラ「さ、サーニャ。頼んじゃって良いのカ?」コソコソ

サーニャ「多分私達が言っても俺さんは承諾しないと思うの。だからここは俺さんのお言葉に甘えましょ」ニコニコ

エイラ「むぅ~。サーニャがそう言うならそうする。なら報告書よろしく頼むヨ、何かあったら相談しに来いよナ」

サーニャ「それでは俺さん、おやすみなさい」

俺「おう、おやすみ。二人とも良い夢見ろよ~」スタスタ


サーニャ「あ、エイラ」

エイラ「ん?どうかしたカ?」

エイラ「くすっ、エイラったら俺さんの上着借りたままよ?」

エイラ「え、うわっ!!忘れてタ!!///・・・・・・ゆ、夕方になったら返しに行くよ、ウン///」

サーニャ「エイラも俺さんと仲良くなれると良いわね」クスクス

エイラ「さ、サーニャ~!!からかうなって言ってるダロ~!!///」





~俺の部屋~

俺「以上を報告するっと。んん~!!とりあえずはこれで良いかなぁ~。久しぶりに報告書なんて書いたから肩が凝ったなぁってね」

俺「夜明け前は寂しくなるねぇ。コーヒーは無くなったし、肌寒いよ~眠たいよ~」

俺「・・・・・・うああ~!!どっか出掛けてぇなぁ!!ロマーニャの女の子をずっと眺めてお茶を飲みたい!!そしてちょろっと口説いて買い物何かをしたいよぉ!!」

俺「ふぅ、欲望を叫ぶとスッキリするな!!まあこの願望は叶わないだろうけどね!!ハッハッハ!!」

俺「・・・・・・馬鹿な事は辞めてコーヒーでも淹れに行くか。しかしロマーニャには行きたいなぁ、今度ヴィルケ中佐に頼んでみるか。あ、でも行く手段がねぇや。ジープでも貸してくれるといいが」ガチャッ、バタン







俺「はぁ~あ。コーヒー飲みすぎて仮眠を出来なくなるとか子供かよ俺は・・・・・・散歩して気を紛らわすのも無理かなぁ」

俺「とりあえずは美緒と訓練をした砂浜にでも行ってみるか」

俺「ん~!!美緒が気に入るだけの事はあるな。確かに静かで落ち着く場所だ。よいしょっと」

俺「・・・・・・美緒、か。あいつちょっと会わない内に綺麗になってたなぁ。前にも増して色気があると言うか何と言うか」

俺「あの豪快な笑いもまた可愛らしいもんだ。つかこの間美緒と風呂場であんな事をしたなんて・・・・・・うん、考えるとヤバいから辞めとこ」

俺「ネウロイが居なかったら俺と美緒はどうなってたんだろうか。扶桑の生まれ故郷で普通に暮らしてんだろうかねぇ」

俺「ははっ、美緒は今と変わらんだろうな『はっはっは!!俺、さっさと訓練を始めるぞ!!』何て言いながら振り回されるに決まってる」

俺「・・・・・・そんな普通の日常を作るためにはネウロイを倒さないといけない。そして美緒の明るい笑顔と世界中の女性を守る、まあ男もな」

俺「独り言激しすぎんだろ俺ェ。誰かに聞かれちゃ恥ずかしくからもう辞め『ふむ、恥ずかしくは無いと思うぞ?』・・・・・・美緒さんや、何処から聞いてた?」

坂本「確か『あいつちょっと会わない内に綺麗になってたなぁ』って所だ」

俺「初めからじゃないですかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!殺せぇぇぇぇぇ、殺してくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

坂本「ふふふ、俺がそう思ってくれていたとはな、お前の私を思う気持ちはとても嬉しいぞって俺、何処に行く?」

俺「・・・・・・あれだ、海に入ってこことは違う世界に行ってくる。なぁに心配すんな、土産は買ってくるさ」ザブザブ

坂本「まあ待て待て。私とゆっくり話をしてからにしよう。水練ならば私も後で付き合うからな!!はっはっは!!」

俺「・・・・・・何か恥ずかしがってる俺が馬鹿みたいだな。うん、美緒みたいに落ち着こう」

坂本「(しかし俺の言葉を聞いてから胸がどきどきして顔が熱くなるのは何でだろう・・・・・・落ち着いた振りをするのも中々厳しいぞ///)」

坂本「(い、いや待て!!良く良く考えてみると・・・・・・ッ~!!///何だか相当恥ずかしくなってくるではないか!!///)」※かなり鈍いです

俺「んで?美緒はこんな明け方にどうしたんだ?」

坂本「ん、ああ。えっと私は朝の訓練だ。ここに配属されてから毎朝の日課にしていてな」

俺「ははっ、美緒は本当に訓練が好きなんだな。俺にもその熱意を分けてくれよ」ニコニコ

坂本「ッ!!///う、うむ///ま、まあその内、な///」

俺「訓練なぁ~、徹夜明けの俺にはちと堪えるかもしれんなぁ」

坂本「昼間は、その、あれだ、昼夜働かせると言ったが・・・む、無理は、するなよ?」

俺「にひひ、俺は美緒と一緒に働けてるだけで充分元気を貰ってるから大丈夫だぜ!!ってか~♪」

坂本「そ、そうか///それは良かった///」

俺「ん?美緒、ちょいこっち見て」

坂本「ど、どうしたんだ?」

俺「ん~・・・・・・何か顔赤いぞ?熱でもあるのか?」

坂本「な、何大丈夫!!少し暑いだけだ!!///」

俺「なら良いけどさ。ふぁ~・・・何か美緒と話したら安心して眠くなったなぁ~。部屋に戻って少し仮眠でもとるか・・・そうだ、美緒も一緒にもう一眠りどうだ?」ニヤニヤ

坂本「ば、馬鹿者!!///私は訓練をするんだ!!貴様一人で仮眠しろ!!///」

俺「お~怖い怖い♪んじゃおやすみ~。また昼に会おうな~」スタスタ

坂本「・・・・・・うがぁ~!!このもやもやとどきどきは何だぁ~!!こんな時は訓練・訓練・また訓練で忘れるぞぉ!!///」

「烈風斬ッ!!烈風斬ッ!!れっぷうざぁ~んッ!!」

俺「朝から凄い気合いだなぁ・・・昼の体力持つのかあれで」
最終更新:2013年02月02日 12:54