俺「・・・・・・黒江姉さ~ん」
黒江「ん~?どうした俺?」
俺「魚、全然釣れないなぁって」
黒江「忍耐力の無い奴だ、まだ始めて二時間も経ってない。魚の引きを待つのが釣りの醍醐味だろう?」
俺「俺に釣りなんて合わないよ。はぁ~、折角の休暇が黒江姉さんと釣りねぇ・・・・・・姉さんもさ、もうちょい違う趣味持ったら良いんじゃねぇの?」
黒江「人それぞれで良いじゃないか。俺こそ基地のウィッチを手当たり次第に口説くのは辞めろ、あそこには私の部下も居るんだ」
俺「俺は仕方無いの。黒江姉さんの隊には可愛い少女、色気のある淑女に物静かな女性と選り取り見取り・・・・・・うぇへへ、本当に堪らんなぁ」ニヤニヤ
黒江「やれやれ、こんな事を坂本やお前の養父様が聞いたら悲しむぞ?」
俺「うぐっ!!その二人を引き出しに出すのはずるくないか黒江姉さんよぅ・・・」
黒江「相変わらずこの二人には頭が上がらないようだな」
俺「・・・・・・うるせぇ」
黒江「ふふふ、お前は本当にからかいがいがあるよ」
俺「ったく、黒江姉さんには敵わねぇや。あ、そう言えば俺この間中尉に昇級したんだぜ?凄くないか?」
黒江「お前が中尉?・・・・・・そうか、お前を中尉にするとは軍はそれ程までに人材不足なのか」
俺「え、なにそれ失礼じゃない?」
黒江「やはり男のウィッチが珍しいと言うだけでの昇級だろうか?うむ、あり得ない話では無いな」ウンウン
俺「黒江姉さん!!それ以上言うと俺泣くぞコラァ!!」
黒江「ははは、冗談だよ冗談。昇級おめでとう俺、頑張ってるじゃないか」ナデナデ
俺「い、いつまでも子供じゃ無いんだから頭を撫でるの辞めろよ!!///」
黒江「何を言う、私から見たら俺はまだまだ子供だ」ナデナデ
俺「いい加減にしないと乳揉むぞ!!///」
黒江「やってみるか?触っても良いが触った瞬間、俺の両手が斬り離されるぞ?」
俺「・・・・・・すみませんごめんなさい許して下さい。あ、黒江姉さん当たりきてるよ」
黒江「お、おお?これは大きいぞ!!チヌかメジナか!?いやまだ大きい!!」ガシッ!!
俺「漸く撫でるの辞めたな・・・・・・ふぁ~、とりあえず黒江姉さん頑張れ~」ゴロン
黒江「くぅっ!!このっ、てりゃ、ふぬぅ~!!」
俺「・・・・・・・・・・」
黒江「いやっ、んん~!!っはぁ、はぁ」
俺「(息遣いが荒く、顔を赤らめてる黒江姉さん・・・・・・うん、記憶に焼き付けておこう。後々使える)」
黒江「お、俺、見てないで手伝っ・・・わわっ!!」
俺「ええ~姉さん一人で頑張って下さ~い。俺は夜間哨戒明けで眠いからさ~」ニヤニヤ
黒江「くぅ~!!両手が塞がって無ければ~!!」
俺「・・・・・・やれやれ、んじゃちょっと後ろから失礼しますよ~」ギュッ
黒江「あ、こ、こらっ!!何でわざわざ後ろからするんだ!!///」
俺「何でって言われても・・・なんかこっちの方が力が入るからかな?」
黒江「だからと言って手を握る必要は!!///」
俺「あぁ~!!姉さん魚が逃げちゃうから釣りに集中しなって!!」
黒江「(で、出来る訳無いだろうが!!)」
俺「おりゃぁ~!!」グググ!!
プツンッ!!
俺「おわっ!?」ゴツッ!!
黒江「わぁっ!?」
俺「ッ~!!いってぇ~・・・」
黒江「う~ん・・・・・・!?」
俺「ちっくしょう、糸が切れたか~。糸を切る位の大物とは勿体無かったな黒江姉さん・・・黒江姉さん?」
黒江「・・・・・・お、俺」
俺「どうかした?怪我とかしてない?」
黒江「も、もうあれだ、は、離してもらえないだろうか///」
俺「おっと、こりゃ失敬って姉さん顔赤いぞ?風邪引いた?熱でもあんの?」ピタ
黒江「う、五月蝿い!!大丈夫だ!!///きょ、今日は基地に帰るぞ俺!!///」スタスタ
俺「え、ちょっ、待てよ黒江姉さん!!」
黒江「(お、俺の奴、いつの間にか男らしい体つきになっていたな・・・・・・いかんいかん!!さっきの事は忘れろ私!!///)」
~基地・訓練場~
黒江「皆、頑張っているみたいだな」
ウィッチ1「あ、黒江大尉!!お疲れ様です!!」
ウィッチ2「こんにちは黒江大尉!!」
黒江「大尉と呼ぶのはやめてくれ。堅っ苦しくてかなわん」
ウィッチ達『ハイッ!!黒江大尉!!』
黒江「いや、私の話をだな・・・」
俺「まあまあ、黒江姉さん。姉さんが慕われてるって事だろ?そん位別に良いじゃん、俺みたいに呼ばれなくなったら寂しいよ?」
黒江「そのだらしない性格ならお前は仕方無かろう」
ウィッチ1「俺さんだ・・・」ヒソヒソ
ウィッチ2「確か俺さんって女遊びがひどいんでしょ?良い噂は聞かないけど、私は凄く好みなのになぁ」ヒソヒソ
ウィッチ3「辞めといた方が良いわよ。絶対にすぐ捨てられちゃうから」ヒソヒソ
俺「ね?」
黒江「ね?じゃ無いだろ。お前本当に女を取っ替え引っ替えしているのか?」
俺「してないよ。女の子は大好きで口説いたりするけど、やるのはお茶してお話位さ。それ以上はなんにもしてません」
黒江「・・・・・・まあお前を信じるか。しかし噂はかなり広まってるようだな」
俺「それは諦めてるよ。もうどうしようもねぇからさ!!ハッハッハ!!」
黒江「ハァ、お前を見ていると坂本を思い出すな。そうだ、どうせだし訓練でもしていくか?」
俺「えぇ~、俺今日は非番なんだけど・・・」
黒江「まずは射撃訓練からやるか。よし着いてこい」
俺「黒江姉さんの耳、都合良く聞こえなくなるのな」
~数分後~
黒江「・・・・・・」
俺「・・・・・・てへっ☆」
黒江「正座しなさい今すぐここで早く」
俺「ハイッ!!」スタッ
黒江「なんだあの射撃訓練は!!百発撃って当たりが十発にも満たないとは酷すぎるぞ!!」
俺「いや、俺銃の扱いが昔からめちゃくちゃ下手くそなんだって黒江姉さんも知ってるでしょ?」
黒江「知ってはいたがここまでの腕とは・・・・・・今まで訓練はちゃんとしてたのか?」
俺「してたさ。隊長、いやオヤジに無理矢理やらされたけど全然上手くならないのよねぇ『お前才能無さすぎる』ってオヤジにも言われた☆」
黒江「見ろ、私の部下も若干ひいてるぞ」
ウィッチ3「俺中尉、ちょっと可愛げがあるかも・・・」
ウィッチ2「うん、私も思った」
ウィッチ1「親近感も湧いてきちゃった」
黒江「(あれ?そうでも無い?)」
俺「だぁかぁらぁ!!俺は接近戦が得意なの!!黒江姉さんだって扶桑刀を使った接近戦型だろ?俺もそれに特化してるの!!」
黒江「お前の養父様がそのようにスタイルを確立させたのは分かるが・・・それ一つだけって言うのもなぁ」ジロッ
俺「うぐっ!!分かった分かった!!もうちょい射撃訓練やるよ!!」
ウィッチ1「わ、私もご一緒して良いですか?」
ウィッチ2「あ、私も私も!!」
ウィッチ3「えっと・・・それじゃ私も」
俺「よっしゃお嬢さん達!!俺に続けぇ~!!」
ウィッチ達『オオ~!!』
黒江「・・・・・・何なんだこれ、私だけ蚊帳の外か」
~また数分後~
ウィッチ1「やったぁ~♪最高記録だ~♪」ニコニコ
ウィッチ2「えへへ、私も最高記録~♪」ニコニコ
ウィッチ3「私はもう少しだったなぁ~。次は頑張るぞ!!」ニコニコ
黒江「うむ!!今のは皆良かったぞ!!流石は私の部下だ!!」
ウィッチ達『ありがとうございます!!』
俺「あはは・・・やったぁ・・・最低記録更新だぁ・・・」
黒江「あ、お前は、その、あれだ・・・・・・つ、次は頑張れ!!」
俺「同情するなら愛をくれ!!もしくは射撃能力!!」
黒江「・・・・・・すまん、私には救えない!!と言うか射撃能力に関しては諦めろ!!」
俺「いやぁぁぁぁぁぁ~!!!!!!黒江姉さんにまで見放されたぁぁぁぁぁ!!!!」
ウィッチ1「あの、元気出して下さい」
ウィッチ2「きっと良いことありますよ、ね?」
ウィッチ3「諦めたらそこで試合終了です!!」
俺「君達っ・・・・・・よし、俺頑張るよ!!でも射撃訓練はしない!!次は違う訓練をしたいと思いますが構いませんね!?」
ウィッチ達『大丈夫です!!』
俺「よぉし良い返事だ!!さあ外に出て走り込みをするぞ!!俺に着いてこ~い!!」タタタッ
ウィッチ達『ハイッ!!俺さん!!』タタタッ
黒江「ちょっ、お前ら!!私を置いて行くなぁ~!!」
~数時間後~
ウィッチ1「はぁ、はぁ」
ウィッチ2「疲れたぁ~・・・」
ウィッチ3「すっごく良い汗かいたね~」
俺「うんうん!!皆お疲れ様!!よく頑張ったね、今日はゆっくり休んでくれよ!!」
黒江「いや、それ私の台詞・・・」
ウィッチ2「はい俺さん!!」
ウィッチ3「今日はとても楽しく訓練が出来ました」
ウィッチ1「あの、俺さん、また来た時は一緒に訓練しましょうね!!」
俺「うん、そうだな!!そん時はよろしく頼むよ」
ウィッチ達『ではまた!!黒江大尉、俺さん、お疲れ様でした!!』タタタッ
俺「おう、お疲れ!!」
黒江「・・・・・・統率力・スタミナ・格闘センス・飛行能力全て及第点以上。射撃能力以外は良いんだがなぁ」
俺「本当か?いやぁ、黒江姉さんに認めてもらえるとは俺も頑張った甲斐があったなぁ」
黒江「これも坂本に着いて行くためだろう?」
俺「ハッハッハ!!黒江姉さんには隠し事出来ねぇか!!そうだな、美緒は俺より数段凄い奴さ。だからその美緒に着いて行くため、いや守るためにはもっと強くならないとな」
黒江「・・・・・・お前は昔から坂本が好きだったからな。まあお前がそう考えているならば私も協力は惜しまないぞ?」
俺「そいつは頼りになるよ。おっとそろそろ基地に帰らないと。オヤジと仲間に叱られちまう」
黒江「もうそんな時間か?今日はここに泊まって行けば良いだろう?」
俺「明日は朝から哨戒任務なんだ。俺朝は弱いからさ~多分間に合わなくなる」
黒江「そうか、それならば仕方ないな」
俺「んじゃそろそろ行くか。黒江姉さん今日は楽しかったよ、ありがとな」
黒江「私も楽しかった。今度はゆっくり酒でも飲みながら語り合おう」
俺「良いね~楽しみにしとくか!!じゃあな黒江姉さん!!」
黒江「うむ、気をつけて帰れよ」
黒江「・・・・・・俺、お前しか坂本を守れないんだ。もっともっと強くなってずっと付き添ってやるんだぞ」
その後、哨戒任務で俺は大型ネウロイを二機撃破。
俺が連合軍第501統合戦闘航空団「STRIKE WITCHES」に移動させれる数日前のはなしであった。
黒江「え?俺が連合軍第501統合戦闘航空団に移動させられた?・・・・・・分かった、連絡感謝する」ガチャッ
黒江「・・・・・・ふぅ、コーヒーでも飲むか」カチャカチャ、コポコポ
黒江「・・・・・・うん、美味しい」
黒江「・・・・・・どいつもこいつも大事な事は私に連絡していかない」
黒江「連絡くらいしろぉ!!坂本に俺ぇ!!今度会った時は覚えておけよぉ!!」
坂本&俺『ハックショイ!!』
最終更新:2013年02月02日 12:55