整備「おい見ろよ。ゴミ漁りが上官の部屋に入っていくぞ」
整備2「納得行かないよなー数少ない男のウィッチだからって少尉だぜ?撃破数0の癖にな」
整備「知ってるか?あいつネウロイにやられた船の残骸を貰ってるらしいぜ」
整備2「うわっどうせそれ売ったり何かに使ってんだろ?」
整備「最悪だよな。それになんだよあのやたらデカい袖は。オシャレだと思ってんのかね」
整備2「でも今日で見るのも最後かもしれないぜ?」
整備「お、なになに?」
整備2「なんでもウィッチ達がアイツが働かないせいで士気が下がるって上官に直談判したらしい」


俺「転属……ですか」
上官「ああ」

またか、と俺は心の中で呟く。覚悟はしていたはずだが、やはり慣れないなと思っていた。

俺「で、どの様なことが原因なんでしょう」

上官が困ったような顔をする。

?「それには私が答えましょう」

その声に振り向くとうちのエースがいた。彼女もまた困った表情をしている。


エース「俺少尉、あなたがいると士気が下がるという意見が多数出ています」
俺「あー、そんなことですか……」
エース「ウィッチなのに戦わず、後ろで飛んでいるだけなのを見るとやる気が無くなる……と」
上官「少尉の仕事は戦闘中の補給だからな……確かにここは滅多に必要ではないが……」
エース「ええ、私もそれは言ったのですが……」
俺「いいんです」

俺が首を振る。

俺「自分の支援が必要ないということは、自分はここでは必要無い。それでいいじゃないですか」

俺はにこりと笑い、二人に頭を下げる。

俺「短い間でしたが、ありがとうございました」


顔を上げ部屋から出ようとして、俺は何か気づいたのか足を止める。

俺「上官、自分の転属する場所はどこでしたっけ?」
上官「すまないな忘れるところだった」

そう言うと上官はどこからか紙を取り出す。

上官「第501統合戦闘航空団基地……だそうだ」


その頃

ミーナ「俺少尉 珍しい支援、輸送専門の、さらに珍しい男性のウィッチ。飛ぶ魔力はあるが戦う魔力は殆ど無し、しかし弾や食料が尽きたとき、どこからともなく物資を補給。ついた通り名が『単騎軍事基地』『歩く食料庫』」

ミーナ「普通の人だといいんだけど……」
最終更新:2013年02月02日 13:07