ジェットコースターを知っているだろうか?説明は面倒くさいからしないぞ
まぁ、乗った事がなくても知らない人は少数派だろう、
知らない奴がいればそれは、年齢が極端に低いか、極端に高いか、
そのどちらでもないなら
頭の中にカレーだのを入れて飛行する彼らの事も知らないんじゃないか?
と、ボクは問おう・・・長くなったな、なんでこんな話をするかといえば
特に意味はない、強いて言うならあの感覚は空を飛ぶ感覚に似てなくもないと
ボク自身感じたからだろう、後ろに駆けていく景色、全てを置き去りにしかねない
スピード、それを知っているからだろう、しかしあくまで似ているというだけで
それは空を飛ぶ感動の足元にも及ばないと断言しよう、
では本題だ、スピード、それは人を魅了する一つの要素なのかもしれない
それに魅せられた人間は限界に挑もうとする、音速の世界、光速の世界へと
ボクが出会った中で一番グラマラスな彼女、その彼女がかつて溺愛する仲間の悪戯で
音速を超えたのは偶然なのだろうか?たとえ偶然だとしても一度有れば二度目が会っても
可笑しくはないよな
今回はそんなお話だ、前回でこの話もするつもりだったけど案外長くなって
こんな事になったなんて事は断じてない、・・・たぶん
ここまでの意味のわからないであろう話を聞いてくれた上にこれからの話まで聞いてくれる人がいたとすれば、それはきっとお人好しだな、感謝するぞ
あ・・・ついでにジェットコースターはもう乗らない
~食堂~
たぶんこの物語の主人公である少年、今日の彼は朝食当番であるのだが
目的地である食堂にて一歩も動けずにいた
僕「な、なんだこれは!?」
そこにはワンダフル且つエキセントリックな鍋があった
色は紫で匂いは・・・無理だ、嗅いだら死ぬ気がするんだよ、嗅げないよ!
僕「いかん、夜間哨戒明けで疲れてるのかな・・・?」
目の錯覚?そんな馬鹿な!?
しかしここに来てもうすぐ三週間だがこんな物はあっちの世界でも見た事な・・・
姉『えへへ、失敗しちゃった♪』
あれ?なんだ今のは・・・は、ははは
覚えてない、覚えてない、覚えてない、覚えてない
僕「と、とにかく朝食だな、うん、作らないと!」
ミーナ「あら、いつも悪いわね、それと昨日はお疲れ様」
この人は・・・説明しなきゃだめ?これ続きだよね・・・ま、いっか
要約すると『お母さん』だ、わかってもらえただろうか?
僕「ミーナさん、おはようございます」
ミーナ「はい、おはよう、僕さん」
僕「あ、そうだ、この鍋なんですけど。何か知りませんか?」
ミーナ「・・・鍋?」
お母さ、ミーナさんは散らばった缶詰やら洗剤を避けて鍋に近づいてくる
ミーナ「・・・・・あの子達、また」
僕「?」
ミーナ「これは捨ててもらって構わないわ、後、絶対に食べちゃダメよ、いい?」
僕「はぁ・・・え、と、わかりました」
また張り紙を作らないと、と言って我らが隊長は去っていく
僕「早く作って寝よう」
その後、手伝いに来てくれた宮藤とリーネに後を任して部屋に直行、ベットにダイブ
僕「あぁ・・・自分から朝食作るって言ったのに・・・」
眠いんだよなぁ、本当に眠い、昨日はネウロイに遭遇、一曲披露した後に
爆撃に次ぐ爆撃で撃破完了、あれは絶対女の子の持つべき武器じゃないと思う
僕「・・・・・サーニャ、もう寝たかな?」
ポツリと一言呟いて、少年は眠りについた
―――――――
―――――
―――
――
~エイラ・サーニャの部屋~
エイラ「わっ!?」
その部屋には少女が二人、この部屋の日常でありエイラにとってのお約束
エイラ「・・・今日だけだかんナ」
彼女はいつもの様にそっと毛布を掛ける
サーニャ「・・・」スー、スー、スー
エイラ「お疲れ様、サーニャ」
サーニャ「・・・・・」スースー
エイラ「はぁ、最近は僕の奴にサーニャ取られてばっかだからナ・・・」
サーニャ「・・・ボク・・さん」
エイラ「そうそう僕の奴に・・・え、サーニャ?」
いつもの光景に一つの寝言が加わった、それだけの話だった
サーニャ「・・・・・」スー、スー
エイラ「う、なんだよ、アイツ・・・私とサーニャの間に急に入ってきテ」
この気持ちは嫉妬なのだと彼女自身は気付いているのだろうか?
しかし気付いたところで何が出来るわけではない
エイラ「そうだ、占って・・・・、駄目ダナ、嫌なカードが出たら」
彼女は窓から空を見て頭を抱える
エイラ「ワーーーー!どうしたらいいんダヨーーー?」
サーニャ「・・・エイラ・・」スー、スー
その寝言は自問自答を繰り返す少女の耳には届かなかった
―――――――
―――――
―――
――
~ハンガー整備スペース~
-夜-(3)
僕「・・・はっ!?」
なんだかすごい勢いで一日が終わろうとしている気がする!
僕「今日は夜間哨戒ないんだった・・・」
先日の夜間哨戒任務中のネウロイとの遭遇は本来なら今日の予定だったらしい
それが早まったために今日の夜間哨戒は無くなったのだ
僕「こんな時間まで整備、いや改造か?」
僕「どうしようかな・・・・・・ユニットでも見てくるか」
-夜-(1)
シャーリー「うしっ、こんなもんだな!」
隊で一番のグラマラスボディを誇りスピード狂で知られているシャーリーこと
シャーロット・E・イェーガー大尉は自分のユニットの整備(改造)を欠かさない
ユニットの前面は精密機器が飛び出したままだが、彼女には彼女の一線がある
続きは明日にでもするのだろう
シャーリー「時間も遅いし、そろそろ寝るか!」
彼女は趣味を終えて自室に帰っていく
-夜-(2)
ルッキーニ「お腹すいたーーー!」
一体ハンガーのどこで寝ていたのかと聞きたくなる少女は空腹で
目覚めたらしい、隊の最年少の天才?ウィッチである
フランチェスカ・ルッキーニ少尉は眠い目を擦りながらもふらふらと進んでいく
先程まで改造されていたユニットに進んでいく
-夜-(4)
僕「しかし別に整備できるわけじゃないしな・・・」
戦ってきた相棒を簡単に整備するぐらいは出来た方がいいかもしれないな
ガッシャーーーン!!
僕「な、なんだ!?」
夜中に機械の破壊音が響いた
-夜-(6)
僕「逃げよう、速やかに逃げよう、ルッキーニ・・・」
ルッキーニ「そ、そうだね、ダメだよ僕!こ、こんな事しちゃ~」
僕「あっはっはっは・・・」
ルッキーニ「似てなーい・・・」
僕「ルッキーニさん、帰りましょう」
ルッキーニ「・・・うん」
よいしょ、とユニットの前面を閉じてから去って行く少年と少女はこの日の事を忘れる事にした
―――――――
―――――
―――
――
~翌日~
朝食は和食だった、大好物の鮭の塩焼きもあったのだが
昨日のアレが気になってしょうがない・・・
僕「・・・・・・」
サーニャ「ボクさん?」
僕「え、はい、ごめんなさい!・・・ってサーニャか」
サーニャ「何度も呼んだんですよ、それにごめんなさいって?」
僕「な、なんでもないよ」
サーニャ「声が裏返ってますよ?」
な、なんだって・・・やばい、ごまかさないと!
僕「お、おかわりください!」
宮藤「はい、待っててくださいね」
ルッキーニ「わ、私もおかわりっ!」
リーネ「はい、ちょっと待ってね」
ルッキーニ・僕「・・・・・・・」
坂本「どうした、ルッキーニに僕、何かあったのか?」
こうなったら正直に言おう!
僕「あの・・・!」
ミーナ「少佐、ルッキーニさんならともかく、僕さんが何かするわけないじゃない」
坂本「ふむ、それもそうだな!」
僕「そ、そうに決まってるじゃないですかぁ・・・」
ルッキーニ「お、おかわりはまだかー!?」
―――――――
―――――
―――
――
~昼~
昼間の廊下に密談をする少年少女が一名ずつ
僕「ルッキーニ、謝ろう」
ルッキーニ「う、うん!」
僕「早く謝ればシャーリーだって自分から進んでミーナさんに言ったりしないさ」
そうだ、大丈夫だ、問題ない!
ルッキーニ「そうだね、シャーリーも許してくれるよね」
僕「ああ、あのシャーリーが許してくれないわけがないだろう」
ルッキーニ「よし、そうと決まれば・・・」
僕「いざシャーリーの元へ!」
エーリカ「あれ、二人が一緒なんて珍しいね?」
二人「わーーーーーーー!?」
エーリカ「わーーーーーーー!?」
しばらく三人とも呼吸を整えて始まってすらない会話を再開する
エーリカ「な、何?ビックリしたよ!」
僕「それはこっちのセリフだよ・・・」
ルッキーニ「び、びっくりしたぁ」
エーリカ「ゴメンゴメン、それよりなんの話し?シャーリーがどうのって・・・」
僕「うわっ、お腹が痛い!悪いエーリカちょっとトイレ行ってくる!」
ルッキーニに目でサインを送る
ルッキーニ「あ、あんな所に珍しい虫がいる!」
タタタタタタタ
エーリカ「・・・怪しい」ニヤリ
天使の足は執務室へと向かっていく
―――――――
―――――
―――
――
~ハンガー整備スペース~
シャーリー「話し?いいけど今からユニット弄ろうかと思ってたんだよな」
あの後早いに越した事はないとシャーリーの所に来た犯人二名
僕「ごめんシャーリー、ちょっとだけでいいんだ!」
ルッキーニ「ちょっとだけでいいの!」
シャーリー「ん、二人ともなんかあったのか?」
僕「・・・とにかく落ち着いて聞いてくれ」
ルッキーニ「あのね、昨日の夜ね・・・」
僕「シャーリーのユニットに・・・」
ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
基地内に響くけたたましい警報音、それが意味するものは
シャーリー「ネウロイか!?」
僕・ルッキーニ「あぁ・・・・」
シャーリー「二人とも悪い、話は後だ!」
ミーナ『各員に告ぎます、中型ネウロイが先程確認されました、恐らく高速型の
ラロス改だと思われます、イェーガー大尉、ルッキーニ少尉、リネット曹長
宮藤軍曹は至急出撃してください』
基地内に響き渡る501の隊長の声、それはいい、それはいいんだ、なんかまずい気がする
なんだ、誰が出撃って言った?
僕「・・・あ!」
シャーリー「行くぞ、ルッキーニ!」
ルッキーニ「う、うん!」
僕「いや、待って、行っちゃダメって・・・・!?」
お腹痛い!?なんでだよ本気で痛いんだけど、あの嘘か、あれが原因か?
僕「・・・くそっ!」
軍機違反一回目は腹痛の中の出撃だった
―――――――
―――――
―――
――
~戦闘空域~
シャーリー『なんかユニットの調子が変なんだよな、そういや昨日整備ちゃんと
終わらせたんだっけ・・・いや終わってないから昼間にしようと』
リーネ「シャーリーさん、来ました!」
宮藤「あのネウロイ、凄く・・・速い!」
ルッキーニ「・・・ん~?」
『何か忘れてる気がする・・・』
シャーリー「よし、追い抜かれたら最後だ、多重攻撃で一気に方を付ける!」
確認されたネウロイは速度だけを重視したフォルム、シャープな翼を持ち合わせていた
この速度なら基地はおろかローマの町に着くのも時間の問題だろう
宮藤・リーネ「了解!」
ルッキーニ「う~ん・・・あ、思い出した!」
―――――――
―――――
―――
――
-夜-(5)
破壊音のする方に行ってみると少女が顔をしかめていた
僕「あれ、ルッキーニ?」
ルッキーニ「うじゅ~、痛い~」
僕「大丈夫か、怪我は?」
ルッキーニ「ううん、大丈夫・・・でも」
そう言って少女は視線をボクから外す、その視線の先にあったのは
僕「・・・なんだこれ!?」
ストライカーユニットが何個かのパーツが外れた状態になって倒れていた
ルッキーニ「ぶつかっちゃった・・・」
僕「どれだけ派手にぶつかったんだよ・・・これ、シャーリーのか?」
ルッキーニ「・・・うん」
怪我をしてないのが幸いだろう
僕「ま、仕方ないさ、謝ろうな?」
ルッキーニ「それだと、また隊長に怒られる・・・」
僕「う~ん・・・でもなぁ」
簡単になら日曜大工もこなせるがこれじゃ話が違うだろ
ルッキーニ「そうだ、直してよ!僕なら出来るでしょ?」
僕「な、そ、それはさすがに・・・」
ルッキーニ「ワクワク!、ワクワク!!」
僕「OK、任せな!」
なんとも愛らしい瞳でした、はい
―――――――
―――――
―――
――
~現在~
僕「ああ、なんで調子乗ったかな?」
バカ、自分のバカ!!
自分を殴るという奇妙な事を空中でしていると通信が入った
ミーナ『・・・僕さん、今すぐ帰還しなさい!』
僕「この番号は現在使われておりま・・・」
ミーナ『ふざけないのっ!』
僕「・・・じゃあ説明しますね、先程イェーガー大尉から応援要請があったため
私が出撃しました」
ミーナ『そんな話しは聞いてません!』
僕「なら連絡の行き違いでしょうね、事態は緊急でしたから仕方ありません」
ミーナ『・・・・・・』
僕「どうかしましたかミーナ中佐?」
ミーナ『いえ、なんでもありません、わかりました、至急あなたも向かってください
このままの進路だと501基地に来るのも時間の問題だと思われます』
僕「・・・了解です」
シャーリさん達をお願い、その一言で通信は終了した
僕「よし、もうちょっとスピード上げて・・・?」
通信を終えて、意識を前に戻すと最近は見慣れたくないのに見慣れてしまった
お馴染みブラックボディの物体が真上を通過していった
僕「くそっ!」
速度を上げかけていたために多少苦労したが大きな弧を描き旋回する
僕「みんなを抜いたっていうのか?」
あの速度ならばそれも不可能じゃない、恐らく間違いないだろう
僕「あれじゃ・・・追いつけない!」
シャーリー「僕っ!!」
ネウロイとの距離が開く中シャーリーが追いついてくる、それに続きルッキーニ
宮藤、リーネも距離を空けて向かってくる
シャーリー「あいつ、私達の攻撃かいくぐって行きやがった、あんなもんどうすりゃ
いいんだよ」
僕「・・・シャーリー、ユニットに異常はないか?」
シャーリー「ん、それがなんか変なんだよ、前も同じような事あったんだけどな
なんだか加速性能が上がってるみたいなんだ」
僕「怪我の功名か・・・それで追いつけないのか?」
シャーリー「厳しいだろうな、魔法を使ってぎりぎり追いついたとしても
もし失敗したら魔力がもたないと思う・・・ん、怪我の功名って言ったか?」
僕「・・・よ、よし!作戦がある」
シャーリー「なんか誤魔化されたけどいいや、どんな作戦だ?」
僕「・・・」すぅ
シャーリー「おい、どうした?」
ルッキーニ「やっと追いついたー・・・・って、どうしたの?」
シャーリー「ん、ああ・・・ボクの奴が急に黙って・・・」
♪~ ♪~ ♪~ ♪~
空中に音色が響けばだれだって黙るのは必然といえる
流れる前奏
始まる小さな音楽会
シャーリー「これって・・・私の」
ルッキーニ「シャーリーの歌だー!」
横に並んで飛ぶ二人の視界に収まりきらないような魔方陣は音符を並べ広がっていく
大空に音は確かに響いていく
『雲を突っ切って』
『最高のチュ-ンはお任せ』
『右左に乱れる気流さえゴキゲン』
『風をかっ切って』
『まだ見ぬシーンを描いて』
『グラマラスな理想は音よりも速く』
『前に進め!人生きっと』
『やってみなきゃ分からないものさ』
『間違い? It's All Right !』
『ドンくらいが調度いいんだろう』
『Happy Day Funky Sky 悪くはないね』
『No One Knows』
『見たことない光の世界へ』
『加速して行くよ』
『そう ついておいで』
♪~ ♪~ ♪~ ♪~
気分的には歌いきりたいが、あんまり余裕もないので今日はお預けだ
聞きたい方は本家を聴いていただければありがたい
僕「・・・・・ふぅ、ご静聴ありがとうございました」
ルッキーニ「ほえ・・・?」
シャーリー「そうか、お前の魔法って・・・!」
曲も終わりしばらく、もうネウロイを確認するのも難しいだろう
後方から二人はやっと追いついてくる
宮藤「やっと、追いついたー」
リーネ「はぁ、はぁ、はぁ・・・でも急がないと!」
シャーリー「・・・噂通りの力だな、そういう事なら任せろ!」
シャーリー「あれ、なんだか力が溢れてるみたい!」
僕「うん、頼むよ、お二人さん」
シャーリー「よし、ルッキーニ、手を離すなよ?」
ルッキーニ「うん!」
このテンポの良い会話あたりに二人の信頼関係の強さが現れている気がする
シャーリー「いっけぇぇぇぇぇぇぇ!!」
ルッキーニ「ひゃっほーーーーーう!」
二人の魔女は恐ろしい勢いで遠ざかっていく
その姿は例える事すら難しい、それほどの速さだった
二人は空の彼方の点になる
僕「うわぁ・・・絶対酔うって」
宮藤「え!な、なんで?」
僕「シャーリーとルッキーニに魔法を使ったんだ、効果は一時的だけど、
その間に追いつければなんとか倒せるかもしれない」
リーネ「芳佳ちゃん、私達も急ごう・・・・僕さんも!」
僕「うん、分かって・・・・・」
―――ズキン
僕「!?・・・・・またかよ・・・」
宮藤「え、僕さん、どうしたんですか?大丈夫ですか?」
僕「いや、ちょっと頭痛が・・・・、もう大丈夫、行こう・・」
リーネ「は、はい!」
宮藤「辛くなったらすぐ言ってくださいね?」
僕「ありがと、それより速く追い付こう!」
僕『魔法の効果もいつまで続くか分からない、なんにせよ速く行かなきゃな』
―――――――
―――――
―――
――
シャーリー「・・・見えたっ!」
ルッキーニ「にゃぁ~~~~!?」
シャーリーのユニットはどうやら昨日の改造のお蔭?で加速性能が飛躍的に上昇している
だがそれは偶然の産物であり長続きするものではない、しかし加速しているのも
また事実、彼女の固有魔法の超加速はシールドで自分を引っ張って加速する魔法
ボクの魔法で魔法力が上昇している故にその効果は絶大、要するにスピードは
ルッキーニ「目が回るぅ~~~~!?」
とりあえず半端じゃないらしい
シャーリー「よしっ、このまま・・・・!?」
だがしかしユニットの調子がとうとうマイナスに働いたようだ
徐々にスピードは落ちていく、それでもネウロイとの距離はぐんぐん縮んでいくのだが
シャーリー「このスピードでユニットが壊れて放り出されたら・・・さすがにヤバイな」
彼女は相棒の名前を強く呼ぶ
シャーリー「・・・ルッキーニ!!」
ルッキーニ「な、ななな、なにー?」
シャーリー「魔法力も限界近いみたいだ・・・頼む!」
ルッキーニ「うんっ!任せてっ!!」
シャーリーは掴んでいたルッキーニ手を一度強く握る
シャーリー「キャッチは任せろっ!」
ルッキーニはそれに答えるように手を強く握り返して
――――その手を離した
ルッキーニ「行っけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
人間の限界速、魔女の成せる奇跡のスピード、その弾丸ははたして誰かに止める事が出来るだろうか?
光熱攻撃、シールドを多重に張りその最前のシールドに高熱を纏う攻撃が
ルッキーニの固有魔法である
魔法力の強化が行われたのは彼女も同じである、故に
そのシールドの大きさはそれだけでネウロイを凌駕する
雲を突っ切って
風をかっ切って
音よりも速く加速して行くその弾丸は
ゴールテープを切った
ネウロイ「ウォォォォオオォォォォオオォン」
木っ端微塵、大量の白煙を四散させてソレは消滅した
シャーリー「そら・・・よっと、大丈夫か?ルッキーニ!」
最後の魔法力を振り絞りシャーリーは約束通り相棒を捕まえる
ルッキーニ「はわわわわ、目が~~~!?」
シャーリー「はははっ、よくやったなルッキーニ、楽しかっただろ?」
ルッキーニ「う・・・お腹空いたーー!!」
高速の戦闘は幕を閉じた、そして501基地、彼女達の家はもうすぐそこだ
―――――――
―――――
―――
――
~食堂~
その日の晩御飯はパスタ、ミーナさんの作り置きじゃ足りなかったので
12人分という量をなんとか用意した、後はそこにロマーニャ産パスタ・ソース~(ドラえもん風)をかけるだけ、
手抜きじゃない、疲れてたんだ!
ルッキーニ「わ~~い!」
マ~マの味は再現できたらしいのでよしとする
バルクホルン「おい、僕、お前今日無断出撃したらしいな?」
僕「マ~マの味~」ズルルルル
坂本「ふむ、シャーリーが応援要請をしたそうだが本当か?」
シャーリー「・・・・・」
僕「・・・・・」
シャーリー「ああ、本当だ、連絡がちゃんと行ってなかったみたいだな、スマン」
シャーリーさん!あなたって人は・・・!
バルクホルン「・・・本当か?」
エーリカ「本人が言ってるからそうなんでしょ~」
シャーリー「ああ、ユニットの調子も変だったし、僕がいないと倒せなかったさ」
僕・ルッキーニ「ゴホッ、ゴホッ!?」
ミーナ「そうだ・・・二人とも、昨日の夜ハンガーであなた達を見た整備兵がいるの」
僕「そ、そうなんですか、見間違えじゃ?」
まだだ、まだ大丈夫なはずだ!
ミーナ「あとお昼に二人が内緒話をしていたって情報があるの」
エーリカ「にっしっしっ」ニヤニヤ
僕『あの天使か!?あの天使が言ったのか!?』
ルッキーニ「お、おかわ・・・」
ミーナ「二人とも、あとで執務室に来て頂戴ね?」ニコッ
僕「・・・・・・・・・・・・」
ルッキーニ「・・・・・・・・」
その後二人で掃除が嫌いになるぐらい掃除をしました
さて、これで今回のお話は終わりだ、長かっただろう、自分でもびっくりだ
楽しんでもらえたのなら幸いだし、ここまで読んで「はぁ、なんだこれ?」と思ったのなら
次に期待して待っていてくれるとありがたい
そして今回はこの物語のメインヒロインのサーニャがほとんど出てない事にお気づきだろうか?
それが楽しみだった方々、すまないな
次はいよいよ三人でローマにお出掛けだ、サーニャは出ずっぱりだから安心してくれ
じゃ、長い長い物語の1ページ、今日はここまで、またお会いしよう
続く
誤字脱字、感想等をコメントしてくれると助かります
最終更新:2013年02月02日 13:33