カールスラント基地。それはある晴れた日の事・・・

ヘルマ「そういえば、私少佐に話があったであります。」

私少佐の要件を思い出し、部屋へと向かう。
ノックをしようとした時、話声が聞こえる・・・。

私<これはどうですかな?

ハイデマリー<中々良いと思うわ。

ヘルマ(この声は・・・シュナウファー大尉!!?)

ヘルマは気配を殺して耳を澄ます。

ハイデマリー<こっちの方がいいと思う・・・。

私<良い趣味していますね。

これは、ひょっとすると・・・・。

ヘルマ(ま、ま、ま、ま、まさか、私少佐が浮気!!?)

だって、あの人はハインリーケ少佐とは恋人関係だ。
厳格な私少佐が浮気をするなんて、絶対にあり得ない事だ。
でも・・・でも・・・

ヘルマ(た、たた、大変であります!!もし、ハインリーケ少佐にこの事を知られたら!!)

ハインリーケ「どうしたのだ、ヘルマ曹長?」

ヘルマ「ひゃひい!?ハインリーケ少佐!!」

ハインリーケ「私の部屋の前で何をしていたのだ?」

ヘルマ「えっ!!そ、それは・・・!!」

私<それはなら、こっちはいかがでしょうか?
ハイデマリー<それ、良いかも・・・。

ハインリーケ「むっ?な、何故、私の部屋からハイデマリーの声が・・・?」

ヘルマ「そ、それが・・・考えられないと思いますが・・・」

ヘルマの言葉を聞いてハインリーケは血が引く様に顔が青くなった

ハインリーケ(ま、まさか・・・わらわに飽きてハイデマリーと・・・!!)

ハイデマリーとは親友、私は恋人同士になったのに二人はわらわの気持ちを裏切ったのか!!?
身を震わし怒りの顔になってはドアを勢いよく開けた。

ハインリーケ「見損なったぞ私!!わらわと恋仲でありながら浮気を・・・・?」

見ると、ハインリーケとヘルマが想像していた物とは違った。
私とハイデマリーの手には浴衣を持っていた

私「ど、どうしたんですか?ハインリーケさん、ヘルマさん。」

ハインリーケ「ふ、二人は何をしていたのだ?」

ハイデマリー「浴衣を選んでいただけですよ・・・?」

ハインリーケ「な、なに?では、ハイデマリーがここにいるのは?」

ハイデマリー「それは、私少佐に頼まれたんです。ハインリーケさんの誕生日にどの浴衣が良いのか手伝って欲しいと・・・。」

ヘルマ「そうだったんでありますか。てっきり、二人が・・・モガモガ」

私「二人が・・・なんですって?」

ハインリーケ「な、な、なんでもないぞ!!わらわの誕生日プレゼントを選んでいたのか。」

私「好きな人にどんな浴衣を着せたら良いのか考えていたんです。誕生日までに内緒にしておきたかったんですが・・・。」

ハインリーケ「い、いや、わらわはそれだけでも十分嬉しいぞ。ア、アハハハハハハッ。」

私は感付いた。
どうやらハイデマリーと浮気をしていた事に勘違いしていた訳か。
可愛い所があるな。でも、今度からはお姫様と一緒にいた方がいいかもしれませんね。

私「ハイデマリーさん、ヘルマさん、そろそろお茶菓子の時間ですから紅茶の準備をお願いします。」

ハイデマリー「解りました。ヘルマ、行きましょう。」

ヘルマ「りょ、了解であります。」

ハイデマリーとヘルマ曹長と共に退室した。
部屋に残されたのはイジイジしているハインリーケとニヤニヤしている私。

私「もしかして、ヤキモチでも妬いてましたか?」

ハインリーケ「し、知らん!!」

顔を紅くして涙目になってプイッとそっぽ向く。
プクッと頬を膨らませている。
フフフッ、可愛い・・・。

私「大丈夫ですよ。私が好きな人はハインリーケさんだけですから。」

ハインリーケ「む、むぅ~~~////」

私(だって、私は貴女が大好きな女(ひと)ですから、浮気なんか絶対しませんよ。)

ハインリーケを抱きしめて頭をポンポンと撫でる私、ハインリーケは顔を紅くして私の胸に顔をうずめる。
最終更新:2013年02月02日 14:37