第4話 軍神
86 :
俺とララサーバル[]:2011/02/18(金) 02:07:13.48 ID:q324RUJq0
マルス
最終話 軍神
―1945年 7月 オペレーション『マルス』前日 501JFW基地 裏側連絡通路
ミーナ「本当に行っちゃうの?」
俺「はい、もう決めたことなんで。」
今日は雲ひとつ無い晴天。絶好の旅立ち日和だ。
俺はヴィルケ中佐に借りたジープの前で別れのあいさつをしている。
ミーナ「あなたもオペレーション『マルス』に参加してくれると助かるんだけど…。」
俺「本当にすみません…。しかも移動用のジープも借りてしまって…。」
正直に言うと、俺もオペレーション『マルス』には参加したい。
この第501統合戦闘航空団には、3カ月以上も所属していたのだ。それなりに愛着がある。
それに、ハルトマン中尉にまだちゃんとお礼をしていない。あんな飴玉一個では足りないぐらい感謝しているのに。
俺「でも、行かないといけないんです。俺は504JFWの一員ですから。」
87 :俺とララサーバル 振り仮名がずれてるorz[]:2011/02/18(金) 02:12:38.84 ID:q324RUJq0
俺がそう言うと、ヴィルケ中佐はため息をついて言った。
ミーナ「ハァ…そんな真剣な顔で言われたらこっちも引き止めることなんて出来ないじゃない…。
でもまあ、俺クンは元々外部の人間だし、今までずっと頑張ってもらったしね。
こういう時は、あなたの意志を尊重するわ。」
ありがとうございます、ヴィルケ中佐。
ミーナ「でも、504JFWのためとか言ってるけど本当の所はララサーバル中尉のためとかじゃないの~?」
ちょっ、ちょっと…ニヤニヤしないでくださいよ。いや…まあ…間違っては無いですけど…。
89 :俺とララサーバル >>84最終話だけどまだ4分の1しかかけてないんだ…[]:2011/02/18(金) 02:17:13.94 ID:q324RUJq0
ミーナ「あ~あ、若いっていいわね~。私もあと5歳若かったら…。」
いや…中佐は俺と1つしか違わないじゃないですか…。
俺「それじゃあ俺、そろそろ行きますね。」
ミーナ「あらそう? それじゃあまたね。
初めて会った時のあなただったら不安だったけど、今のあなただったらきっと大丈夫。
この選択はきっと間違ってないわ。」
ヴィルケ中佐はウインクをしてそう言った。
中佐…あなたには本当に感謝しています。あなたに誘ってもらって501JFWに来てなかったら、俺はきっと自分を責め続けていつか壊れてたと思います。
うしっ! この恩に報いるためにも、俺は俺のするべきことを全力でやろうかね!
俺「ヴィルケ中佐! また会いましょう! それではっ!」
俺はそう言って、ジープに乗り込んだ。
90 :俺とララサーバル >>88そうだったのか…ありがとう![]:2011/02/18(金) 02:22:10.37 ID:q324RUJq0
ん~、天気がいいから風が気持ちいいな~。
俺はジープに乗って連絡通路を走っていた。
もう夏か…。やっぱりけっこう長いこと501JFWにいたんだなぁ。
ふむう、やっぱり寂しい。
俺「結局、ハルトマン中尉にお礼言えなかったな…。」
?「もう~、そんなこと気にしなくていいのに~。」
俺「うおあっ!?」
キキイイイイイイイ
後ろから突然声をかけられて、思わずブレーキを踏んでしまった…。
ふりむいてみると案の定…
俺「いつから乗り込んでたんですか…、ハルトマン中尉?」
エーリカ「まったく~、こんな美少女が近くにいたのに気付かないなんて、君はなかなか鈍感だね~。」
俺「いや、荷台に隠れらたら普通気付きませんって…。」
91 :俺とララサーバル []:2011/02/18(金) 02:27:19.36 ID:q324RUJq0
あ~…ビックリした…。でも、最後にまた会えてよかった。
俺「中尉、あの時はありがとうございました。中尉があの時、俺はアイツを待つことでアイツの力になれるってことを教えてくれなかったら、今の俺はありません。
今みたいに自分のすべきことに確信を持つことなんてありませんでした。
だから、何かお礼がしたいんですが、何がいいですか?」
フフフ…こんなこともあろうかと、お菓子は大量に用意してあるのだよ。
基地を発つ前に渡したかったけど、忙しくてなかなか会えなかったんだよな~。
エーリカ「ニャハハ、だからいいって言ってるでしょ。
ん~、でもそこまで言うんだったらちょっとお願いしてみようかな~♪」
チョコレートでも金平糖でもケーキでも何でも来いっ!
エーリカ「えっとね~…私の恋人になるってのは…どう?」
…………………はい?
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/18(金) 02:28:15.65 ID:d9PoSt3J0
おい
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/18(金) 02:28:17.29 ID:N1YFCirY0
_人人人人人人人人人人人人人人_
> な なんだってー!! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
_,,.-‐-..,,_ _,,..--v--..,_
/ `''.v'ν Σ´ `、_,.-'""`´""ヽ
i' / ̄""''--i 7 | ,.イi,i,i,、 、,、 Σ ヽ
. !ヘ /‐- 、u. |' |ノ-、 ' ` `,_` | /i'i^iヘ、 ,、、 |
|'' !゙ i.oニ'ー'〈ュニ! iiヽ~oj.`'<_o.7 !'.__ ' ' ``_,,....、 .|
. ,`| u ..ゝ! ∥ .j (} 'o〉 `''o'ヽ |',`i
_,,..-<:::::\ (二> / ! _`-っ / | 7  ̄ u |i'/
. |、 \:::::\ '' / \ '' /〃.ヽ `''⊃ , 'v>、
!、\ \. , ̄ γ/| ̄ 〃 \二-‐' //`
支援
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/18(金) 02:28:48.44 ID:w7aGYrzA0
これは代行を呼んだほうがいいかな
95 :俺とララサーバル []:2011/02/18(金) 02:32:15.52 ID:q324RUJq0
エーリカ「だ・か・ら、私と恋人同士になってって言ってるのっ!」
俺「ええっ!? いやっ、じ、自分がですか!?」
エーリカ「そうそう。私はけっこう君のこと好きなんだよ~?
その幼馴染のために一生懸命な所がいいっていうかさ~。」
俺「…俺には中尉はもったいないですよ。」
エーリカ「そんなことないよ。君は君自身が思ってるよりもずっといい男だよ。
それとも、私じゃイヤ…かな…?」
ううっ…上目づかいは反則だ…。
ああ…やっぱり胸の動悸が激しくなる…。
やばい。これは本格的に惚れてるのかもしれない…。
だけど、俺の答えは最初から決まっている。
俺「中尉は魅力的な女性ですよ。恋人になれるようなヤツがいたら、ソイツはきっと世界一幸せなヤツですよ。
俺もそうなれたらどんなに幸せでしょうか。
ですが…。」
96 :俺とララサーバル []:2011/02/18(金) 02:37:36.93 ID:q324RUJq0
俺は、昔から、アイツの力になりたいと思ってきた。守りたいと思ってきた。
何故だ?
そんなの簡単だろうが。
だってそれは…
俺「俺は、アンジーのことが好きなんです。」
少しでも役に立つために死ぬ気で勉強したのも、夜も寝ないでアイツを守る方法を考えたりしたのも全部…
アイツが好きだったからなんだ。
俺「俺はアイツを世界で一番愛してるから…だから…その…」
エーリカ「その言葉だよ。」
俺「へ?」
ハルトマン中尉が俺の口元に指を当てながら微笑んで言った。
エーリカ「君がその幼馴染の子に言うべき言葉。
その気持ちはずっと前から持っていたはず。でも、気付いたのは最近なんでしょ? それとも今…かな?」
俺「…。」
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/18(金) 02:42:09.90 ID:tYqHh3oB0
爆発支援
98 :俺とララサーバル []:2011/02/18(金) 02:43:11.41 ID:q324RUJq0
エーリカ「まったく…こんな美少女が勇気を出して告白したっていうのに、それを振るなんて…。コレは…何が何でも幸せになってもらわんといけませんなっ♪」
中尉はそう言ってニヒヒっと笑った。
やっぱり…ってイヤイヤイヤイヤ
俺「分かりました…。
一段落ついたら真っ先にアンジーに告白しますねっ!」
エーリカ「うむ、それでよろしいっ!
うーん…それじゃあお礼は別のものにしてもらおうかな…。」
俺「はいっ! どんなお菓子がいいですk」
エーリカ「スキありっ!」
チュッ
……………………………………………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………ファーストキスを奪われた…。
エーリカ「お礼はこれでいいよ! それじゃあまたね~。」タタタタタ
………。
天使かと思ったら最高にかわいらしい悪魔だったでござるの巻。
99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/18(金) 02:45:12.26 ID:N1YFCirY0
EMA!EMA!
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/18(金) 02:49:39.45 ID:d9PoSt3J0
さて
★We are KWA(Knocking Wall Agency)★
When you disgust but there is no muscle or wall to knock!
Staff who forged with KWA hit the wall hard instead of you!!
Of course, it is not necessary to prepare the wall!!
The staff indiscriminately hits and rolls up the wall of the house near your house!
1hour 1200yen~ It has no holiday during a round-the-clock year!!
_
/ jjjj _
/ タ {!!! _ ヽ、
,/ ノ ~ `、 \ The staff also is recruiting it at the same time!!
`、 `ヽ. ∧_∧ , ‐'` ノ You who exists in muscle there. I want YOU!!!!
\ `ヽ(´・ω・`)" .ノ/ It is easy work only of knocking the wall!!
`、ヽ. ``Y" r '
i. 、 ¥ ノ
`、.` -‐´;`ー イ
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/18(金) 02:50:52.23 ID:2P0yhr6x0
102
Three hours please
473 :俺とララサーバル[]:2011/02/19(土) 05:28:50.48 ID:PNGqpmoG0
―1945年 7月 ロマーニャ 504JFW基地 ウィッチ宿舎 談話室
『…ザザ…戦艦大和によるネウロイの巣の破壊の後、巨大なネウロイのコアが出現。
しかもそのコアは坂本美緒少佐を取り込んでいるため、ウィッチのシールドを張ることができ、通常兵器では手も足もでない。
…ザザ…501JFWは全員が魔法力切れ。…ザザ』
無線機から知らされた事実に、私達は呆然としていた…。
オペレーション『マルス』は失敗…。
それはつまり、ロマーニャを放棄するということ。
そして、501JFWを含めた連合艦隊は恐らくもう助からない…。
マルチナ「ねぇ、私達が助けに行こうよ…!」
フェデリカ「……。
それは…それはダメだわ…。
私達はつい先日全員が長期療養を終えたばかりよ。復帰後まだ誰も空を飛んですらいないんだから…。
そんな状態の私達が戦場に行ったって、全員墜とされるのが関の山だわ。
本来だったら、こんなにネウロイの巣に近い基地にウィッチ全員が集まっていること自体マズイことなのよ…。」
ドッリオ隊長がそう言うと、皆は黙り込んでしまった。
竹井大尉は唇を噛み締めて、俯いている。親友の坂本少佐を助けに行きたくてしょうがないのだろう。
でも、戦闘隊長として、今我々は出撃すべきでないことが分かっているから何も言わないでいる…。
474 :俺とララサーバル[]:2011/02/19(土) 05:33:29.41 ID:PNGqpmoG0
501JFWは私達が戦えない時に代わりにロマーニャを守ってくれていた。
くやしいな…。その501JFWが危機に瀕しているというのに何もできないなんて…。
我々第504統合戦闘航空団は、まだ万全の状態でないという理由で、オペレーション『マルス』への参加は見送られた。
それでも私達は、少しでも作戦に関わっていたいと思い、ドッリオ隊長に頼み込んでヴェネチアの近くにある504JFW基地で戦況を見守る許可をもらった。
それが…軍人である私達ができる精一杯のことだった。
竹井「せめて…外で…空の見える場所で…美緒の無事を祈ってもいいですか…?」
竹井大尉がそう言うと、ドッリオ隊長は無言で頷いた。
ジェーン「それなら、見晴らしのいい滑走路に行きましょうか…。」
475 :俺とララサーバル[]:2011/02/19(土) 05:38:11.24 ID:PNGqpmoG0
―ハンガー
私達は走って滑走路へ向かっていた。
急いだ所で、何かが変わる訳ではない。
でも、走らずにはいられなかった…。
私達は本当に戦うことができないのか、隊長?
この、我々が守ってきた、大好きなロマーニャを救うことはできないのか?
本当に私達は飛ぶことができないのか…!?
?「10分です! 10分で援軍を向かわせますんで、それまでなんとか持ち堪えてください、ヴィルケ中佐!」
…? ハンガーに誰かいるのか…? ていうかこの声は…
ララサーバル「俺っ!?」
俺「はっ! お久しぶりです、ララサーバル中尉!」
俺が、持っていた無線機を置いて敬礼をした。目に隈ができており、頬がこけている。顔色も悪い。ひょっとしてお前寝てないのか…?
というか…お前は…501JFWにいたはずでは…?
477 :俺とララサーバル[]:2011/02/19(土) 05:43:21.28 ID:PNGqpmoG0
俺「何言ってるんですか。俺は504JFWの隊員なんですよ?
この504JFWの復帰戦に参加しないでどうするんですか!」
フェデリカ「何言ってるのっ! 私達は…今回は戦わない…いや、戦えないのよ…。」
俺「…。」
フェデリカ「私達は、4カ月も飛んでないのよ…。そんな状態で、ネウロイとまともに戦える訳ないじゃない…!」
俺「…。
いいかげんにしろよ…。
いいかげん自分にウソ吐くの止めろよっ!」
フェデリカ「…!」
俺「あんたらは、本当は自分は飛べると思ってるんだろ!? ロマーニャを思う気持ちその強い気持ちがあればきっとネウロイと戦えるって信じてるんだろっ!?」
フェデリカ「…。」
俺「だったら、その気持ちに正直になれよっ! つまんねぇ現実なんて見なくていいっ!
4カ月のブランクが何だっ!!
俺は信じてるぜ、今までずっとロマーニャを守ってきたあんたらなら…アルダーウィッチーズならあのクソッタレのネウロイをぶっ飛ばせるってな!
だから行ってこいよっ!
501JFWへしっかりと恩返しして、派手な復帰戦にしてやろうぜっ!!」
まったく…この前まで私を傷つけさせたくないだの、一人で行かせたくないだの言ってたヤツの言う言葉とは思えんな…。
478 :俺とララサーバル[]:2011/02/19(土) 05:48:14.36 ID:PNGqpmoG0
ララサーバル「ずいぶん元気になってるじゃないか、俺。」
俺「ああっ!! ちょっと天使の皮をかぶった悪魔に大事なものと引き換えに元気をもらってなっ!!」
そう言うと俺はニヤリと笑った。
そんな不健康そうな顔で言われても説得力がないぞ。
でも、良い笑顔だ。その笑顔を見ると、何だって出来そうな気になってくる。
ふむ、アイツ…黒い悪魔に礼を言っておかないといけないな…。
ララサーバル「隊長。」
フェデリカ「…何、ララサーバル中尉?」
479 :俺とララサーバル[]:2011/02/19(土) 05:53:20.83 ID:PNGqpmoG0
ララサーバル「私は飛べます。」
フェデリカ「…。」
フェルナンディア「私もよ!」
マルチナ「私も!」
ルチアナ「私もです。」
パトリシア「私もです♪」
ドミニカ「私もだ。」
ジェーン「わ、私もです!」
中島「私も!」
諏訪「私もです!」
フェデリカ「あ、あんたたち…自分が何言ってるか分かってるの…?
竹井も何か言ってやって…。」
竹井「…隊長。
自分も飛べます!」
480 :俺とララサーバル[]:2011/02/19(土) 06:00:19.25 ID:PNGqpmoG0
フェデリカ「………………。
ハア…竹井…あんたまで…。ああもうっ! 分かったわよっ!
君、ここまで大口叩いたんだから出撃の準備はできてるわよねっ!?」
俺「はいっ! ストライカーの整備は全部出来ています。いつでも飛べます!」
全部ってお前…私達全員のストライカーの整備を一人でやったのか…?
だから寝不足で顔色が悪いのか…。
まったく…よくやるな…。私達がココに来るとは限らなかったっていうのに…。
フェデリカ「オーケイ、それなら大丈夫そうねっ!
それじゃあ行くわよっ!
第504統合戦闘航空団、アルダーウィッチーズ出撃!!」
「「「了解っ!」」」
482 :俺とララサーバル[]:2011/02/19(土) 06:05:35.59 ID:PNGqpmoG0
ドッリオ隊長の掛け声とともに、皆はストライカーに向けて走り出した。
しまった…出遅れてしまった…。早く行かねば…。
ララサーバル「…ッ!」
あ、足がすくんで動かない!? さっきあれだけの大口を叩いたくせに怖気づいたと言うのか…!?
他の皆はもう飛び立っている。動け…私の足…動けよ…!
ダメだ…この前の戦いの記憶を拭い去ること出来ない…。
見たことも無い形で、ものすごい速さで回復をしていくネウロイ…。
たった1、2分の時間を稼ぐだけで死にかけるほどの大けがを負ってしまった。
今回の敵はそれよりもずっと強いのだ…!
今度こそ死ぬかもしれない…。
俺をまた深い絶望へ突き落してしまうかもしれない…!
そのことが、空を飛ぶのを躊躇わせる。
動け…動いてくれ…私の足…! 仲間が空で待ってるんだ…!
俺「大丈夫だよ、アンジー。」
ララサーバル「キャッ!?」
483 :俺とララサーバル[]:2011/02/19(土) 06:10:17.46 ID:PNGqpmoG0
ビックリした…。突然背後から頭を掴まれた…。
この声は…俺…か…。
俺「大丈夫、お前なら出来る。」
ララサーバル「…。」
俺「お前ならきっと作戦を成功させて、生きて帰ってくるって、信じて待ってるからな。」
ララサーバル「…。」
頭が痛い…。コイツ…おもいっきり掴んでいるな…。
全く優しくない…。全然気持ちよくない…。
でも…暖かい…。
484 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/19(土) 06:11:04.01 ID:DlU0Lphg0
アンジーきゃわわ
485 :俺とララサーバル[]:2011/02/19(土) 06:15:18.39 ID:PNGqpmoG0
自然と足が動き出す。もちろん向かうのは空だ。
ふむ、リハビリの成果は出ているな。
戦う体はある…。
ストライカーを履いて、使い魔の耳と尻尾を生やす。
そして、足元に魔法陣を出し、出撃準備完了だ。
戦う心は…今もらった!!
ララサーバル「アンジェラ・サラス・ララサーバル中尉、出るっ!!」
708 :俺とララサーバル[]:2011/02/19(土) 23:45:14.91 ID:PNG
―ヴェネチア上空
フェデリカ「ヴィルケ中佐、聞こえる? こちら第504統合戦闘航空団司令のフェデリカ・N・ドッリオ少佐よ。あと、3分で到着するからそれまで頑張って!」
『…ザザこちら501JFW、了解しました。…ザザ…』
ララサーバル「あの…ドッリオ隊長? 隊長も出撃されて大丈夫なんですか…?
もう長らく最前線から遠ざかっていらっしゃいましたよね…?」
フェデリカ「何言ってるのよ、アンジー。 私のロマーニャを守りたいっていう気持ちはあなた達にだって負けてないのよ?
だったら、あなた達が飛べるって言うのに、私が飛べないなんてことがある訳ないじゃないっ!」
そう言って、ドッリオ隊長はウインクをした。
うむ、なんとも頼もしい。
竹井「隊長! 件のネウロイを視認しました!」
パトリシア「何アレ…おっきい~…。」
諏訪「…! アレ、501JFWが乗ってる空母天城じゃないですか!?」
フェデリカ「大量のネウロイに囲まれている…!
全機突撃っ! 撃って撃って撃ちまくってっ!」
「「「了解っ!」」」
709 :俺とララサーバル >>707ありがとう!結構長いよ…。[]:2011/02/19(土) 23:50:46.61 ID:PNGqpmoG0
私達は天城に群がるネウロイに向けて一斉に銃撃を開始した。
彼女達は私達を待っていてくれたのだ。
本当に来るかどうか分からない私達を信じてくれていたのだ。
その信頼になんとか報いたい!
その思いで私は撃ちまくった。
しかし、10分とはいえ誰も飛べない状態でネウロイの猛攻に耐え抜くとは…。
伝説の魔女という呼び方も大げさではないな…。
竹井「天城周辺のネウロイの殲滅を確認!」
中島「でも、もう弾がないよ!」
フェデリカ「ヴィルケ中佐? 弾薬が余っていたら分けてもらえる?」
私達は501JFWから武器や弾薬を分けてもらえることになった。
501JFWの隊員達は、ボロボロの状態ながらも、出来るだけ迅速に補給を済ませようとしてくれていた。
いい隊だな…。
710 :俺とララサーバル []:2011/02/19(土) 23:52:20.01 ID:PNGqpmoG0
エーリカ「はいっ! アンジー、君もMG42を使ってたよねっ!?」
黒い悪魔がにこやかに笑いながら弾薬を手渡してくれた。
どんなにボロボロでもどこか輝いて見えるのは相変わらずだな。
正直ちょっと羨ましい…。
ララサーバル「ありがとう、ハルトマン中尉。
そういえば、アイツを元気付けてくれたみたいだな。その件についても礼を言う。
本当にありがとう。」
エーリカ「ん~? 何のこと~?
最近ご褒美をもらった記憶ならあるんだけどね♪」
ふむ…とぼけているのか…?
コイツは何もかもを見透かしているように見えるから始末が悪い。
そういえば、俺が大事なものと引き換えがどうたらとか言っていたな。アレはどういうことなんだ?
711 :俺とララサーバル []:2011/02/19(土) 23:53:18.20 ID:PNGqpmoG0
ララサーバル「まあ、それなら別にいい。感謝だけでも受け取っといてくれ。」
エーリカ「ニャハハ、了~解♪
アンジー、頑張ってね。絶対に俺を悲しませちゃダメだよ。」
きゅ、急に真剣になるな…。対応に困るだろう…。というか、やっぱり私の言っていること分かっていたんじゃないか…。
その問いに私は、
ララサーバル「当たり前だ。」
とだけ返して黒い悪魔に背を向けた。
フェデリカ「504JFW集合!」
集合の合図がかかった。さて、行こうか。
エーリカ「アンジー…ごめんねっ♪」
ん…? 飛び立つ直前に黒い悪魔が何か言ったような気がするが…。
気のせい…か?
712 :俺とララサーバル []:2011/02/19(土) 23:55:07.31 ID:PNGqpmoG0
竹井「それでは、作戦を説明するわ。
作戦はいたって単純よ。誰か一人がコアに接近して至近距離から撃つ。それを他の人達が全力でサポートする。」
ドミニカ「おいおい、ずいぶん簡単に言ってくれるけどそんなに易々と倒されてくれる敵じゃないだろう。」
竹井「そうね。でも私達なら出来るっ! 私はそう信じてるわ。
それで…コアに直接攻撃する人だけど…ララサーバル中尉でどうかしら…。」
ララサーバル「…。」
フェデリカ「そうね…。アンジーの固有魔法の炸裂弾ならきっとコアに強力な攻撃が出来ると思うわ。」
竹井「どう…、ララサーバル中尉? できそう…?」
ララサーバル「…行けます。大丈夫です。 行かせてくださいっ!」
竹井「よし、それならララサーバル中尉はコアに接近するまで、発砲はしないで。
でも安心して。私達がしっかりサポートするからっ!」
ララサーバル「はいっ!」
フェデリカ「それじゃあ、行こうかしら。」
ネウロイのコアの方を向くと、コアと私達の間には無数のネウロイがいる。
まさしくネウロイの壁だな。
はたして、どうやってあの中をくぐりぬけてコアまで辿り着くか…。
713 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/19(土) 23:57:00.08 ID:bes299lv0
やはり決戦はこうでなくちゃな
714 :俺とララサーバル []:2011/02/19(土) 23:57:07.69 ID:PNGqpmoG0
竹井「突撃開始っ!」
まずは私達に迫ってきているあの壁みたいに広がっている集団をなんとかしないとな。
BGM:ttp://www.youtube.com/watch?v=c6RTBU91cGg&feature=related
ドミニカ「まあ、こういう時は私だよな。」
ジェーン「あ、大将!? 勝手に飛び出さないでくださいっ!」
ジェンタイル大尉がネウロイの集団の中に突っ込んで行った。ゴッドフリー大尉がそれに続く。
ドミニカ「ウオオオオオオオオ!!」ダダダダダダッ
ジェンタイル大尉は体を回転させながら、両手に持った機関銃で全方位に弾丸を撒き散らす。
ジェーン「ちょっ!? だから無茶しないでくださいって!」ダダダダダダッ
そして、ゴッドフリー大尉が撃ちもらしを的確に撃ち抜いていく。
一瞬の内にネウロイの壁に穴が空いた。
竹井「今よっ!」
竹井大尉の掛け声とともに、皆はその穴に入って行った。
715 :俺とララサーバル []:2011/02/19(土) 23:59:09.57 ID:PNGqpmoG0
ジェーン「ララサーバル中尉、頑張ってくださいっ!」
ドミニカ「アンジー、さっさと済ませてパブにでも行こうか。」
やはり、「ワンツーパンチ」は凄まじいな…。
私達は後方を二人に任せてコアの方向へ進んで行く。
マルチナ「アンジー、危ないっ!」
!? 囲まれたっ!?
ビイイイイイイイ
一斉にビームを撃ちだすネウロイ達。
だが、私には届かない。
私を囲うように張られたブリタニア色のシールドが守ってくれるから。
パトリシア「サポートは任せてください♪」
シェイド中尉…。まったく、頼りになる。
パキィン
私を囲んでいたネウロイ達が次々と破壊されていく。
中島「ここは私達に任せて、」ダダダダダダッ
諏訪「先に進んでくださいっ!」ダダダダダダッ
初めて会った時はあんなに頼りなかったのに…。
お前ら…立派になったな…。
前を見てみると、まるで私が通る道のようにネウロイの群れに空洞が出来ている。
赤ズボン隊の3人か…。ありがとう。
もうすぐでコアに到達する…!
キュイイイイイイ
な、大型か…! コイツをさすがに攻撃なしであしらうのは無理だぞ…!
フェデリカ・竹井「「任せてっ!」」ダダダダダダッ
パキィン
歴戦の猛者二人か…。これでは、ネウロイはひとたまりもないな。
ありがとう、二人ともっ!
718 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:02:41.28 ID:xLnT0p/O0
フィデリカさんってまだ戦闘参加するんだっけ?
支援
719 :俺とララサーバル []:2011/02/20(日) 00:05:13.72 ID:tz0Fr0lx0
よしっ! コアが射程内に入ったっ!
銃弾に魔法力を込める。
魔法炸裂弾発射っ!!
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ
私の持つMG42から放たれた弾丸はコアの表面に当たると同時に炸裂した。
爆風で前が見えない。それでも撃ち続ける。
こんな大きな的だ。外す方がどうかしている。
一弾倉分撃って少し休憩する。
爆発による煙が晴れてきた。
なっ!?
ララサーバル「傷一つない…だと…?」
チッ…シールドで防がれたのか…!
キュイイイイイ
720 :俺とララサーバル >>718今回だけ特別ってことで[]:2011/02/20(日) 00:10:16.76 ID:tz0Fr0lx0
まずいっ! 小型ネウロイが集まってきたっ!
周りに味方はいない…。ネウロイの数はざっと40、いや50くらいか…?
絶体絶命の状況というヤツか…?
いや、そんなことはない。
私に歯向かう愚かなネウロイ達に宣言してやろう。
ララサーバル「私は…俺の幼馴染の、アンジーだ。」
幼馴染のアイツが、私の最も大切な人のアイツが待っていてくれているんだ。
私は絶対に生きて帰ってくるって信じて待っているんだ。
だから、こんな所で、お前らになどやられる訳にはいかないんだよ。
私は絶対生きて帰ってアイツの笑顔をもう一度見るんだっ!
ララサーバル「命を散らす覚悟は出来ているかっ!? ネウロイっ!!!」
721 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:12:06.08 ID:/Wl3GPnA0
718
魔力の減衰期であるため、前線での戦闘任務
にはつかず、組織運営に専念している。
って記述だから戦えないわけではないんじゃないか?
まあとりあえずKKI(こまけえこたあいいんだよ)精神だ
支援
722 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:12:56.44 ID:xLnT0p/O0
そうだな
KKI(かっこよけりゃいいんだよ)だな
支援
723 :俺とララサーバル []:2011/02/20(日) 00:15:16.63 ID:tz0Fr0lx0
ガシャッ
弾倉を入れ替える。
さあ、死合おうか…。
ララサーバル「…ウオオオオオオオッ!」
ダダダダダダダダダッ
私はガムシャラに撃ちまくった。
1、2、…10体撃破。
敵も反撃してくる。幾筋ものネウロイのビームが私に迫る。
だが、そんな単調な攻撃は当たらない。
俺が待っているんだぞ…!? こんな攻撃にてこずっている訳にはいかないだろうっ!
そう思えば、なんだって出来る気がした。
集中力が、全く途切れることがない。
あと10体…5、4、3、2、1…0!
パキィン
ふう、やっと終わった…。見たか…ネウロイめ…。
724 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:15:22.13 ID:Qk6NWv5B0
しえん
逆境大好き
725 :俺とララサーバル []:2011/02/20(日) 00:20:28.66 ID:tz0Fr0lx0
ララサーバル「しかし…弾が切れてしまったな…。」
むう、これは困ったな…。
その時、宙に浮いたままの戦艦大和が私の目に入った。
甲板に刺さった扶桑刀と、大砲…か。
なんだ、良いものがあるじゃないか。
私は大和の甲板に近づき、扶桑刀に手をかける。
む、なかなか抜けんな…。ネウロイと少し同化しているのか…。
だが、今の私にはなんだって出来るんだ。
ララサーバル「フンッ!」
ズボッ キィィン
ふむ、良い刀だな。
私は扶桑刀を持ちながら、大和の甲板の砲台に近づいた。
それにしても、この刀妙に私の魔法力を吸い取ってくるな…。
けっこうヤバいものなのか?
まあいいか。その分切れ味良さそうだし。
726 :俺とララサーバル []:2011/02/20(日) 00:25:40.14 ID:tz0Fr0lx0
私はその扶桑刀を振りかぶり、
ララサーバル「ダァァァァッ!」
大砲の根元に思いっきり振り下ろした。
キィィィィン
ふむ、やはり良い切れ味だ。
大砲は根元からスッパリ切り落とされた。
私は根元が切られ、倒れ掛かってきた砲塔を受け止め、そのまま持ち上げた。
ララサーバル「よし、これであとは上空に…!?」
クッ…やっぱりか…。
私の頭上に再びネウロイが集まってきていた。けっこうな数だな…。
うーむ…これはどうしようもない…か?
727 :俺とララサーバル []:2011/02/20(日) 00:30:32.68 ID:tz0Fr0lx0
困り果てて私が視線を再び下に向けた時、
『どうかしたの、アンジー?』
耳に付けた無線機から声が聞こえてきた。この声は…マルヴェッツィ中尉か。
ララサーバル「ああ、頭上のネウロイが邪魔でな。なんとかしてくれないか?」
『オーケイ、任せてっ!ダダダダダダッ』
『くらえーっ! ダダダダダダッ』
『行きますっ!! ダダダダダダッ』
次の瞬間、顔を上げると、目に入ってきたのは澄み渡るような青空だけだった。
うん、今日は本当にいい天気だ。
やはり、「三変人」は規格外だな。
私は何も邪魔ものが無くなった空に向けて上昇を始めた。
728 :俺とララサーバル []:2011/02/20(日) 00:36:24.42 ID:tz0Fr0lx0
グングン高度を上げて行く。今日は調子がいい。
まあ、俺が整備してくれたストライカーなのだから当たり前か…。
限界高度ギリギリまで上り、コアを見下す。
こんな高さまで来たっていうのに、まだあんなに大きく見えるのか…。どんだけでかいんだ…?
まあ、狙いやすくていいか。
先程、切り落とした砲塔に思いっきり魔法力を込める。
魔法力切れで飛べなくなったっていい。
きっと仲間がなんとかしてくれる。
今はあのデカブツを倒すことだけ考えればいいんだ。
よし、特大魔法炸裂弾準備完了。
729 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:37:31.61 ID:xLnT0p/O0
46サンチ魔道炸裂弾とか胸熱すぎる!
730 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:38:11.82 ID:Qk6NWv5B0
太っ腹なプレゼントだな
731 :俺とララサーバル []:2011/02/20(日) 00:42:25.59 ID:tz0Fr0lx0
私は視線を下に向け、
ララサーバル「オオオオオオオオラアアアアアアアアアッ!」
砲塔を力一杯ぶん投げた。
砲塔はネウロイのコアへ向けてまっすぐに急降下していく。
フィィィィン
予想通りコアにはシールドが張られる。
おいおい、ソイツはそんなシールドで止められる程チャチなもんじゃないぞ。
バリィィン
私の放った弾丸はネウロイのシールドを突き破りなおも進み続ける。
そして、ネウロイのコアの頭頂部に当たり、
ララサーバル「爆ぜろ。」
炸裂した。
732 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:45:48.05 ID:xLnT0p/O0
大和主砲46サンチ砲塔一基(3門):2760トン
733 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:48:03.22 ID:wL5pvOhV0
砲塔を力一杯ぶん投げた。
わけがわからないよ
734 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:48:23.10 ID:S+KQn8F30
ウィッチに不可能はない!
735 :俺とララサーバル []:2011/02/20(日) 00:48:39.36 ID:tz0Fr0lx0
ダーーーーーーーーーーーーーーン
爆発の衝撃がここにまで伝わってきている。
いかん…やりすぎたかもしれない…下のみんなは大丈夫か?
爆発によって生じた煙で、どうなったのか分からない。
やった…のか…?
あ、マズイ視界が歪んできた。
ああ、私落ちてるなぁ。
魔法力切れたのか…。ちょっと無茶が過ぎた…。
ぼやけた視界の中は、一面が、白くてなんだかキラキラしているもので埋め尽くされている。
キレイだなぁ。
736 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/02/20(日) 00:51:17.05 ID:Qk6NWv5B0
寝るなよ! 目を閉じるんじゃないぞ!!
737 :俺とララサーバル >>732、733つまり、この時のアンジーは最高にハイだったんだ[]:2011/02/20(日) 01:00:16.38 ID:tz0Fr0lx0
フェルナンディア「アンジーっ!!」
誰かが呼ぶ声が聞こえる。良かったこれで帰れるんだな。
また、俺に会えるんだな…。
そうだ、帰ったら開口一番で俺に好きだって言ってやろう。
私の意識はそこで途切れた。
最終更新:2013年02月03日 16:16