Our Pace








597 :俺とララサーバル:2011/03/17(木) 23:32:26 ID:m1RYiW6Y

Our Pace

俺「ん……今日は人が多いな……。はぐれるなよ、アンジー。」

ララサーバル「む……子供扱いするな…。」

今日は私と俺、二人とも非番だということで、ローマの町へ遊びに来ていた。

これは、もしかして…俗に言うデートというヤツではないか…?///

な、何の問題もないよな…! わ、私と俺は……こ…こ、恋人同士なのだから…!///

俺「どうした、顔が真っ赤だぞ? 熱でもあるのか、アンジー?」

な、なんでもない…! 気にするな……。///

し、しかし、ただ一緒に歩いているだけでこんなに恥ずかしいのに、今日のミッションを実行できるのか?

俺と私が付き合いだしてから、2週間が経った。

その間、キスどころか、手をつないだことすら一度もない。

それをシェイド中尉に話したら、

パトリシア「いつの時代のカップルですか!? まったくあのヘタレ童貞め…。」

と言って、今日のデ…お、お出かけにおけるミッションを課してきた。

パトリシア「いいですか!? このデートで絶対一回は手をつなぐこと!!」

手をつなぐか…昔はいっつも手をつなぎながら遊んでいたが…。

俺「ど、どうした……!? 俺の顔をジーっと見て…。」

ララサーバル「い、いやな……今日も顔色が悪いなと思ってな…。」

俺「あ、ああ…! 今日のために、仕事が昨日の内に終わるよう頑張ったんだ…!」

ああああああああ! 何を言っているんだ私はァァァァァァァァ!?

い、いかん……面と向かっては無理だ…!///



598 :俺とララサーバル:2011/03/17(木) 23:33:51 ID:m1RYiW6Y

そ、そうだ…! 俺に気付かれないように、そっと自然に手を取ればいいんだ…!

こんな感じにそーっと……

ピトッ

ララサーバル「ひゃうっ!?」

俺「うわぁ!?」

び、びっくりした……。まさか、俺も同時に手を伸ばしていたとは………。

ララサーバル「…………………。」///

俺「…………………。」///

ララサーバル「…………………クク…。」

俺「…………………ククク…。」

ララサーバル・俺「ハハハハハハハハハハハ!!」

ララサーバル「ハハハハッ! 何をしているんだ、私達は!?」

俺「二人いっしょに手を伸ばして、二人いっしょに手を引っ込めちまったら、どうしようもねぇよな!」

まったく、しょうがないな、私も俺も…。

だが、これが私達に一番合ったやり方かもしれないな…。

無理に背伸びなんてする必要ないんだ。

私達は、私達のペースで一歩一歩進んで行けばいいんだ。



599 :集中読書週間開催中!詳しくはWikiトップページにて!:2011/03/17(木) 23:35:35 ID:hBSe0hjA

なんという健全なイチャイチャを……もっとやれ!
支援



600 :俺とララサーバル:2011/03/17(木) 23:35:51 ID:m1RYiW6Y

俺「まあ、今が充分幸せだからな…。」

そう言って、俺が笑った。

私の大好きな笑顔。

そうだな…。今、こうしてこれを眺めているだけで、私は充分すぎるくらい幸せだ。

俺「でも……」

ギュッ

俺「こうした方がもっと幸せだよな。」

俺が、私の手を握ってきた。

不意打ちは、卑怯だ……。

ララサーバル「俺……顔が真っ赤だぞ……。///」

俺「う、うるせぇ!見るな…!///」

まったく、締まらないな…。普段ヘタレのクセに、無理をするからだ…。

私達は、私達に合ったペースで進めばいいのに。

でも、

俺「さて、行くか、アンジー。はぐれるなよ!」

ララサーバル「大丈夫だ、俺。しっかりと握ってるから!」

たまにはこういう背伸びも………悪くはないよな。



おわり
最終更新:2013年02月03日 16:18